イランとのドローに納得するハリルホジッチ「どちらにもチャンスがあった」《国際親善試合》
2015.10.14 09:10 Wed
▽日本代表は13日、国際親善試合でイラン代表と対戦し1-1の引き分けに終わった。試合後の会見に出席したヴァイッド・ハリルホジッチ監督が総括している。
◆ヴァイッド・ハリルホジッチ監督(日本)
「良い親善試合だったと思う。戦う意識もかなりあった。ただ、前半のパフォーマンスには満足していない。相手がフィジカルで我々を支配し、ゲームをコントロールできなかった。ビッグチャンスは作らせなかったが、集中力が足りず、PKを与えてしまった。後半はずいぶん良くなったし、同点に追いつき、その後も2点目、3点目を決める可能性があった。とはいえ、イランにもチャンスはあったので結果は妥当なものだったと思っている」
──前半は相手のフィジカルとサイド攻撃に迫力があったが、後半に向けてどういう指示を出したのか?
「まずはアーリークロスでも防ぎにいこうという話をした。そして無駄なファウルをしないこと、センタリングのあとに誘ってくるファウルに気をつけること、その点を考慮しながら相手にしっかり付いて守備をすること、それからクオリティの高い21番(デヤガー)と10番(アミリ)のアクションに気をつけることを伝えた」
「特にCKとスローインは危険だった。(イランには)4人から5人ほど190cm台の選手がいたので、(対応が)非常に難しかったが、空中戦の対応は悪くなかったと思っている」
──新しい選手の印象は? 特に米倉恒貴について聞きたい
「彼らにとっても良い経験になったと思う。彼らのパフォーマンスには満足している。すぐに素晴らしいプレーを期待してはいけない。このような試合が我々には必要であり、こうした試合を重ねることで彼らは経験を積むことができる。今回は、フィジカル面に勝る相手を前に、どのような戦いを見せるかが重要だった。そして、良い経験を積むことができたと思う」
「米倉に関してだが、試合のスタート時は相手から少し遠い距離で守っていた。そのため、自分のゾーンでもう少し近づくように伝えた。後半の彼はより良いポジションを取ってくれたと思う。カウンターの際には良い状況を作ったが、残念ながら彼のところにボールは来なかった。彼はカウンターアタックを逆サイドで仕留める選手だが、そういうボールが後半は来なかった。前半は少し隠れていたが、それはノーマルなことだと思う」
──日本はどのチームに対しても勝てるという発言を残していたが、今回のイラン戦は勝ちに来たのか
「勝ちにきた。イランがアジアで一番強いチームだとの情報は得ていた。その中で勝ちに行こう、勝てるだろうと思ってここにきた。日本はまだまだ向上できる余地がある。私は、自分のチームの長所も短所も理解している。一方で予選を戦っている中だが、たくさんの選手を試したいとも思っている。これからもトレーニングを続けていきたい」
「今日の試合に関しては勝てる可能性も負ける可能性もあった。ただ、今の進んでいる道を歩み続けるしかない。このようなタイプの試合は、ちょっとしたことで勝敗を分ける。それは運だったり、経験だったりが作用する。この試合は我々にとって経験を積む上で大事な試合だった。こういった試合を求めている」
「私はブラジルやアルゼンチン、フランスと対戦するときでも常に勝利を求める。負けるつもりで戦ってはいない。ここ数年にはそういう経験をしている。ワールドカップでは、世界王者になったチームと対戦したが、そのときも同じように勝つための試合をしようと伝えた。」
「おかしなことを言う人だなと私を見る人もいた。でも試合が経過するごとに勝てるという確信を持って戦うことができた。ただ、結果的にそれは遅すぎた」
◆ヴァイッド・ハリルホジッチ監督(日本)
「良い親善試合だったと思う。戦う意識もかなりあった。ただ、前半のパフォーマンスには満足していない。相手がフィジカルで我々を支配し、ゲームをコントロールできなかった。ビッグチャンスは作らせなかったが、集中力が足りず、PKを与えてしまった。後半はずいぶん良くなったし、同点に追いつき、その後も2点目、3点目を決める可能性があった。とはいえ、イランにもチャンスはあったので結果は妥当なものだったと思っている」
「まずはアーリークロスでも防ぎにいこうという話をした。そして無駄なファウルをしないこと、センタリングのあとに誘ってくるファウルに気をつけること、その点を考慮しながら相手にしっかり付いて守備をすること、それからクオリティの高い21番(デヤガー)と10番(アミリ)のアクションに気をつけることを伝えた」
「特にCKとスローインは危険だった。(イランには)4人から5人ほど190cm台の選手がいたので、(対応が)非常に難しかったが、空中戦の対応は悪くなかったと思っている」
──新しい選手の印象は? 特に米倉恒貴について聞きたい
「彼らにとっても良い経験になったと思う。彼らのパフォーマンスには満足している。すぐに素晴らしいプレーを期待してはいけない。このような試合が我々には必要であり、こうした試合を重ねることで彼らは経験を積むことができる。今回は、フィジカル面に勝る相手を前に、どのような戦いを見せるかが重要だった。そして、良い経験を積むことができたと思う」
「本来であれば我々の長所であるテクニックを駆使してゲームを支配すべきだったが、慌ててしまい、ミスもあった。ただ、後半はチームのキャラクターを見せてくれた。もう少し冷静さがあれば2点目が入って、我々が勝っていたと思う。今後もトレーニングが必要だということだ」
「米倉に関してだが、試合のスタート時は相手から少し遠い距離で守っていた。そのため、自分のゾーンでもう少し近づくように伝えた。後半の彼はより良いポジションを取ってくれたと思う。カウンターの際には良い状況を作ったが、残念ながら彼のところにボールは来なかった。彼はカウンターアタックを逆サイドで仕留める選手だが、そういうボールが後半は来なかった。前半は少し隠れていたが、それはノーマルなことだと思う」
──日本はどのチームに対しても勝てるという発言を残していたが、今回のイラン戦は勝ちに来たのか
「勝ちにきた。イランがアジアで一番強いチームだとの情報は得ていた。その中で勝ちに行こう、勝てるだろうと思ってここにきた。日本はまだまだ向上できる余地がある。私は、自分のチームの長所も短所も理解している。一方で予選を戦っている中だが、たくさんの選手を試したいとも思っている。これからもトレーニングを続けていきたい」
「今日の試合に関しては勝てる可能性も負ける可能性もあった。ただ、今の進んでいる道を歩み続けるしかない。このようなタイプの試合は、ちょっとしたことで勝敗を分ける。それは運だったり、経験だったりが作用する。この試合は我々にとって経験を積む上で大事な試合だった。こういった試合を求めている」
「私はブラジルやアルゼンチン、フランスと対戦するときでも常に勝利を求める。負けるつもりで戦ってはいない。ここ数年にはそういう経験をしている。ワールドカップでは、世界王者になったチームと対戦したが、そのときも同じように勝つための試合をしようと伝えた。」
「おかしなことを言う人だなと私を見る人もいた。でも試合が経過するごとに勝てるという確信を持って戦うことができた。ただ、結果的にそれは遅すぎた」
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