ホームデビューの南野拓実は左サイドで先発も途中交代、評価はチーム内で上位に

2021.02.15 12:25 Mon
Getty Images
今シーズン終了までのレンタルでリバプールからサウサンプトンに加入した日本代表FW南野拓実が移籍後2戦目となる先発出場を果たした。前節、スタメンでのデビューとなった南野に加入後初ゴールが生まれるも、ニューカッスルに2-3で競り負けて泥沼のリーグ5連敗となったサウサンプトン。
連敗ストップを目指す今節は3日前にFAカップで2-0の勝利を収めた14位のウォルバーハンプトン(勝ち点27)と対戦した。そのFAカップは大会規定により出場資格がなかった南野だが、今回の一戦では左サイドハーフで2試合連続のスタメンを飾った。

11分には、南野が味方FWネイサン・レドモンドに縦パスを送り、そこから一気にボックス内に攻めあがると、レドモンドからの折り返しのパスをボックス左で受けて左足ダイレクトで惜しいシュートを放つなど、前半は躍動。チームも1点リードで試合を折り返した。

しかし、後半に入ると試合の流れが一変し、53分にハンドでPKを献上して同点に追いつかれる。後半に入って存在感が希薄になっていた南野は62分にMFムサ・ジェネボと交代してピッチを退くと、サウサンプトンは直後の66分に再び失点を許し、そのまま逆転負けとなった。

イギリス『スカイ』の採点(10点満点)では、先制ゴールを挙げたFWダニー・イングス、MFスチュアート・アームストロング、DFヤニク・ヴェステルゴーアの3人に7点の評価を下し、南野を含む3人以外の選手は全員6点という評価だった。
また、イギリス『BBC』の採点(10点満点)では、南野は5.68点、サウサンプトンでは上から4番目の評価となっている。

これで泥沼のリーグ6連敗となってしまったサウサンプトンは、20日に第25節でチェルシーとホームで対戦する。

南野拓実の関連記事

北朝鮮が逆転突破、石井正忠監督のタイはあと1点足りず中国が突破…クウェートは最下位からの大逆転突破! アジア最終予選進出の18カ国が決定【2026W杯アジア2次予選】

11日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の最終節が行われた。 すでに18カ国中、13カ国の最終予選出場が決まっている中、そのうちの1つである日本代表はホームでシリア代表と対戦。対戦相手のシリアは第5節で北朝鮮代表に敗れたことで、この試合で勝利しなければ敗退が濃厚となる中、FW上田綺世、MF堂安律、オウンゴール、MF相馬勇紀、MF南野拓実のゴールで5-0と圧勝。日本が6試合連続無失点で6連勝と圧倒した。 この段階では2位につけていたシリア。逆転での突破を目指す北朝鮮は、ホーム扱いながらラオスで行われたミャンマー代表戦で、4-1と快勝。リ・ジョグクがハットトリックの活躍を見せ、グループBでは日本とともに最終予選行きの切符を掴んだ。 大きな注目を集めたのはグループC。すでに韓国代表が突破を決めている中、2位争いで中国代表とタイ代表が熾烈な争いとなった。 中国はアウェイでその韓国と対戦。均衡した試合となった中、61分にイ・ガンインがゴール。この1点を守った韓国が、1-0で勝利を収めた。 これにより、タイはシンガポール代表に大量得点差で勝利すれば2位に滑り込める中、タイの石井正忠監督とシンガポールの小倉勉監督の日本人指揮官対決に。試合はタイペースで進み、ティーラトン・ブンマタン、チャナティップ・ソングラシン、スパチョーク・サラチャートとJリーグ経験者が揃って先発した中、3-1でタイが勝利。これにより得失点差で並んだものの、直接対決が中国の1勝1分けとなり、2位に中国が入ることに。タイは2次予選で敗退となった。 グループAではカタール代表が突破を決めていた中、3チーム三つ巴の戦いに。2位のインド代表はそのカタールと対戦し、2-1で敗戦。勝ち点で並んでいた3位のアフガニスタン代表と、勝ち点1差で追いかける4位のクウェート代表の対戦は、1-0でクウェートが勝利。これにより、クウェートが最下位からの逆転で2位突破を決めた。 グループDはオマーン代表がすでに突破決定。キルギス代表は引き分け以上で2位が決定する中、オマーンと1-1のドロー。3位のマレーシア代表はチャイニーズ・タイペイ代表と対戦し、3-1で勝利を収めたものの、勝ち点1届かず3位で敗退となった。キルギスは初の最終予選進出を決めた。 グループEはすでにイラン代表とウズベキスタン代表の突破が決定している状況。両者は直接対決となったがゴールレスドローとなった。また、3位のトルクメニスタン代表と香港代表の試合も0-0のゴールレスドロー。順位変動なく最終節を終えた。 グループFはイラク代表がすでに首位を決めている中、2位のインドネシア代表と3位ベトナム代表が勝ち点差1で2位を争うことに。逆転を目指すベトナムは首位のイラクと対戦したが、3-1で敗戦。イラクは6連勝で2次予選を通過。2位のインドネシアはホームにフィリピン代表を迎えて2-0で快勝。2位での通過を決め、初の最終予選進出を決めた。 グループGはサウジアラビア代表、ヨルダン代表の通過が決定。両者は最終節で直接対決となった中、アウェイのヨルダンが1-2でサウジアラビアに勝利。これにより、グループ首位がヨルダン、2位がサウジアラビアとなった。 グループHはすでにUAE代表とバーレーン代表の通過が決定。両者は最終節で直接対決し、1-1のドロー。3位のイエメン代表と4位のネパール代表の試合も2-2-のドローに終わった。ネパールは最後に勝ち点1を獲得した。 グループIはオーストラリア代表の首位、パレスチナ代表の2位が決定。両者は直接対決し、オーストラリアが5-0で圧勝。日本とともに6連勝、無失点で2次予選通過を決めた。3位レバノン代表はバングラデシュ代表に4-0で快勝して予選を終えた。 これにより、3次予選に進出する18カ国のうち、13カ国が最終節を残して決定した。 <span class="paragraph-subtitle">◆2026年北中米W杯 アジア2次予選</span> ※赤字は3次予選進出決定 <span style="font-weight:800">■グループA</span> <span style="font-weight:600 ; color:#d41414">☆1位:カタール/13pt/+14</span> <span style="font-weight:600 ; color:#d41414">☆2位:クウェート/7pt/0</span> 3位:インド/5pt/-4 4位:アフガニスタン/5pt/-11 <span style="font-weight:800">■グループB</span> <span style="font-weight:600 ; color:#d41414">☆1位:日本/18pt/+24</span> <span style="font-weight:600 ; color:#d41414">☆2位:北朝鮮/9pt/+4</span> 3位:シリア/7pt/-3 4位:ミャンマー/1pt/-24 <span style="font-weight:800">■グループC</span> <span style="font-weight:600 ; color:#d41414">☆1位:韓国/16pt/+19</span> <span style="font-weight:600 ; color:#d41414">☆2位:中国/8pt/0</span> 3位:タイ/8pt/0 4位:シンガポール/1pt/-19 ※直接対決で中国が1勝1分けとなり2位が決定 <span style="font-weight:800">■グループD</span> <span style="font-weight:600 ; color:#d41414">☆1位:オマーン/13pt/+9</span> <span style="font-weight:600 ; color:#d41414">☆2位:キルギス/11pt/+6</span> 3位:マレーシア/10pt/0 4位:チャイニーズ・タイペイ/0pt/-15 <span style="font-weight:800">■グループE</span> <span style="font-weight:600 ; color:#d41414">☆1位:イラン/14pt/+12</span> <span style="font-weight:600 ; color:#d41414">☆2位:ウズベキスタン/14pt/+9</span> 3位:トルクメニスタン/2pt/-10 4位:香港/2pt/-11 <span style="font-weight:800">■グループF</span> <span style="font-weight:600 ; color:#d41414">☆1位:イラク/18pt/+15</span> <span style="font-weight:600 ; color:#d41414">☆2位:インドネシア/10pt/0</span> 3位:ベトナム/6pt/-4 4位:フィリピン/1pt/-11 <span style="font-weight:800">■グループG</span> <span style="font-weight:600 ; color:#d41414">☆1位:ヨルダン/13pt/+12</span> <span style="font-weight:600 ; color:#d41414">☆2位:サウジアラビア/13pt/+9</span> 3位:タジキスタン/8pt/+4 4位:パキスタン/0pt/-25 <span style="font-weight:800">■グループH</span> <span style="font-weight:600 ; color:#d41414">☆1位:UAE/16pt/+14</span> <span style="font-weight:600 ; color:#d41414">☆2位:バーレーン/11pt/+8</span> 3位:イエメン/5pt/-4 4位:ネパール/1pt/-18 <span style="font-weight:800">■グループI</span> <span style="font-weight:600 ; color:#d41414">☆1位:オーストラリア/18pt/+22</span> <span style="font-weight:600 ; color:#d41414">☆2位:パレスチナ/8pt/+0</span> 3位:レバノン/6pt/-3 4位:バングラデシュ/1pt/-19 2024.06.12 09:20 Wed

「ケガは怖かったけど…」限定出場だったと明かした久保建英、堂安律との共存に手応え「僕がウイングだったら欲しい」

日本代表MF久保建英(レアル・ソシエダ)が、シリア代表戦を振り返った。 11日、エディオンピースウイング広島で2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の最終節が行われ、日本はシリアと対戦した。 日本は6連勝をかけての戦いに。対するシリアは、負ければ2次予選敗退が濃厚となる難しい一戦となったが、日本は5-0で圧勝。アウェイに続いて2試合連続続けて5ゴールを記録。2次予選は6連勝、24得点無失点という圧倒的な強さを見せつけた。 2シャドーの一角で先発出場した久保。右ウイングバックのMF堂安律、シャドーで並んだMF南野拓実、トップのFW上田綺世と良い関係性を築いて攻撃の形を作っていた。 特に右ウイングバックの堂安とのコンビネーションは冴え渡り、[4-2-3-1]ではトップ下と左サイドの関係になったり、[4-1-4-1]ではポジションが重なることで共存しにくいなど問題もあった。 この日は今までとは違う関係でのコンビとなったが、右サイドを2人で崩すシーンが何度も生まれ、1-0で迎えた19分にはカウンターから久保が持ち出すと堂安へパス。カットインからミドルシュートをねじ込みゴールが生まれた。 久保は堂安との関係性について「彼が基本的に中にカットインしてくるので、僕としてはあまり彼に近づきすぎず、浮いたポジションで受けてターンしようと考えていました」とコメント。良い距離感を取ることが大事だったとし、「彼が高い位置を取っている時はあまり考えずに、僕がウイングだったらボールが欲しいので、簡単に前を向いてパスを出すことを意識しました」と、共感できる2人だからこその判断をするようにしたと語った。 堂安との関係だけでなく、下がってボランチのMF遠藤航、MF田中碧のサポートに入ることや、ボールを持てば仕掛けに加えて、スルーパスでチャンスを作るなど、良いプレーを見せていた。 「質の高い選手が4枚いたら、相手はいかに中に絞っていると言っても捕まえるのは難しいです。チームでやっているときも僕らが4枚も中にいたら、スペインリーグのレベルで守備は固いけど、捕まえるのは難しくなってくるので、あれは引いてくる相手に有効なのかなと思います」 ダブルボランチとの関係、ウイングバックとの関係、シャドー同士の関係、そしてトップとの関係と、今まで以上に多くの選手と関わりながらも、逆にお互いが生きる形となった今回のシステム。久保は62分で交代となったが、これはケガのリスクを考えての予定通りだったとした。 「1試合目は練習でちょっとモモ裏がイキかけちゃって間に合わなかったので、2試合目なんとか間に合えばいいなという話の中で、最初から60分という時間限定つきでした」 「ケガは怖かったですけど、終わってみたらスプリントもできて、うまくやれたかなと思います」 代表活動前に行われた東京ヴェルディとの試合でも太ももの違和感もあり後半早々で交代していた久保。しっかりとコンディションを整えながらも、無理はしなかった。 長いシーズンも一旦終了。新シーズンと9月からの最終予選に向けて、しっかりとまずは体を休めることが必要そうだ。 <span class="paragraph-title">【動画】久保建英のカウンターから最後は堂安律圧巻の左足ミドル!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">前半19分<a href="https://twitter.com/hashtag/%E4%B9%85%E4%BF%9D%E5%BB%BA%E8%8B%B1?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw"> <a href="https://t.co/7yUzlsiQh8">https://t.co/7yUzlsiQh8</a> <a href="https://twitter.com/jfa_samuraiblue?ref_src=twsrc%5Etfw">@jfa_samuraiblue</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/jfa?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#jfa</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/daihyo?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#daihyo</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/gobeyond?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#gobeyond</a> <a href="https://t.co/kBCxUzi5So">pic.twitter.com/kBCxUzi5So</a></p>&mdash; フジテレビサッカー (@cxfootball) <a href="https://twitter.com/cxfootball/status/1800480842885841271?ref_src=twsrc%5Etfw">June 11, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.06.12 07:30 Wed

