「彼は1年前から移籍を希望していた」代表OBがレヴァンドフスキの退団認めぬバイエルンに不満

2022.06.22 17:56 Wed
Getty Images
かつてシャルケなどでプレーした元ポーランド代表DFのトマシュ・ハイト氏が、同代表FWロベルト・レヴァンドフスキ(33)の移籍を許可しないバイエルンに不満を示した。ドイツ『シュポルト・ビルト』が伝えている。

2014年7月にドルトムントから加入して以降、6度の得点王を獲得するなどバイエルンの絶対的なエースとして君臨してきたレヴァンドフスキ。今季も公式戦46試合で50ゴール7アシストを記録するなど、申し分ない働きを見せた。
しかし、レヴァンドフスキはシーズン終了後に残り1年となったバイエルンとの契約を延長する意思はないと表明し、バルセロナ移籍を希望。移籍阻止の構えを見せたバイエルンを公然と非難するなど、クラブとの対立姿勢を明確にした。

バルセロナが財政難に陥り満足な移籍金を用意できないこともあり、現在まで交渉に進展はないが、ドイツ『Sport1』のインタビューに応じたハイト氏は、長年忠誠を尽くしてきたレヴァンドフスキの希望を聞き入れないクラブに対して不満を募らせている模様。同選手は1年前から移籍願望を持っていたと明かしている。

「ロベルトと私は頻繁に会っていた。彼は1年前からすでに移籍を希望していたんだよ。彼のような選手にとって、今はフットボールで新しいものを感じる最後のチャンスなんだ。だから私は、ロベルトのバルサ移籍が許されることを願っている」
「ロベルトは私にすべてを話してくれた。彼は33歳であり、自分が何をしたいのかよく理解している。彼は何を言ったって良いと思う。ポーランドでは、皆が彼の味方をするだろう」

「この先、移籍がどうなるかはわからない。ただ、今のロベルトにこれだけのプレッシャーをかけるのは良くないだろう。彼はバイエルンで勝ち過ぎたのだと思う、だから、彼らは良い解決策を見つけなければならない」

また、ハイト氏はバイエルンの現体制を批判。元会長のウリ・ヘーネス氏や、元最高経営責任者(CEO)であるカール=ハインツ・ルンメニゲ氏がいれば、こうした事態は防げたはずだと嘆いた。

「バイエルンはこの問題について、内部で議論すべきだった。ロベルトのこうした行動は、ルンメニゲやヘーネスの時代なら起こらなかっただろう。彼らはすべてを支えていたからね。何も表に出てはこなかったはずだ。ロベルトにしてもバイエルンにしても、この問題で騒ぎ立てる必要はなかった」

「今、ロベルトはクラブを去りたいと言っている。これは誰も予想しなかったことだが、誰もリオネル・メッシがバルサを去るとは思っていなかっただろう。ロベルトは新しいチャレンジを求めているんだ」
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