冨安健洋 Takehiro TOMIYASU

ポジション DF
国籍 日本
生年月日 1998年11月05日(25歳)
利き足
身長 188cm
体重 78kg
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「アーセナル最高の左SB」先制点誘発の冨安健洋が現地で高評価、ノースロンドン・ダービーで攻守に貢献「クルゼフスキは常に狼狽」

アーセナルの日本代表DF冨安健洋が高い評価を受けている。 28日、プレミアリーグ第35節でアーセナルはアウェイでトッテナムとの“ノースロンドン・ダービー”を戦った。 プレミアリーグ優勝に向けてもダービーとしても負けられないアーセナル。圧倒したチェルシー戦から中4日でのビッグマッチとなった中、冨安は左サイドバックとして続けて先発出場した。 対面するデヤン・クルゼフスキとのマッチアップを任されると、突破をほとんど許さない活躍。すると15分にはCKの際にニアサイドに入ると、ピエール=エミール・ホイビュアのオウンゴールを誘発させた。 一方で、前半途中から出場したブレナン・ジョンソンのスピードにはなかなか手こずる場面もあったが、レアンドロ・トロサール、ガブリエウ・マルティネッリと同サイドで組む選手の助けもあり守り切ることに。 攻撃面では、後半立ち上がりのFKからフリーの冨安はボックス内でダイビングヘッドもわずかに枠の上。それでもフル出場を果たし、ダービーの勝利に貢献した。 2試合連続のビッグマッチで先発した冨安に対し、イギリス『フットボール・ロンドン』は6点(10点満点)の評価をつけた。 「序盤はボールの扱いが少し雑だったが、試合が進むにつれて大きく改善した」 「1vs1のデュエルでは非常に堅実だったが、ボールの扱いは常にベストだったわけではない」 また、イギリス『ガーディアン』は7点(10点満点)をつけている。 「ホイビュアに決定的なオウンゴールの圧をかけ、その後に自分でゴールを決めることもできたかもしれなかった。スパーズのワイドの選手に手一杯となったが、1vs1でしっかりと守った」 イギリス『イブニング・スタンダード』は7点(10点満点)をつけた。 「チェルシーでの勝利の後もポジションを守り、アーセナルの最高の左サイドバックであると感じさせた」 「後半開始早々のFKからは絶好機を外してしまった」 イギリス『インデペンデント』は「典型的な強力なサイドバックとしてのパフォーマンスを発揮した」と、7点(10点満点)の評価。アメリカ『NBC Sports』は5点(10点満点)と点数は低いものの、「クルゼフスキは終始狼狽していた。ずさんなパスもいくつかあった」と評価した。 アーセナルは残り3試合。2位のマンチェスター・シティは1試合消化が少ない状況で勝ち点差「1」のため、あくまでも暫定首位。残り3連勝を収めて、朗報を待つしかない状況だ。 <span class="paragraph-title">【動画】冨安健洋がノースロンドン・ダービーで攻守に貢献!先制点誘発</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="0tATw4uSivQ";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.29 08:50 Mon

