歴代の日本人最高額は? あのJリーグレジェンドも市場価値で堂々ランクイン

2020.01.05 11:00 Sun
Getty Images
2020年に入り、ヨーロッパの移籍市場も開幕。徐々に活発化している状況だ。このタイミングではJリーグがオフということもあり、日本人選手が移籍しやすいタイミングでもあり、過去には1月の移籍市場で欧州クラブへの移籍を果たした選手も少なくない。
今冬ではJリーグからの海外移籍は現時点でないものの、ザルツブルクの日本代表MF南野拓実がリバプールへと移籍。5日にもデビューする可能性が報じられている状況だ。

南野は自身の市場価値も上がり続けている状況だが、過去を含めた日本人選手の市場価値最高額は一体いくらなのか。移籍情報サイト『transfermarkt』の情報をもとに、各個人の最高値をランキング化してみた。

歴代の日本人選手で最も高い市場価値を記録しているのは日本代表MF中島翔哉だ。記録したのはアル・ドゥハイル在籍時。その価値は2500万ユーロ(約30億1500万円)と言われている。現在は2000万ユーロ(約24億1300万円)の市場価値となっているが、現役選手では最高値だ。
2位は現在はレアル・サラゴサでプレーするMF香川真司だ。ドルトムント時代の2012年に2200万ユーロ(約26億5400万円)を記録。その後にマンチェスター・ユナイテッドへの移籍を果たしている。

3位は現在は無所属の元日本代表MF本田圭佑だ。CSKAモスクワ時代の2013年に記録した2000万ユーロ(約24億1300万円)が最高値。当時は移籍金の高さで移籍が阻まれたこともあった。

4位には堂々たるランクインの日本代表MF久保建英。現在の1500万ユーロ(約18億1000万円)が最高値となっている。5位はインテル在籍時の日本代表DF長友佑都で1400万ユーロ(約16億9000万円)となっている。ちなみに、南野は6位となっている。

なお、海外でプレーしていない選手での最高位は19位に入ったMF遠藤保仁。2009年に記録した650万ユーロ(約7億8500万円)が最高となっている。以下、ランキング50を発表する。

◆日本人選手市場価値最高値ランキング50
[2020年1月1日時点]
1位:MF中島翔哉(24)
最高市場価値:2500万ユーロ(約30億1500万円)
所属チーム:アル・ドゥハイル
日付:2019/5/3
現在の市場価値:2000万ユーロ(約24億1300万円)

2位:MF香川真司(23)
最高市場価値:2200万ユーロ(約26億5400万円)
所属チーム:ドルトムント
日付:2012/6/29
現在の市場価値:300万ユーロ(約3億6200万円)

3位:MF本田圭佑(26)
最高市場価値:2000万ユーロ(約24億1300万円)
所属チーム:CSKAモスクワ
日付:2013/1/15
現在の市場価値:100万ユーロ(約1億2000万円)

4位:MF久保建英(18)
最高市場価値:1500万ユーロ(約18億1000万円)
所属チーム:マジョルカ
日付:2019/12/20
現在の市場価値:1500万ユーロ(約18億1000万円)

5位:DF長友佑都(27)
最高市場価値:1400万ユーロ(約16億9000万円)
所属チーム:インテル
日付:2014/1/7
現在の市場価値:130万ユーロ(約1億5700万円)

6位:MF南野拓実(24)
最高市場価値:1250万ユーロ(約15億1000万円)
所属チーム:ザルツブルク
日付:2019/12/16
現在の市場価値:1250万ユーロ(約15億1000万円)

7位:MF中田英寿(27)
最高市場価値:1000万ユーロ(約12億1000万円)
所属チーム:フィオレンティーナ
日付:2004/10/4
現在の市場価値:-

7位:FW岡崎慎司(29)
最高市場価値:1000万ユーロ(約12億1000万円)
所属チーム:レスター・シティ
日付:2016/2/9
現在の市場価値:200万ユーロ(約2億4000万円)

7位:MF清武弘嗣(23)
最高市場価値:1000万ユーロ(約12億1000万円)
所属チーム:ニュルンベルク
日付:2013/8/27
現在の市場価値:230万ユーロ(約2億8000万円)

7位:MF武藤嘉紀(26)
最高市場価値:1000万ユーロ(約12億1000万円)
所属チーム:ニューカッスル
日付:2018/8/13
現在の市場価値:700万ユーロ(約8億4500万円)

7位:DF冨安健洋(21)
最高市場価値:1000万ユーロ(約12億1000万円)
所属チーム:ボローニャ
日付:2019/12/12
現在の市場価値:1000万ユーロ(約12億1000万円)

7位:MF鎌田大地(23)
最高市場価値:1000万ユーロ(約12億1000万円)
所属チーム:フランクフルト
日付:2019/12/17
現在の市場価値:1000万ユーロ(約12億1000万円)

7位:MF堂安律(20)
最高市場価値:1000万ユーロ(約12億1000万円)
所属チーム:フローニンヘン
日付:2019/6/12
現在の市場価値:800万ユーロ(約9億6500万円)

14位:MF中村俊輔(29)
最高市場価値:900万ユーロ(約11億円)
所属チーム:セルティック
日付:2007/9/20
現在の市場価値:10万ユーロ(約1200万円)

14位:DF内田篤人(26)
最高市場価値:900万ユーロ(約11億円)
所属チーム:シャルケ
日付:2015/2/4
現在の市場価値:60万ユーロ(約7200万円)

16位:DF酒井宏樹(28)
最高市場価値:800万ユーロ(約9億6500万円)
所属チーム:マルセイユ
日付:2018/7/16
現在の市場価値:800万ユーロ(約9億6500万円)

17位:MF乾貴士(30)
最高市場価値:750万ユーロ(約9億500万円)
所属チーム:レアル・ベティス
日付:2018/7/16
現在の市場価値:300万ユーロ(約3億6200万円)

18位:DF吉田麻也(29)
最高市場価値:700万ユーロ(約8億4500万円)
所属チーム:サウサンプトン
日付:2018/1/2
現在の市場価値:500万ユーロ(約6億円)

19位:MF遠藤保仁(29)
最高市場価値:650万ユーロ(約7億8500万円)
所属チーム:ガンバ大阪
日付:2009/12/22
現在の市場価値:10万ユーロ(約1200万円)

20位:DF田中マルクス闘莉王(28)
最高市場価値:600万ユーロ(約7億2400万円)
所属チーム:浦和レッズ
日付:2009/5/19
現在の市場価値:-

20位:FW大迫勇也(28)
最高市場価値:600万ユーロ(約7億2400万円)
所属チーム:ブレーメン
日付:2018/7/16
現在の市場価値:600万ユーロ(約7億2400万円)

22位:MF小野伸二(25)
最高市場価値:560万ユーロ(約6億7500万円)
所属チーム:フェイエノールト
日付:2004/10/4
現在の市場価値:2万5000ユーロ(約300万円)

23位:MF長谷部誠(26)
最高市場価値:500万ユーロ(約6億300万円)
所属チーム:ヴォルフスブルク
日付:2010/7/16
現在の市場価値:100万ユーロ(約1億2000万円)

23位:MF森岡亮太(27)
最高市場価値:500万ユーロ(約6億300万円)
所属チーム:アンデルレヒト
日付:2018/6/3
現在の市場価値:250万ユーロ(約3億200万円)

23位:FW久保裕也(23)
最高市場価値:500万ユーロ(約6億300万円)
所属チーム:ヘント
日付:2017/6/6
現在の市場価値:200万ユーロ(約2億4200万円)

26位:MF松井大輔(26)
最高市場価値:450万ユーロ(約5億4300万円)
所属チーム:ル・マン
日付:2008/5/5
現在の市場価値:-

26位:FW原口元気(27)
最高市場価値:450万ユーロ(約5億4300万円)
所属チーム:ハノーファー
日付:2018/7/16
現在の市場価値:200万ユーロ(約2億4200万円)

26位:FW伊東純也(26)
最高市場価値:450万ユーロ(約5億4300万円)
所属チーム:ヘンク
日付:2019/6/10
現在の市場価値:450万ユーロ(約5億4300万円)

29位:DF中澤佑二(31)
最高市場価値:400万ユーロ(約4億8300万円)
所属チーム:横浜F・マリノス
日付:2009/5/12
現在の市場価値:-

29位:FW森本貴幸(21)
最高市場価値:400万ユーロ(約4億8300万円)
所属チーム:カターニャ
日付:2010/1/27
現在の市場価値:15万ユーロ(約1800万円)

