大分GK兼田亜季重が現役引退「サッカーで繋がった仲間は僕の財産」

2019.02.15 19:26 Fri
大分トリニータは15日、GK兼田亜季重(28)の現役引退を発表した。

サンフレッチェ広島ユース出身の兼田は、2011シーズンに愛媛FC入りしてプロキャリアをスタート。その後、モンテディオ山形、アビスパ福岡を経て、2018シーズンから大分に在籍。昨シーズンは公式戦での出場はなかった。
通算成績はJ1リーグ1試合、J2リーグ20試合、天皇杯4試合。28歳で現役生活に幕を下ろすことを決断した兼田はクラブ公式サイトを通じて次のようにコメントしている。

「2019年1月30日をもって11年間のプロサッカー選手を引退することに決めました。報告が遅くなりすみません」

「西深津SCという少年団を経て、サンフレッチェ広島の下部組織でサッカーだけでなく人としての大切さを学ぶことでプロサッカー選手になれました。愛媛FCにはプロとしてスタートさせてもらい、サッカー選手の初めてを多く経験できたこと感謝しています」
「モンテディオ山形に移籍し、プレーオフを勝ち抜いての昇格、天皇杯準優勝と勝ち抜くチームの団結を感じさせていただきました。アビスパ福岡ではJ1初出場、自分の選手生活の中で一番試合に出させてもらいました。サッカー専用スタジアムをホームとしてプレーできることは喜びでした」

「大分トリニータでは初めてシーズン通して試合に絡めず苦しい事しかなかったですが、自動昇格できたのが唯一の救いでした。山形や福岡ではサッカーだけでなく離れていても気にかけてくれる多くの友人ができ人の繋がりの大切さを改めて感じました」

「最後に、愛情をもって指導していただいた指導者の方々、陰ながら支えていただいた方々、ありがとうございました。サッカーで繋がった仲間は僕の財産です。そして何より、今までのサッカー生活で怪我なくやってこられたのは、丈夫な身体に産んでくれ育ててくれた両親あってです。家族の支えもあり常にサッカーだけを考えて生活できました。本当にありがとう!!」

「この決断とともに産まれてきてくれた子どもの為にもこれからの人生頑張っていこうと思います!そして、お世話になったクラブのスポンサーになれるように働いていきたいと
思います」
関連ニュース

【Jリーグ出場停止情報】FC東京MF原川力や東京VのDF林尚輝、DOGSO退場のC大阪DFハブナーら…ルヴァンカップの出場停止リセットでリーグ戦で消化へ

Jリーグは23日、明治安田Jリーグの出場停止選手を発表した。 22日にYBCルヴァンカップの3回戦が行われた中、プレーオフラウンドに出場停止処分が繰り越されないため、退場処分となった選手は全てリーグ戦での適用となる。 J1ではFC東京のMF原川力、東京ヴェルディのDF林尚輝、セレッソ大阪のDFジャスティン・ハブナー、アビスパ福岡のFWシャハブ・ザヘディ、サガン鳥栖のDFキム・テヒョンが出場停止となる。 ジャスティン・ハブナーは前半17分、裏へのスルーパスに対して抜け出した白井陽斗をボックス手前で引き倒してしまい一発退場。Jリーグは「ペナルティーアーク付近でドリブルをしていた相手競技者に対し、ボールにプレーできず反則で止め、決定的な得点機会を阻止した行為は、「著しい反則行為」に該当する」と判断され、1試合の出場停止処分となった。 また、J2ではV・ファーレン長崎のDFモヨマルコム強志が出場停止に。浦和レッズ戦の70分にオラ・ソルバッケンに対して頭突きを見舞い一発退場となっていた。 Jリーグは「プレーとは関係のないところで相手競技者に対し頭突きした行為は「乱暴な行為」に該当する」と判断し、1試合の出場停止処分となった。 【明治安田J1リーグ】 DFジエゴ(柏レイソル) 第16節 vs川崎フロンターレ(5/25) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF原川力(FC東京) 第16節 vsガンバ大阪(5/25) 今回の停止:他の大会での出場停止処分 DF林尚輝(東京ヴェルディ) 第16節 vsヴィッセル神戸(5/26) 今回の停止:他の大会での出場停止処分 DFアピアタウィア久(京都サンガF.C.) 第16節 vs名古屋グランパス(5/26) 今回の停止:2試合停止(2/2) DFジャスティン・ハブナー(セレッソ大阪) 第16節 vsサンフレッチェ広島(5/26) 今回の停止:他の大会での出場停止処分 FWシャハブ・ザヘディ(アビスパ福岡) 第16節 vsアルビレックス新潟(5/25) 今回の停止:1試合停止 第17節 vs柏レイソル(6/2) 今回の停止:他の大会での出場停止処分 DFキム・テヒョン(サガン鳥栖) 第17節 vsFC東京(5/31) 今回の停止:他の大会での出場停止処分 DF原田亘(サガン鳥栖) 第17節 vsFC東京(5/31) 今回の停止:1試合停止 【明治安田J2リーグ】 DFモヨマルコム強志(V・ファーレン長崎) 第17節 vsジェフユナイテッド千葉(5/25) 今回の停止:他の大会での出場停止処分 【明治安田J3リーグ】 FW矢島輝一(福島ユナイテッドFC) 第15節 vsカマタマーレ讃岐(6/2) 今回の停止:1試合停止 <span class="paragraph-title">【動画】後方から倒したハブナーはDOGSOで一発退場</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="0CBRujlyEnw";var video_start = 38;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.05.23 22:27 Thu

鹿島のミロサヴリェヴィッチが約2カ月の戦線離脱…22日町田戦序盤に負傷

鹿島アントラーズは23日、セルビア人MFラドミル・ミロサヴリェヴィッチの負傷を報告した。 ミロサヴリェヴィッチは、22日に行われたJリーグYBCルヴァンカップ 1stラウンド3回戦のFC町田ゼルビア戦に先発出場。しかし、前半序盤に左足を痛め、MF名古新太郎との交代でピッチを後にしていた。 その翌日にチームドクターよる検査結果の報告によって左外側ハムストリング筋損傷が判明し、全治には約2カ月を要する見込みだ。 今年3月にFKヴォイヴォディナ・ノヴィサドから完全移籍で加入したミロサヴリェヴィッチは、今シーズンここまでの公式戦6試合に出場していた。 2024.05.23 16:55 Thu

三笘薫が凱旋! ブライトンの来日決定、鹿島と東京Vと国立で2試合を戦う…三笘「良いプレーができるように準備します」

日本代表MF三笘薫が所属するブライトン&ホーヴ・アルビオンの初来日が決定した。 「ブライトン&ホーヴ・アルビオン・ジャパンツアー2024」として7月に来日。鹿島アントラーズ、東京ヴェルディと2試合を行う予定となっている。 試合は国立競技場で開催。7月24日(水)の19時から鹿島と、同28日(日)の18時30分から東京Vと対戦する。 ブライトンは前述の通り三笘が所属しており、2023-24シーズンはプレミアリーグの他、クラブ史上初となるヨーロッパリーグ(EL)を戦った。 ケガ人も多く出た今シーズンは、プレミアリーグでは11位と低迷。チームを指揮していたロベルト・デ・ゼルビ監督も最終節前に退任し、新シーズンはどのような体制になるのか注目を集める。 三笘は今回の来日に際し、コメントしている。 「はじめに、今回のような来日ツアーの機会が得られることは非常に貴重だと思いますし、 ぜひ多くの方に今回のジャパンツアーの2試合を生で観戦いただきたいと願っています。シーズン中に戦線を離脱してから初めての試合ですが、怪我は順調に回復していますので良いプレーができるように準備します」 「プレミアリーグのレベルを日本の皆さんに見せられることを楽しみにしていますし、鹿島アントラーズ、 東京ヴェルディといったJリーグを代表するチームと戦うことで、双方のリーグのレベルの高さを証明できる良い機会だと思います。今回のツアーを日本のファンが歓迎してくださること、そしてチームメイトにとっても日本での滞在がとても素晴らしい体験になることを心より願っています」 なお、チケットは5月25日(土)の10時から最速先行販売が行われ、鹿島のSOCIO会員、東京Vのシーズンチケットホルダー&公式ファンクラブ『緑の心臓』会員はそれぞれの試合のチケットの対象に。また、AMEX会員はブライトン側のチケットを両試合で購入できる。 また、二次先行販売は5月26日(日)の10時から実施され、鹿島はシーズンチケットホルダー、ハーフシーズンチケットホルダー、フリークス会員に販売。ブライトン日本公式ファンクラブTOKYO SEAGULLS、東急線沿線住民はブライトン側の席が購入可能となる。 加えて、三笘の出身地でもある川崎市民も先行販売があり、6月1日(土)の10時からスタート。チケットぴあ先行販売は6月8日(土)の10時から、一般販売は6月15日(土)の10時から販売開始となる。 さらに、2試合セット券の販売なども予定されている。 ◆チケット販売価格 【カテゴリー1】 メインスタンド:2万6000円 バックスタンド:2万2000円 【カテゴリー2】 メインスタンド:1万8000円 バックスタンド:1万7000円 【カテゴリー3】 ゴール裏エリア自由席:8800円 2024.05.23 12:05 Thu

大人気「ちいかわ」とJリーグがコラボ! J1の全20クラブとコラボし、オリジナルデザインのグッズなど販売

Jリーグは22日、イラストレーター・ナガノ氏が描く人気作品「ちいかわ」とのコラボレーション企画「ちいかわ×Jリーグ」を発表した。 「ちいかわ」は、イラストレーターのナガノ氏がX(旧Twitter)に投稿している漫画作品。ちいかわたちが繰り広げる、楽しくて、切なくて、ちょっとハードな日々を描いた物語。2020年からXで投稿されており、大人から子どもまで幅広い人気を博し、フォロワーは300万人を突破 。日本キャラクター大賞2022グランプリを受賞した。 今回のコラボ企画ではコラボ限定のオリジナルデザインを使用したオリジナルコラボグッズの販売を7月下旬に「J.LEAGUE ONLINE STORE」にて開始予定のほか、全国各スタジアムや国立競技場でのコラボイベントなども予定している。なお、コラボレーションするのは、J1の全20クラブとなる。 また、8月24日(土)に国立競技場で開催が予定されている明治安田J1リーグ第28節の横浜F・マリノスvsセレッソ大阪では、オリジナルの特典がセットになった「ちいかわ×Jリーグ応援シート」の販売や、ちいかわたちの姿を見ることができるコラボイベント・フォトスポットの設置、コラボ限定のオリジナルデザインを使用したオリジナルコラボグッズの販売を予定している。 「ちいかわ×Jリーグ応援シート」は6月2日(日)の12時から優先販売が開始。一般販売は6月6日(木)の12時からとなっており、なくなり次第終了となる。価格は5500円(税込)で、座席はメインスタンド3層となる。特典は「THE国立DAY×ちいかわ オリジナルタンブラー」となる。 <span class="paragraph-title">【画像】Jリーグとコラボした「ちいかわ」のイラスト</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr"><br>・国立競技場(<a href="https://twitter.com/hashtag/THE%E5%9B%BD%E7%AB%8BDAY?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#THE国立DAY</a>)での特別コラボイベント実施!<br><br>▼詳細はコチラ<a href="https://t.co/b2W3QO8Y5F">https://t.co/b2W3QO8Y5F</a>… <a href="https://t.co/cMWduLZBO2">pic.twitter.com/cMWduLZBO2</a></p>&mdash; Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) <a href="https://twitter.com/J_League/status/1793114573664604558?ref_src=twsrc%5Etfw">May 22, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.05.22 20:20 Wed

Jリーグがサウジアラビアリーグとパートナーシップ協定/六川亨の日本サッカーの歩み

Jリーグは5月21日に第5回の理事会会見と、23年度のクラブ経営情報の開示を行った。理事会会見で注目したいのは、Jリーグとサウジアラビアのプロフットボールリーグ(SPL)が戦略的パートナーシップ協定を5月20日から25年12月31日まで結んだことだ。 「具体的な内容はこれから詰める」ものの、「フットボール水準の向上を目的とした人材交流」、「両リーグの成長と発展を目的としたワークショップ、ビジネスカンファレンスの開催、育成などに関する情報共有等」、「交流イベント、親善試合などを通じた国際交流」などが予定されている。 ただ、これまでJリーグはタイ、ベトナム、ミャンマー、カンボジア、シンガポール、インドネシア、マレーシアのプロリーグと協定を結んでおり、各国リーグの国籍を有する選手は試合エントリー時に外国籍選手ではないものと見なしてきた。東南アジアのレベルアップを図りつつ、ビジネスチャンスの拡大ととらえていたからでもある。 しかしサウジアラビアの国籍を有する選手はこれに該当しない。そもそも高給取りのサウジアラビアの選手がJリーグに来ることは考えづらいし、Jリーグの日本人選手やブラジル人選手を引き抜くことはあっても逆はまずないからだ。 そして今回の協定の一番の目的は、中東の盟主であるサウジアラビアとの関係強化に他ならないだろう。ご存知のようにサウジアラビアは2年後のU-23アジアカップ2026と、3年後の27年アジアカップ2027の開催が決定している(いずれも初の開催となる)。 これまでUAEやカタールはアジアカップを複数回、開催してきた。サウジアラビアがこれまで開催に手を挙げなかったのは、基準を満たすスタジアムがないからだった。ところがサウジアラビアは、27年のアジアカップだけでなく、34年のW杯開催にも立候補した。日本サッカー協会も23年10月19日の理事会で、34年W杯を招致しているサウジアラビアを支持すると表明した。 34年のW杯は日本も開催に名乗りをあげる予定だった。しかし34年のW杯では8万人以上収容のメインスタジアムの他に6万人収容が2つ、4万人収容のスタジアムも複数必要という条件があり、今年7月までに政府保証(日本の場合は閣議決定)と合わせて書類を提出する必要があった。 FIFA理事も務める田嶋幸三JFA名誉会長は「もう少し準備の時間があると思っていたが、あまりにも短く間に合わないと判断。ベースとなる基本のもの(スタジアム)がないため諦めざるをえない。時間をかけて環境整備を進めたい。機会はもう1回ある。今回はサウジ支持が一番近道になる」と2050年までに再びW杯を単独で開催するという目標に期待を込めた。 こうしたJFAとの思惑とも相まって、Jリーグはサウジアラビアとの戦略的パートナーシップ協定を結んだことは想像に難くない。過去にはクラブW杯のホストカントリーを務めた。来年スタートする新たなクラブW杯はアメリカで開催されるが、4年に1回の大会とはいえサウジアラビアが開催国に名乗りをあげる可能性は高いだろう。情報の収集や、親善試合への招待でビジネス面での効果も期待できそうな協定と言える。 <hr>【文・六川亨】<br/><div id="cws_ad">1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。日本サッカー暗黒の時代からJリーグ誕生、日本代表のW杯初出場などを見続けた</div> 2024.05.22 10:30 Wed
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly