こんなことってさ、今まであったんですか?どうですか?! の巻/倉井史也のJリーグ

2024.03.09 10:00 Sat
©超ワールドサッカー
なんと!2節を終了して連勝したチームがいないって、こりゃ今季は大混戦の予感がしませんか。川崎vs磐田なんて4-5っていうとんでもないハイスコアのゴールになったし。

で、調べてみたんですよ。2試合終えた時点で2勝したチームがこれまでどれだけあったのかって。1998年以前は引き分けの場合、PK戦が行われていたのでPK戦勝利を勝ちとするかどうか微妙だから、とりあえず1999年まで!! すると!!
2023年:横浜FM・神戸・名古屋
2022年:柏・川崎
2021年:川崎・鳥栖・名古屋
2020年:広島・FC東京・C大阪
2019年:名古屋・横浜FM
2018年:名古屋・広島・仙台
2017年:横浜FM・FC東京・神戸・仙台
2016年:大宮・鹿島
2015年:浦和・広島・鳥栖
2014年:鹿島・鳥栖・横浜FM・広島
2013年:横浜FM・FC東京・浦和・C大阪
2012年:仙台・神戸・FC東京・川崎
2011年:柏
2010年:仙台・川崎
2009年:G大阪・新潟
2008年:鹿島・大分・横浜FM
2007年:名古屋・清水・G大阪
2006年:川崎・横浜FM・清水
2005年:なし
2004年:磐田・柏
2003年:市原・鹿島
2002年:FC東京・磐田・G大阪・市原・仙台・横浜FM
2001年:磐田・札幌
2000年:FC東京・鹿島
1999年:鹿島・柏・横浜FM・清水・磐田

なんと2005年の1回だけ。この年ってJ1リーグの構成チームが16チームから18チームに増えて、1ステージ制になったんです。今年も18チームから20チームに増えたから、その関係? と思ったけど、よく考えたら2021年も20チーム構成なんですよね。

で、2005年はどういう年だったかというと、J1リーグの通算1万ゴール(前田雅文・G大阪)が生まれたり、J1とJ2の入れ替え戦ではJリーグ初のダブルハットトリックが生まれたり(バレー・甲府)、C大阪が16試合連続無敗記録(鹿島についで2チーム目)という記録が生まれたんですよ。
優勝争いでいえば33節で首位に立ったC大阪が最終節FC東京戦で後半アディショナルタイムに同点に追いつかれ、2位だったG大阪が最終節で川崎を下して逆転初優勝を果たしたドラマがあったんです。ちなみに33節で上位5チームが勝点2の中にひしめき合う大混戦。こりゃ今年ももしかするとどこかが初優勝を……って、もう夢が膨らんじゃいますよね。



【倉井史也】
試合当日は、はやる気持ちを抑えられずスタジアムに受け付け開始と同時に駆けつけ、選手のバスが両方行ってしまうまで名残を惜しむ。自慢は対戦カードの因縁をよく覚えていること。特にサポーター寄りのネタが得意。パッと見は若いが実は年齢不詳のライター。
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それぞれのチームにとって1勝の勝ちって違うと思うんです。観客も?!の巻/倉井史也のJリーグ