「代表でのゴールは常に特別」新システムに手応えを語る南野拓実、スタジアムにも感激「もっとこういうスタジアムが日本にできたら」

日本代表MF南野拓実(モナコ)が、シリア代表戦を振り返った。 11日、エディオンピースウイング広島で2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の最終節が行われ、日本はシリアと対戦した。 日本は6連勝をかけての戦いに。対するシリアは、負ければ2次予選敗退が濃厚となる難しい一戦となったが、日本は5-0で圧勝。アウェイに続いて2試合連続続けて5ゴールを記録。2次予選は6連勝、24得点無失点という圧倒的な強さを見せつけた。 前半はシャドーでプレーし、後半はトップ下にも入った南野。今回の[3-4-2-1]のシステムについては「配置的にもそれぞれ特徴が出しやすかったと思いますし、欲しいタイミングで得点がポンポンと取れて、上手く試合を運ぶことができました」と、一定の手応えを感じたという。 ミャンマー戦は出番がなかったが、9名を入れ替えてもしっかりと機能した新システム。後半は[4-2-3-1]と、これまでやってきた形に変えて戦った。 システム変更については「ボールを支配できて、相手も運動量が落ちていたこともありますけど、[4-2-3-1]になった時にアジアカップで難しいシチュエーションになった時に、どうしたら良かったかは個人的にも考えました。ワイドに張ってスペースを空けて、どのタイミングで関わっていくか。自分が得意なシチュエーションで中に入っていって、外を任せるというところをうまく連係しながらできたと思います」と振り返り、「3バックに関しても、しっかり前半は攻撃的な意味での3バックのプレーをしようという意識も、2次予選なので相手はありますが、上手く行けたかなと思います」と、2つのシステムでそれぞれ手応えはあったという。 シャドーのポジションではMF久保建英、トップのFW上田綺世、左WBのMF中村敬斗、ポジションを変えることで右WBのMF堂安律とも絡み、攻撃面では多くの形を作ることに。後半もMF鎌田大地、MF相馬勇紀と交代で入った選手とも形を作って行った。 この2試合で3バックを試したことについては「ミャンマー戦は出ていないですけど、今日の試合は最初から森保さんが3バックをやるという意図があった中で、シリア、崖っぷちの相手に良いシチュエーションでボールを握った時の感覚、味方同士の距離感、握りやすさは3バックの方が良いのかなと思います」とコメント。「相手によるんですが、今日は1つのオプションを見せるというところでは良かったです」と、森保一監督が試したこの2試合は、オプションを増やす点では良かったとした。 再三のチャンスを前半から迎えた中、後半にはミドルシュートでゴール。「ゴールは狙っていましたし、代表でのゴールは常に特別なので良かったです」とコメント。初めてプレーしたエディオンピースウイング広島については「素晴らしかったです。ここでプレーできる選手が羨ましいなと思いますし、もっとこういうスタジアムが日本にできたらと思います」と、良いスタジアムだったと印象を持ったようだ。 <span class="paragraph-title">【動画】南野拓実が技ありのミドルシュートでダメ押し!!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">後半40分<a href="https://twitter.com/hashtag/%E4%BC%8A%E8%97%A4%E6%B4%8B%E8%BC%9D?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw"><a href="https://twitter.com/jfa_samuraiblue?ref_src=twsrc%5Etfw">@jfa_samuraiblue</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/jfa?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#jfa</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/daihyo?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#daihyo</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/gobeyond?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#gobeyond</a> <a href="https://t.co/Z00tvFk3Ki">pic.twitter.com/Z00tvFk3Ki</a></p>&mdash; フジテレビサッカー (@cxfootball) <a href="https://twitter.com/cxfootball/status/1800503654358954417?ref_src=twsrc%5Etfw">June 11, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.06.12 07:10 Wed

広島時代に夢見た専スタで代表戦戦った森保一監督「二重の喜びもあって涙が…」、最終予選へ気持ちの引き締め忘れず

日本代表の森保一監督が、完勝したシリア代表戦を振り返った。 11日、エディオンピースウイング広島で行われた2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の日本代表vsシリア代表は、ホームの日本が5-0で快勝した。 すでに首位通過を決めている日本は、直近のミャンマー代表戦から先発9人を変更。より攻撃的なメンバー構成で試合に臨むと、13分の上田綺世の先制点を皮切りに、前半半ばまでに堂安律、オウンゴールで加点。3-0で試合を折り返した。 4バックに変更した後半はやや停滞したものの、途中出場となった相馬勇紀のPKと後半終盤に南野拓実が決めたダメ押しのゴールによって5-0の圧勝。6戦全勝24得点無失点という圧巻の内容で2次予選の戦いを終えた。 この試合では前節のミャンマー代表戦で本格導入した[3-4-2-1]の布陣を継続。前半は堂安律、中村敬斗という本職がアタッカーの選手を両ウイングバックに配置し、1点目はその中村のクロス、2点目は堂安のミドルシュートによってゴールを陥れた。 その攻撃的な人選については、システムありきではなくあくまで選手の特徴を踏まえつつ、押し込める展開を想定した上での起用だったと説明した。 「まずは3バックをやることで、これは3バックと4バックとかではなく、選手の特徴によって戦い方を変えられるというところもあると思います。今日の入りに関して前半のメンバーで戦って、相手をより攻撃でも守備でも押し込んで、そこから得点を奪う、チャンスを作るというところをやっていこうという意図の中で、右の堂安、左の(中村)敬斗ということで、彼らが守備もしっかりしてくれながらも、ゴールチャンスを作り出して、自らゴールを狙っていくという積極なプレーをしてくれたと思っています」 「そういった意味では3バックはこれまでも試合の中でやってきましたけど、ミャンマー戦、そしてシリア戦と、等より我々がボールを握る形の中で、いい攻撃を仕掛けるという部分でいいチャレンジを選手たちがしてくれたと思いますし、これからまたひとつのオプションとしてチームで共有できたと考えています」 また、後半の4バックへの変更に関しては試合途中でのシステム変更による対応力を養う部分、世界で戦う中でもストロングポイントになりつつ、ディフェンスラインの豊富な人材をより効果的に活かしていく中での試みだったとしている。 「(システム変更の)意図は3バック、4バックとどちらもチームとして戦術的に機能させていこうということで、後半からシステムを変えて、より選手たちそれぞれと、チームとして戦術の浸透を図れるように、対応力をもって戦うというところで、次のステージでの戦いに向けて戦術変更しました」 「あとは今回は4バックに変えた時に冨安の右サイドバックで起用させてもらいましたけど、他のポジションも含めて、いろんな戦術的システムのパターンと、いい選手がいますので、そこで可能な限り複数のポジションでプレーをしてもらうということが、チームのオプションになるかなと思って起用させてもらいました。前線の選手も非常に世界の中でいい存在感を示してくれる選手たちが多くなりましたけど、ディフェンスラインの選手たちも世界の舞台で非常に力を見せてくれる、存在感を見せてくれる選手が多くなってきているので、いろんな起用ができるということをチームで共有しながら、結果を出せるというところを今日は考えて起用しました」 また、すでに2次予選突破を決めていた中、代表の中心を担う海外組はタフなシーズンを終えたばかりの状況ということもあり、モチベーション的には難しい部分もあったが、その中で新布陣の採用などうまく選手に刺激を与える形となった指揮官だが、そういった試みがなくとも選手個々が個人、チームとして成長するために真摯な姿勢で取り組んでくれたと、改めてその姿勢を称賛している。 「(消化試合という部分で)監督として苦労したところはありません。なぜなら、選手もスタッフもこれまで通り、目の前の試合に勝利するため、いい準備をするということと、試合の中で勝つことはもちろんですけど、これから先の成長に繋がるようにチャレンジしていこうということを、その2点を選手がトレーニングの時からいい準備をしてくれて、試合の中でも勝つために成長するためにという2つのことを考えてくれました」 「今にベストを尽くすということは本当に大切なことだと思いますが、選手たちもアジアカップで痛い経験をして、最終予選に我々が勝って、その先のワールドカップに繋げていくためには、もっと成長しなければいけないということを、常に成長を考えてレベルアップを考えてくれているので、私から何か選手たちに注文することもありませんし、選手たちが本当に主体的に、自主的にいい準備とベストを尽くすということでやってくれて、本当にありがたいなと思います」 今回の代表戦は森保監督が現役時代、監督時代で長きを過ごした思い出の地、広島での開催となった。さらに、“Eピース”はサンフレッチェ広島在籍時代から夢見ていたサッカー専用スタジアムということもあり、普段以上にエモーショナルな状況で臨んだ試合でもあった。 試合前の国歌斉唱時に感極まった様子を見せていた指揮官は、「国歌を歌っている時には、日本人である誇りと、喜びが溢れ出してきて、幸せな気持ちになれるというのは、毎回の試合であります」と、決して“広島”を意識したわけではないと前置きしながらも、やはり思い出の地での代表戦で感傷的な気持ちがあったことを認めている。 「広島だからということではなくて、国歌を歌って試合に挑めるということの幸せをいつも国歌を歌っている時に感じています。ただ、ここ広島で現役時代を長く過ごして、指導者としてもいろんな経験をさせていただいた中で、広島にサッカー専用のスタジアムができるということは、広島在籍時の大きな夢のひとつでありましたので、ピッチとスタンドが一体になって盛り上がれる、素晴らしいスタジアムを作っていただけて、そこでプレーできるという喜びが出てきて、(感極まったのは)その環境のところはあると思います。やっぱり国歌を歌っている時は、本当に日本人である誇りと喜び、幸せが溢れ出てきますし、それが今日は広島でこうやって代表戦をできたという二重の喜びもあって涙が出てきました」 さらに、今回の試合では“Eピース”を本拠地とする広島のチャントが多く歌われ、“森保ジャパン仕様”に変更されたチャントも聞こえてきた。その点について問われた指揮官は、「聞こえたか、聞こえてないかで言うと、聞こえていました」、「試合の終盤で、歌詞が理解できました」と、地元サポーターからの思いをしっかりと受け取った。 ただ、そのことに感謝を示しながらも、日本全国のファン・サポーターに向けては、あくまで「みんなの日本代表」として応援してほしいと、気配りの人として知られる、その人柄を垣間見せた。 「まずサンフレッチェのサポーターを中心にだとは思いますが、全国から日本代表を応援してくださるサポーターの皆さんが集まってきている中で、私自身も応援歌の中に入れてもらえるような応援をしてもらえたということは、すごく嬉しいです。そこを本当にサポーターの皆さんも私に対する応援の気持ちはすごく嬉しかったですし、でも私自身がサポーターの皆さんにいつも応援していただいているので、どんなときも応援していただいてるので、本当に感謝の気持ちが込み上げてきました」 「それと名前を言っていただけるのは非常にありがたいですけど、日本代表はみんなの日本代表で、森保ジャパンとか、なになにジャパンではなく、これが日本代表だということを、今日は広島でしたけど、全国の都道府県の皆さんが、みんなの日本代表だということで考えてもらえると嬉しいと思います」 最後に、9月から開始される最終予選に向けては2022年カタールW杯での苦い経験を、教訓にすべくチームを預かる指揮官としてメンタルの部分を中心にしっかりと気を引き締めて臨みたいとの決意を語った。 「戦術的な準備をする期間は、次の活動の直前になると思いますので、なかなか難しいと思いますが、前回のカタール・ワールドカップに向けての最終予選では、あってはいけないつまずきをしてしまったという悔しい経験がありますので、そこは2次予選全勝でこれましたけど、最終予選は本当に別次元の戦いになるということで、別次元の厳しい戦いになるということを、私自身ももう一度肝に銘じて準備をしなければいけないと思っています」 「それは過去の経験を活かしてポジティブ変換できるように、今回の2026年北中米ワールドカップに向けてのアジア最終予選は間違いなく厳しい戦いになると思いますが、前回の経験が活きるようにしっかりと準備して心の準備をしていかなければいけないと思っています。そういった意味で、今日の堂安律が試合を終えてヒーローインタビューされている時に、最終予選のことに触れていて、アジアカップで悔しい思い、痛い思いをしたので、我々がその経験を活かさなければいけないというような話をしていたと思いますが、選手もスタッフも含めて本当に厳しい戦いが待っているんだ、ということを考えて準備をしていきたいと思っています」 「出場国枠が増えて楽な予選になると思ったら大間違いだと思うので、しっかりと話をしたいと思います。あとは厳しい戦いに向けての心の準備をするということはもちろん大切ですけど、今回の目の前の勝利と、常に成長を目指して戦うという部分。そこを忘れてはいけないと思います。自分たちが強くならなければいけないという思いを、まずはもって厳しい戦いに臨むということ。ワールドカップで優勝するということを日本代表の目標掲げている中、そこに向けてやはり常にレベルアップすることを考えつつ、今の戦いの厳しさに向けていろんな準備をしなければいけないと思っています」 2024.06.12 00:32 Wed