29位:MF中村憲剛(29)
最高市場価値:400万ユーロ(約4億8300万円)
所属チーム:川崎フロンターレ
日付:2009/12/22
現在の市場価値:10万ユーロ(約1200万円)

29位:DF酒井高徳(21)
最高市場価値:400万ユーロ(約4億8300万円)
所属チーム:シュツットガルト
日付:2013/1/13
現在の市場価値:150万ユーロ(約1億8000万円)

33位:DF昌子源(26)
最高市場価値:380万ユーロ(約4億5800万円)
所属チーム:トゥールーズ
日付:2019/1/5
現在の市場価値:300万ユーロ(約3億6200万円)

34位:FW高原直泰(28)
最高市場価値:350万ユーロ(約4億2200万円)
所属チーム:フランクフルト
日付:2007/6/21
現在の市場価値:-

34位:MF三都主アレサンドロ(27)
最高市場価値:350万ユーロ(約4億2200万円)
所属チーム:浦和レッズ
日付:2005/6/14
現在の市場価値:-

34位:MF細貝萌(26)
最高市場価値:350万ユーロ(約4億2200万円)
所属チーム:レバークーゼン
日付:2013/1/13
現在の市場価値:50万ユーロ(約6000万円)

34位:FW田中順也(27)
最高市場価値:350万ユーロ(約4億2200万円)
所属チーム:スポルティング・リスボン
日付:2015/7/1
現在の市場価値:60万ユーロ(約7200万円)

38位:GK川島永嗣(30)
最高市場価値:300万ユーロ(約3億6200万円)
所属チーム:スタンダール・リエージュ
日付:2013/6/25
現在の市場価値:15万ユーロ(約1800万円)

38位:FWハーフナー・マイク(27)
最高市場価値:300万ユーロ(約3億6200万円)
所属チーム:コルドバ
日付:2014/7/22
現在の市場価値:75万ユーロ(約9000万円)

38位:FW宮市亮(19)
最高市場価値:300万ユーロ(約3億6200万円)
所属チーム:アーセナル
日付:2012/6/24
現在の市場価値:60万ユーロ(約7200万円)

38位:MF柴崎岳(26)
最高市場価値:300万ユーロ(約3億6200万円)
所属チーム:ヘタフェ
日付:2018/7/16
現在の市場価値:150万ユーロ(約1億8100万円)

38位:MF小林祐希(25)
最高市場価値:300万ユーロ(約3億6200万円)
所属チーム:ヘーレンフェーン
日付:2017/6/7
現在の市場価値:150万ユーロ(約1億8100万円)

38位:MF奥川雅也(23)
最高市場価値:300万ユーロ(約3億6200万円)
所属チーム:ザルツブルク
日付:2019/12/16
現在の市場価値:300万ユーロ(約3億6200万円)

44位:MF阿部勇樹(27)
最高市場価値:290万ユーロ(約3億5000万円)
所属チーム:浦和レッズ
日付:2009/1/5
現在の市場価値:20万ユーロ(約2400万円)

45位:FW仲川輝人(27)
最高市場価値:280万ユーロ(約3億3800万円)
所属チーム:横浜F・マリノス
日付:2019/12/28
現在の市場価値:280万ユーロ(約3億3800万円)

46位:GK楢崎正剛(33)
最高市場価値:270万ユーロ(約3億2500万円)
所属チーム:名古屋グランパス
日付:2009/6/3
現在の市場価値:-

46位:FW小林悠(31)
最高市場価値:270万ユーロ(約3億2500万円)
所属チーム:川崎フロンターレ
日付:2019/1/5
現在の市場価値:220万ユーロ(約2億6500万円)

48位:FW前田遼一(28)
最高市場価値:260万ユーロ(約3億1400万円)
所属チーム:ジュビロ磐田
日付:2009/12/14
現在の市場価値:2万5000ユーロ(約300万円)

49位:MF稲本潤一(28)
最高市場価値:250万ユーロ(約3億円)
所属チーム:フランクフルト
日付:2008/6/4
現在の市場価値:2万5000ユーロ(約300万円)

49位:GK川口能活(29)
最高市場価値:250万ユーロ(約3億円)
所属チーム:ジュビロ磐田
日付:2005/6/14
現在の市場価値:-

49位:FW鈴木隆行(29)
最高市場価値:250万ユーロ(約3億円)
所属チーム:鹿島アントラーズ
日付:2005/6/14
現在の市場価値:-

49位:MF石川直宏(28)
最高市場価値:250万ユーロ(約3億円)
所属チーム:FC東京
日付:2009/12/16
現在の市場価値:-

49位:FW宇佐美貴史(23)
最高市場価値:250万ユーロ(約3億円)
所属チーム:ガンバ大阪
日付:2015/7/1
現在の市場価値:150万ユーロ(約1億8100万円)

49位:FW柿谷曜一朗(24)
最高市場価値:250万ユーロ(約3億円)
所属チーム:セレッソ大阪
日付:2014/3/31
現在の市場価値:150万ユーロ(約1億8100万円)

49位:DF塩谷司(30)
最高市場価値:250万ユーロ(約3億円)
所属チーム:アル・アイン
日付:2019/4/25
現在の市場価値:250万ユーロ(約3億円)

49位:FW浅野拓磨(22)
最高市場価値:250万ユーロ(約3億円)
所属チーム:シュツットガルト
日付:2017/6/27
現在の市場価値:170万ユーロ(約2億円)

49位:DF谷口彰悟(27)
最高市場価値:250万ユーロ(約3億円)
所属チーム:川崎フロンターレ
日付:2019/6/27
現在の市場価値:230万ユーロ(約2億7800万円)

49位:FW鈴木優磨(22)
最高市場価値:250万ユーロ(約3億円)
所属チーム:鹿島アントラーズ
日付:2019/1/5
現在の市場価値:220万ユーロ(約2億6500万円)
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ブンデスリーガ第32節のフランクフルトvsレバークーゼンが5日に行われ、1-5でアウェイのレバークーゼンが勝利した。 前節バイエルンに惜敗したフランクフルトは、その試合のスタメンからクナウフとアウレリオ・ブタをチャイビとエンクンクに変更した以外は同じスタメンを採用。長谷部誠は8試合ぶりのベンチ外となった。 一方、ミッドウィークにアウェイで行われたヨーロッパリーグ(EL)準決勝1stレグのローマ戦を先勝した王者レバークーゼンは、その試合のスタメンからジャカ、アンドリッヒ、タプソバ以外の8人を変更。GKをフラデツキーに入れ替えたほか、シック、ホフマン、パラシオスらをスタメンで起用した。 累積警告のためシャビ・アロンソ監督が不在のレバークーゼンは12分、アンドリッヒのロングパスでボックス左から侵入したアルトゥールが折り返しを供給すると、相手DFにブロックされたこぼれ球をペナルティアーク左横のジャカが左足一閃。強烈なダイレクトシュートはゴール右に突き刺さった。 幸先良く先制したレバークーゼンは21分にも、ボックス右のフロジェクが供給したラストパスをボックス中央で受けたパラシオスがシュート。相手DFに当たったこぼれ球に再びフロジェクが反応したが、これはDFコッホにクリアされシュートは打てず。 フランクフルトだったが32分、ショートコーナーの流れからバイタルエリア左手前でボールを受けたチャイビがクロスを供給すると、DFラインの裏に抜け出したエキティケがヘディングシュートを流し込んだ。 このまま前半終了かと思われたが、レバークーゼンが再びリードする。44分、ジャカの左クロスのセカンドボールをボックス左で拾ったフロジェクが再びクロスを供給。走り込んだシックの放ったヘディングシュートが、相手GKの手を弾き、ゴール左に決まった。 迎えた後半、先にチャンスを迎えたのはレバークーゼン。56分、ボックス左から侵入したアルトゥールの折り返しのこぼれ球に反応したテラがエンクンクにシャツを引っ張られて倒されると、主審はPKを宣告。このPKをパラシオスがゴール右隅に沈めた。 その後は2点を追う展開となったフランクフルトが徐々に攻め込む時間を増やすが、なかなか決定機まで至らない状況が続く。すると、レバークーゼンは77分に追加点を奪う。 中盤でボニフェイスの落としを受けたホフマンがワンタッチで左サイドのスペースへボールを送ると、左サイドを駆け上がったフロジェクの折り返しを逆サイドから走り込んだフリンポンがダイレクトで流し込んだ。 さらにレバークーゼンは、86分にもボックス左深くから侵入したボニフェイスの折り返しに反応したフリンポンがクナウフに倒されると、オンフィールドレビューの末にPKを獲得。このPKをボニフェイスがゴール中央へ沈めた。 試合はそのまま1-5でレバークーゼンが圧勝。シャビ・アロンソ監督不在ながらリーグ戦3試合ぶりの白星を飾ったレバークーゼンは、公式戦無敗を「48」に更新している。 2024.05.06 02:30 Mon

