【日本代表プレビュー】最悪の一戦からのバウンスバックは。一丸となり必勝で臨む/vs中国代表【カタールW杯最終予選】

2021.09.07 12:15 Tue
◆体とメンタルのバランスを
©︎JFA

想定はしていなかったであろうオマーン戦の敗戦。さらに、自分たちのパフォーマンスが出せていなかったという不甲斐ない結果に終わったことで、得られた収穫は皆無と言って良い。

「準備が全て」と中山雄太(ズヴォレ)は語ったが、チームとしてしっかりと戦えていない以上、何を言っても言い訳になる。選手たちはその点を十分理解していると見られるが、それでも簡単に行かないだろう。

カタールへと移動した日本だが、入国に際しては新型コロナウイルスの検査に想定以上の時間を要し、トレーニングができない事態となった。

さらに、オマーン戦後にはDF酒井宏樹(浦和レッズ)、MF南野拓実(リバプール)が離脱。オマーン戦に参加できなかったDF冨安健洋(アーセナル)、MF守田英正(サンタ・クララ)が合流し、FWオナイウ阿道(トゥールーズ)が追加招集を受けたが、チームとしても不安が残る状況ではある。

また、日本が25度前後の気温だったなか、カタールは日中に40度を超える酷暑。さらに湿度も高く、スタジアムは冷房機能が完備されているが、環境の違いは堪えるはず。夜の試合とは言え、過酷な環境は選手たちのパフォーマンスに間違いなく影響するだろう。

オマーン戦でダメージを受けたメンタル、そして環境が変わることで受ける体のダメージがあるが、それをどう乗り越えて結果を出すかが重要だ。

森保一監督は試合前日の取材で「相手は日本のことを分析してきて、モチベーションも高く、死に物狂いで挑んでくるなかで、その上を行く準備をしないといけない」と語った。オマーン戦ではこのポイントで相手に上回られ、ピッチ上で改善を見せることができなかった。

キャプテンの吉田麻也(サンプドリア)も「全員がもう1度、負ければ大変なことになると理解して、試合に挑まなければならない」と決意を語り、アウェイの地でも“必勝”で戦う必要があるとした。



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