アーセナルが敵地でのノースロンドンダービー制して暫定首位キープ! 冨安健洋はフル出場【プレミアリーグ】

プレミアリーグ第35節、トッテナムvsアーセナルが28日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われ、アウェイのアーセナルが2-3で勝利した。なお、アーセナルのDF冨安健洋はフル出場した。 5位のトッテナム(勝ち点60)は、13日に行われた前々節でニューカッスル相手に0-4で敗戦し、4位のアストン・ビラ(勝ち点66)との暫定勝ち点差が6ポイントに広がった。自力でのトップ4フィニッシュの可能性を残すものの、4位チームに比べて厳しい日程が控えており、ここからの逆転は至難の業。その最終盤の重要な戦いに弾みを付けると共に、宿敵の優勝阻止を狙う上でも勝ち点3必須のダービーでは2年ぶりの勝利を目指した。 ポステコグルー監督は先発3人を変更。今季絶望のウドジェ代役にベン・デイビス、ビスマとブレナン・ジョンソンに代えてホイビュア、クルゼフスキを起用した。 対する暫定首位のアーセナル(勝ち点77)は前節、ウォルバーハンプトンとのアウェイゲームに2-0の完勝。さらに、第29節延期分ではホーム開催のチェルシーとのダービーに5-0の歴史的大勝。70分過ぎに多くの主力をベンチに下げる余裕の采配もみせ、敵地でのダービーを万全の状態で迎えた。 現状ではマンチェスター・シティの取りこぼしが逆転優勝に必須となる中、その王者にプレッシャーをかけたいアルテタのチームは、中4日でのダービー連戦に向けて全く同じスタメンを採用。冨安は左サイドバックに入った。 ダービーらしく球際でバチバチとやり合う展開ながら、立ち上がりは互いに大きなリスクをかけることなく細かくボールを動かして攻め手を窺う。10分過ぎにはウーデゴールが直接FK、マディソンがショートカウンターからミドルシュートと、両司令塔がいずれもチームファーストシュートを記録。 そういった中、奇しくも前回対戦同様の形からアーセナルに先制点が生まれる。15分、右CKの場面でサカが左足インスウィングの高速クロスを入れると、ニアで冨安と競ったホイビュアのゴール方向へのヘディングのクリアがニアに突き刺さった。 前回対戦の再現かのようにオウンゴールでスコアが動いたダービー。トッテナムも2度のビハインドを追いついたその一戦を再現すべく、すぐさま反撃に打って出る。 そして、19分からの数分間ではマディソンの正確なプレースキックからロメロが2度のヘディングシュートでゴールに迫るが、ここは右ポストを叩く。 さらに、22分には左CKの二次攻撃からペドロ・ポロのミドルシュートのこぼれ球にボックス中央で反応したファン・デ・フェンが冷静に左足のシュートを左隅に流し込む。だが、同点ゴールかに思われたこのプレーは際どいオフサイド判定で認められず。 続けざまのピンチを凌いだアーセナルは前回対戦のPKとは異なる形となったが、同じスコアラーが2点目を記録する。27分、自陣ボックス内でライスがマディソンを潰した流れから、中央でボールを持ったサカが左のハヴァーツに預けて右の広大なスペースにスプリントすると絶妙なリターンパスが届く。そのままボックス内に持ち込むと、冷静にDFベン・デイビスを切り返しでかわして左足のコントロールシュートをゴール左下隅に流し込んだ。 追い上げムードの中で痛恨の2失点目を喫したトッテナムは、さらに右ハムストリングを痛めたヴェルナーがプレー続行不可能となってブレナン・ジョンソンのスクランブル投入を余儀なくされる。 一方、冷静にゲームプランを遂行するアウェイチームは自分たちのストロングであり、相手のウイークであるセットプレーから決定的な3点目まで奪って見せる。38分、左CKの場面でキッカーのライスが右足インスウィングの正確なボールをゴール前に入れると、普段通りにホワイトがGKヴィカーリオをブロック。大外からクルゼフスキを振り切ってニアに入り込んだハヴァーツが打点の高いヘディングシュートを叩き込んだ。 その後、前半のうちに何とか1点を返したいホームチームが後ろ重心の相手に対して、リスクを冒したハイプレスからのショートカウンター、サイドを起点とした攻撃から攻め立てたが、ポロのフィードに抜け出したボックス内での決定機はソン・フンミンが仕留め切れず。 スコア上ではアウェイチーム圧倒の前半を経てダービーは後半に突入。3点を追うトッテナムはベンタンクールを下げてサールをハーフタイム明けに投入した。 アーセナルは立ち上がりにセットプレーから冨安がダイビングヘッドでファーストシュートを記録すると、53分には左サイドでの崩しからハヴァーツの丁寧な折り返しにファーで反応したサカに決定機。だが、左足のボレーシュートはGKヴィカーリオの右足を使った好守に阻まれる。 4失点目は回避もなかなか攻撃の糸口を見いだせないトッテナムは60分を過ぎて2枚替えを敢行。ホイビュアとマディソンを下げてビスマ、リシャルリソンを投入。前線の並びに変化を加えると、この直後に意外な形から反撃の狼煙を上げるゴールが生まれる。 64分、サリバからバックパスを受けたGKラヤが圧力を受けた状態で欲張って繋ぎを試みると、キックミスで正面のロメロにボールを渡してしまう。この絶好機でロメロは冷静にゴール左隅へ右足シュートを流し込んだ。 この1点でスタジアムのボルテージが一気に上がり、しばらくはホームチームの攻勢が続いたが、徐々に落ち着きを取り戻したアーセナルが自陣でブロックを構えながら対応していく。 後半半ば以降はアーセナルがうまく試合を落ち着かせて膠着状態が続いていたが、ダービーは終盤に動く。84分、ボックス内でのルーズボールの競り合いでライスがベン・デイビスを蹴り上げてしまう。一度プレーは流されたが、オンフィールド・レビューの結果、トッテナムにPKが与えられる。これをキッカーのソン・フンミンが左隅に蹴り込んで87分に1点差に詰め寄る。 これで一気に勝敗がわからなくなると、アーセナルはウーデゴールを下げてキヴィオルを投入。5バックでの逃げ切りに入る。 6分が加えられた緊迫の後半アディショナルタイムにはトッテナムが決死の猛攻を仕掛けてセットプレーから際どいシーンを作ったものの、試合はこのままタイムアップを迎えた。 この結果、敵地でのダービーを制したアーセナルが暫定首位キープに成功し、リーグ優勝への望みを繋いだ。一方、ホームで最後は意地を見せたものの敗れたトッテナムは、逆転でのトップ4フィニッシュへより厳しい立場に立たされた。 2024.04.29 00:11 Mon

【プレミア注目プレビュー】優勝争い左右するノースロンドンダービー! スパーズの意地か、ガナーズが優勝への望み繋ぐか

プレミアリーグ第35節、トッテナムvsアーセナルが、日本時間28日22:00にトッテナム・ホットスパースタジアムでキックオフされる。優勝争いに影響与える今季2度目のノースロンドン・ダービーだ。 5位のトッテナム(勝ち点60)は、13日に行われた前々節でニューカッスル戦相手に0-4で敗戦し、2年連続セント・ジェームズ・パークで惨敗。4位のアストン・ビラ(勝ち点66)との暫定勝ち点差が6ポイントに広がった。後半戦に入って以降、一時期の離脱者の多さは改善されたものの、対戦相手の徹底した対策を上回ることができず。大きな問題を抱えるセットプレーの守備、被カウンター時のソリッドさを欠く対応によって失点を重ねるなど勝ち点3奪取に苦戦している。 現状でも自力でのトップ4フィニッシュの可能性は残しているが、3強に加えてチェルシーとのダービーを残すなどアストン・ビラに比べて厳しい日程となっており、ここからの逆転は至難の業だ。その最終盤の重要な戦いに弾みを付けると共に、宿敵の優勝阻止を狙う上でもホーム開催のダービーでの勝利は必須だ。 対する首位のアーセナル(勝ち点77)は前節、ウォルバーハンプトンとのアウェイゲームに2-0の完勝。さらに、第29節延期分ではホーム開催のチェルシーとのダービーに5-0の歴史的大勝。DFホワイトとMFハヴァーツの2ゴール共演など5ゴールを挙げた上、相手に一矢報いることも許さない完璧なパフォーマンスを披露。70分過ぎに多くの主力をベンチに下げる余裕の采配もみせ、今回のダービーに万全の状態で臨む構えだ。 現状ではシティの取りこぼしが逆転優勝に必須となるが、このダービーを制することができれば、マンチェスター・ユナイテッド戦を除き比較的勝ち点3獲得が容易な相手と対戦するため、敵地での大一番を制して望みを繋げたいところだ。 なお、昨年9月にエミレーツ・スタジアムで行われた前回対戦は2-2のドロー決着。アーセナルがオウンゴールとサカのPKによるゴールで2度先行したが、マディソンのお膳立てからのソン・フンミンのゴールで2度追いついたトッテナムが敵地から勝ち点1を持ち帰る形となった。 ◆トッテナム◆ 【4-2-3-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240427_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ヴィカーリオ DF:ペドロ・ポロ、ロメロ、ファン・デ・フェン、ベン・デイビス MF:サール、ビスマ MF:クルゼフスキ、マディソン、ヴェルナー FW:ソン・フンミン 負傷者:GKフォースター、DFウドジェ、MFセセニョン、スキップ、FWソロモン 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者は手術を実施して今季絶望のウドジェに加え、軽傷を抱えるスキップが不在となる。一方でペドロ・ポロ、リシャルリソンが戦列に復帰する。 スタメンに関しては、セントラルMFと左右のウイングの組み合わせに注目。前者はベンタンクール、ホイビュア、後者はブレナン・ジョンソン、リシャルリソンの起用も見込まれる。 ◆アーセナル◆ 【4-3-3】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240427_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ラヤ DF:ホワイト、サリバ、ガブリエウ、冨安健洋 MF:ウーデゴール、ジョルジーニョ、ライス FW:サカ、ハヴァーツ、トロサール 負傷者:なし 出場停止者:なし 出場停止者はいない。ティンバーの戦列復帰によって主力全員が起用可能だ。 チェルシー戦から中4日の日程となるが、余裕の試合展開によって消耗はさほどなく、同じ11人で臨む可能性は十分にある。ただ、トーマスに代えてジョルジーニョの復帰を予想。また、相手の特殊なスタイルを考えれば、トロサールのところによりスピードと走力があるマルティネッリを起用する形も想定される。 ★注目選手 ◆トッテナム:MFジェームズ・マディソン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240427_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ダービーで完全復活なるか。エースのソン・フンミンやウドジェ代役を担うベン・デイビスのパフォーマンスにも注目集まるが、前回対戦で2アシストと絶大な存在感を示した司令塔の復活がダービー勝利のカギを握る。 新加入ながらケインの背番号10を引き継ぎ、バイスキャプテンを任された中、開幕から“アンジェ・ボール”の担い手として絶大な存在感を示したマディソン。だが、昨年11月に負った足首のケガで2カ月の戦線離脱を強いられて以降は、シーズン序盤の輝きを取り戻せず。チーム全体として対戦相手の分析が進んだ点に加え、同じく後半戦で不調のビスマ、クルゼフスキらと共に攻撃の全権を握ったイングランド代表MFの不振が失速に繋がった印象だ。 今回のダービーに向けては2週間以上の準備期間があり、コンディション面では万全の状態を整えられているだけにライスやジョルジーニョ、ウーデゴールといった相手中盤とのデュエルにおいてプレスの矢印を折る得意のプレーで局面を打開し、高精度のラストパスやフィニッシュでアシスト、ゴールという決定的な仕事を果たしたい。 ◆アーセナル:DF冨安健洋 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240427_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 久々のダービー先発で勝利に貢献できるか。今シーズンも度重なる負傷に悩まされて継続性という部分に大きな問題を抱えているが、出場試合では攻守に安定したパフォーマンスを披露。ジンチェンコやキヴィオルら左サイドバックのポジション争いのライバルを前に総合力で上回っている印象だ。 昨年12月以来のリーグ戦先発となった直近のチェルシー戦ではさすがのパフォーマンスを見せており、リバウンドが出ない限りは2試合連続でのスタメン起用は濃厚。今季前回対戦を欠場し、昨季の2度の対戦はいずれも試合終盤の途中出場となり、先発出場は2022年12月以来となる見込みだ。 相手の右サイドは左利きで技巧派のクルゼフスキか、推進力と動き出しに優れるブレナン・ジョンソンが想定される中、守備では神出鬼没のサイドバック、サールのスペースへの走り込みへの対応を含めて臨機応変な対応が求められるところ。一方、攻撃では逆サイドのホワイトとのバランスを意識しながらボールの経由点、相手サイドバックの背後を狙う味方に精度の高い縦パスを供給したい。 2024.04.28 12:00 Sun

「酷いチャレンジ」「なぜまだピッチに?」 冨安健洋への悪質なチャージ、足首踏みつけもお咎めなしのチェルシーFWにレジェンドたちも疑問「信じられない」「レッドカードだ」

アーセナルのファンは日本代表DF冨安健洋へのファウルに怒り心頭だ。 23日、プレミアリーグ第29節延期分のアーセナルvsチェルシーが行われ、優勝を争うアーセナルが5-0で圧勝。チェルシーとの“ビッグロンドン・ダービー”を制していた。 冨安はこの試合に先発出場。先週末のウォルバーハンプトン戦を欠場しただけに心配されたが、大一番で攻守にわたって活躍を見せた。 しかし、試合の序盤に心配なシーンが。8分、冨安がデクラン・ライスからのパスを受けると、ややトラップが大きくなりルーズボールに。これを冨安が拾いに行った中、チェルシーのFWニコラス・ジャクソンも奪いにくる。 ボールにいち早く触った冨安に対し、ジャクソンは思い切り足首を踏みつける形に。スロー映像では、完全に足首を踏み、冨安は捻っているようにも見える。 しかし、このシーンに対してVARチェックが入ったにも関わらず、ジャクソンには何もなし。レッドカードはおろか、イエローカードすら出ないこととなった。 危険な行為は、故意かどうかに関係なく厳しく取り締られている中で、ただのファウルで終わることに。これにはイギリス『talkSPORT』の解説を務めた元イングランド代表DFダニー・ミルズ氏は「あれはレッドカードだ。ぜひVARを見てみたい」とコメントしていた。 また、『TNTスポーツ』で解説した元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏も「あのチャレンジがVARさえ考慮されないことは信じられない」とコメント。アーセナルOBの元イングランド代表DFマーティン・キーオン氏も「驚くべきこと」と同意していた。 当然この判定にはアーセナルのファンが怒り浸透。X(旧ツイッター)では「ジャクソンの酷いタックル。辞めるべきだ」、「ニコラス・ジャクソンはレッドカードだろう。冨安健洋への酷いチャレンジだ」、「ニコラス・ジャクソンがどうしてまだピッチに立っているのかわからない」、「見れば見るほどレッドカード。衝撃的」というコメントが集まっている。 冨安は72分で途中交代。その後問題なくプレーしていたため、大きなケガにはなっていないと思われるが、最悪の結末が待っていた可能性もあっただけに、今後判定について何かが起こるのか注目が集まる。 <span class="paragraph-title">【動画】一歩間違えれば重傷の危機…冨安健洋が足首を踏みつけられる</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="u4Nzm2_34WM";var video_start = 65;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.24 14:52 Wed

「相変わらず堅実」「ベストの左SB」先発復帰の冨安健洋、攻守の好パフォーマンスは現地でも高評価「この試合の先発に相応しい」

アーセナルの日本代表DF冨安健洋は高い評価を受けている。 23日、プレミアリーグ第29節の延期分でアーセナルはチェルシーをホームに迎えた。 “ビッグロンドン・ダービー”となった一戦。冨安は前節のウォルバーハンプトン戦を欠場。2試合ぶりの出場となった。 チャンピオンズリーグ(CL)のバイエルン戦では先発出場していた冨安。再びビッグマッチで先発起用されると、攻守にわたって存在感を示し、守備ではノニ・マドゥエケとの一対一を封じると、攻撃では何度となくチャンスメイクを見せ、惜しいシュートも放っていた。 チームは5-0で圧勝した中、富安も高評価。イギリス『フットボール・ロンドン』は8点(10点満点)をつけた。 「ウルブス戦を欠場した後、この試合の先発に相応しかった。とても良く見えた」 「ボールの扱いが印象的で、1vs1の守備は相変わらず堅実だった」 イギリス『ロンドン・イブニング・スタンダード』は7点(10点満点)をつけている。 「打撲から回復した後、サイドに戻ってきた。堅実なパフォーマンスを見せており、現時点のアーセナルでベストの左サイドバックに見える」 また、イギリス『デイリー・メール』は7点(10点満点)をつけた。 「9分にニコラス・ジャクソンと衝突。相手にはレッドカードが与えられるはずだった。それでもピッチに留まり続けられて良かった」 冨安は9分ごろ、ニコラス・ジャクソンに足首を踏まれて捻る場面もあったが、72分までプレーを続けている。 <span class="paragraph-title">【動画】攻守に躍動!冨安健洋のチェルシー戦パフォーマンス集</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="u4Nzm2_34WM";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.24 10:40 Wed

レーティング:アーセナル 5-0 チェルシー【プレミアリーグ】

プレミアリーグ第29節延期分、アーセナルvsチェルシーが23日にエミレーツ・スタジアムで行われ、ホームのアーセナルが5-0で圧勝した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。 ▽アーセナル採点 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240424_0_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK 22 ラヤ 6.0 難しい対応はほぼなかったが、危なげないパフォーマンスでクリーンシートに貢献 DF 4 ホワイト 7.5 2点目は幸運な形ではあったが、貴重なチーム2点目を含めてキャリア初の1試合2ゴールを達成。ムドリクの緩慢な守備を利用して再三効果的な攻撃参加を見せた 2 サリバ 6.5 難しい対応は少なかったが、ジャクソンをしっかりと抑え込んだ 6 ガブリエウ 6.5 最終的にジャクソンには仕事をさせず。何度かマイボール時に際どい対応はあったが、3点目の起点に 18 冨安健洋 6.5 マドゥエケに2度振り切られるシーンはあったが、再三の出足鋭い潰しでカウンターの起点に。ビルドアップへの絡みやクロス精度も申し分なし (→ジンチェンコ 5.5) リスクを冒さずに熱く冷静に試合をクローズ MF 8 ウーデゴール 8.0 圧巻の2アシストを含めて攻撃面の主役に。チャンスメークの質の高さに加え、過密日程の中でプレー強度の部分も傑出していた 5 トーマス 6.5 スタメン抜擢の一戦で安定したパフォーマンスを披露。試合勘の影響によって細かいミスは散見されたが、中盤の底で攻守に役目をこなした (→ジョルジーニョ 5.5) 古巣相手に安定感のあるパフォーマンスだった 41 ライス 8.0 先制点をアシスト。中盤を完全に制圧する圧巻のパフォーマンスを披露した FW 7 サカ 7.0 1アシストを記録。自身にゴールはなかったが、右サイドで攻撃の起点を担いエースの役目を十分に果たした (→ファビオ・ヴィエイラ -) 29 ハヴァーツ 7.0 前半は決定力を欠いたが、後半に古巣相手に痛烈な恩返しゴールを2発叩き込んで今季リーグ戦11ゴールに到達。起点づくりや守備への貢献度も評価に値 (→ガブリエウ・ジェズス 5.5) プレー強度をしっかりと維持 19 トロサール 7.0 結果的に圧勝となったが、その流れを作る貴重な先制点を記録。ハヴァーツに先んじてリーグ戦10ゴールに到達 (→マルティネッリ 5.5) 後半終盤の決定機逸などやや試合に入れていなかった印象 監督 アルテタ 7.0 対チェルシー相手の最大得点差での勝利に導く。攻守両面で相手を完全に圧倒した ▽チェルシー採点 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240424_0_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK 28 ペトロビッチ 5.5 屈辱の5失点を喫したが、ニアを抜かれた1失点目を除き大きな責任はなし。試合への興味を繋げる再三の好守で意地を見せた DF 42 ギルクリスト 4.5 ビッグマッチでプレミア初スタメンもほろ苦い一戦に。守備では何とか食らいついた印象だが、マイボール時に消極性や判断ミスが目立った (→チアゴ・シウバ 5.5) 展開もあったが、やや落ち着かせた 2 ディザジ 4.5 急造ディフェンスラインでリーダーシップが求められたが、さすがに荷が重かった。コーチングやラインコントロールといった守備面、ビルドアップの攻撃面でも物足りない出来に 5 バディアシル 4.0 アラートさを欠く守備面の拙さに加え、ビルドアップで再三のミスを繰り返した 3 ククレジャ 5.0 ムドリクの体たらくで常に数的不利で守る苦しい試合に。前半にカードももらったが、個人としてはよく身体を張った MF 11 マドゥエケ 5.0 前後半に3度の鋭い仕掛けなど貴重な攻め手を担ったが、決定的な仕事には至らず (→カサデイ 5.0) 守備では身体を張ったが、攻撃ではクオリティ不足だった 8 エンソ・フェルナンデス 5.0 ビルドアップのところで何とかアクションを起こしたが、相手の中盤に完全に封じ込まれた。守備ではコンディションの問題もあって無理が効かず (→チャロバー 5.5) チアゴ・シウバ同様にまずまず落ち着かせた 23 ギャラガー 5.5 攻守両面でマルチタスクを担い、最後まで走り切った。生え抜きとしての意地は見せた 25 カイセド 5.0 前半終盤に良い時間帯もあったが、試合を通しては攻守両面で相手の中盤に屈した 10 ムドリク 4.0 ダービーの意味を理解していないと言わざるを得ない覇気のないプレーに終始。責任感のない守備対応によって味方の足を引っ張り続けた (→スターリング 5.0) 直接FKや縦への仕掛けと見せ場はあったが、物足りないプレーだった FW 15 ジャクソン 5.0 最も相手守備陣の脅威となったが、課題の決定力不足は改善されず 監督 ポチェッティーノ 4.0 “パーマー・チーム”と揶揄されてもしかたない惨敗に。試合前の選手選考、ムドリクを引っ張った采配も含めて敗戦の責任は大きい ★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ! ライス(アーセナル) ウーデゴールも捨てがたいが、攻守両面でのより幅広い役割をこなしたイングランド代表MFをMOTMに選出。カイセド、エンソ・フェルナンデスと自身と同じく超高額移籍のライバル相手に格の違いを見せつけた。 アーセナル 5-0 チェルシー 【アーセナル】 トロサール(前4) ホワイト(後7) ハヴァーツ(後12) ハヴァーツ(後20) ホワイト(後25) 2024.04.24 06:00 Wed

