ローマがエイブラハム弾守り抜き今季初のウノゼロ勝利! 一方で絶好調カピターノが次節デルビー不在に…《セリエA》
2021.09.24 05:46 Fri
セリエA第5節、ローマvsウディネーゼが23日にスタディオ・オリンピコで行われ、ホームのローマが1-0で勝利した。
デルビーに備えて主力温存も予想されたが、負傷のビーニャの代役にカラフィオーリを起用した以外は現状のベストメンバーを起用。前線はエイブラハムの1トップに、ザニオーロ、ペッレグリーニ、ムヒタリアンが2列目に並んだ。
前節の不甲斐ない初黒星を受け、勢いを持って試合に入ったローマは立ち上がりからウディネーゼを圧倒。キックオフ直後に続けてセットプレーを得ると、開始4分には右CKの二次攻撃からペナルティアーク付近でルーズボールに反応したムヒタリアンが左ポストを掠めるミドルシュートを放つ。さらに、8分にも左CKの場面でニアのクリスタンテが頭でフリックしたボールをファーのザニオーロが押し込みにかかるが、今度は右ポストに嫌われた。
立ち上がりの猛攻を先制点に結び付けられなかったローマは、徐々に落ち着きを取り戻して[5-3-2]の堅固な守備ブロックを構える相手に対して、遅攻から攻め手を窺う形にシフト。両サイドバックがサイドで高い位置を取って幅を取りながら、2ボランチの脇、3バックの間に入る前線の4選手への縦パスを起点に精度の高いダイレクトプレーで崩しを試みていく。
それでも、相手の攻勢を凌いだ36分には生え抜きの若手DFの果敢な仕掛けが待望の先制点をもたらす。自陣左サイドでモリーナからボールを奪ったカラフィオーリがムヒタリアンにボールを預けてスペースへ飛び出していく。そして、相手ボックス付近でモリーナを馬力のある仕掛けで振り切り、ゴール前にフリーで走り込むエイブラハムへグラウンダーの折り返しを供給。このパスはややマイナスに入り過ぎたが、エイブラハムが巧みに右足アウトで合わせてゴールネットへ流し込んだ。
その後、前半終了間際にデウロフェウとプセットの2トップに決定機を作られたものの、守護神ルイ・パトリシオとDFマンチーニの身体を張ったプレーで凌ぎ、1点リードで試合を折り返した。
前半とは打って変わって慎重な入りを見せたローマは、中盤でボールを動かすものの、なかなか攻撃のスイッチが入らない。
逆に、60分にはウドギ、68分には途中出場のソピーと相手の両ウイングバックにボックスの深い位置まで運ばれて続けて決定的なシュートを打たれるが、これは相手のシュート精度にも助けられて事なきを得た。
連戦の疲労が色濃く出始めるローマは、選手層に問題を抱える左サイドバックで疲労困憊のカラフィオーリを下げてスモーリングを投入し、イバニェスを左サイドバックに移す。だが、72分にはそのサイドを崩されてボックス右に侵入したデウロフェウにニア下を狙った枠内シュートを許すが、ここはGKパトリシオのビッグセーブで凌いだ。
点差を考えれば、先手を打ってフレッシュな選手を投入して流れを引き戻したいローマだが、モウリーニョ監督はザニオーロに替えてエル・シャーラウィを74分に投入したものの、積極的な交代策に打って出られない。80分過ぎにはムヒタリアンの身体を張ったボール奪取からの仕掛けでカウンターチャンスを作り出すが、足にきていたエイブラハムからエル・シャーラウィへのラストパスが乱れて絶好機を逸する。
その後、85分に最後の交代機会にエイブラハムを下げてショムロドフを投入したローマだが、最後の最後にアクシデントに見舞われる。90分、ボックス手前での空中戦での競り合いの際にペッレグリーニがエルボーによるこの試合2枚目のカードを受けて退場となった。
このファウルで与えたデウロフェウの直接FKはGKパトリシオの好守で凌ぎ事なきを得たローマが、今季初のウノゼロで初黒星からのバウンスバックに成功。その一方で、絶好調のカピターノが不在の中で次節デルビーに臨むことになった。
