ユーロ2016・ラウンド16
フランス vs アイルランド
★ホスト国、順当ベスト8なるか
▽ユーロ2016決勝トーナメント1回戦のフランス代表vsアイルランド代表が26日にパルク・オリンピック・リヨンで行われ、2-1でフランスが勝利した。

▽グループAを首位突破したフランスと、グループEで3位ながらも初のユーロ決勝Tに進出したアイルランドが相まみえた。グループステージ最終節のスイス代表戦から4選手を変更したフランスは、カンテ、マテュイディ、パイエ、ジルーを先発に復帰させた。一方のアイルランドはイタリア戦と同様のイレブンをスタメンに並べた。
◆フランス

◆アイルランド

★ポグバPK献上でアイルランドがリード
▽試合は、落ち着く間もない開始早々に大きな動きを見せる。ボックス内でボールを受けたロングが後ろからポグバに覆いかぶさられて倒れる。これで獲得したPKでキッカーを務めたブレイディーが右ポスト内側に当ててネットを揺らし、アイルランドが2分という早い時間帯にスコアを動かした。

▽早々に失点したフランスは、すぐさま勢いよく反撃に出る。しかし、21分にはボックス正面のダリル・マーフィーがGKロリスのファインセーブを強いる際どいシュートを放つなど、アイルランドも脅威を与え続ける。直後にはポグバが直接FKをゴール右上隅に飛ばすも、これはアイルランドGKランドルフの好守に遭う。

▽ハーフタイムにかけてもフランスが攻めていくが、球際に厳しく戦う姿勢を前面に押し出すアイルランドをなかなか崩すことができない。前半終盤にはボックス内でパイエ、グリーズマンと立て続けにシュートに持ち込むも、いずれもDFのブロックに遭ってゴールならず、0-1のまま前半が終了した。
★グリーズマン2発で8強
▽ハーフタイム明け、フランスのデシャン監督はイエローカードを1枚受けて次戦出場停止となったカンテを下げて、右ウイングにコマンを投入。[4-3-3]から、ポグバとマテュイディを中盤に底に置く[4-2-3-1]へ布陣を変更する。

▽そのフランスは後半も立ち上がりから前に出ると、55分にマテュイディが強烈なミドルシュートをゴール左隅に飛ばす。しかし、これはGKランドルフのファインセーブに遭う。

▽それでも、フランスは次のチャンスをモノにする。パイエからボールを受けた右サイドのサーニャがクロス。これに正面で合わせたグリーズマンがヘディングシュートを叩き込み、試合を振り出しに戻した。

▽これで勢いに乗ったフランスは、直後に加点する。61分、ラミのフィードに反応したジルーがDF2人を引き連れて頭で正面にボールを落とす。走りこんだグリーズマンが左足で冷静にゴール右を射抜き、フランスが逆転に成功した。

▽完全に試合を支配したフランスは、66分に抜け出したグリーズマンがペナルティアーク付近でダフィに倒されると、主審が一発レッドカードを提示。これで数的優位となったフランスは、途中出場のジニャックが76分にボックス左から放ったシュートがバーに阻まれたものの、そのまま逃げ切り。フランスは、7月3日に行われる準々決勝でイングランド代表vsアイスランド代表の勝者とベスト4入りを懸けて激突する。
▽フランス採点
GK
1 ロリス 5.5
前半にマーフィーのシュートをファインセーブするなど、安定していた

DF
19 サーニャ 6.0
高精度のクロスでグリーズマンの1点目をお膳立て。守備もまずまず

4 ラミ 5.5
力強い守備で前への強さを見せる。累積警告で準々決勝出場停止

21 コシエルニー 5.5
マーフィーのパワーやロングの仕掛けに苦戦する場面もあったが、耐えた

3 エブラ 6.0
ベテランらしく、攻守に非常に安定した内容

MF
14 マテュイディ 6.0
堅実に守備をこなしながらミドルシュートでもゴールに迫る

5 カンテ 5.5
出来は悪くなかったが、戦術的理由でHTに交代。累積警告で準々決勝出場停止

(→コマン 5.5)
単独での仕掛けで一定の攻め手となる

(→ムサ・シッソコ -)

15 ポグバ 5.5
軽率な対応で早々にPK献上するも、その後は汚名返上へ懸命なプレーを続ける

FW
7 グリーズマン 7.0
持ち前の決定力を発揮して2ゴールを記録

9 ジルー 5.5
前半は低調も、後半はポストワークでアシストするなど巻き返した

(→ジニャック 6.0)
バー直撃のシュートを放つなど見せ場をつくった

8 パイエ 6.0
さすがの技術で攻撃を牽引し、ゴールにも絡む

監督
デシャン 6.0
カンテが不在となる次戦にもつながるHT明けの大胆な布陣変更で勝利を手繰り寄せた

▽アイルランド採点
GK
23 ランドルフ 6.5
2失点も、いくつかのファインセーブを見せた

DF
2 コールマン 5.5
前に出れなかったが、大きくは崩れなかった

12 ダフィ 4.5
ジルーと好勝負していたが、決定機阻止で一発退場

5 キーオ 5.5
前半は好パフォーマンスも、押し込まれた後半は苦しむ

17 S・ウォード 5.5
他の最終ラインの選手と同じく、後半にパフォーマンスを落とした

MF
9 ロング 6.5
うまくファウルを誘ってPKを獲得した。守備時に右サイドをカバーしながら、攻撃では果敢にボックス内へ

13 ヘンドリック 6.0
守備をしっかりとこなしながら持ち前の推進力でボールを運んだ

8 マッカーシー 5.5
危険察知能力を生かしてバイタルエリアを整備したが、後半に失速

(→フーラハン -)

19 ブレイディー 6.5
GKが絶対に取れないコースにPKを沈めた。攻守に貢献

11 マクレーン 6.0
よく走り、良いクロスを入れるなど攻守に奮闘した

(→オシェイ 5.5)
守備を締めるには至らず

FW
21 ダリル・マーフィー 6.0
屈強なフィジカルを生かして前線で身体を張る

(→ウォルタース 5.5)
1本、惜しいシュートを放った

監督
オニール 5.5
ハーフタイム明けから下がり過ぎたのが悔やまれる

★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
グリーズマン(フランス)
▽2ゴール&退場誘発の仕事。圧巻の決定力で母国を逆転勝利に導いた。

フランス 2-1 アイルランド
【フランス】
グリーズマン(後13)
グリーズマン(後16)
【アイルランド】
ブレイディー(前2[PK])

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