今週も先週に引き続き、大事な話をしま〜す。みんな〜、大事だから寝てても後で分かるように、ちゃんとまとめておいたからね〜。そもそも「大事な話」を話して終わるなんてダメだと思うんだけど、学校じゃよくそんな目に遭ってたよね〜。で、だいたい忘れて怒られるんだ〜。 じゃあまず大事なのは、柏と湘南を除いた2023年の決算資料。このなかで、入場料収入というクラブにとって根幹となる数字が出てるんだけど、それはこんな感じになってます(単位:百万円)。 札幌 :  775 鹿島  :1,201 浦和  :2,145 FC東京 :1,208 川崎  :1,258 横浜FM :1,499 横浜FC:  524 新潟 :  847 名古屋  :1,243 京都 :  599 G大阪 :  970 C大阪 :  900 神戸  :1,320 広島 :  631 福岡 :  618 鳥栖 :  619 でもって、それぞれの総入場者数はこうでした(単位:人)。 札幌  :273,456 鹿島  :374,521 浦和  :518,648 FC東京 :499,965 川崎  :337,286 横浜FM :471,164 横浜FC :155,184 新潟  :392,920 名古屋  :467,575 京都  :224,893 G大阪  :395,639 C大阪  :290,251 神戸  :383,408 広島  :274,170 福岡  :166,025 鳥栖  :173,924 ということは、客単価はこうなります(単位:円)。 札幌  :2,834 鹿島  :3,207 浦和  :4,136 FC東京 :2,416 川崎  :3,730 横浜FM :3,181 横浜FC :3,377 新潟  :2,156 名古屋  :2,658 京都  :2,663 G大阪  :2,452 C大阪  :3,101 神戸  :3,443 広島  :2,301 福岡  :3,722 鳥栖  :3,559 おお、さすがは浦和。客単価が唯一の1人4000円台。で、次に調べるのがホームの勝利数(単位:試合)。 札幌  :5 鹿島  :8 浦和  :8 FC東京 :9 川崎  :7 横浜FM :11 横浜FC :5 新潟  :6 名古屋  :8 京都  :8 G大阪  :6 C大阪  :9 神戸  :11 広島  :10 福岡  :8 鳥栖  :5 ということは、いいですか、どのクラブの勝利が一番単価が高いか(客単価×17試合/勝利数)というと(単位:円)、  1位  : 鳥栖/12,101  2位  : 横浜FC/11,481  3位  : 札幌/9,636  4位  : 川崎/9,058  5位  : 浦和/8,788  6位  : 福岡/7,910  7位  : G大阪/6,947  8位  : 鹿島/6,814  9位  : 新潟/6,108 10位  : C大阪/5,857 11位  : 京都/5,660 12位  : 名古屋/5,649 13位  : 神戸/5,321 14位  : 横浜FM/4,917 15位  : FC東京/4,564 16位  : 広島/3,913 ということで、去年もっともホームゲームの勝利の価値が高かったのは鳥栖!! 一番安かったのは広島!! え? これって鳥栖を褒めていいの? むしろ広島?! まぁ1勝を見るまでにこれくらいかかるってことですから、やっぱり広島が一番すごいってことですね。というか、鳥栖の勝利、それくらいの価値があるから見られたら大喜びするべきですよ。 <div id="cws_ad"><hr>【倉井史也】</br>試合当日は、はやる気持ちを抑えられずスタジアムに受け付け開始と同時に駆けつけ、選手のバスが両方行ってしまうまで名残を惜しむ。自慢は対戦カードの因縁をよく覚えていること。特にサポーター寄りのネタが得意。パッと見は若いが実は年齢不詳のライター。</div> 2024.06.01 10:45 Sat