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モウリーニョ体制で開幕6戦全勝と快進撃を見せたローマだが、前節は監督交代のエラス・ヴェローナ相手に2-3で打ち負けて痛恨の今季初黒星を喫することになった。今週末にラツィオとの“デルビー・デッラ・カピターレ”を控える中、難敵ウディネーゼを相手にバウンスバックの白星を目指した。前節の不甲斐ない初黒星を受け、勢いを持って試合に入ったローマは立ち上がりからウディネーゼを圧倒。キックオフ直後に続けてセットプレーを得ると、開始4分には右CKの二次攻撃からペナルティアーク付近でルーズボールに反応したムヒタリアンが左ポストを掠めるミドルシュートを放つ。さらに、8分にも左CKの場面でニアのクリスタンテが頭でフリックしたボールをファーのザニオーロが押し込みにかかるが、今度は右ポストに嫌われた。
立ち上がりの猛攻を先制点に結び付けられなかったローマは、徐々に落ち着きを取り戻して[5-3-2]の堅固な守備ブロックを構える相手に対して、遅攻から攻め手を窺う形にシフト。両サイドバックがサイドで高い位置を取って幅を取りながら、2ボランチの脇、3バックの間に入る前線の4選手への縦パスを起点に精度の高いダイレクトプレーで崩しを試みていく。
相手の粘り強い守備を前に決定機まであと一歩という場面が続くローマは、前半30分を過ぎた辺りからデウロフェウを起点とするウディネーゼに押し返され始める。
それでも、相手の攻勢を凌いだ36分には生え抜きの若手DFの果敢な仕掛けが待望の先制点をもたらす。自陣左サイドでモリーナからボールを奪ったカラフィオーリがムヒタリアンにボールを預けてスペースへ飛び出していく。そして、相手ボックス付近でモリーナを馬力のある仕掛けで振り切り、ゴール前にフリーで走り込むエイブラハムへグラウンダーの折り返しを供給。このパスはややマイナスに入り過ぎたが、エイブラハムが巧みに右足アウトで合わせてゴールネットへ流し込んだ。
その後、前半終了間際にデウロフェウとプセットの2トップに決定機を作られたものの、守護神ルイ・パトリシオとDFマンチーニの身体を張ったプレーで凌ぎ、1点リードで試合を折り返した。
前半とは打って変わって慎重な入りを見せたローマは、中盤でボールを動かすものの、なかなか攻撃のスイッチが入らない。
逆に、60分にはウドギ、68分には途中出場のソピーと相手の両ウイングバックにボックスの深い位置まで運ばれて続けて決定的なシュートを打たれるが、これは相手のシュート精度にも助けられて事なきを得た。
連戦の疲労が色濃く出始めるローマは、選手層に問題を抱える左サイドバックで疲労困憊のカラフィオーリを下げてスモーリングを投入し、イバニェスを左サイドバックに移す。だが、72分にはそのサイドを崩されてボックス右に侵入したデウロフェウにニア下を狙った枠内シュートを許すが、ここはGKパトリシオのビッグセーブで凌いだ。
点差を考えれば、先手を打ってフレッシュな選手を投入して流れを引き戻したいローマだが、モウリーニョ監督はザニオーロに替えてエル・シャーラウィを74分に投入したものの、積極的な交代策に打って出られない。80分過ぎにはムヒタリアンの身体を張ったボール奪取からの仕掛けでカウンターチャンスを作り出すが、足にきていたエイブラハムからエル・シャーラウィへのラストパスが乱れて絶好機を逸する。
その後、85分に最後の交代機会にエイブラハムを下げてショムロドフを投入したローマだが、最後の最後にアクシデントに見舞われる。90分、ボックス手前での空中戦での競り合いの際にペッレグリーニがエルボーによるこの試合2枚目のカードを受けて退場となった。
このファウルで与えたデウロフェウの直接FKはGKパトリシオの好守で凌ぎ事なきを得たローマが、今季初のウノゼロで初黒星からのバウンスバックに成功。その一方で、絶好調のカピターノが不在の中で次節デルビーに臨むことになった。
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