ブラン招へいのアル・イテハド、昨夏に続き大型補強画策? 指揮官教え子らが候補

2024.07.12 18:25 Fri
アル・イテハド関心の4選手
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アル・イテハド関心の4選手
ローラン・ブラン新監督の招へいが決定的となったサウジアラビアのアル・イテハドが、大型補強に向けて動いているようだ。

昨夏、元フランス代表FWカリム・ベンゼマ、フランス代表MFエンゴロ・カンテ、ブラジル代表MFファビーニョらを補強したアル・イテハドだが、ヌーノ・エスピリト・サントマルセロ・ガジャルドと2人の指揮官の下で戦った昨シーズンはサウジ・プロ・リーグで5位フィニッシュするなど無冠に終わった。
その成績不振に加え、ベンゼマらとの確執が報じられたガジャルド監督を解任したクラブは、ステファノ・ピオリクリストフ・ガルティエという2人の指揮官との交渉が難航した中、最終的にブラン氏の招へいを決断した。

そのフランス人指揮官の下で捲土重来を期す新シーズンに向けてクラブは、昨夏同様の積極補強に動いている。

現時点で獲得が決定的となっているのが、ローマのアルジェリア代表MFフセム・アワール(26)だ。
移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、リヨン時代に指揮官の指導を受けたアワールはすでに個人間でサウジアラビア行きに合意。また、加入1年での放出を考慮していたローマも1500万ユーロ(約26億円)+アドオンという条件でアル・イテハドと合意に近づいているという。

同じく実現度が高そうなのは、マンチェスター・ユナイテッドのブラジル代表MFカゼミロ(32)。今夏のユナイテッド退団が決定的とみられる同選手は予てよりサウジアラビア行きが取り沙汰されており、レアル・マドリーの元同僚ベンゼマ、セレソンの同僚ファビーニョとの再会を受け入れる可能性は高い。

フランス『レキップ』によると、ユナイテッドはカゼミロの今夏退団を容認する構えで、すでに選手サイドはアル・イテハドとの交渉を開始しているという。

現時点で実現性は低いものの、アル・イテハドが前述の2選手以外で獲得を目指しているのは、パリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表DFマルキーニョス(30)と、アストン・ビラのフランス代表FWムサ・ディアビ(25)だ。

『レキップ』によると、ブラン氏のPSG時代の教え子であるマルキーニョスに関して、PSGは少なくとも残り1年の残留を希望しているものの、選手とサウジアラビアのクラブの間で交渉が行われているとしている。

一方、フランス『フット・メルカート』によると、昨夏アル・ナスルの補強候補に挙がっていながらも、レバークーゼンからアストン・ビラに移籍したディアビに対して、アル・イテハドは強い関心を示しているという。そして、ベンゼマとカンテ、新指揮官のフレンチコネクションを利用して説得を目指すことになるようだ。

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終盤出場ベルナルド・シウバ弾でPK戦に持ち込んだシティがユナイテッドとのダービーを制す【コミュニティシールド】

コミュニティーシルド、マンチェスター・ユナイテッドvsマンチェスター・シティのダービーが10日に行われ、1-1で90分を終了。PK戦の末、6-7としたシティがコミュニティシールドを制している。 昨季のFAカップ王者ユナイテッドとプレミアリーグ王者シティの新シーズン開幕を告げる一戦。 来週にプレミアリーグ開幕を控える中、ユナイテッドは新戦力のヨロが負傷。ザークツィーがベンチスタートとなり、スタメンは昨季の面々が名を連ねた。 一方、シティはユーロ2024決勝に出場したロドリ、ウォーカー、フォーデン、ストーンズらが欠場。ボブやオライリー、マカティーら若手がスタメンとなった。 ブルーノ・フェルナンデスを最前線に配す[4-2-3-1]で臨んだユナイテッドに対し、ハーランドを最前線に据えたシティが戦前の予想通りボールを持つ展開で立ち上がったダービー。 左サイドのドクの仕掛けを起点に徐々に圧力を強めていったシティは22分、ボックス右に侵入したボブのカットインシュートでゴールに迫る。 さらに24分、マルティネスのミスパスをカットした流れから、ボックス右のマカティーが左ポスト直撃の決定機を演出した。 守勢のユナイテッドは右サイドのアマドを起点に打開を図ると、31分にはカゼミロとのパス交換からボックス右に侵入する決定機を迎えたが、パスを選択してしまいゴールならず。 さらに36分、ラッシュフォードに決定機が訪れたユナイテッドがシティを牽制しつつ、ゴールレスでハーフタイムに入った。 迎えた後半、54分にユナイテッドがビューティフルゴールで先制しかける。ボックス手前左からブルーノ・フェルナンデスが狙ったコントロールシュートが見事ゴール右上に吸い込まれたが、その前にオフサイドがあってノーゴールに。 その後、ガルナチョやペリストリら4選手を投入したユナイテッドに対し、シティも新戦力のサヴィオを投入。 すると75分、ユナイテッドに先制の絶好機。ガルナチョが右サイドを抜け出してラストパス。ラッシュフォードがGKと一対一になったが、ダイクレトで放ったシュートはポストに直撃した。 それでも82分に押し切る。ブルーノ・フェルナンデスのパスを受けたガルナチョがボックス右に侵入。カットインから左足でシュートを流し込んだ。 しかし89分、シティがワンチャンスで同点弾。ボックス右で縦に仕掛けたボブがクロスを上げると、途中出場ベルナルド・シウバのヘディングシュートが決まった。 90分では決着が付かず迎えたPK戦、1番手キッカーのベルナルド・シウバ以外の7選手が決めたシティに対し、ユナイテッドはサンチョとエバンスが失敗。 シティがシーズン開幕を告げるコミュニティシールドを制している。 マンチェスター・ユナイテッド 1-1(6PK7) マンチェスター・シティ 【マンチェスター・ユナイテッド】 アレハンドロ・ガルナチョ(後37) 【マンチェスター・シティ】 ベルナルド・シウバ(後44) 2024.08.11 01:16 Sun

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