EFL杯に続きPK戦を制したリバプールが16年ぶりの優勝で今季2冠! チェルシーは3大会連続ファイナルで散る…《FAカップ》

2022.05.15 03:46 Sun
Getty Images
FAカップ決勝、チェルシーvsリバプールが14日にウェンブリー・スタジアムで行われ、0-0のまま120分間の戦いが終了。その後、PK戦を5-6で制したリバプールが2005–06シーズン以来、通算8度目の優勝を果たした。なお、リバプールのFW南野拓実はベンチ外となった。
PR
チェルシーは準決勝でクリスタル・パレスとのダービーを危なげなく勝ち切って3大会連続でのファイナル進出を決定。アーセナル、レスター・シティ相手に2年連続敗れる屈辱を味わったブルーズは、3度目の正直での2017-18シーズン以来、通算9度目の戴冠を目指した。
直近のリーグ戦でリーズ・ユナイテッドを3-0で破り、3戦ぶりの白星によって勢いを持って臨んだ今回の大一番に向け、トゥヘル監督はクリステンセンに代えてチアゴ・シウバを復帰させた以外、同じメンバーを継続。相手のハードチャージを受けて左足首を痛めていたコバチッチもスタメンでプレーすることになった。

一方、リバプールは準決勝でリーグ戦でもタイトルを争うマンチェスター・シティを撃破し、2011-12シーズン以来のファイナル進出を決めた。逆転でのプレミア優勝は厳しくなっているものの、未だカップトレブルの可能性を有するクロップ率いるチームは、2005–06シーズン以来遠ざかる通算8度目のFAカップタイトルに挑戦した。

2-1で競り勝ったアストン・ビラ戦からは先発5人を変更。マティプとツィミカス、カーティス・ジョーンズ、ジョタに代えてコナテとロバートソン、チアゴ、サラーを復帰させたほか、負傷のファビーニョの代役にヘンダーソンを起用した。
EFLカップ決勝でPK戦までもつれ込む激闘を演じた両雄による、今季2度目のファイナルでの激突。試合は勢いを持って入ったリバプールが押し込む展開となる。

左サイドのルイス・ディアスを起点に縦に速い攻めを見せるリバプールは9分、ハーフウェイライン付近の右サイドでアレクサンダー=アーノルドが右足アウトを使った圧巻のスルーパスを相手の背後を狙うルイス・ディアスに通す。だが、そのままボックス内に持ち込んだコロンビア代表FWのシュートはGKメンディのビッグセーブに遭う。さらに、こぼれ球を拾ったナビ・ケイタがミドルシュートを狙ったが、これも枠の右に外れた。

早い時間帯の先制点とはならなかったが、以降も攻守両面で躍動するリバプールの時間帯が続く。だが、チェルシーも20分を過ぎた辺りから相手のプレスに順応して押し返していく。23分にプリシッチがファーストシュートを放つと、28分には最初の決定機を創出。カウンターからボックス左でプリシッチのラストパスを受けたマルコス・アロンソが左足のシュートを放つが、ここはうまく間合いを詰めたGKアリソンのビッグセーブに阻まれた。

互いに1度ずつビッグチャンスを作り合い、EFLカップ決勝のような拮抗した展開になり始めた中、リバプールにアクシデントが発生。33分、そ径部を痛めたサラーがピッチに座り込んでしまうと、プレー続行不可能となったエースFWはジョタとの交代でピッチを後にした。

前半終盤にかけては睨み合いの状況が続いた中、ハーフタイム直前にはロバートソンの左クロスに飛び込んだジョタ、プリシッチのスルーパスに抜け出したルカクと互いに決定機を作ったが、いずれもシュートを枠に飛ばすことができず。白熱のファイナルはゴールレスでの折り返しとなった。

後半は前半とは打って変わってチェルシーがアグレッシブな入りを見せる。キックオフ直後にプリシッチの右クロスからマルコス・アロンソが枠のわずか右に外れる惜しいシュートを放つと、その直後にもルカクのボックス内での落としからプリシッチが鋭いシュート。だが、これはGKアリソンの好守に遭う。さらに、49分にはボックス右付近で得たFKをマルコス・アロンソが角度のないところから直接狙うと、これがクロスバーを叩いた。

何とか立ち上がりの劣勢を凌いだリバプールは、アレクサンダー=アーノルドの正確なクロスからロバートソン、ルイス・ディアスのカットインからのシュートと後半もサイドを起点にチャンスを窺う。さらに、60分には相手陣内左サイドでのボール奪取から得意のカウンターを繰り出し、ボックス右でナビ・ケイタからラストパスを受けたジョタが枠のわずか左に外れる鋭いシュートを放っていく。

以降はリバプールの連動した守備がチェルシーのビルドアップを再び窮屈にさせ、押し込む流れを作り出す。この状況を受け、トゥヘル監督は67分にコバチッチを下げて負傷明けのカンテを投入。すると、ダイナモの投入によって中盤の強度を増したブルーズが徐々に押し返して試合は膠着状態に。

EFLカップ決勝同様にゴールレスのまま試合は後半終盤に突入。そういった中、ナビ・ケイタを下げて百戦錬磨のミルナーをピッチに送り出したリバプールが、ここからよりパワーを見せる。

83分と84分にはボックス右でマネのラストパスを受けたルイス・ディアス、ミルナーの高精度の右クロスにファーで反応したロバートソンに続けてビッグチャンスが訪れるが、いずれもポストを叩いて土壇場での決勝点とはならず。さらに、後半アディショナルタイムにもルイス・ディアスに2度のシュートチャンスが訪れたが、GKメンディの牙城を破るまでには至らない。そして、EFLカップ決勝に続き今回も90分間で決着は付かず、延長戦に突入することになった。

延長戦ではリバプールがファン・ダイクとルイス・ディアスを下げてマティプ、フィルミノを投入。対するチェルシーも延長後半にチャロバー、プリシッチを下げてロフタス=チーク、アスピリクエタを投入し、互いに異なる特徴を有する選手の投入で決着を目指す。だが、マティプやカンテといった両守備陣の好守もあって均衡が保たれる。

延長戦では互いに決定機まで持ち込めない睨み合いが続いた中、前回対戦同様に決着はPK戦に委ねられることになった。そのPK戦ではチェルシーの2人目のアスピリクエタ、リバプールの5人目のマネが失敗してサドンデスに突入。決着が付いたのは7人目で、先攻のチェルシーのマウントが右を狙ったシュートをGKアリソンが見事な反応でストップ。そして、後攻のリバプールはロバートソンに代わって延長後半に投入されたツィミカスが冷静に左隅へシュートを突き刺した。

そして、EFLカップに続く激闘を制したリバプールが16年ぶりのFAカップ制覇を成し遂げて今季2冠を達成。一方、再びリバプールに屈したチェルシーは3大会連続ファイナルでの敗戦となった。

PR
関連ニュース

「クラブ間の合意待ち」 フェイエノールト指揮官がリバプール行きの願望を公に! 交渉も認める

フェイエノールト指揮官がリバプール行きを待望視した。 今季をもってユルゲン・クロップ監督が退任するため、後任探しに動くリバプール。今季もいよいよクライマックスというところだが、プレミアリーグやチャンピオンズリーグ(CL)のタイトルに導いたドイツ人指揮官から、誰がバトンを受けるのも大いに注目される。 そんな後任を巡ってはレバークーゼンをブンデスリーガ初制覇に導いたクラブOBのシャビ・アロンソ監督や、スポルティングCPのルベン・アモリム監督が挙がる時期もあったが、最近ではフェイエノールトのアルネ・スロット監督(45)が浮上。交渉開始も報じられる。 イギリス『スカイ・スポーツ』によると、渦中のオランダ人指揮官は25日に行われたエールディビジ第31節のゴー・アヘッド・イーグルス戦前に『ESPN』のインタビューでリバプール行きの可能性を問われると、交渉を認め、リバプール行きの願望を公にしたという。 「クラブ同士で交渉しているところ。私はその結果を待っているところだ。私がリバプール行きを望むのは秘密でもない。今はクラブ間の合意待ちで、そうなると確信している」 なお、スロット監督とフェイエノールトの契約は昨年5月に更新されたばかりで、2026年夏まで。リバプールは補償金として775万ポンド(約15億円)ほどのオファーでアプローチしているが、最終的に900万ポンド(約17億5000万円)近くがかかるようだ。 2024.04.26 10:15 Fri

「リバプールの監督になれる」ファン・ダイクが新指揮官候補で同胞のスロット監督を称賛「現時点で最も優れたオランダ人監督の1人」

リバプールのオランダ代表DFヴィルヒル・ファン・ダイクが、新監督候補に挙げられたアルネ・スロット監督について言及した。 リバプールは24日、プレミアリーグ第29節延期分でエバートンとのマージーサイド・ダービーに臨み、2-0で敗れた。 優勝争いを繰り広げている中での痛恨の敗戦。直近のリーグ戦では2敗目となり、手痛い勝ち点を落とすこととなった。 そんな中、今シーズン限りで退任するユルゲン・クロップ監督の後任として、フェイエノールトを指揮するスロット監督が浮上していた。 ファン・ダイクは同じオランダ人として知るスロット監督について『Viaplay Sport』のインタビューで言及。リバプールの監督になってもおかしくないと語った。 「もちろん答えるのは難しいけど、アルネ・スロットはおそらく現時点で最も優れたオランダ人監督の1人だと思う」 「彼のプレースタイルと哲学を考えると、リバプールの監督になれると思う」 「僕が読んだり聞いたりした限りでは、まだ決定というには程遠いとしか思えない。様子を見てみよう」 スロット監督は、現役時代はズヴォレやNACブレダ、スパルタ・ロッテルダムでプレー。引退後はズヴォレのユース年代で指導スタート。カンブールやAZでコーチを務めると、2019年にAZで監督に就任した。 日本代表DF菅原由勢も始動する中、AZでは就任1年目でエールディビジ2位の結果を残したが、契約期間中にフェイエノールトと交渉をしたことで解雇。2021-22シーズンからフェイエノールトの監督に就任すると、2022-23シーズンはエールディビジで優勝。今シーズンは日本代表FW上田綺世を獲得し、KNVBベーカーを先日制していた。 2024.04.25 20:05 Thu

「これでリバプールのタイトル争いは終わり」 OBキャラガーも嘆く宿敵戦での1敗に

リバプールが佳境のプレミアリーグ覇権争いで痛恨の敗北だ。 アーセナル、マンチェスター・シティと3つ巴の優勝争いを演じるリバプールは24日の第29節延期分でエバートンとのダービーマッチ。2010年10月から負けなしの吉兆データもある一戦だったが、前後半に崩され、0-2で敗れた。 勝ち点を「77」に伸ばしたアーセナルとの差は3ポイントで、順位も依然として2位だが、勝ち点73で3位につけるシティが2つの未消化試合を残す影響から、勝ち点74のリバプールはこの優勝争いで状況を悪くしてしまった。 リバプールはFAカップとヨーロッパリーグ(EL)を含め、4冠の可能性を残しての終盤戦だったが、今やプレミアリーグでの戦いを残すのみ。ユルゲン・クロップ体制のラストイヤーだが、カラバオカップのタイトルだけで終わる恐れに直面している。 イギリス『スカイ・スポーツ』で解説を務め、元イングランド代表DFでクラブOBのジェイミー・キャラガー氏も宿敵相手の黒星に嘆き、リーグ優勝争いからの脱落を口にした。 「エバートンの夜だ。彼らにそれを与えないといけない。いちリバプールファンとして、それを受け入れる必要がある」 「これでリバプールのタイトル争いは終わりだ。ほとんど終わったような気分。彼らはシーズンを力強く締めくくるだけだ」 「十分なチャンスがあった試合だが、現時点ではどちらのボックス内でも冷静ではなかった」 「チームやユルゲン・クロップにあまり腹を立てすぎることはないと思う。素晴らしい道のりの素晴らしい旅だった」 「だが、今夜はエバートンの夜であり、じっと我慢しないといけない」 <span class="paragraph-title">【ハイライト動画】エバートンvsリバプール</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="Gt9p9Dooc9M";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.25 11:30 Thu

「ファンとクラブにとって素晴らしい勝利」…マージーサイドダービー勝利に導いたエバートン攻守の立役者が歓喜

マージーサイド・ダービー勝利に貢献したエバートンの攻守の主役が会心の勝利を振り返った。クラブ公式サイトが2選手のコメントを伝えている。 エバートンは24日、グディソン・パークで行われたプレミアリーグ第29節延期分でリバプールとのマージーサイド・ダービーに臨み、2-0で勝利した。 前節、ノッティンガム・フォレストとの残留争い直接対決を2-0で勝利し、良い形でホーム開催のダービーを迎えたトフィーズ。戦前はほぼ主力をスタメンで起用した2位チーム相手に苦戦必至と見られたが、コンディション面での優位性を生かして球際の勝負で奮闘。 試合序盤から得意のセットプレーで制空権を握ると、27分にFKの流れからDFジャラッド・ブランスウェイトが先制点奪取。前半終盤の守勢をチーム一丸となった守備で乗り切ると、後半序盤の58分には右CKからFWドミニク・キャルバート=ルーウィンが値千金の追加点を奪った。 その後、よりリスクを冒して前に出た相手の猛攻をGKジョーダン・ピックフォードの再三の好守などで凌ぎ切り、2010年以来13試合ぶりにグディソン・パークでのダービーに勝利した。 これにより、勝ち点を「33」に伸ばしたショーン・ダイチのチームは、残り4試合で降格圏の18位ルートン・タウンとの勝ち点差を「8」に広げ、残留に大きく前進した。 同試合後、殊勲の追加点を含め前線で攻守にハードワークをこなした主砲は、「これは特別な勝利だ。ローカル・ダービーであり、僕はここに長くいるから、この勝利がファンにとって何を意味するのか、そして自分にとって何を意味するのかを改めて理解することができた」と、コロナ禍の2021年以来となるダービー勝利を喜んだ。 さらに、「僕らのリーグにおける現状を考えれば、素晴らしい結果だ。僕らはより多くの勝ち点3を必要としているし、今夜は全てが揃った」と、残留争いにおいても重要な勝利になったと振り返る。 また、守勢の苦しい時間帯において大きな後押しとなったエバトニアンの応援に対しては、「それは痺れる雰囲気だった。僕はそう感じたよ。こんなことは久しぶりだったし、とても特別なものだった。誰にとっても素晴らしい経験であり、素晴らしい思い出さ。それをこれからの糧にしていきたいね」と、改めて感謝を示した。 一方、前半にFWダルウィン・ヌニェス、FWルイス・ディアス、後半終盤にMFハーヴェイ・エリオット、FWモハメド・サラーの決定的なシュートを防ぐなど7本のセーブでクリーンシートに貢献したピックフォード。 「ファンとクラブにとって素晴らしい勝利」と会心のリバプール戦勝利に満足感を示しながらも、残留を確定できていない状況もあり、今週末に再びホームで戦うブレントフォード戦に向けて気を引き締めている。 「とても嬉しいよ。この勝利によって僕らはさらに順位を上げることができ、今はさらに成長を続けている。これはファンとクラブにとって素晴らしい勝利だったと思う」 「だけど、気を緩めることはできないよ。プッシュし続け、ハードワークを続けなければならないし、まずは土曜日(ブレントフォード戦)に備えよう」 「それはまた僕らにとって大きな試合になる。今夜は楽しまなければならないけど、夜はあっという間に過ぎていくし、回復もする必要がある」 2024.04.25 10:20 Thu

敵地でダービー初黒星のクロップ監督、「エバートンが望んでいた試合を実現させてしまった…」

リバプールのユルゲン・クロップ監督が、敵地で完敗したマージーサイド・ダービーを振り返った。クラブ公式サイトが会見コメントを伝えている。 リバプールは24日、グディソン・パークで行われたプレミアリーグ第29節延期分でエバートンとのマージーサイド・ダービーに臨み、0-2で敗戦した。 ほぼ主力をスタメンで起用して臨んだ一戦だったが、コンディション面で優位に立ち、残留に向けてモチベーション高いホームチームとのデュエルで苦戦。また、試合序盤からセットプレーの守備で後手を踏むと、27分にFKの流れからDFジャラッド・ブランスウェイトに先制点を許すと、後半序盤の58分には右CKからFWドミニク・キャルバート=ルーウィンに2点目を奪われた。 その後、交代カードを使いながら猛攻を仕掛けたが、GKジョーダン・ピックフォードの再三の好守などに阻まれ、一矢報いることもかなわず。2010年以来13試合ぶりにグディソン・パークでのダービーで敗戦を喫することになった。 同試合後、公式会見に出席したドイツ人指揮官は、「十分ではなかった」とこの試合でのチームパフォーマンスへの不満を示した。 「良い考えはまったくない。非常に失望し、明らかにイライラした。 私は明らかにいくつかのインタビューを受けたが、総括するとするならば、『十分ではなかった』と言える」 「我々は試合をしたが、あるいはエバートンが望んでいた試合を実現させてしまった。彼らはセットプレーから2点を挙げた。1失点目はなんとか3回防げたが、最終的にゴールを許した。個人的にはブランスウェイトが得点したとは思えない。彼はボールをまともに打ってさえいなかったが、ボールはラインを越えて転がってしまった。その後、我々は最高の時間を過ごし、彼らにプレッシャーをかけ、大きなチャンスを作ったが、得点することはできなかった」 「そして後半は、前半の最後まであったようなプレッシャーの局面もなく、十分ではなかった。その後に2失点目を喫した。エバートンにいる多くの人はみんな、ああいったゴールをすでに20回くらい見ていると思う。彼らがあそこにボールを置くことは誰もが知っている。結局、プレーヤー(キャルバート=ルーウィン)は完全にフリーだった」 「反撃を見ることはできなかったが、もっとうまくディフェンスできたと確信している。2-0だ。ここの雰囲気は、我々はプレーしたようにプレーしたが、明らかにこれまでで最もインスピレーションを受けたパフォーマンスではなかった」 個人としては初となるグディソン・パークでの敗戦という結果については「明らかに申し訳ないと思っている」と、敵地での勝利を願ったファンへ謝罪。一方で、今週末に控えるウェストハム戦でのバウンスバックを誓っている。 「ファン・サポーターのことを考えると、明らかに申し訳ない気持ちだ。ファンは私の(ダービーでの)素晴らしい成績についてよく話してくれた。特にダービーの前には、『でも、ここでは勝てないよ』と言われていた。だが、我々は決して負けていなかったし、それは本当に違うと感じている。敗戦は不必要であったが、そうなってしまった。ただ、 もうそれを変えることはできない」 「最も早い逆転劇が待っているのだから、回復しなければならない。それが精神的にも肉体的にも明らかにチャレンジになることは想像がつくが、体力的には問題ない。試合に勝てば、精神的な立て直しは明らかに大きな問題ではない。おそらくウェストハムは、我々が片足でそこに来ることを願いながら、手をこすりながら待っていることだろう。それでも私は、今夜よりもずっと自分たちらしいプレーができるよう、全力を尽くすつもりだ」 また、この敗戦によって暫定首位のアーセナルとは3ポイント差、2試合未消化で3位に位置するマンチェスター・シティとは1ポイント差と、逆転でのリーグ優勝へは非常に厳しい状況に。 この結果を受けての優勝争いについて問われたクロップ監督は、「順位表を読めばわかるはずだ」と、質問に対してややフラストレーションを示しながらも、ライバルの取りこぼしが必須の状況においてまずは自分たちのことに集中したいと、人事を尽くして天命を待つという姿勢を強調した。 「それ(質問の意図)は理解している。それはビジネスの一部だ。しかし、なぜこの質問に答えなければならないのかは理解できない。順位表を読めばわかるはずだ。それで、我々はまだその争いに完全に残っていると言うべきだろうか?」 「我々にはマンチェスター・シティとアーセナルの危機(取りこぼし)が必要であり、フットボールの試合に勝つ必要がある。なぜなら、彼らが全試合で負けても、我々が今夜やったことをしては何も変わらないからだ。そして、チャンピオンズリーグ(出場権争い)でも我々は安全ではないため、もっと良いフットボールをするべきだ」 2024.04.25 09:45 Thu
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly