ビエルサ、教え子フィリップスの代表初招集に自身の現役時代のユニフォームをプレゼント!
2020.09.07 15:22 Mon
リーズ・ユナイテッドを率いるマルセロ・ビエルサ監督が、教え子であるMFカルヴァン・フィリップスのイングランド代表初選出に際して、自身の現役時代に着用したユニフォームをプレゼントした。イギリス『SPORT BIBLE』が伝えている。
地元リーズ出身の生え抜きの守備的MFは、卓越した身体能力とスタミナ、球際の強さを生かして中盤のフィルター役、シンプルなボール捌きで最終ラインと中盤の繋ぎ役という、難しい2役をこなす、ビエルサスタイルを支える中盤の要だ。
そして、鬼才の薫陶を受けて、大きくスケールアップしたフィリップスは、先月末に発表されたイングランド代表に初選出された。
新シーズン開幕前の重要な時期に主力を代表に取られることはビエルサ監督にとって歓迎すべきことではないが、やはり愛弟子の快挙を誰よりも喜んでいたようだ。
「彼が昔プレーしていた時の昔のユニフォームをもらったんだ。だから、今度サインをお願いするつもりさ」
「それと一緒にちょっとしたメモも送ってくれたんだ。僕はそれを額縁に入れて飾るつもりだよ。これまでの努力が報われたと思っているけど、ここで止まる必要はないよ」
また、フィリップスは“エル・ロコ(変人の意)”の愛称で知られるビエルサ監督のこだわりに満ちた普段の指導方法についても説明している。
「ウォームアップ、戦術、試合の様子まで、すべてのトレーニングセッションのすべてをビデオに撮ってくれていて、トレーニングや試合で何をすべきか、どう始めるべきか、とても具体的に教えてくれるんだ」
「普段は彼の小さなオフィスに籠っていて、必要な時にスタッフが呼びに行く形だから、僕らが何か間違ったことをしない限り、彼の姿を見ることはめったにないんだ」
「今は多くのプレーヤーが代表戦に出ているから、彼はかなりイライラしているよ。開幕戦のリバプール戦に十分な準備ができないと考えているんじゃないかな」
元々はより攻撃的な位置でプレーしていたフィリップスだが、ビエルサ監督の下で守備的MFへのコンバートを図り、それが代表招集にも繋がっている。ただ、その適応には多くの時間が必要だったという。
「僕は以前までボックス・トゥ・ボックスの8番や、10番としてプレーし、何度かゴールも決めていたんだ。だから、監督からポジション変更の話を聞いた時はとても驚いたよ」
「今のポジションに適応するには6、7カ月を要したね。ピッチ上のどこにポジションを取り、どこでボールを受け、どこでボールを受けてはいけないのかを理解するのにね。それとディフェンス面でもかなり鍛える必要があったんだ」
通常の監督であれば、代表招集祝いに有名ファッションブランドのアイテムやワインといったオシャレな物を贈ることが多いが、自身の現役時代のユニフォームをプレゼントするところに、人と人の繋がりを重要視するビエルサ監督らしさが溢れている。
そして、愛弟子であるフィリップスも“エル・ロコ”なりの真心に溢れた贈り物を心から喜んで受け取ったようだ。
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リーズは昨シーズンのチャンピオンシップ(イングランド2部)を見事に優勝し、17年ぶりのプレミアリーグ復帰を決めた。そして、その立役者の一人となったのが、中盤の要として活躍したフィリップス。そして、鬼才の薫陶を受けて、大きくスケールアップしたフィリップスは、先月末に発表されたイングランド代表に初選出された。
新シーズン開幕前の重要な時期に主力を代表に取られることはビエルサ監督にとって歓迎すべきことではないが、やはり愛弟子の快挙を誰よりも喜んでいたようだ。
フィリップスはイギリス『テレグラフ』のインタビューで、スリーライオンズ初選出時のビエルサ監督とのやり取りと共に、同監督が現役時代に使用していたニューウェルズ・オールドボーイズのユニフォームをプレゼントされたことを明かした。
「彼が昔プレーしていた時の昔のユニフォームをもらったんだ。だから、今度サインをお願いするつもりさ」
「それと一緒にちょっとしたメモも送ってくれたんだ。僕はそれを額縁に入れて飾るつもりだよ。これまでの努力が報われたと思っているけど、ここで止まる必要はないよ」
また、フィリップスは“エル・ロコ(変人の意)”の愛称で知られるビエルサ監督のこだわりに満ちた普段の指導方法についても説明している。
「ウォームアップ、戦術、試合の様子まで、すべてのトレーニングセッションのすべてをビデオに撮ってくれていて、トレーニングや試合で何をすべきか、どう始めるべきか、とても具体的に教えてくれるんだ」
「普段は彼の小さなオフィスに籠っていて、必要な時にスタッフが呼びに行く形だから、僕らが何か間違ったことをしない限り、彼の姿を見ることはめったにないんだ」
「今は多くのプレーヤーが代表戦に出ているから、彼はかなりイライラしているよ。開幕戦のリバプール戦に十分な準備ができないと考えているんじゃないかな」
元々はより攻撃的な位置でプレーしていたフィリップスだが、ビエルサ監督の下で守備的MFへのコンバートを図り、それが代表招集にも繋がっている。ただ、その適応には多くの時間が必要だったという。
「僕は以前までボックス・トゥ・ボックスの8番や、10番としてプレーし、何度かゴールも決めていたんだ。だから、監督からポジション変更の話を聞いた時はとても驚いたよ」
「今のポジションに適応するには6、7カ月を要したね。ピッチ上のどこにポジションを取り、どこでボールを受け、どこでボールを受けてはいけないのかを理解するのにね。それとディフェンス面でもかなり鍛える必要があったんだ」
通常の監督であれば、代表招集祝いに有名ファッションブランドのアイテムやワインといったオシャレな物を贈ることが多いが、自身の現役時代のユニフォームをプレゼントするところに、人と人の繋がりを重要視するビエルサ監督らしさが溢れている。
そして、愛弟子であるフィリップスも“エル・ロコ”なりの真心に溢れた贈り物を心から喜んで受け取ったようだ。
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