2年間の出場停止も…フラメンゴがガビゴルを徹底サポート、自宅にフィジカルコーチを派遣

2024.04.13 13:35 Sat
フラメンゴ最大のスター選手、ガビゴル
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フラメンゴ最大のスター選手、ガビゴル
2年間の出場停止処分を科された、フラメンゴの元ブラジル代表FWガブリエウ・バルボサだが、クラブは可能な範囲で同選手をサポート中だ。昨年12月、ブラジル・ドーピング規制当局(ABCD)が“ガビゴル”について、同4月に抜き打ちのアンチ・ドーピング検査で検査員の指示に従わず「不正行為を企てた」として告発。
これを受け、先月末にアンチ・ドーピング裁判所がガビゴルの「2年間の出場停止処分」を決定。処分は問題の検査が実施された2023年4月8日からとなり、ブラジル国内屈指の点取り屋は2025年4月まで出場できないこととなった。

不服とするガビゴルおよびフラメンゴはスポーツ仲裁裁判所(CAS)で控訴する方向。その一方、現在のガビゴルはクラブ施設を利用することも叶わず、時期を問わず将来的な復帰に備えるには、個人でトレーニングに励まねばならない状況だ。

ブラジル『グローボ』によると、12日、ガビゴルがリオデジャネイロ市内にある自宅マンション内のグラウンドでパーソナルトレーニングに励む写真がSNS上で広まったとのこと。傍には、フラメンゴのフィジカルコーチ、ファビオ・マフセールジャン氏の姿も確認できる。
ガビゴルは今回の件以前から自宅でトレーニングするのが日課だったといい、部屋にはトレーニング機材も設置。コロナ禍ではこのグラウンドに民間トレーナーを招いて身体ケアしていたという。

どうやら今回、フラメンゴはガビゴルの出場停止期間にかかわらず、クラブ最大のスター選手を可能な限りサポートしていく決意。メディカルスタッフ主導のもと、復帰したときに少しでもブランクが出ないよう努めていくとのことだ。

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2年間の出場停止科されたガビゴル、上訴期間のプレー再開が許可される

スポーツ仲裁裁判所(CAS)は4月30日、アンチ・ドーピング検査で不正行為を働いたとして2年間の出場停止処分を科されたフラメンゴの元ブラジル代表FWガブリエウ・バルボサに関して、上訴中の期間にプレーを再開できることを発表した。 ブラジル・ドーピング規制当局(ABCD)は3月25日、アンチ・ドーピング検査で不正行為を働いた“ガビゴル”の愛称で親しまれるガブリエウ・バルボサに対して、2年間の出場停止処分を科したことを発表。 同選手は、2023年4月8日にクラブ施設で行われた抜き打ちのドーピング検査の際、検査スタッフの指示に従わず、昼食を取るなど検査の実施を遅らせていた。これを問題視したABCDは、昨年12月にブラジル・アンチ・ドーピング規程第122条の「管理過程の一部に対する不正行為または不正行為の企て」に対する違反があったとして、ガビゴルを告発していた。 その後、ガビゴルは「僕はいかなる検査も妨害したり不正行為しようとしたことは一度もないと強調する。上訴で無罪が認められると信じている」と、フラメンゴのサポートと共にCASに上訴を行うことを宣言していた。 CASは、審査委員会が「ガブリエウ・バルボサが提出した異議申し立ての判決の執行を停止する要求を認める命令を出した」と述べ、上訴中の期間に同選手がプレーを再開できることを明かした。 ただ、CASはこの事件の上訴審理と評決の日程については明らかにしていない。 弱冠20歳にして欧州に渡ったガビゴルだが、インテルやベンフィカといった欧州のクラブでは輝きを放つことができず、2018年にブラジルに復帰。2019年からは一貫してフラメンゴでプレーし、クラブ通算261試合143得点38アシストという数字を誇り、南米王者を決めるコパ・リベルタドーレスやブラジル1部リーグなど多くのタイトルをクラブにもたらしていた。 2024.05.01 07:48 Wed

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ガビゴルが南米王者フラメンゴとの契約を5年延長へ! 欧州再上陸は検討せずか

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