ポルトガルがロベルト・マルティネス監督の初陣で4発圧勝!《ユーロ2024予選》

2023.03.24 06:45 Fri
Getty Images
ポルトガル代表は23日、ユーロ2024予選グループJ第1節でリヒテンシュタイン代表と対戦し4-0で圧勝した。

カタール・ワールドカップ後もフェルナンド・サントス前監督が退任したポルトガル代表は、これまでベルギー代表を率いていたスペイン人指揮官のロベルト・マルティネス新監督に就任。
初陣に向けてロベルト・マルティネス監督は、C・ロナウドとフェリックスを2トップに据えた[3-1-4-2]の布陣を採用。中盤はアンカーにパリーニャが入り、2列目は右からカンセロ、ベルナルド・シウバ、ブルーノ・フェルナンデス、ラファエル・ゲレイロと並べた。

試合は立ち上がりから攻勢を強めるポルトガルが先制する。8分、ラファエル・ゲレイロの右CKを飛び出したGKがパンチングすると、こぼれ球をペナルティアーク手前のカンセロがダイレクトシュート。相手DFにディフレクトしてコースの変わったボールはGKビュヘルが反応するも弾ききれずにゴールに吸い込まれた。

幸先良く先制したポルトガルは、23分にカンセロの絶妙なパスからゴール前に抜け出したC・ロナウドが決定機を迎えたが、シュートは枠の上。さらに33分にも、左CKからC・ロナウドが打点の高いヘディングでゴールに迫ったが、シュートはわずかにゴール右に外れた。
終始主導権を握った前半を1点のリードで終えたポルトガルが、迎えた後半も同様にボールを支配する。すると開始早々の47分、ブルーノ・フェルナンデスのパスでボックス右深くまで侵入したカンセロが折り返しを供給。これはDFホファーにブロックされたが、こぼれ球に素早く反応したベルナルド・シウバが左足のシュートをゴールに突き刺した。

待望の追加点を奪ったポルトガルは、50分にもブルーノ・フェルナンデスとのワンツーでボックス右から侵入したカンセロがDFホファーに倒されてPKを獲得すると、C・ロナウドがゴール左隅に決め、3点目を奪取。

勢いの止まらないポルトガルは62分、ドリブルで仕掛けたパリーニャがペナルティアーク内で倒されてFKを獲得。これをC・ロナウドが弾丸FKで狙うと、GKビュヘルが触れるも弾ききれずにゴール右上に突き刺さった。

その後、C・ロナウドやベルナルド・シウバがお役御免となったものの、最後まで隙を見せることなく試合をクローズしたポルトガルが、ロベルト・マルティネス監督の初陣を4-0で圧勝した。

また、同日に行われたグループJのボスニア・ヘルツェゴヴィナvsアイスランドはラデ・クルニッチの2ゴールなどでボスニア・Hが勝利。スロバキアvsルクセンブルクは0-0の引き分けに終わった。

◆グループJ 結果
ポルトガル 4-0 リヒテンシュタイン
ボスニア・ヘルツェゴヴィナ 3-0 アイスランド
スロバキア 0-0 ルクセンブルク

◆グループJ 順位表
勝ち点(勝ち/引き分け/負け)得失点
1.ポルトガル 3(1/0/0)4
2.ボスニア・H 3(1/0/0)3
3.スロバキア 1(0/1/0)0
3.ルクセンブルク 1(0/1/0)0
5.アイスランド 0(0/0/1)-3
6.リヒテンシュタイン 0(0/0/1)-4
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