苦手ビラを下したブライトンがリーグ戦7試合ぶりの白星!【プレミアリーグ】

プレミアリーグ第36節のブライトン&ホーヴ・アルビオンvsアストン・ビラが5日に行われ、1-0でホームのブライトンが勝利した。ブライトンのMF三笘薫はケガのためベンチ外となっている。 ミッドウィークに行われたヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)準決勝1stレグのオリンピアコス戦で公式戦7試合ぶりの黒星を喫した4位ビラが、リーグ戦6試合勝利のない13位ブライトンのホームに乗り込んだ一戦。 立ち上がりから一進一退の展開が続く中、ビラは23分にアクシデント。左モモ裏を痛めたロジャーズがピッチに座り込むと、プレー続行不可能となり、そのままピッチを後に。26分にキャッシュが緊急投入された。 前半半ばを過ぎてもシュート1本とフィニッシュの形が作れないビラは、前半終了間際にピンチ。追加タイム4分、アディングラの浮かせたパスからゴール前に抜け出したグロスが決定機を迎えたが、シュートは飛び出したGKが右足でブロックし枠を外れた。 ゴールレスで迎えた後半も拮抗した展開が続く中、先にネットを揺らしたのはブライトン。68分、エンシソが放ったミドルシュートのこぼれ球をボックス手前で拾ったアディングラが左に展開すると、ボックス左横に駆け上がったイゴールの折り返しをニアサイドのグロスがワンタッチで流し込んだ。 このゴールでブライトンの先制かと思われたが、VARの末に押し込んだグロスがオフサイドポジションであったため、ゴールは取り消された。 VARに救われたビラは79分、右CKのセカンドボールを拾ったアディングラのクリアをベイリーがブロック。こぼれ球がゴール前のマッギンに収まり、反転からゴールネットを揺らしたが、これもVARの末にオフサイドと判定され、ゴールは認められず。 その後はややオープンな展開が続くとブライトンは85分、ジョアン・ペドロとのワンツーでボックス左に侵入したアディングラがコンサに倒されると主審はPKを宣告。ジョアン・ペドロのPKはGKオルセンが右手で弾いたが、跳ね返りを素早く反応したジョアン・ペドロが頭でゴールに押し込んだ。 結局、これが決勝点となり1-0でタイムアップ。5連敗と苦手ビラを下したブライトンがリーグ戦7試合ぶりの白星を飾った。 2024.05.06 00:10 Mon

「素晴らしいゴールだった」自身のミドルシュートに満足感示す南野拓実、2位確保へ意気込み「1つも落とすことはできない」

モナコの日本代表MF南野拓実が自身今季9点目を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 4日、リーグ・アン第32節でモナコはホームにクレルモンを迎えた。 南野はこの試合に先発出場すると、16分にコースを狙ったミドルシュートが右隅に吸い込まれ、GKは一歩も動けず。モナコが先制すると、その後も得点を重ね、4-1で勝利を収めた。 優勝はすでにパリ・サンジェルマン(PSG)に決定しているが、2位の座を争う戦いに。チャンピオンズリーグ(CL)出場権も懸かっている中での貴重な勝利となった。 南野は試合を振り返り、「個人的には今日勝ち点3を獲得できて嬉しいです。この最後の3試合はとても重要で、リールとブレストに追いつかれる可能性があるので、1つも落とすことはできません」とコメント。「だから、僕たちはプッシュし続けなければなりません。僕もこのゴールにとても満足しています」と、自身のゴールに満足しているとともに、勝利を喜んだ。 チームに勢いをもたらせる先制ゴールを決めた南野。改めて自身のゴールについて振り返り、満足感を示した。 「相手がボールを失った時に足元にボールが来て、その瞬間は周りにスペースがあったので、じっくりとプレーができました」 「ボールをコントロールして、シュートが上の隅に決まったので、本当に嬉しいです。素晴らしいゴールだったと思います」 この勝利で2位をキープ。しかし、残り3試合で転落する可能性もある。 南野は「今シーズンはケガに悩まされていないので、全ての選手にとって良い兆候だと思います。でも、僕たちにはとても優れたチームがあり、とても優れた若い選手がいます。ここにいる全員が野心家であり、今日もそれを示すことができました」とコメント。選手は揃っている中で、離脱している選手がいないこともプラスだとしながらも、良い選手もしっかり揃っていると自信を見せた。 <span class="paragraph-title">【動画】本人も満足!芸術点も高い、狙い澄ました南野拓実のスーパーミドル!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="_lUkf9B9zPI";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.05.05 13:30 Sun

ハリウッド俳優が保有するレクサム、チーフが補強を夢見るのは「この人誰?」から始まった遠藤航「私は彼の大ファンだ」

2年連続の昇格で5部から3部まで上り詰めたレクサム。ハリウッドスターであるライアン・レイノルズ氏が共同オーナーを務めることでも話題を呼んでいるが、思わぬ人物を補強したいと夢見ているようだ。『SPORTS BIBLE』が伝えた。 2022-23シーズンはイングランド5部を戦っていたレクサム。『ブレイド3』や『デッドプール』などにも出演したハリウッド俳優のレイノルズ氏と、同じ俳優のロブ・マケルヘニー氏が共同保有するクラブだ。 イングランド5部では圧倒的な強さで優勝を果たすと、今シーズンはEFLリーグ2(イングランド4部)を戦い、2位でフィニッシュ。2024-25シーズンはEFLリーグ1(イングランド3部)を戦うことが決定している。 すでにチームは本拠地であるレースコース・グラウンドの改修に着手しており、将来的には5万5000人規模のスタジアムにしたいという構想も口にしていたが、クラブのエグゼクティブディレクターを務めるハンフリー・カー氏が選手補強について言及。2人の名前を挙げた。 1人はウェーズル代表DFネコ・ウィリアムズ(ノッティンガム・フォレスト) 。カー氏は「過去にこの世な質問をされたことがある。その1つとしてネコ・ウィリアムズの名前をよく挙げてきた」とコメント。自国の代表選手でもある右サイドバックを補強する夢があるとした。 そしてもう1人の希望として名前が挙がったのが、リバプールの日本代表MF遠藤航。当初は懐疑的だったものの、今の活躍を見て多くを学んだとした。 「私のお気に入りの選手の1人で、レクサムのユニフォームを着てプレーする姿あを見たいのは誰か?今のところ、私は遠藤弥に本当にハマっている。リバプールがモイセス・カイセドやロメオ・ラヴィア(共にチェルシーが獲得)を逃し、全てが絶望的で憂鬱で、惨事となった夏の怒りを体現しているような選手だ」 「そして彼らは遠藤航と契約した。『えー、この人誰?』という感じだった。彼のことは聞いたことなかった。たったの1600万ポンド(約31億円)だった。彼らはどこでプレーしているの?という感じだった。そして、彼らは今シーズン契約した選手の1人となった」 「華やかさや高価な値札、そして、『セントラルミッドフィルダーに1億ポンドも使わずにリバプールは何をしているのか?』という点では、我々にとって良い教訓になったと思う」 「1億ポンドを費やす必要はない。お金を賢く使う必要があり、最高の選手を見つけて特定する必要がある。そういう感じだ。遠藤航について詳しくはわからないが、素晴らしいキャラクターを持っていることは分かる」 「彼は素晴らしい仕事の倫理を持っており、やり取りや映像、他の選手たちを見ても分かるように、彼らは明らかに全員が彼のことを気に入り、そこで信じられないほどの仕事を彼はやっている。お金が問題ではなく、選手が北ウェールズに移籍することを気にしないのであれば良い。私は彼の大ファンだ」 よく分からない日本の選手から、プレーを見て一気に心を掴まれたというカー氏。リバプールファンの多くも同じような気持ちだろう。 遠藤はユルゲン・クロップ監督の信頼をパフォーマンスで掴み、今ではチームに欠かせない存在に。イングランド3部に移籍することは考えにくいが、レクサムがさらに昇格し、遠藤が挑戦を選べば、実現する可能性もありそうだ。 2024.05.05 11:50 Sun
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