圧巻5発アーセナルがダービー連戦初戦に圧勝で暫定首位キープ! パーマー不在チェルシーは屈辱の惨敗…【プレミアリーグ】

プレミアリーグ第29節延期分、アーセナルvsチェルシーが23日にエミレーツ・スタジアムで行われ、ホームのアーセナルが5-0で圧勝した。なお、アーセナルのDF冨安健洋は72分までプレーした。 アーセナル(勝ち点74)は前節、ウォルバーハンプトンとのアウェイゲームに2-0の完勝。2024年リーグ戦初黒星を喫したアストン・ビラ戦、チャンピオンズリーグ(CL)のバイエルン戦で喫した公式戦連敗からのリバウンドメンタリティを示し、暫定ながらリーグ首位に返り咲いた。 逆転でのプレミア制覇に向けて最大の試練となるロンドン・ダービー連戦初戦に向けては先発2人を変更。キヴィオルに代えて冨安、ガブリエウ・ジェズスに代えてトーマスをアンカーで起用し、ハヴァーツが最前線に入った。 一方、9位のチェルシー(勝ち点47)は前節、エバートン相手に今季最多6ゴールを挙げての大勝。ただ、直近のFAカップ準決勝ではマンチェスター・シティに0-1と競り負けて今季の無冠が確定した。 逆転でのUEFAコンペティション出場権獲得へ残り試合で勝ち点3を獲得し続けるしかないポチェッティーノのチームは、そのシティ戦から先発4人を変更。ククレジャを除きディフェンスライン3人を入れ替えてグストとチアゴ・シウバ、チャロバーに代えて初先発のギルクリスト、ディザジ、バディアシルを起用。また、体調不良でベンチ外のパーマーに代えてムドリクを起用した。 ミッドウィーク開催のロンドン・ダービーは開始早々に動く。4分、相手陣内右サイドのサカからハヴァーツ、トーマスと中央を経由してボックス手前左のライスに繋がる。ライスはそのまま縦に運んで相手を引き付けてボックス左に走り込むトロサールへラストパスを通すと、ベルギー代表FWがニア下へ左足のシュートを突き刺した。 トロサールの2戦連発となる今季リーグ戦10点目で早くもリードを手にしたホームチームが以降も攻勢を継続。カウンターからボックス内に抜け出したハヴァーツが際どいシーンに絡むと、15分にはセットプレーからウーデゴールの左クロスに飛び込んだ冨安がヘディングシュート。だが、これは枠の上に外れる。 以降はジャクソンの馬力のある仕掛けを軸にチェルシーが押し返し始めるが、球際の勝負と切り替えの精度で勝るアーセナルがより多くの際どいシーンを作り出す。その中で出足鋭い潰しからカウンターの起点となった冨安は正確な左足クロスでサカの決定機を創出。 さらに、急造ゆえにコンパクトさを欠くディフェンスライン、ムドリクの緩慢な守備対応によってサカとホワイトがストレスなくプレーする右サイドを起点に良い形を作ると、26分と27分にはハヴァーツ、トロサールのボックス内での連続シュートで2点目に迫るが、ここはGKペトロビッチの見事なファインセーブに阻まれる。 守勢を強いられながらも辛くも2失点目を免れたチェルシーも、30分にはビッグチャンスを創出。右サイドでDF冨安を振り切ってボックス内に抜け出したマドゥエケの折り返しを、ファーでフリーのククレジャが左足シュート。これはDFホワイトのシュートブロックに遭うが、こぼれ球を回収したククレジャからのマイナスのパスをエンソ・フェルナンデスがダイレクトシュート。だが、これは惜しくも枠の左に外れた。 前半終盤にかけては連戦の疲労の影響も考慮してか、アーセナルがミドルプレスに切り替えたことで、チェルシーがボールを持つ時間帯が増える。ただ、持たされた感が強く効果的にボールを前進させられず、遅攻の局面ではチャンスを作れない。それでも、マドゥエケの単騎突破やギャラガーの正確な右クロスにジャクソンが良いタイミングで飛び込むなど、幾つか際どい場面を作って前半終了を迎えた。 試合内容ではホームチームが圧倒も、最少得点差に加えてゴール期待値ではほぼ互角という状況で折り返したダービー。 後半は再び前から圧力をかけたアーセナルが続けて決定機を作り出すと、早い時間帯に2点目が生まれる。52分、右CKの場面でアラートさを欠いた相手にショートコーナーから繋いでボックス手前のライスがミドルシュート。ゴール前の密集でDFが触ったボールがゴール右でフリーのホワイトの足元にこぼれると、左足の正確なシュートをゴール左隅に蹴り込んだ。 これで完全に勢いづいたホームチームは57分、自陣でマドゥエケのプレスを何とかかわしたガブリエウがハーフウェイライン手前左のウーデゴールに縦パスを通す。ここでノルウェー代表MFはすかさずターンして背後を狙うハヴァーツへ絶妙なミドルスルーパスを供給すると、そのままボックス内へ持ち込んだハヴァーツがチップキック気味のシュートで古巣相手に今季リーグ戦2桁に乗せる恩返しゴールを記録した。 この直後にゴール右に抜け出したジャクソンが決定機を逃すと、65分には右サイド深くでタメを作ったサカがボックスに切り込んで中央のハヴァーツに横パスを繋ぐと、ハヴァーツはDF2枚の間を抜く正確な左足シュートを放つ。これが右ポストの内側を叩いてゴールネットに吸い込まれた。 後半序盤の3失点で敗色濃厚のチェルシーは67分、エンソ・フェルナンデスとムドリクを下げてスターリング、チャロバーを投入。[3-4-2-1]に並びを変更した。 だが、この交代による変化を確認する暇もなくホームチームに5点目が生まれる。70分、右サイドのサカがタメを作って内側のウーデゴールに短く繋ぐと、ウーデゴールの絶妙な浮き球パスに反応してゴール右に抜け出したホワイトの右足インサイドの折り返しが、そのままゴール左隅に決まった。 この5点目でダメのダメを押したことを受け、アルテタ監督は72分に4枚替えを敢行。冨安、トーマス、ハヴァーツ、トロサールを下げてジンチェンコ、ジョルジーニョ、ジェズス、マルティネッリをピッチに送り出した。 その後、チアゴ・シウバ、カサデイを同時投入し、これ以上傷口を広げることを避けつつ、一矢報いるゴールを目指したチェルシーだったが、交代選手がしっかりと集中したプレーを見せたアーセナルを前に最後までゴールが遠かった。 そして、試合はこのままタイムアップを迎え、チェルシーに5-0の圧勝を飾ったアーセナルが、ロンドン・ダービー連戦の初戦を制して暫定首位をキープした。一方、“コール・パーマー・チーム”と揶揄されてもおかしくない惨敗を喫したチェルシーは、逆転でのUEFAコンペティション出場に暗雲たれ込める衝撃的な黒星となった。 <span class="paragraph-title">【動画】優勝目指すアーセナルが5ゴールでチェルシーを圧倒</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="khB_jdUoMNc";var video_start = 5;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.24 05:59 Wed

アーセナルがCL敗退のショック振り払って暫定首位に アルテタ監督「非常に良いレスポンス」

アーセナルがプレミアリーグ2試合ぶりの白星を手にした。 20日の第34節でウォルバーハンプトンのホームに乗り込んだアーセナル。チャンピオンズリーグ(CL)でベスト8に終わったダメージを引きずらず、レアンドロ・トロサールとマルティン・ウーデゴールの2ゴールで2-0と勝利した。 これで暫定ながらマンチェスター・シティを抜いて首位に。優勝争いに食らいつくミケル・アルテタ監督はイギリス『BBC』の『Match of the Day』で満足感を示した。 「非常に良いレスポンスだったし、誇りに思う。正しい形で反応したね。勝つにふさわしく、クリーンシートも記録した。バイエルンに僅差で負けたのは明らかに残念だったが、まだ5試合が残るし、再びトップに立ったんだ」 そんなアーセナルだが、先のバイエルン戦で上々の出来だった冨安健洋がメンバー外に。『フットボール・ロンドン』によると、打撲により、予防的措置として欠場となったという。 残りは5試合。チェルシーやトッテナム、マンチェスター・ユナイテッドといった強敵との対戦を残すが、CLの戦いもなくなり、ここからはプレミアリーグに注力していく。 <span class="paragraph-title">【ハイライト動画】ウォルバーハンプトンvsアーセナル</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="T0DW9rdIlRA";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.21 08:55 Sun

アーセナルがウルブスに快勝で暫定首位に返り咲く! 前後半終盤にトロサール&ウーデゴール弾【プレミアリーグ】

プレミアリーグ第34節、ウォルバーハンプトンvsアーセナルが20日にモリニュー・スタジアムで行われ、アウェイのアーセナルが0-2で勝利した。なお、アーセナルのDF冨安健洋は打撲による予防措置でベンチ外となった。 アーセナルは前節、アストン・ビラとホームで対戦し0-2の敗戦。痛恨のシーズンダブルを喫し、2024年のリーグ戦初黒星と共に首位陥落となった。さらに、チャンピオンズリーグ(CL)のバイエルン戦では敵地で敗れて2戦合計2-3で7年ぶりのCLでの戦いをベスト8で終えることになった。この公式戦連敗によって一気に厳しい立場に立たされたアルテタのチームは、チェルシーとトッテナムとの過密日程のダービーを控える中、11位のウォルバーハンプトン相手にバウンスバックの白星を狙った。 アルテタ監督はバイエルン戦から先発3人を変更。ベンチ外の冨安に代えてキヴィオル、ジョルジーニョとマルティネッリに代えてガブリエウ・ジェズス、トロサールを起用。これによりハヴァーツをインサイドハーフに置いた。 状況に応じて6バックにも変化する[4-4-2]の布陣で臨んだウルブスに対して、立ち上がりからボールを握って押し込むアウェイのアーセナル。 ピッチの幅を使って相手の守備を広げつつ、中央の狭いスペースでコンビネーションを仕掛けながら早い時間の攻略を図る中、序盤はハヴァーツやサカ、ライスといった選手がシュートを放っていく。さらに、20分にはペナルティアーク付近で一瞬浮いたライスが鋭いミドルシュートを放つが、これはわずかに枠の左に外れた。 これに対してホームチームは中盤での強度の高い守備から幾度かカウンターに持ち込むと、30分にはビッグチャンス。馬力のある仕掛けでボックス右に持ち込んだジョアン・ゴメスが右足のシュートを放つが、これはGKラヤの好守と右ポストに阻まれた。 何とか失点を回避したものの、前半半ば以降は攻撃が停滞していたアーセナルだったが、前半のうちにゴールをこじ開ける。45分、押し込んだ流れからボックス左でボールを収めたジェズスがDFに囲まれてバランスを崩しながらも中央のトロサールに繋ぐと、ベルギー代表FWがトゥーキック気味の見事な右足シュートをゴール右上隅の完璧なコースに突き刺した。 トロサールの技ありのゴールによって1点リードで試合を折り返したアーセナルは、後半も早い時間帯の追加点を目指して攻勢を仕掛けていく。決定機には至らずも相手を自陣深くに押し込んで反撃のチャンスを許さない。 主導権をがっちりと握りながらも追加点が遠いアルテタのチームは、72分に殊勲のトロサールを下げてマルティネッリの投入で攻撃に変化を加えるが、これも2点目を奪う効果的な一手とはならず。 その後、ウルブスがサラビアとアイ=ヌーリの同時投入で勝負に出たことを受け、80分にはジェズスを下げてトーマスを投入。1-0でのクローズをより意識した戦い方にシフトした。 相手を自陣深くに侵入させることなく危なげなく時計を進めた後半最終盤の95分には、ライスの中央突破からハヴァーツを経由したボールをボックス右で受けたウーデゴールが一度は相手DFに引っかけられたものの、ほぼ角度のないところからこぼれ球をGKが空けたニアサイドへ左足で流し込み、トドメの2点目とした。 そして、試合はこのままタイムアップを迎え、前後半の終盤に2つのゴールを重ねたアーセナルが公式戦連敗をストップする2-0の快勝。暫定ながら首位に返り咲いた。 2024.04.21 05:39 Sun

【プレミアリーグ第34節プレビュー】アーセナル&リバプールは首位シティに圧力かけられるか…FAカップ並行開催で変則日程

先週末に行われた第33節は三つ巴の優勝争いに大きな影響を与える一節となった。アーセナルとリバプールがいずれもホームで敗戦を喫した中、唯一勝ち点3を積み上げたマンチェスター・シティが3位から一気に首位奪還に成功した。 UEFAコンペティションの準々決勝終了後の開催となる今節は、FAカップ準決勝開催に伴い、トッテナムvsマンチェスター・シティ、ブライトンvsチェルシー、マンチェスター・ユナイテッドvsニューカッスルが5月中旬に延期される変則日程での開催となる。 その中で注目は首位シティをいずれも2ポイント差で追う2位のアーセナル、3位のリバプールの上位陣の戦いだ。 アーセナルは前節、アストン・ビラとホームで対戦。前半は相手を圧倒するパフォーマンスを見せたものの、古巣対戦のGKマルティネスらの好守などによって先制点を奪えず。すると、後半は完全に攻撃が停滞すると、後半終盤にセットプレー流れとカウンターからFWベイリー、FWワトキンスに立て続けにゴールネットを揺らされて0-2の敗戦。痛恨のシーズンダブルを喫し、2024年のリーグ戦初黒星と共に首位陥落となった。さらに、チャンピオンズリーグ(CL)のバイエルン戦では初戦を2-2のイーブンで終えていた中、敵地での2ndレグでMFキミッヒの一発に沈んで0-1の敗戦。7年ぶりのCLでの戦いをベスト8で終えることになった。 この公式戦連敗によって一気に厳しい立場に立たされたアルテタのチームは、チェルシーとトッテナムとの過密日程のダービーを控える中、今季上位陣相手に曲者ぶりを発揮する11位のウォルバーハンプトン相手にバウンスバックの白星を狙う。直近4試合未勝利とやや失速気味のウルブスとのアウェイゲームでは、2試合連続無得点と決定力を欠く攻撃陣の奮起が求められる。また、バイエルン戦で昨年12月以来のスタメンを飾ったDF冨安健洋の起用法にも注目が集まる。 リバプールは前節、クリスタル・パレスとホームで対戦。その直前に行われたヨーロッパリーグ(EL)でアタランタにアンフィールドで14カ月ぶりの敗戦を喫し、バウンスバックの白星を狙った一戦だったが、立ち上がりに隙を突かれてMFエゼに先制点を奪われた。後半は攻撃的なカードを切って完全に落ち込む形を作り出したが、FWヌニェス、FWサラー、MFカーティス・ジョーンズといった選手の再三の決定機逸が響き0-1の敗戦。要塞でのまさかの公式戦連敗によって3位に転落した。 ELのアタランタとのリターンレグでは、FWサラーの開始早々のPKによる先制点で奇跡の逆転突破への機運が高まったものの、以降は攻撃が停滞。敵地で意地の勝利を収めたが、今季2つ目のタイトル逸が決定した。これでシーズン残りはリーグ戦一本に絞られた中、今節は前回対戦で壮絶な打ち合いを演じた12位のフルアムとのアウェイゲームに挑む。アタランタ戦完全休養となったMF遠藤航の奮闘に期待しつつ、湿りがちな攻撃陣の爆発が勝利のカギを握る。 前節、アーセナルを破って4位に再浮上したアストン・ビラは、13位のボーンマスを相手に連勝を狙う。直近のカンファレンスリーグ(ECL)では敵地で2点を先行されて敗退の危機に陥ったが、後半終盤に相手守備のミスを突いてDFキャッシュのゴールで追いついて延長戦に持ち込んだ。その後、PK戦では守護神マルティネスが2本のシュートストップでチームをベスト4進出に導いた。MFザニオーロの負傷に、120分の激闘から中2日でのチェリーズ戦は難しいものになるが、トッテナムとの暫定勝ち点差をきっちり広げたいところだ。 DF橋岡大樹を擁する18位のルートン・タウンは、15位のブレントフォード相手に2試合ぶりの白星を狙う。前節、マンチェスター・シティ相手に1-5の大敗を喫した中、残留争いのライバルであるビーズとの直接対決ではFWトニー、FWエンベウモ、FWウィサとタフなアタッカーを擁する相手に守備陣の出来が勝敗のカギを握る。前節、不運な形で今季2つ目のオウンゴールを献上した橋岡としては名誉挽回のソリッドなパフォーマンスを見せたいところだ。 また、無敗レバークーゼンに屈してELベスト8敗退となった8位のウェストハムは、リバプール撃破で勢いに乗る14位のクリスタル・パレス相手にバウンスバックの白星を目指す。 熾烈な残留争いでは最下位のシェフィールド・ユナイテッドと19位のバーンリーの直接対決、共にPSR違反で勝ち点を減点されて降格圏手前にいる16位のエバートンと、17位のノッティンガム・フォレストの直接対決にも大きな注目が集まる。 ◆プレミアリーグ第34節 ▽4/20(土) 《23:00》 ルートン・タウン vs ブレントフォード シェフィールド・ユナイテッド vs バーンリー 《27:30》 ウォルバーハンプトン vs アーセナル ▽4/21(日) 《21:30》 エバートン vs ノッティンガム・フォレスト 《23:00》 アストン・ビラ vs ボーンマス クリスタル・パレス vs ウェストハム 《24:30》 フルアム vs リバプール ▽5/14(火) 《28:00》 トッテナム vs マンチェスター・シティ ▽5/15(水) 《27:45》 ブライトン vs チェルシー 《28:00》 マンチェスター・ユナイテッド vs ニューカッスル 2024.04.20 12:00 Sat
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移籍履歴
移籍日 移籍元 移籍先 種類
2021年8月31日 ボローニャ アーセナル 完全移籍
2019年7月9日 シント=トロイデン ボローニャ 完全移籍
2018年1月16日 福岡 シント=トロイデン 完全移籍
2016年2月1日 福岡 完全移籍
今季の成績
プレミアリーグ 19 873’ 1 2 1
UEFAチャンピオンズリーグ グループB 5 302’ 0 0 0
UEFAチャンピオンズリーグ 決勝トーナメント 0 0’ 0 0 0
合計 24 1175’ 1 2 1
出場試合
プレミアリーグ
第1節 2023年8月12日 vs ノッティンガム・フォレスト 40′ 0
2 - 1
第2節 2023年8月21日 vs クリスタル・パレス 67′ 0 60′
67′
67′
0 - 1
第3節 2023年8月26日 vs フルアム メンバー外
2 - 2
第4節 2023年9月3日 vs マンチェスター・ユナイテッド 14′ 0
3 - 1
第5節 2023年9月17日 vs エバートン 10′ 0
0 - 1
第6節 2023年9月24日 vs トッテナム ベンチ入り
2 - 2
第7節 2023年9月30日 vs ボーンマス 21′ 0
0 - 4
第8節 2023年10月8日 vs マンチェスター・シティ 15′ 0
1 - 0
第9節 2023年10月21日 vs チェルシー 45′ 0
2 - 2
第10節 2023年10月28日 vs シェフィールド・ユナイテッド 24′ 1
5 - 0
第11節 2023年11月4日 vs ニューカッスル 90′ 0
1 - 0
第12節 2023年11月11日 vs バーンリー 90′ 0
3 - 1
第13節 2023年11月25日 vs ブレントフォード 90′ 0
0 - 1
第14節 2023年12月2日 vs ウォルバーハンプトン 79′ 0
2 - 1
第15節 2023年12月5日 vs ルートン・タウン メンバー外
3 - 4
第16節 2023年12月9日 vs アストン・ビラ メンバー外
1 - 0
第17節 2023年12月17日 vs ブライトン&ホーヴ・アルビオン メンバー外
2 - 0
第18節 2023年12月23日 vs リバプール メンバー外
1 - 1
第19節 2023年12月28日 vs ウェストハム メンバー外
0 - 2
第20節 2023年12月31日 vs フルアム 45′ 0
2 - 1
第21節 2024年1月20日 vs クリスタル・パレス メンバー外
5 - 0
第22節 2024年1月30日 vs ノッティンガム・フォレスト メンバー外
1 - 2
第23節 2024年2月4日 vs リバプール メンバー外
3 - 1
第24節 2024年2月11日 vs ウェストハム メンバー外
0 - 6
第25節 2024年2月17日 vs バーンリー メンバー外
0 - 5
第26節 2024年2月24日 vs ニューカッスル メンバー外
4 - 1
第27節 2024年3月4日 vs シェフィールド・ユナイテッド メンバー外
0 - 6
第28節 2024年3月9日 vs ブレントフォード メンバー外
2 - 1
第30節 2024年3月31日 vs マンチェスター・シティ 24′ 0
0 - 0
第31節 2024年4月3日 vs ルートン・タウン 16′ 0
2 - 0
第32節 2024年4月6日 vs ブライトン&ホーヴ・アルビオン 18′ 0
0 - 3
第33節 2024年4月14日 vs アストン・ビラ 23′ 0
0 - 2
第34節 2024年4月20日 vs ウォルバーハンプトン メンバー外
0 - 2
第29節 2024年4月23日 vs チェルシー 72′ 0
5 - 0
第35節 2024年4月28日 vs トッテナム 90′ 0
2 - 3
UEFAチャンピオンズリーグ グループB
第1節 2023年9月20日 vs PSV 32′ 0
4 - 0
第2節 2023年10月3日 vs RCランス 90′ 0
2 - 1
第3節 2023年10月24日 vs セビージャ 90′ 0
1 - 2
第4節 2023年11月8日 vs セビージャ 45′ 0
2 - 0
第5節 2023年11月29日 vs RCランス 45′ 0
6 - 0
第6節 2023年12月12日 vs PSV メンバー外
1 - 1
UEFAチャンピオンズリーグ 決勝トーナメント
ラウンド16・1stレグ 2024年2月21日 vs ポルト メンバー外
1 - 0
ラウンド16・2ndレグ 2024年3月12日 vs ポルト ベンチ入り
1 - 0
準々決勝1stレグ 2024年4月9日 vs バイエルン ベンチ入り
2 - 2
準々決勝2ndレグ 2024年4月17日 vs バイエルン 86′ 0
1 - 0