「感覚は前からあった」ニアに強烈ミドルを突き刺した堂安律、慣れた右WBと現代的3バックに「やっていて楽しい」

日本代表MF堂安律(フライブルク)が、シリア代表戦を振り返った。 11日、エディオンピースウイング広島で2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の最終節が行われ、日本はシリアと対戦した。 日本は6連勝をかけての戦いに。対するシリアは、負ければ2次予選敗退が濃厚となる難しい一戦となったが、日本は5-0で圧勝。アウェイに続いて2試合連続続けて5ゴールを記録。2次予選は6連勝、24得点無失点という圧倒的な強さを見せつけた。 この試合では右ウイングバックと右ウイングでプレーした堂安。フライブルクでもプレーしているポジションで、攻守にわたって高いパフォーマンスを見せた。 その中で、カウンターからパスを受けると、カットインして左足の見事なミドルシュートを叩き込むことに成功。「シュートシーンに関しては、GKが確実にファーを警戒するので、ニアに速いシュートを打てれば入るかなという感覚は前からありました」と、狙い通りのコースにしっかりと決められたとした。 この試合では右ウイングバックに入り、同サイドの久保建英、後ろに構える冨安健洋、シャドーの一角である南野拓実と近い選手と絡んで攻撃を組み立てていた。 「建英とポジション変わりながらとか、冨安が攻撃参加しながらとか、拓実くんが流れてきたりとか、かなりバリエーションの多い攻撃ができたと思いますし、全選手の特徴が出やすいシステムかなと思います」 「(上田)綺世もあそこでキープできますし。前半は特に見ていて楽しかったのかなと。非常に充実したシリーズだったと思います」 新たなオプションとして実行している[3-4-2-1]のシステムに一定の手応えを語る堂安。現代サッカーでも多くのチームが採用する3バックに近い形ができ始めていると振り返り、自信としては楽しみがあるとした。 「現代サッカーを象徴するような、そんなにスピードスターがいないウイングバックで、ポジショニングで右サイドを制圧するというのは今のサッカーで、やっていて楽しいです」 「小さい駆け引きがいくつもあって、行くふりしてとか、単純に[5-4-1]で行くふりして出さずに逆サイドに持っていったり、たまに縦に行ってサプライズを起こしたり、フライブルクの感覚に近いものがありました」 「日本代表に少しずつ落とし込めている印象があります」 <span class="paragraph-title">【動画】堂安律、圧巻の左足ミドルで狭いコースを撃ち抜く!!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">前半19分<a href="https://twitter.com/hashtag/%E4%B9%85%E4%BF%9D%E5%BB%BA%E8%8B%B1?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw"> <a href="https://t.co/7yUzlsiQh8">https://t.co/7yUzlsiQh8</a> <a href="https://twitter.com/jfa_samuraiblue?ref_src=twsrc%5Etfw">@jfa_samuraiblue</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/jfa?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#jfa</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/daihyo?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#daihyo</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/gobeyond?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#gobeyond</a> <a href="https://t.co/kBCxUzi5So">pic.twitter.com/kBCxUzi5So</a></p>&mdash; フジテレビサッカー (@cxfootball) <a href="https://twitter.com/cxfootball/status/1800480842885841271?ref_src=twsrc%5Etfw">June 11, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.06.12 00:20 Wed

サウサンプトンの関連記事

セルティックの新守護神はドゥブラフカか 他に候補多数も現実的な選択肢

セルティックがニューカッスルからスロバキア代表GKマルティン・ドゥブラフカ(35)の獲得を議論中だそうだ。 中東資本参入前の“冬の時代”からニューカッスルを支えるドゥブラフカ。ニック・ポープ加入で定位置を失い、昨季前半戦はマンチェスター・ユナイテッドへレンタル放出もされたが、今季はポープ重傷の緊急事態から常時出場し、最終的に30試合でゴールマウスを守った。 ただ、正守護神ポープに競争を強いるべく、クラブが新GKの獲得を目指しているのが明白。よく名前が上がるのは、バレンシアのジョージア代表GKギオルギ・ママルダシュヴィリだ。 誰かしらのGK獲得が実現した場合、ドゥブラフカの3番手降格は想像に難くなく、そうなれば契約を25年6月まで残すなかでも退団を望む可能性が。なんといっても、ドゥブラフカはユーロ2024へ向かうスロバキア代表で今なお正守護神を担い、精神的支柱でもある。 イギリス『フットボール・インサイダー』いわく、そんなドゥブラフカの獲得を検討するのがセルティック。ジョー・ハートが今季限りで現役を退くため、GK補強が何よりの優先事項となっているアイリッシュクラブだ。 一時はリバプールの2番手GKクィービーン・ケレハーがよく取り沙汰されるも、アイルランド代表選手ということで理想的な人材である一方、獲得が現実味を欠くのは残念ながら明白。ハートを獲得した時と同じく、経験豊富なベテランのドゥブラフカが現実的かつ、見方によっては理想的なようだ。 ハートの後釜を探すセルティック。 ドゥブラフカ以外には、バイエルンのイスラエル代表GKダニエル・ペレツ(23)、サウサンプトンの元イングランド代表GKアレックス・マッカーシー(34)、スパルタ・プラハのデンマーク人GKピーター・イェンセン(26)を候補に掲げ、現実的なのは「イェンセンかドゥブラフカ」と伝えられている。 2024.06.13 19:00 Thu

来季プレミアのサウサンプトン、スコットランド代表のS・アームストロングが退団…8年間で214試合25ゴール

来シーズンのプレミアリーグ昇格を決めているサウサンプトンは4日、退団リストを発表。スコットランド代表MFスチュアート・アームストロング(32)の退団を発表した。 S・アームストロングはダンディー・ユナイテッド、セルティックでプレーし、2018年7月にサウサンプトンへと完全移籍した。 6シーズンにわたってプレーし、公式戦214試合で25ゴール19アシストを記録。プレミアリーグでは149試合16ゴール11アシスト、チャンピオンシップ(イングランド2部)では42試合5ゴール7アシストを記録していた。 今シーズンは初のチャンピオンシップを戦い、42試合に出場。リーグ戦では4位に入ったチームに貢献。しかし、シーズン最終盤にハムストリングを負傷し、昇格プレーオフは欠場していたが、チームは見事にプレミアリーグに復帰を果たしていた。 契約満了での退団となるS・アームストロング。DF吉田麻也(ロサンゼルス・ギャラクシー)ともチームメイトとしてプレーするなど、長年貢献してきた。 2024.06.05 10:07 Wed

ララナがサウサンプトン復帰か…実現なら来季もプレミア舞台に

元イングランド代表MFアダム・ララナ(36)にサウサンプトン復帰の動きがあるようだ。 リバプール時代はケガも多かったが、通算178試合で22得点22アシストを記録したララナ。2020年夏からブライトン&ホーヴ・アルビオンに活躍の場を求めて4シーズンを過ごし、今季限りで契約満了による退団が決まった。 そんな技巧派MFは現役ながらU-21イングランド代表の活動にコーチングスタッフとして参加するなど、指導者転身も見据えた動きもあるが、最近では古巣サウサンプトンと交渉中と報じられ、復帰の可能性で盛り上がる。 そして、イギリス『スカイ・スポーツ』の続報によると、両者は今後もさらなる話し合いへ。イギリス『The Athletic』ではサウサンプトン復帰見込みとされ、リーズ・ユナイテッドとの昇格プレーオフ決勝では観戦する姿があった。 ララナはセオ・ウォルコット氏やガレス・ベイル氏らと同じくサウサンプトンの育成育ち。2006年夏にトップチームデビューしてから通算265試合で60得点45アシストをマークした。 2024.05.29 17:40 Wed

「キャリアの中で最高の瞬間の1つ」1年でのプレミア昇格を掴んだサウサンプトン、指揮官は背中を押したファンに「とても感謝している」

プレーオフを制し、見事にプレミアリーグ昇格を掴んだサウサンプトンのラッセル・マーティン監督が、昇格決定を喜んだ。クラブ公式サイトが伝えた。 26日、プレミアリーグ昇格プレーオフの決勝が行われ、リーズ・ユナイテッドとサウサンプトンが対戦した。 共に昨シーズンはプレミアリーグを戦っていた中、1年での復帰を目指すシーズンに。2位以内の自動昇格は掴めたなかったが、プレーオフに進出。サウサンプトンはWBAを、リーズはノリッジ・シティを下しでの決勝だった。 試合はリーズが主導権を握っていた中、24分にウィル・スモールボーンのパスに反応したアダム・アームストロングがゴールを奪いサウサンプトンが先制。このまま試合は終了し、サウサンプトンがプレミアリーグへの最後の切符を掴んだ。 今シーズンから指揮を執るマーティン監督は目標達成に歓喜。昇格に沸くこの瞬間を味わえたことを喜んだ。 「選手、スタッフ、サポーター、コーチ陣に計り知れない誇りと感謝の気持ちがある。本当に全てに圧倒されている感じだ」 「感慨深く、みんながこの日を過ごせたことをとても幸せに感じている。そして、この日が永遠に記憶に残る日になることを願っている」 「私は永遠に覚えている。今日、このようなことを成し遂げられたことは、私の人生、キャリアの中で最高の瞬間の1つだ。私が愛し、願わくは私を愛してくれている多くの人たちがいてくれて、とても素晴らしい」 また、自身を採用してくれたクラブの幹部にも感謝。加えて、チームを支えてくれたファン・サポーターへの感謝も口にした。 「素晴らしいクラブで、素晴らしい人々がいる。オーナーは私にチャンスを与えてくれ、ジェイソン(・ウィルコックス)、フィル(・パーソンズ)もこの素晴らしいクラブをマネジメントする機会を与えてくれた」 「今日、このような大きな機会にチームを率いることに、1週間ずっと感謝の気持ちしかなかった。今週の選手とスタッフの気持ちと、彼らがそれをどう受け止めているかが大好きだった」 「そして、先週のWBA戦のファンが大好きだった。私がこれまで試合で見てきた中で、間違いなく最高の1つだった。彼らにはとても感謝している」 <span class="paragraph-title">【動画】最後のプレミア昇格を懸けた戦い! リーズvsサウサンプトン</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="Zd2ySwBcmTY";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.05.27 10:55 Mon

アームストロング弾でリーズを下したサウサンプトンが1年でプレミア復帰を果たす!【プレミアリーグ昇格プレーオフ】

プレミアリーグ昇格プレーオフ決勝のリーズ・ユナイテッドvsサウサンプトンが26日にウェンブリー・スタジアム行われ、0-1でサウサンプトンが勝利した。 プレーオフ準決勝でノリッジを下したリーズと、WBAを下したサウサンプトンによる決勝戦。 立ち上がりこそリーズが主導権を握ったが、徐々にサウサンプトンが押し返していくと、24分にスコアが動く。スモールボーンの縦パスに反応したアームストロングがボックス右から侵入すると、冷静にゴール左隅にシュートを流し込んだ。 先制したサウサンプトンは、前半終了間際の45分にもデザインされたセットプレーからアームストロングが再びゴールに迫ったが、これはGKメリエの好セーブに防がれ、前半は0-1で終了した。 迎えた後半は立ち上がりから一進一退の展開が続くなか、先にチャンスを作ったのはサウサンプトン。68分、中盤でのボール奪取からカウンターを仕掛けると、アリボのパスを受けたエドジーがボックス左からシュートを放ったが、これはゴール右に外れた。 その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指したが、拮抗した展開が続く。するとリーズは84分、ボックス左から侵入したダニエル・ジェームズがラターとのパス交換で中央に切り込みシュート。しかし、このシュートはクロスバーを直撃した。 終盤にかけても猛攻を見せるリーズは、94分にもダニエル・ジェームズがゴールに迫ったが、これはGKマッカーシーが好セーブで阻止。 結局、試合はそのまま0-1でタイムアップ。アームストロングの決勝弾でリーズを下したサウサンプトンが、1年でのプレミアリーグ復帰を果たした。 2024.05.27 01:10 Mon

プレミアリーグの関連記事

ニューカッスルが補強第1号、ハウ監督も知るDFロイド・ケリーをボーンマスから獲得

ニューカッスルは13日、ボーンマスを退団したイングランド人DFロイド・ケリー(25)の加入を発表した。 なお、クラブとは長期契約を結び、背番号は「25」をつけることに。今夏の移籍市場で最初の補強となった。 ケリーはブリストル・シティの下部組織出陳で、2019年7月にボーマスへと完全移籍した。 ボーンマスでは5シーズンを戦い、公式戦141試合で3ゴール8アシストを記録。プレミアリーグでは54試合で3アシストを記録。ニューカッスルを指揮するエディ・ハウ監督の下でもプレーしていた。 2023-24シーズンはプレミアリーグで23試合に出場し1アシスト。センターバック、左サイドバックでプレーし、対人守備の強さを見せていた。 ケリーはクラブを通じて加入の喜びを語っている。 「ここに来られて本当に嬉しい。このクラブがどれだけ大きなクラブか、そしてファンのみんなにとってどれだけ大切なクラブかはわかっている。とにかく、すぐに仕事に取り掛かりたい」 「僕にとっても家族にとっても大きな引っ越しだ。もちろん南部にいたので少し違うけど、ニューカッスルの街は都会の生活と田舎のコントラストが素晴らしい街だと思う」 「ここに来ることは難しい決断ではなかった。以前、監督と一緒に仕事をしたことがあり、選手に何を求めているのか、どのようにプレーして欲しいか分かっている。貢献できることを考えると、それは理にかなっている。始めるのが待ちきれないよ」 2024.06.13 23:45 Thu

「イングランド代表に集中」チェルシーMFギャラガーが移籍の噂に言及、自身を引き上げたポチェッティーノ前監督には「本当に感謝している」

イングランド代表としてユーロ2024に臨むMFコナー・ギャラガー。憶測を呼んでいる今夏の移籍やチェルシーについて語った。イギリス『BBC』が伝えた。 チェルシーのアカデミー育ちのギャラガーは、チャールトン・アスレティックやスウォンジー・シティ、ウェスト・ブロムウィッチ(WBA)、クリスタル・パレスへとレンタル移籍を繰り返していた。 2022年7月、正式にファーストチームに昇格。昇格して2年目のシーズンとなった2023-24シーズンは、プレミアリーグで37試合に出場し5ゴール7アシストを記録。公式戦では50試合で7ゴール9アシストを記録した。 マウリシオ・ポチェッティーノ監督の下、チームの中心選手としてプレーしたギャラガーだが、残り1年となった契約期間もあり、今夏の移籍が取り沙汰されている。 チェルシーはファイナンシャル・フェア・プレー(FFP)に抵触する可能性があり、今夏の移籍市場では選手を売却しなければいけない状況に。多くの関心があるギャラガーが売却対象だとされてきた。 ユーロ開幕を前に記者会見に出席したギャラガーは、改めてシーズンを振り返り、チェルシーで良いシーズンが過ごせたとコメント。ポチェッティーノ監督への感謝も口にした。 「本当に楽しかった。サッカーをしている時は幸せだし、今シーズンはコンスタントにプレーできているので、できるだけチェルシーに貢献できるように、そしてプレーしている時はイングランド代表に貢献できるように一生懸命働いた」 「昨シーズン、チェルシーに自分の実力を見せられる機会を与えてくれたマウリシオ・ポチェッティーノ監督に本当に感謝している。まだまだ改善の余地はあると願っている」 しかし、自身を信頼して起用してくれたポチェッティーノ監督はシーズン終了後に解任。新たにエンツォ・マレスカ監督の就任が決定していた。 ギャラガーは残念だとコメントしながらも、新体制でのシーズンを楽しみにしていると語った。 「もちろん、彼は僕のために多くのことをしてくれたし、彼やコーチ陣のことを思うと残念だった。でも、新しい監督(エンツォ・マレスカ)が来ることを本当に楽しみにしている。僕とチェルシーの全員が、彼と一緒に仕事ができることを本当に楽しみにしている」 また、自身にまつわる憶測にも言及。今は、ユーロのためにイングランド代表に集中していると語るに留めた。 「イングランド代表に集中しているんだ。これは、僕にとっても国にとっても最も重要なこと。今はただ、大会のスタートが待ちきれない」 2024.06.13 23:25 Thu

ウェストハムが南米で最高クラスの才能の1人、18歳MFギリェルメをパウメイラスから完全移籍で獲得…5年契約を締結

ウェストハムは13日、パウメイラスのU-20ブラジル代表MFルイス・ギリェルメ(18)を完全移籍で獲得したことを発表した。 契約期間は5年間、2029年夏までの契約を締結した。なお、国際移籍証明書と、労働許可証の発行が条件とされ、夏のウインドーが開く6月14日に移籍手続きが完了するとのことだ。 今夏レアル・マドリーに加入するブラジル代表FWエンドリッキ(17)と共に注目されていたギリェルメ。パウメイラスの下部組織出身で、今シーズンはカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)で5試合1アシスト、コパ・リベルタドーレスでは5試合で1ゴールを記録している。 すでにファーストチームでは公式戦45試合に出場しており、驚異的なスピードとドリブルのテクニック、そして左足の確かな技術が魅力。右サイドハーフを主戦場にウイングやトップでもプレーが可能。U-17ブラジル代表、U-20ブラジル代表でもプレーし、南米サッカー界で最も期待を集める1人とされていた。 ギリェルメはウェストハムとの契約に「僕の働きを信頼してくれたウェストハムと契約できてとても嬉しい」とコメント。「ウェストハムの全員、特にブラジルまで来て、僕だけではなく、家族とも話をしてくれたティム(ティム・シュタイデンTD)と彼のチームに感謝したい」と、移籍をまとめてくれたクラブ幹部へ感謝の気持ちを語った。 また、プレミアリーグでプレーできることについては「プレミアリーグは世界最高のリーグ。ウェストハムのスタッフ全員と一緒にここで大きく成長できると信じている。僕の成長にとってもとても重要だ」とコメント。「子供の頃、機会があればいつでもイングランドのサッカーを観ていた。どんなのかを観てきたから、今ここでプレーできるというのは信じられない気持ちだ」と、ワクワクが止まらないようだ。 なお移籍金に関しては、イギリス『スカイ・スポーツ』は2500万ポンド(50億1800万円)としている。 <span class="paragraph-title">【動画】期待の才能、ルイス・ギリェルメのパウメイラスでの日々</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJXWklDQXhsTiIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.onefootball.com/inline/ultrasoccer.js"></script> 2024.06.13 21:25 Thu

ユナイテッド退団でフリーのマルシャル、新天地について代理人は「野心的なプロジェクトを望んでいる」

マンチェスター・ユナイテッドを退団した元フランス代表FWアントニー・マルシャル(28)の代理人が、選手の去就についてコメントした。 マルシャルは2015年9月にモナコから加入以来ユナイテッドで9シーズンを過ごすも、度重なるケガや波のあるパフォーマンスもあって徐々に序列は低下。契約最終年となる今シーズンも負傷によってプレミアリーグ13試合1ゴール、チャンピオンズリーグ(CL)4試合1アシストの成績に終わり、今月に入って退団が発表された。 フリーとなったマルシャルには、ガラタサライ、ベシクタシュ、リヨン、マルセイユなどが関心。一方で、選手が高額な年俸を要求していることもあり、中々加入先が見つからないとも報じられていた。 しかし、選手の代理人を務めるフィリップ・ランボレイ氏は、イギリス『スカイ・スポーツ』のライアル・トーマス記者に対してこうした憶測を否定。選手はあくまでプロジェクトを重視しているとして、金銭面は大きな問題ではないと強調している。 「アントニーは現在休暇中だ。我々はさまざまなプロジェクトを検討しており、時間をかけて取り組んでいく。アントニーは新しいクラブのため体調を整え、準備はできている。彼は2カ月間、通常通りトレーニングをしてきたのだ」 「彼は28歳になる。クラブに対して金銭的に貪欲すぎるという報道もあるようだが、これは真実ではない。アントニーはクラブで大きな目標を達成し、フランス代表に復帰するための野心的なプロジェクトを望んでいる」 「彼はスポーツと家族のプロジェクトに応じてクラブを選択するだろう。どのプロ選手にとっても金銭面は重要だが、彼の優先事項ではない」 2024.06.13 15:50 Thu

三笘薫が「ゼロハリバートン」のブランドアンバサダーに就任! 出会いは中学生の頃、兄も使っていた「身近に商品があった」

13日、「ゼロハリバートン(ZERO HALLIBURTON)」のブランドアンバサダーに、ブライトン&ホーヴ・アルビオンの日本代表MF三笘薫が就任することが発表された。 東京都内で就任記者発表会が開催。シーズンを終えて帰国している三笘が登壇しトークセッションを行った。 「ゼロハリバートン」は、1938年にアメリカで創業されたトータルラゲージブランド。徹底した機能へのこだわりと、時をこえても変わらないスタイルが魅力だ。 NAZAの依頼により、アポロ11号用「月面採取標本格納器」を製造し、1969年に月面より月の石を持ち帰ったエピソードでその名が世界に知られるように。ブランドの象徴であるアルミニウムケースは、三笘も愛用しているという。 エース株式会社の森下宏明社長は発表会に先立ち、「ゼロハリバートン」の製品紹介とともに。今回三笘をグローバルブランドアンバサダーに起用した理由について「プレミアリーグに所属して、日本代表として活躍されてる、いわゆるグローバルに活躍している」とグローバルに活躍している点を挙げながら、「徹底的に自己を分析して、ストイックにご自身のサッカーを追求されているところ。この生きざまとか姿勢が『追求』というブランドコンセプトに非常に一致している」と、三笘の人間性が起用の理由だとした。 アンバサダー就任の三笘は「ほんとに嬉しく思いますし、光栄に思います」とコメント。「僕自身サッカー選手として移動が多くて、スーツケースもたくさん使いますし、 本当にそういったところで、一緒にこれからやっていこうというところで共感してもらえて本当に嬉しいです。色々な方に使っていただきたいなという気持ちです」と、移動でよく利用する中でのアンバサダー就任を喜んだ。 トークセッションでは三笘が「ゼロハリバートン」との出会いについてコメント。「中学生の頃ぐらいですね。家族でショッピングに行った時にゼロハリバートンのストアがあって、そこに行ったことがあって。僕自身その当時は知らなかったんですけど両親が知っていたりして。有名なブランドなんだなっていうところを第一印象として覚えてます」とかなり前から知っていたとし、「兄が使っていたり、本当に身近に商品があったので、いつか本当に自分も使ってみたいなっていう気持ちで今まで来ました」と、兄である俳優の結木滉星さんや家族が利用していたというエピソードを明かした。 そんな家族からは「すごいじゃん」とアンバサダー就任を祝福してもらったという三笘。実際に利用してみた漢族は「使った時に中のものををしっかりと保護してくれたり。もちろんシンプルで、外見もすごくかっこよくて、どんな場所に行っても存在感もあります」とコメント。機能性もデザインも気に入って使っているとした。 多くの遠征をするほか旅行にも行く三笘だが、「すごい荷物が少ないというタイプではなくて…」と以外にも荷物が多いタイプだと告白。「例えば1泊でも2泊用の下着を持ってったりする心配性なタイプ」と、多くのものを持ち歩くとした。 その中には、体のケアのための器具や、食材に不安のある地域にはお米、また水も普段と違わないようにと持っていくという。 発表会では三笘のプライベートにも迫り、ロンドンでのオフショットやハワイに行った際の写真も披露。妻の剱持クリアさんとのショットなども披露されたが「顔は映さないようにっていうところで」と海辺のショットは足だけの登場となった。 発表会の最後には、改めて今回のブランドアンバサダー就任についてコメント。是非使ってもらいたいとお薦めした。 「本当に歴史あるゼロハリバートンのブランドアンバサダーに 就任することができて、本当に嬉しく思います。今までゼロハリバートンを使ってこなかった人も、もし僕を通じてゼロハリバートに出会って使ってもらえたら、本当にかっこよさだったり、使いやすさっていうのを確認することはできると思うので、ぜひ使ってほしいなと思います」 「今まで知ってる方々も、これから新商品だったり、色々な商品があって、色々な暮らしの中で 使えるものがたくさんあるので、ぜひ色々なものを試してほしいなと思っています」 2024.06.13 14:58 Thu

記事をさがす

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly