ソレールにPKハット許した守備崩壊のマドリーがバレンシアに敗れ今季2敗目…《ラ・リーガ》
2020.11.09 07:04 Mon
ラ・リーガ第9節、バレンシアvsレアル・マドリーが8日にメスタージャで行われ、ホームのバレンシアが4-1で勝利した。
ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)のインテル戦を3-2で勝ち切って初白星を挙げたチームは、良い状態でこの試合を迎えるはずだった。しかし、試合前日にアザールとカゼミロに関して新型コロナウイルスの陽性判定が確認され、主力2選手を欠いての戦いとなった。そのため、イスコやヴィニシウスが代役を担うことになった。
イスコをトップ下に配した[4-2-3-1]の布陣で臨んだマドリーは、いつも通り前線を動き回ってボールを引き出すベンゼマを起点に相手を押し込んでいく。13分にはセットプレーの流れからモドリッチが最初の枠内シュートをゴール左下隅に飛ばすが、ここはGKジャウメの好守に遭う。
その後は相手を崩し切れない状況がしばらく続くが、好調のエースが個の力でゴールをこじ開ける。23分、左サイドの高い位置でボールを持ったマルセロからマイナスのパスを受けたベンゼマがペナルティアーク付近で右足を一閃。ゴール前のDFギジャモンにわずかにディフレクトしてコースが変わると、ゴール右隅に突き刺さった。
キッカーのソレールの左を狙ったシュートはGKクルトワが好守で凌ぐも、こぼれ球に反応したソレールが放った2本目のシュートが右ポストを叩いたところをユヌス・ムサに流し込まれる。ムサのゴールはPKを蹴る前に先にエリア内に侵入したとのVARによる判定で認められずも、蹴り直しとなったPKをソレールに決められて35分の同点ゴールとなった。
さらに、マドリーは前半終了間際に逆転まで許すことに。43分、バレンシアにロングカウンターを許すと、自陣左サイドでマキシ・ゴメスにグラウンダーのクロスを入れられる。ゴール前でチェリシェフと競ったDFヴァランがクリアし損ねたボールがゴール方向に向かうと、GKクルトワが何とかゴールライン上でかき出した。
ラ・リーガではゴールライン・テクノロジーが採用されていないため、一度このプレーはそのまま流されるが、再びVARによる確認が入った結果、ボールがゴールラインを割っていたとの判定が下され、痛恨のオウンゴールとなった。
試合内容がスコアに反映されない、やや不思議な前半を経て残り45分間で逆転を期すマドリーだが、後半も難しい入りに。
立ち上がり47分のイ・ガンインの強烈な左足のシュートはGKクルトワのビッグセーブで凌ぐが、52分には完全に崩されてゴール前のルーズボールに反応したマキシ・ゴメスをDFマルセロが遅れて蹴ってしまい、この試合2本目のPK献上。これをソレールに決められていきなり点差を広げられた。
その後、すぐさま反撃に転じてバルベルデ、アセンシオと続けて決定的な枠内シュートを放つが、いずれもGKジャウメの好守に阻まれる。すると、直後の59分にはボックス内でムサと競ったDFセルヒオ・ラモスがバウンドしたボールを左手で豪快に叩いてしまい、VARの結果バレンシアに3本目のPKが与えられる。これをソレールに決められてPKだけでハットトリックを達成されてしまった。
先制点以降、すべてがうまくいかない泥沼の状況の中、ジダン監督はアセンシオとヴィニシウスの両翼に代えてロドリゴと負傷明けのウーデゴールを64分に投入。残り25分あまりで同点を目指す。
だが、なかなかゴールをこじ開けられない中、75分過ぎにはそ径部を痛めたベンゼマがプレー続行不可能となり、ビハインドの中でエースを失うことに。その後、セルヒオ・ラモスの攻撃参加やヨビッチらアタッカーの投入で試合を好転させたかったマドリーだが、逃げ切り態勢に入ったホームチームを前に最後までゴールを奪うことはできなかった。
そして、1試合3本のPKにオウンゴールまで献上する自滅感の強い形でバレンシアに5戦ぶりの白星をプレゼントしたマドリーは、カディス戦以来の今季2敗目となった。
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前節、ウエスカを破ってリーグ連勝中の2位マドリーは、直近3敗1分けで13位に低迷するバレンシアとのアウェイゲームで3連勝を狙った。イスコをトップ下に配した[4-2-3-1]の布陣で臨んだマドリーは、いつも通り前線を動き回ってボールを引き出すベンゼマを起点に相手を押し込んでいく。13分にはセットプレーの流れからモドリッチが最初の枠内シュートをゴール左下隅に飛ばすが、ここはGKジャウメの好守に遭う。
その後は相手を崩し切れない状況がしばらく続くが、好調のエースが個の力でゴールをこじ開ける。23分、左サイドの高い位置でボールを持ったマルセロからマイナスのパスを受けたベンゼマがペナルティアーク付近で右足を一閃。ゴール前のDFギジャモンにわずかにディフレクトしてコースが変わると、ゴール右隅に突き刺さった。
ベンゼマの公式戦4試合連続ゴールで幸先良くリードを奪ったマドリーだが、このリードを保つことができない。29分、自陣右サイドでガヤのダイレクトクロスに対応したルーカス・バスケスがボックス内で腕を使ってブロックしてしまい、このプレーでPKが与えられる。
キッカーのソレールの左を狙ったシュートはGKクルトワが好守で凌ぐも、こぼれ球に反応したソレールが放った2本目のシュートが右ポストを叩いたところをユヌス・ムサに流し込まれる。ムサのゴールはPKを蹴る前に先にエリア内に侵入したとのVARによる判定で認められずも、蹴り直しとなったPKをソレールに決められて35分の同点ゴールとなった。
さらに、マドリーは前半終了間際に逆転まで許すことに。43分、バレンシアにロングカウンターを許すと、自陣左サイドでマキシ・ゴメスにグラウンダーのクロスを入れられる。ゴール前でチェリシェフと競ったDFヴァランがクリアし損ねたボールがゴール方向に向かうと、GKクルトワが何とかゴールライン上でかき出した。
ラ・リーガではゴールライン・テクノロジーが採用されていないため、一度このプレーはそのまま流されるが、再びVARによる確認が入った結果、ボールがゴールラインを割っていたとの判定が下され、痛恨のオウンゴールとなった。
試合内容がスコアに反映されない、やや不思議な前半を経て残り45分間で逆転を期すマドリーだが、後半も難しい入りに。
立ち上がり47分のイ・ガンインの強烈な左足のシュートはGKクルトワのビッグセーブで凌ぐが、52分には完全に崩されてゴール前のルーズボールに反応したマキシ・ゴメスをDFマルセロが遅れて蹴ってしまい、この試合2本目のPK献上。これをソレールに決められていきなり点差を広げられた。
その後、すぐさま反撃に転じてバルベルデ、アセンシオと続けて決定的な枠内シュートを放つが、いずれもGKジャウメの好守に阻まれる。すると、直後の59分にはボックス内でムサと競ったDFセルヒオ・ラモスがバウンドしたボールを左手で豪快に叩いてしまい、VARの結果バレンシアに3本目のPKが与えられる。これをソレールに決められてPKだけでハットトリックを達成されてしまった。
先制点以降、すべてがうまくいかない泥沼の状況の中、ジダン監督はアセンシオとヴィニシウスの両翼に代えてロドリゴと負傷明けのウーデゴールを64分に投入。残り25分あまりで同点を目指す。
だが、なかなかゴールをこじ開けられない中、75分過ぎにはそ径部を痛めたベンゼマがプレー続行不可能となり、ビハインドの中でエースを失うことに。その後、セルヒオ・ラモスの攻撃参加やヨビッチらアタッカーの投入で試合を好転させたかったマドリーだが、逃げ切り態勢に入ったホームチームを前に最後までゴールを奪うことはできなかった。
そして、1試合3本のPKにオウンゴールまで献上する自滅感の強い形でバレンシアに5戦ぶりの白星をプレゼントしたマドリーは、カディス戦以来の今季2敗目となった。
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