ブロゾビッチ、オナナ、ルカク… インテルCEOが去就注目の選手たちに言及 「取引を再開できる状況にある」「正式オファーはまだ」

2023.07.01 15:17 Sat
Getty Images
インテルの最高経営責任者(CEO)、ジュゼッペ・マロッタ氏が去就に注目の集まっている選手たちに言及した。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えている。
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クロアチア代表MFマルセロ・ブロゾビッチ(30)のアル・ナスル行きや、守護神を務めた元カメルーン代表GKアンドレ・オナナ(27)のマンチェスター・ユナイテッド行きが取り沙汰されるインテル。また、チェルシーのベルギー代表FWロメル・ルカク(30)は、昨季に続いて今季もインテルでプレーすることを望んでいる模様だ。
一方、補強ではチェルシーのスペイン代表DFセサル・アスピリクエタ(33)や、サッスオーロのイタリア代表MFダビデ・フラッテージ(23)の獲得を狙っているようで、かねてから関心が報じられていた。

マロッタ氏はこの選手たちについて自らの見解を示している。インテルはブロゾビッチの移籍に関して、アル・ナスルとクラブ間合意に至っていたものの、アル・ナスル側が移籍金の引き下げを要求。取引が一旦ストップしたようだが、再び交渉が進められる可能性もあるようだ。

「実際、我々はこの取引について合意に達していた。その後、提案が変更され、我々は固まってしまい、ドアを閉めた。今はおそらく、取引を再開できる状況にある。この動きに関しては、選手の意志に依るところが大きく、到着したオファーがブロゾビッチにとって満足のいくものであるかどうかを理解する必要がある」
また、マロッタ氏は2シーズン連続のレンタル移籍や完全移籍での獲得が考えられるルカクについて、全てはチェルシーの現経営陣の意向次第だと考えているようだ。

「経営陣は野心的であるべきだし、常に高いハードルを設定していなければならない。しかし、常に持続可能性にも目を向けなければならない」

「チェルシーが(インテルから)ルカクを獲得した時のオペレーションは、(チェルシーの)旧オーナーによって行われた。今の経営陣は、この選手がプロジェクトの一部になるかどうかを見極めなければならない。もしそうでないなら、彼らの戦略は変わる。彼を市場に出さなければならない」

アスピリクエタはアトレティコ・マドリー移籍が濃厚となっている状況にあり、マロッタ氏もそれを理解しているという。オナナへのオファーがまだ届いていないことも明らかにした。

「彼(アスピリクエタ)が我々の好きな選手であることを隠すつもりはない。技術的なクオリティだけでなく、素晴らしい経験値や、勝利を目指す上で重要なメンタリティを持っている。彼はロッカールームでお手本となれる代表的な存在だ。でも彼はスペイン人で、スペイン方面からのオファーに誘惑され、どうするかを考えているようだ。それは普通のことだし、彼の返事を待つのが我々の礼儀だ」

「オナナに関しては、マンチェスター・ユナイテッドからの正式なオファーはまだ届いていない」

最後に、マロッタ氏は今夏の人気株となっているフラッテージについてコメント。サッスオーロの最高経営責任者(CEO)を務めるジョバンニ・カルヴァネーリ氏の手腕を評価している。

「簡単な話ではない。なぜならカルネヴァーリは非常に優秀で、このような状況をうまく切り抜ける術を知っているからだ。彼がまだすべてのオファーを受け取っていないことから、フラッテージの値段が上がり続けている。このオペレーションはブロゾビッチとは関係ないが、彼は我々が興味を持っている選手だ」

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