ナポリ退任のガットゥーゾがフィオレンティーナの新指揮官に就任!

2021.05.26 00:30 Wed
Getty Images
フィオレンティーナは25日、ジェンナーロ・ガットゥーゾ氏(43)を新指揮官に招へいしたことを発表した。

23日にナポリの指揮官を退任したガットゥーゾ氏は、その発表からわずか2日後に予てより新天地候補として有力視されていたフィオレンティーナの新指揮官に就任することになった。
イタリア『スカイ・スポルト』によると、契約期間は2021年7月1日からの2年契約になるという。

なお、ジュゼッペ・イアキーニ氏、チェーザレ・プランデッリ氏の2人の監督の下でシーズンを戦ったフィオレンティーナは、今シーズンのセリエAを13位で終えていた。

これまでパレルモ、ミランの指揮官を歴任したガットゥーゾ氏は2019年12月にカルロ・アンチェロッティ前監督の解任を受けてナポリの指揮官に就任。
就任1年目の2019-20シーズンは、当時セリエAで7位だったチームを立て直すも、最終順位は上げられず7位フィニッシュ。だが、コッパ・イタリアではユベントスをPK戦の末に下し、6年ぶり6回目の優勝に導いていた。

2年目の今シーズンは、コッパ・イタリアは準決勝で、ヨーロッパリーグではラウンド32で敗退した中、リーグ戦では最後までトップ4争いに絡んでいたが、23日に行われた最終節でヴェローナと引き分けに終わったことで、土壇場でユベントスに抜かれて5位で終了。最低目標だったチャンピオンズリーグ出場権を逃す格好となっていた。

2019年にイタリア系アメリカ人のロッコ・コンミッソ氏に経営権が移譲されたヴィオラだが、直近2シーズンはいずれもボトムハーフに甘んじており、闘将ガットゥーゾの下で新シーズンはトップハーフ、ヨーロッパコンティション出場権獲得を目指すことになる。
関連ニュース

2年連続でヴィオラをECL決勝へ導いたイタリアーノ監督が退任の理由を明かす「私は全てを出し尽くした」

今季限りで退任が濃厚となっているフィオレンティーナのヴィンチェンツォ・イタリアーノ監督が、アタランタ戦後に退任する理由を明かした。 フィオレンティーナは2日にセリエA第29節延期分でアタランタと対戦。試合は6分にカストロヴィッリの左クロスをベロッティがヘディングで流し込みフィオレンティーナが先制。 12分にルックマンのゴールで追いつかれたが、19分にビラーギの左クロスをニコ・ゴンザレスが左足ボレーを叩き込み勝ち越に成功。 32分にスカルヴィーニの鋭いミドルシュートで再び追いつかれたが、前半終了間際に右CKのこぼれ球をボックス中央のベルトランがシュート。クアルタにディフレクトしたボールを最後はゴール前のベロッティが押し込み、3度リードすると、そのまま3-2で勝利した。 フィオレンティーナでのラストマッチとなる試合を終えたイタリアーノ監督は、試合後に『DAZN』のインタビューで今季限りで退任する理由を明かした。 「一定のレベルに達し、それ以上進めなくなったとき、周囲はさらなる努力を求める。私は全てを出し尽くしたと思う。ここでいったん区切りをつけて、彼らに新たな刺激を与えられるような環境を残すのは正しいことだと思ったんだ」 また、「この3年間は、選手たちとの信頼関係が築かれた素晴らしい3年間だった。私は、このような関係を残して去るということは、あまり良いことではないと思っているから感情的になってしまう。新しいページは開かれても、作り上げられた関係は永遠に残るんだ」と、フィオレンティーナでの3年間を振り返った。 2021-22シーズンからフィオレンティーナを率いたイタリアーノ監督は、セリエAで7位、8位、8位と安定した順位を維持。前線からガンガンプレッシングをかける好戦的なサッカーを志向し、2年連続でヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)決勝へチームを導くという成果を上げた。 2024.06.03 08:00 Mon

打ち合いとなった欧州カップ戦ファイナリスト同士のラストマッチはフィオレンティーナに軍配!【セリエA】

セリエA第29節延期分のアタランタvsフィオレンティーナが2日に行われ、2-3でフィオレンティーナが勝利した。 フィオレンティーナのゼネラル・マネジャー(GM)を務めるジョー・バローネ氏が緊急入院したことで延期となっていた4位アタランタ(勝ち点69)と、8位フィオレンティーナ(勝ち点57)による一戦。 試合は開始早々にスコアが動く。6分、左サイドでボールを受けたカストロヴィッリが早いタイミングでクロスを供給すると、ゴール前に走り込んだベロッティがヘディングシュートをゴール右に流し込んだ。 先制を許したアタランタだが、すぐに反撃に出る。すると12分、デ・ケテラエルのロングスルーパスでDFの裏に抜け出したルックマンがそのままボックス内まで侵入。飛び出したGKの位置を見極めてチップキックでゴールネットを揺らした。 このまま勢いに乗りたいアタランタだったが、再びスコアを動かしたのはフィオレンティーナ。19分、カストロヴィッリのパスで左サイド深くまで駆け上がったビラーギがクロスを供給すると、ボックス中央右で待ち構えたニコ・ゴンザレスが左足ボレーシュート。ピッチに叩きつけたシュートはそのままゴール右に吸い込まれた。 その後は一進一退の展開が続くなか、再び追う展開となったアタランタは32分に中盤でボールを奪ったスカルヴィーニが敵陣左サイドへ展開。パス&ゴーでボックス左手前まで駆け上がったスカルヴィーニがルックマンからのパスを受けるとカットインから鋭いシュートをゴール左隅に突き刺した。 追いつかれたフィオレンティーナは、前半終了間際の44分にカヨデの右クロスからラニエリがネットを揺らすが、これはオフサイドの判定。このまま前半終了かとおもわれたが、前半追加タイム2分に右CKのこぼれ球をボックス中央のベルトランがシュート。クアルタにディフレクトしたボールがゴール前のベロッティにつながると、難なくゴールに流し込み、2-3で前半を終えた。 迎えた後半、先にチャンスを作ったのはアタランタ。54分、コープマイネルスのパスでDFの裏に抜け出したルックマンがボックス左深くまで侵入しマイナスへ折り返すと、走り込んだパシャリッチがワントラップからシュート。しかし、これはクロスバーを直撃した。 その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指すなか、拮抗した展開が続く。アタランタは試合終了間際の93分、ハテブールのミドルシュートのこぼれ球をボックス右で拾ったミランチュクのクロスをゴール前でフリーのスカマッカがヘディングで合わせたが、これはGKマルティネッリの好セーブに阻止され、万事休す。 結局、試合はそのまま2-3でタイムアップ。今季セリエA最後の一戦はフィオレンティーナに軍配が上がった。 2024.06.03 03:00 Mon

アムラバトが予定通りレンタルバックへ…ラトクリフ卿の評価覆せず

マンチェスター・ユナイテッドがモロッコ代表MFソフィアン・アムラバト(27)をフィオレンティーナへ返却する。 今季レンタル加入でなかなか存在感を発揮できなかったアムラバト。シーズンラスト1カ月は攻守で奮闘、FA杯決勝のマンチェスター・シティ戦(2◯1)もキレキレだったが、以前からフィオレンティーナへの復帰が伝えられる。 ユナイテッドは買い取りオプションを保持も、イギリス『フットボール・インサイダー』によると、ここ最近の一定のパフォーマンスも考えを改める要素とはせず。 今季途中からフットボール部門のトップとなったジム・ラトクリフ氏ら「INEOS」は、自分たちが獲得に関与していないボランチ・アムラバトについて「タイプ的にプレミアリーグ向きではない」と評価しているとのこと。 アムラバトはフィオレンティーナ復帰とみて間違いなさそうだ。 2024.05.30 15:20 Thu

ECL初優勝のオリンピアコス、ベテランのヨベティッチも喜び爆発「長い間こうした勝利を待ち望んでいた」

オリンピアコスのモンテネグロ代表FWステファン・ヨベティッチが、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)優勝に歓喜した。『UEFA.com』が伝えている。 これまでフィオレンティーナやマンチェスター・シティ、インテル、モナコ、ヘルタ・ベルリンでプレーし、今シーズンからオリンピアコスに所属するヨベティッチ。29日に行われたECL決勝では、古巣のフィオレンティーナ相手に73分から出場した。 試合は膠着状態が続き延長戦へと突入したが、116分にアユブ・エル・カービが値千金の先制ゴールを記録。このリードを最後まで守り抜いたオリンピアコスが、初の欧州主要タイトルを獲得することになった。 マンチェスター・シティに所属していた時以来のタイトルに、ヨベティッチは喜びを爆発。待ち望んでいた勝利だとしつつ、支えてくれた家族への感謝も述べている。 「信じられない。言葉では言い表せない気持ちだ。オリンピアコスと同じように、僕も長い間こうした勝利を待ち望んでいたんだ」 「ここに来るまでフェネルバフチェや、マッカビ・テルアビブ、それ以外にも多くの素晴らしいチームを倒してきた。そして(準決勝の)アストン・ビラからの勝利だ!本当に、素晴らしい成果だと思う」 「この勝利を家族と、今は亡き父に捧げたい。みんなで祝い、楽しむべきだ時だね。妻は僕が何を経験してきたか、その苦労を知りつつ一緒にいてくれている。この勝利は僕の子供たちに捧げたいね。とても誇りに思うよ」 2024.05.30 10:50 Thu

「大きな失望」2年続けてECL決勝敗北…フィオレンティーナ指揮官は「正しい戦い方をしたと思うが…」

フィオレンティーナのヴィンチェンツォ・イタリアーノ監督が、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)決勝での敗北を嘆いた。 フィオレンティーナは29日にギリシャにおいて行われたECL決勝で、オリンピアコスと対戦。昨年に続きファイナルまで駒を進めたチームは、試合早々にスコアを動かしたかに見えるもオフサイドで取り消しに。その後はチャンスを作りながらゴールを生み出せず、試合は延長戦に突入。徐々に守勢に回ったチームは116分に痛恨の失点を許すと、そのまま0-1で試合を終えた。 2年続けて決勝戦で敗れることになったイタリアーノ監督は、落胆しつつもチームが正しい道を歩んでいることを強調している。 「2度目の残念な結果となってしまった。今回もゴールを決めるチャンスはたくさんあり、選手たちは全力を尽くしたと思う。PK戦までもつれ込む可能性があったこの試合で負けるのは、我々には相応しくなかった」 「私にとっては大きな失望だ。我々にとって(昨季のコッパ・イタリア含め)3度目となる決勝戦では、正しい戦い方をしたと思う。だが、一発勝負の試合で勝つための成熟度、ノウハウ、そして少しの余裕がまだ足りていない」 「チームは決勝戦に相応しい戦い方をした。リードを奪うチャンスはあったんだ。こうした試合では臨機応変なプレーが必要だが、最後に相手に得点を許してしまった。ヨーロッパの舞台で優勝するのは難しい。過去2年間、誰も我々を圧倒したわけではななかったのだから残念だ。大きな失望になる」 「このような試合で負ければ、苦い思いを抱くものだ。だが、我々は良い基礎を築いてきた。フィオレンティーナには才能ある若手選手がたくさんおり、我々は改善できるところから取り組まなければならない。今回は良い流れに乗っていたが、またしてもゴール直前で敗れてしまった」 2024.05.30 09:55 Thu
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly