神戸、海外挑戦の古橋が惜別弾も…ヨドコウこけら落としのC大阪が鳥海のJ1初出場初ゴールで劇的ドロー【明治安田J1第20節】
2021.07.17 21:15 Sat
明治安田生命J1リーグ第20節、セレッソ大阪vsヴィッセル神戸が17日にヨドコウ桜スタジアムで行われ、1-1の引き分けに終わった。
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)では無敗でグループステージ突破を決めたC大阪。帰国後最初のゲームはヨドコウでのこけら落としとなった。一方の神戸は、古橋のセルティック移籍が発表されたばかり。チームは3連勝中と好調のため、勝って快く送り出したいところだ。
ショートパスをベースとしながらも隙あらば一本で裏を狙う姿勢を見せる両チーム。7分には神戸がGK飯倉のフィードから古橋が抜け出せば、C大阪は清武のスルーパスから大久保がチャンスを迎える。
9分の神戸は古橋のスルーパスをチアゴにカットされるも、ドウグラスがすぐさまボールを強奪。ボックス内でGKキム・ジンヒョンをかわし、あとは一振りという状態まで持ち込んだが、賢明に戻った西尾に対応されてフィニッシュまでは持ち込めず。
中盤でのせめぎあいが続き、組織での守備が際立つ両チーム。セットして構えながらも、わずかでもコントロールが乱れると素早い食い付きを見せる。
すると、積極的な姿勢が30分に実る。古橋がドリブルでボックス手前まで持ち込んで酒井とワンツー。リターンを受けてワントラップから右足を振り抜き、自らの門出を祝う惜別のゴールを右隅に沈めて見せた。
先制されたC大阪は33分、丸橋の左CKから清武でヘディング。これはやや力がなく、GK飯倉に処理された。
追い付きたいC大阪は後半の頭から清武、為田を下げて加藤、高木を送り出す。49分にはCKのクリアボールを坂元がボックス手前からダイレクトで狙うもGK飯倉に阻まれる。対する神戸も54分、アバウトな浮き球のパスをドウグラスが収めてボックス左に侵入。一対一を迎えたが、GKキム・ジンヒョンが好判断で距離を詰め、シュートをブロックした。
互いにチャンスを作るスピード感のある後半の入りだったが、神戸にアクシデントが発生。ここまで好フィードを見せていたGK飯倉が、左足でロングボールを蹴った際に芝に足を取られたのか、ピッチに倒れ込んでしまう。そのまま担架で運ばれ、58分にGK廣永と交代を余儀なくされた。
2試合続けてGKが途中で変わることになった神戸。そのうえ、今度は中坂が着地の際に足を痛め、担架に乗せられてピッチの外へ。代わって64分に井上が投入される。さらに、直後には裏へのボールに対し、エリア外に飛び出してクリアした廣永と加藤が接触。大事には至らなかったが、ケガ人が続いていた状況なだけにヒヤリとする場面だった。
追い付くためにギアを上げたいのはC大阪。76分、原川が縦に鋭いパス入れると、相手を背負いながらも坂元が収める。小さく横に出してボックス内から加藤が狙うもGK廣永に阻まれる。3分後には高木がボックス右から右アウトで折り返し、加藤が渾身のダイビングヘッド。しかし、これは枠の右へわずかにそれた。
88分には大久保とチアゴを下げて松田力と鳥海を投入。すると、直後にこの交代が実る。左のハイサイドから丸橋がクロスを送ると、ゴール前で合わせたのはJ1初出場となった鳥海。C大阪が土壇場で試合を振り出しに戻した。
さらに逆転を狙って責め立てるも、以降はゴールが生まれずにタイムアップ。新スタジアムでの初戦は両者痛み分けに終わった。
セレッソ大阪 1-1 ヴィッセル神戸
【C大阪】
鳥海晃司(後44)
【神戸】
古橋亨梧(前30)
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)では無敗でグループステージ突破を決めたC大阪。帰国後最初のゲームはヨドコウでのこけら落としとなった。一方の神戸は、古橋のセルティック移籍が発表されたばかり。チームは3連勝中と好調のため、勝って快く送り出したいところだ。
9分の神戸は古橋のスルーパスをチアゴにカットされるも、ドウグラスがすぐさまボールを強奪。ボックス内でGKキム・ジンヒョンをかわし、あとは一振りという状態まで持ち込んだが、賢明に戻った西尾に対応されてフィニッシュまでは持ち込めず。
中盤でのせめぎあいが続き、組織での守備が際立つ両チーム。セットして構えながらも、わずかでもコントロールが乱れると素早い食い付きを見せる。
ボールは動くもゴール前には至らない展開の中、古橋が個で打開を試みる。15分には右サイドを抜け出しカットインから左足のミドル。25分にもボックス手前から狙うが、GKキム・ジンヒョンの正面を突いた。
すると、積極的な姿勢が30分に実る。古橋がドリブルでボックス手前まで持ち込んで酒井とワンツー。リターンを受けてワントラップから右足を振り抜き、自らの門出を祝う惜別のゴールを右隅に沈めて見せた。
先制されたC大阪は33分、丸橋の左CKから清武でヘディング。これはやや力がなく、GK飯倉に処理された。
追い付きたいC大阪は後半の頭から清武、為田を下げて加藤、高木を送り出す。49分にはCKのクリアボールを坂元がボックス手前からダイレクトで狙うもGK飯倉に阻まれる。対する神戸も54分、アバウトな浮き球のパスをドウグラスが収めてボックス左に侵入。一対一を迎えたが、GKキム・ジンヒョンが好判断で距離を詰め、シュートをブロックした。
互いにチャンスを作るスピード感のある後半の入りだったが、神戸にアクシデントが発生。ここまで好フィードを見せていたGK飯倉が、左足でロングボールを蹴った際に芝に足を取られたのか、ピッチに倒れ込んでしまう。そのまま担架で運ばれ、58分にGK廣永と交代を余儀なくされた。
2試合続けてGKが途中で変わることになった神戸。そのうえ、今度は中坂が着地の際に足を痛め、担架に乗せられてピッチの外へ。代わって64分に井上が投入される。さらに、直後には裏へのボールに対し、エリア外に飛び出してクリアした廣永と加藤が接触。大事には至らなかったが、ケガ人が続いていた状況なだけにヒヤリとする場面だった。
追い付くためにギアを上げたいのはC大阪。76分、原川が縦に鋭いパス入れると、相手を背負いながらも坂元が収める。小さく横に出してボックス内から加藤が狙うもGK廣永に阻まれる。3分後には高木がボックス右から右アウトで折り返し、加藤が渾身のダイビングヘッド。しかし、これは枠の右へわずかにそれた。
88分には大久保とチアゴを下げて松田力と鳥海を投入。すると、直後にこの交代が実る。左のハイサイドから丸橋がクロスを送ると、ゴール前で合わせたのはJ1初出場となった鳥海。C大阪が土壇場で試合を振り出しに戻した。
さらに逆転を狙って責め立てるも、以降はゴールが生まれずにタイムアップ。新スタジアムでの初戦は両者痛み分けに終わった。
セレッソ大阪 1-1 ヴィッセル神戸
【C大阪】
鳥海晃司(後44)
【神戸】
古橋亨梧(前30)
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