10人スパーズが後半ATの土壇場被弾でコンテ体制初黒星…GS突破に黄色信号…《ECL》
2021.11.26 04:51 Fri
トッテナムは25日、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)・グループG第5節でスロベニアのムラとアウェイで対戦し、1-2で敗戦した。
コンテ監督はプレミアリーグ初勝利を挙げた直近のリーズ戦からタンガンガとケインを除く先発9人を変更。GKにゴッリーニ、3バックは右からタンガンガ、ロドン、ダビンソン・サンチェス。中盤はドハーティとセセニョンがウイングバックに入り、スキップとエンドンベレの2セントラルMF。前線はケインを1トップに置きブライアン・ヒルとデレ・アリがシャドーに入った。
立ち上がりからボールを保持して攻め手を窺うトッテナムだが、一瞬の隙を突かれて先制点を奪われる。11分、右サイド深くに侵攻したホルヴァトに対してDFサンチェスの寄せが甘くなった上、足を滑らせて易々とボックス内へ切り込まれると、見事な左足のコントロールシュートをゴール左隅に突き刺された。
すぐさま反撃に転じるトッテナムは後方からのビルドアップがなかなかうまくいかず、リズム良くボールを前へ運ぶことができない。それでも、エンドンベレやケインの個の力で徐々に局面を打開。相手陣内の深い位置まで押し込むことに成功するが、ブライアン・ヒルやデレ・アリらが最後の精度を欠きゴールまであと一歩という状況が続く。
ビハインドに加え、数的不利まで背負う最悪の状況となった中、コンテ監督はドハーティを右、タンガンガを左のサイドバックに置き[4-4-1]の布陣に変更。体力がある前半の内に何とか追いつこうと、攻勢を強めていく。37分にはボックス中央でドハーティから足元にパスを受けたケインが鮮やかなターンから左足を振り抜くが、この反転シュートはわずかに枠の右へ外れた。
結局、枠内シュート0で試合を折り返したトッテナムは、後半序盤の55分に4枚替えを敢行。ドハーティ、ロドン、デレ・アリ、ブライアン・ヒルを下げてベン・デイビス、ダイアー、ソン・フンミン、ルーカス・モウラと主力を投入した。
すると、ワールドクラスのタレントの投入で攻撃のギアを上げるアウェイチームは続けて決定機を創出。まずは58分、相手陣内でルーズボールを回収したソン・フンミンが左サイドからボックス右までボールを運んで右足のシュートを放つが、これはGKの好守に遭う。このプレーで得た右CKの場面ではソン・フンミンのクロスをゴール前でフリーのケインが頭で合わすが、これは惜しくもGK正面を突いた。
それでも、ここから完全に相手を押し込むことに成功したトッテナムは、守勢によって消耗が見え始めた相手の隙を突いてゴールをこじ開ける。72分、ボックス付近でルーカスが出したグラウンダーの縦パスに対して相手DFの対応が曖昧になったところでうまくボックス右へ抜け出したケインが飛び出したGKにシュートコースを消されたが、絶妙な右足のループシュートをゴール左隅へ流し込んだ。
このゴールで落ち着くことなくあくまで勝ち点3を狙うトッテナムは、エンドンベレを下げてホイビュルクを最後のカードとして投入。セットプレーからケインやタンガンガ、ルーカスのミドルシュートなどで相手ゴールへ迫る。
だが、逆転ゴールを奪えずに後半アディショナルタイムを迎えると、ラストプレーとなった94分には中盤で足を滑らせたベン・デイビスのボールロストからカウンターを許すと、ボックス右に抜け出したマロシャに対してDFサンチェスが内への切り返しでかわされてシュートを打たれる。サンチェスが決死のブロックを敢行すると、これが裏目に出て大きくディフレクトしたボールがGKゴッリーニの頭上を越える形でゴールネットを揺らした。
そして、試合は直後にタイムアップを迎え、格下相手に大金星を献上するコンテ体制初黒星を喫したトッテナムは、同時刻開催で行われた試合で首位スタッド・レンヌと引き分けたフィテッセに勝ち点で並ばれた。この結果、得失点差で2位キープも最終節のレンヌ戦の結果次第では敗退の可能性も出てきた。
ムラ 2-1 トッテナム
【ムラ】
ホルヴァト(11分)
マロシャ(90分+4)
【トッテナム】
ケイン(72分)
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ここまで2勝1分け1敗の勝ち点7でグループ2位に位置するトッテナムは、4戦全敗で最下位に沈むムラを相手に連勝を目指した。立ち上がりからボールを保持して攻め手を窺うトッテナムだが、一瞬の隙を突かれて先制点を奪われる。11分、右サイド深くに侵攻したホルヴァトに対してDFサンチェスの寄せが甘くなった上、足を滑らせて易々とボックス内へ切り込まれると、見事な左足のコントロールシュートをゴール左隅に突き刺された。
すぐさま反撃に転じるトッテナムは後方からのビルドアップがなかなかうまくいかず、リズム良くボールを前へ運ぶことができない。それでも、エンドンベレやケインの個の力で徐々に局面を打開。相手陣内の深い位置まで押し込むことに成功するが、ブライアン・ヒルやデレ・アリらが最後の精度を欠きゴールまであと一歩という状況が続く。
すると、32分にはすでに1枚カードをもらっていたセセニョンがやや不用意なチャレンジで相手の足を遅れて踏んでしまう。このファウルで2枚目のカードが出されて痛恨の退場となった。
ビハインドに加え、数的不利まで背負う最悪の状況となった中、コンテ監督はドハーティを右、タンガンガを左のサイドバックに置き[4-4-1]の布陣に変更。体力がある前半の内に何とか追いつこうと、攻勢を強めていく。37分にはボックス中央でドハーティから足元にパスを受けたケインが鮮やかなターンから左足を振り抜くが、この反転シュートはわずかに枠の右へ外れた。
結局、枠内シュート0で試合を折り返したトッテナムは、後半序盤の55分に4枚替えを敢行。ドハーティ、ロドン、デレ・アリ、ブライアン・ヒルを下げてベン・デイビス、ダイアー、ソン・フンミン、ルーカス・モウラと主力を投入した。
すると、ワールドクラスのタレントの投入で攻撃のギアを上げるアウェイチームは続けて決定機を創出。まずは58分、相手陣内でルーズボールを回収したソン・フンミンが左サイドからボックス右までボールを運んで右足のシュートを放つが、これはGKの好守に遭う。このプレーで得た右CKの場面ではソン・フンミンのクロスをゴール前でフリーのケインが頭で合わすが、これは惜しくもGK正面を突いた。
それでも、ここから完全に相手を押し込むことに成功したトッテナムは、守勢によって消耗が見え始めた相手の隙を突いてゴールをこじ開ける。72分、ボックス付近でルーカスが出したグラウンダーの縦パスに対して相手DFの対応が曖昧になったところでうまくボックス右へ抜け出したケインが飛び出したGKにシュートコースを消されたが、絶妙な右足のループシュートをゴール左隅へ流し込んだ。
このゴールで落ち着くことなくあくまで勝ち点3を狙うトッテナムは、エンドンベレを下げてホイビュルクを最後のカードとして投入。セットプレーからケインやタンガンガ、ルーカスのミドルシュートなどで相手ゴールへ迫る。
だが、逆転ゴールを奪えずに後半アディショナルタイムを迎えると、ラストプレーとなった94分には中盤で足を滑らせたベン・デイビスのボールロストからカウンターを許すと、ボックス右に抜け出したマロシャに対してDFサンチェスが内への切り返しでかわされてシュートを打たれる。サンチェスが決死のブロックを敢行すると、これが裏目に出て大きくディフレクトしたボールがGKゴッリーニの頭上を越える形でゴールネットを揺らした。
そして、試合は直後にタイムアップを迎え、格下相手に大金星を献上するコンテ体制初黒星を喫したトッテナムは、同時刻開催で行われた試合で首位スタッド・レンヌと引き分けたフィテッセに勝ち点で並ばれた。この結果、得失点差で2位キープも最終節のレンヌ戦の結果次第では敗退の可能性も出てきた。
ムラ 2-1 トッテナム
【ムラ】
ホルヴァト(11分)
マロシャ(90分+4)
【トッテナム】
ケイン(72分)
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