やっぱり今の時代に求められてるのってコスパとかじゃない?!の巻/倉井史也のJリーグ

Jリーグが2023年度のクラブ経営情報を開示したんですよ。で、いろんな数字が並んでたんです。売上高が伸びたクラブがJ1リーグで15クラブあったとか、スポンサー収入が増えているクラブも14クラブあったとか。 でも気になるのって、やっぱりこの時代、コスパって感じじゃないですか?ちゅうことでいろいろ調べてみました(単位:百万円)。 まず、スポンサー収入、入場料収入、物販などを含めた売上高はこんな感じでした。  1位:浦和/10,384  2位:川崎/7,963  3位:神戸 /7,037  4位:G大阪 /6,574  5位:横浜FM/   6,509  6位:鹿島 /6,462  7位:名古屋 /6,303  8位:FC東京/   5,929  9位:C大阪 /4,868 10位:広島 /4,198 11位:札幌 /4,111 12位:新潟/3,659 13位:横浜FC/    3,627 14位:京都 /3,393 15位:福岡 /2,874 16位:鳥栖 /2,497 でもこれはあくまでクラブの規模であって、その中からどれだけチームにかけてるかって別の数字なんです。それはトップチーム人件費。で、これも調べてみるとこんな感じに。  1位:浦和/3,860  2位:神戸/3,800  3位:川崎/3,287  4位:横浜FM /   3,042  5位:名古屋/2,836  6位:G大阪/2,763  7位:FC東京/   2,597  8位:鹿島/2,532  9位:広島2,435 10位:横浜FC /  2,089 11位:C大阪/2,010 12位:京都/1,838 13位:札幌/1,723 14位:福岡/1,611 15位:鳥栖/1,016 16位:新潟/889 おお〜、やっぱり売上高でもトップチーム人件費でも首位は浦和。でもってチーム人件費が最下位の新潟と比べると、4倍以上の差があったんですね。 ではそれぞれのクラブがどれだけの費用をかけて勝点1を稼いだか(トップチーム人件費/勝点)っていうとっても大切なデータを調べましょう。  1位:新潟/19.8  2位:鳥栖/26.7  3位:福岡/31.6  4位:C大阪/41.0  5位:広島/42.0  6位:札幌/43.1  7位:京都/46.0  8位:横浜FM/   47.5  9位:鹿島/48.7 10位:神戸/53.5 11位:名古屋/54.5 12位:FC東京/   60.4 13位:川崎/65.7 14位:浦和/67.7 15位:横浜FC /   72.0 16位:G大阪/81.3 おお、新潟ダントツのコスパ。では、得点1点当たりどれくらいの費用がかかったか(トップチーム人件費/得点数)を調べるとこんな感じです。  1位:鳥栖/23.6  2位:新潟/24.7  3位:札幌/30.8  4位:福岡/43.5  5位:京都/46.0  6位:横浜FM/   48.3  7位:C大阪/51.5  8位:広島/58.0  9位:鹿島/58.9 10位:FC東京  /  61.8 11位:神戸/63.3 12位:川崎/64.5 13位:横浜FC  /  67.4 14位:名古屋/69.2 15位:G大阪/72.7 16位:浦和/91.9 鳥栖、苦しんだけど得点は取ってたんですね。というこの2つの数字を考えると、2023年度J1コスパ大賞は、新潟の松橋力蔵監督と鳥栖の川井健太監督か。で、最終順位は新潟が10位、鳥栖が14位だったってことで、松橋監督の優勝!!。賞品はきっと編集部が出してくれます(編集部註:出しません)。 最後に2023年度のJ2・J3についても一部触れておくとこんな感じでした。J2クラブ・J3クラブの売上高は……。 【J2】  1位:清水/5,101  2位:磐田/4,254  3位:町田/3,409  4位:東京V/2,818  5位:大宮/2,788  6位:千葉/2,649  7位:仙台/2,520  8位:山形/2,500  9位:長崎/2,111 10位:徳島/2,092 11位:甲府/2,040 12位:岡山/1,937 13位:大分/1,861 14位:熊本/1,228 15位:水戸/1,104 16位:山口/1,098 17位:栃木/1,088 18位:いわき/1,077 19位:秋田/904 20位:金沢/871 21位:藤枝/805 22位:群馬/790 【J3】  1位:松本/1,456  2位:今治/1,292  3位:北九州/933  4位:岐阜/904  5位:鹿児島/886  6位:愛媛/860  7位:富山/786  8位:長野/741  9位:FC大阪/    559 10位:岩手/536 11位:琉球/512 12位:沼津/511 13位:八戸/494 14位:相模原/486 15位:鳥取/469 16位:奈良/429 17位:讃岐/424 18位:福島/403 19位:宮崎/218 20位:YS横浜/    209 J1リーグ以上に格差があるんですよ。こんな差の中で戦って成績残してるって本当にすごいっすよね。えっと、浦和ってYS横浜をいくつ買えるんだろう……。 <divid="cws_ad"><hr>【倉井史也】</br>試合当日は、はやる気持ちを抑えられずスタジアムに受け付け開始と同時に駆けつけ、選手のバスが両方行ってしまうまで名残を惜しむ。自慢は対戦カードの因縁をよく覚えていること。特にサポーター寄りのネタが得意。パッと見は若いが実は年齢不詳のライター。</div> 2024.05.25 10:00 Sat

今週はみなさんの投資に役立つ情報になっているかもよ?!の巻/倉井史也のJリーグ

なんか第13節、第14節と大量得点のゲーム、多くなかったですか? 第13節は3点以上取ったのが浦和、鳥栖、福岡、川崎、神戸、FC東京、柏、鹿島、東京Vと9チーム。第14節は新潟、名古屋、鹿島、鳥栖の4チームしかなったけど、鳥栖は5点も取ってるし。 そもそもJ1リーグって1チーム1試合平均どれくらいの得点が入ってるんでしょ? 2005年:総得点 873点/1試合平均 1.426点 2006年:総得点 976点/1試合平均 1.595点 2007年:総得点 867点/1試合平均 1.417点 2008年:総得点 783点/1試合平均 1.279点 2009年:総得点 791点/1試合平均 1.292点 2010年:総得点 813点/1試合平均 1.328点 2011年:総得点 869点/1試合平均 1.420点 2012年:総得点 855点/1試合平均 1.397点 2013年:総得点 879点/1試合平均 1.436点 2014年:総得点 774点/1試合平均 1.265点 2015年:総得点 820点/1試合平均 1.340点 2016年:総得点 805点/1試合平均 1.315点 2017年:総得点 793点/1試合平均 1.296点 2018年:総得点 813点/1試合平均 1.328点 2019年:総得点 797点/1試合平均 1.302点 2020年:総得点 866点/1試合平均 1.415点 2021年:総得点 920点/1試合平均 1.211点 ※20チーム 2022年:総得点 771点/1試合平均 1.260点 2023年:総得点 777点/1試合平均 1.270点 ってことで、だいたい1.3点から1.6点ぐらいってことですね。それが第13節は総得点35得点、1チーム平均1.944点、第14節は総得点30得点、1試合平均1.5点。 これってどうなるかというと、実は「大数の法則」ってのがあるんですよ。確率論の基本定理の一つで、簡単に言えば振り子が大きく右に触れると同じように左にも大きく振れるのと一緒で、だんだん数値が収束するので、一度大きな数字が出ると、今度は小さな数字も出るってことなんです。 ということは、今後あまり点が入らない試合が続くんでしょうか。ここまで1チームあたりの1試合平均得点は1.315点。ここ2年は1.2点台で推移しているので、もしかしたらロースコアのゲームが続いて最近の値に収束する可能性もあるんです。 さて、ちなみに、今季両チームとも無得点だった試合数を数えると 第01節:1試合 第02節:0試合 第03節:0試合 第04節:1試合 第05節:0試合 第06節:3試合 第07節:1試合 第08節:0試合 第09節:1試合 第10節:1試合 第11節:0試合 第12節:0試合 第13節:1試合 第14節:1試合 で、第6節は合計17得点、1チーム平均0.85点しか生まれていなかったから、もしかしたらその反動が第14節だったかもって感じなんですけど、0-0のゲームがなかった節が6節、1試合以上あったのが8節ってことは、もしかしたら今後0-0のゲームがない節がまた生まれるかもしれないって感じですかね。 どうです? これってもうちょっと掘ったらtotoとかWINNERとかに応用できそうじゃないですか? え? 結局今回はどっちになりそうか分かんないじゃないかって? そりゃ分かるくらいだったらワタクシだって大金持ちになってますよ! <div id="cws_ad"><hr>【倉井史也】</br>試合当日は、はやる気持ちを抑えられずスタジアムに受け付け開始と同時に駆けつけ、選手のバスが両方行ってしまうまで名残を惜しむ。自慢は対戦カードの因縁をよく覚えていること。特にサポーター寄りのネタが得意。パッと見は若いが実は年齢不詳のライター。</div> 2024.05.18 12:30 Sat

みんなが目を背ける「負の追加時間力」ってもう名前から怖いよね?!の巻/倉井史也のJリーグ

先週は「正の追加時間力」のこと書いたじゃないですか。後半アディショナルタイムにどれだけ得点できるかという粘りの力の話。でもって当然ながら「負の追加時間力」ってあると思うんです。かなりみんなが目を背けがちな。だって、マジで「負」ですからね。この後半アディショナルタイムに失点するって「負け」に直結しますからね。 で、前回と同じように各シーズンでどこが一番「負の追加時間力」があったかってのをまず調べてみましょう。 ・2010年 負の追加時間力7点(浦和) ・2011年 負の追加時間力6点(新潟) ・2012年 負の追加時間力8点(G大阪) ・2013年 負の追加時間力7点(鹿島) ・2014年 負の追加時間力5点(浦和、清水) ・2015年 負の追加時間力4点(柏、松本、清水) ・2016年 負の追加時間力6点(FC東京、湘南) ・2017年 負の追加時間力7点(仙台) ・2018年 負の追加時間力5点(神戸) ・2019年 負の追加時間力6点(鳥栖) ・2020年 負の追加時間力7点(横浜FC) ・2021年 負の追加時間力5点(仙台、湘南) ・2022年 負の追加時間力9点(清水) ・2023年 負の追加時間力7点(札幌、FC東京) この後半アディショナルタイムの失点数って最終順位とどう関連しているのでしょうか。これ、密着に関係している気がします。 ・2010年 浦和(10位) ・2011年 新潟(14位) ・2012年 G大阪(17位)※ ・2013年 鹿島(5位) ・2014年 浦和(2位)、清水(15位) ・2015年 柏(10位)、松本(16位)※、清水(17位)※ ・2016年 FC東京(9位)、湘南(17位)※ ・2017年 仙台(12位) ・2018年 神戸(10位) ・2019年 鳥栖(15位) ・2020年 横浜FC(15位) ・2021年 仙台(19位)※、湘南(16位) ・2022年 清水(17位)※ ・2023年 札幌(12位)、FC東京(11位) お分かりですね。※印がついているチームは降格してるんです。そんななかで2014年の浦和、アンタすごいよ。だって後半アディショナルタイムに5失点もしてて2位ってどういうこと? この年、勝点1足りなくてG大阪に優勝をさらわれちゃったんですよ。 で、そんな浦和よりすごいチーム、見つけました。なんと去年の札幌、「正の追加時間力」でも「負の追加時間力」でもトップなんです。これってもう「追加時間」チャンピオンって言っていいんじゃね? 見てるほうは本当に最後の最後までハラハラしてたでしょうけどね〜。 ちなみに2024年、12節を終えた時点で「正の追加時間力」トップは3点で東京V、「負の追加時間力」トップは3点で、札幌、東京V、鳥栖が並んでますぞ。 <div id="cws_ad"><hr>【倉井史也】</br>試合当日は、はやる気持ちを抑えられずスタジアムに受け付け開始と同時に駆けつけ、選手のバスが両方行ってしまうまで名残を惜しむ。自慢は対戦カードの因縁をよく覚えていること。特にサポーター寄りのネタが得意。パッと見は若いが実は年齢不詳のライター。</div> 2024.05.11 09:30 Sat

新しい指標が誕生かも「●●力」でもう1つ考えてみた?!の巻/倉井史也のJリーグ

先週は「同点力」のこと書いたでしょ。そうしたらリクエストが来たんですよ。アディショナルタイムのことも取り上げてほしいって。なもんだからいろいろ考えたんです。アディショナルタイムに得点することも失点することもあるんだから、「正の追加時間力」「負の追加時間力」ってのがあることを。 でもって、せっかくですから今回は「正の追加時間力」について調べてみました。これってもちろん後半アディショナルタイムに得点した数が多いチームってこと。過去の記録はどうなってるんでしょ。 で、このデータ調べて分かったんですけど、どうやら2009年までって90分以降の得点も全部90分の得点ってことになってるようです。ということで、2010年以降のデータでやってみましょ!! ・2010年:正の追加時間力6点(京都) ・2011年:正の追加時間力8点(C大阪) ・2012年:正の追加時間力8点(柏) ・2013年:正の追加時間力5点(浦和、川崎、新潟、名古屋、広島) ・2014年:正の追加時間力5点(G大阪、神戸、鳥栖) ・2015年:正の追加時間力8点(鹿島) ・2016年:正の追加時間力6点(川崎) ・2017年:正の追加時間力6点(浦和、G大阪) ・2018年:正の追加時間力6点(札幌、磐田) ・2019年:正の追加時間力8点(磐田) ・2020年:正の追加時間力9点(横浜FM) ・2021年:正の追加時間力7点(川崎、福岡) ・2022年:正の追加時間力7点(横浜FM) ・2023年:正の追加時間力7点(札幌、川崎、広島) じゃあ、その後半アディショナルタイムの得点数って最終順位とどう関連しているのでしょうか。おお、なんかすごい考察を行っている気になる。 ・2010年:京都(17位) ・2011年:C大阪(12位) ・2012年:柏(6位) ・2013年:浦和(6位)、川崎(3位)、新潟(7位)、名古屋(11位)、広島(1位) ・2014年:G大阪(1位)、神戸(11位)、鳥栖(5位) ・2015年:鹿島(5位) ・2016年:川崎(3位) ・2017年:浦和(7位)、G大阪(10位) ・2018年:札幌(4位)、磐田(16位) ・2019年:磐田(18位) ・2020年:横浜FM(9位) ・2021年:川崎(1位)、福岡(8位) ・2022年:横浜FM(1位) ・2023年:札幌(12位)、川崎(8位)、広島(3位) つまり、後半アディショナルタイムの得点が多いってことは「優勝のために粘って粘って最後に得点を取って勝った」「かなりやられてしまったけど最後の最後に意地を見せた」のどっちかって感じですね。どちらも気持ちが前面に出た感じ。まぁ、普通に点取りましょうよ、ってとこでしょうかね。 <div id="cws_ad"><hr>【倉井史也】</br>試合当日は、はやる気持ちを抑えられずスタジアムに受け付け開始と同時に駆けつけ、選手のバスが両方行ってしまうまで名残を惜しむ。自慢は対戦カードの因縁をよく覚えていること。特にサポーター寄りのネタが得意。パッと見は若いが実は年齢不詳のライター。</div> 2024.05.04 10:00 Sat
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