パワハラ問題の鳥栖・金明輝前監督は8試合の資格停止、6月の足払い以外にも多数の事案と隠蔽行為も発覚
2021.12.30 18:01 Thu
Jリーグは30日、サガン鳥栖と金明輝前監督に対する懲罰を発表した。
金明輝監督は、鳥栖U-18の監督を務めていた2016年から2018年にかけて、U-18の選手やトップチームの選手、チームスタッフに対する暴力行為、暴言によるパワーハラスメントを行っているとされていた。
今年6月にはトレーニング中に選手を掴んで足払いをして倒すなどの問題行為も発覚。ベンチ入り停止処分などが下されていたが、その結果、多数のチーム関係者が深刻な精神的なダメージを受ける等の被害が複数生じていた。
今回の行為については、選手のプレー環境やスタッフの就業環境に直結するクラブ内部の問題であるとともに、クラブの信頼・信用に関わる問題であり、リーグではなく、クラブ自身で必要な調査を実施して事実を把握し、その原因究明、再発防止、適切な処分を行うことで、クラブの自浄能力を示すべきであったが、クラブは、同監督による選手への足払い行為以外にも、暴力行為を含む悪質なパワーハラスメントに関する訴えや報道があることを知りながら、それに正面から向き合うことなく、必要十分な調査を行うこともしなかった。
また、その結果、多くのチーム関係者が精神的な打撃を受ける等の被害が生じるとともに、一部報道により社会的非難を受け得る状況を招いていた。
また、鳥栖に対しては罰金300万円とけん責の処分を下している。
懲罰内容の理由として、金明輝前監督については「ハラスメント行為を行わないという規則の違反」、そして足払い行動が広く報道されたことによる「Jリーグの信用が大きく毀損されたこと」によるという。
また、鳥栖については「管理監督上の過失」、「管理監督義務の欠如」が指摘されている。
なお、高校生相手の暴力行為ということが大きく「高校生に対する暴力であり、教育的見地からも強い非難に値する」という点。さらに、「クラブ主導で設置された第三者委員会による調査に際して、チーム関係者に対して自らに不利な供述をしないよう働きかけるなど、自らの問題行為が発覚することを妨げ、本件行為の是正を妨げた」という問題点も発覚していた。
今シーズンに関しては、東京ヴェルディの永井秀樹前監督に対してもパワハラ問題が浮上しており、東京Vに対しては罰金100万円とけん責の処分が下されていた。
金明輝監督は、鳥栖U-18の監督を務めていた2016年から2018年にかけて、U-18の選手やトップチームの選手、チームスタッフに対する暴力行為、暴言によるパワーハラスメントを行っているとされていた。
今回の行為については、選手のプレー環境やスタッフの就業環境に直結するクラブ内部の問題であるとともに、クラブの信頼・信用に関わる問題であり、リーグではなく、クラブ自身で必要な調査を実施して事実を把握し、その原因究明、再発防止、適切な処分を行うことで、クラブの自浄能力を示すべきであったが、クラブは、同監督による選手への足払い行為以外にも、暴力行為を含む悪質なパワーハラスメントに関する訴えや報道があることを知りながら、それに正面から向き合うことなく、必要十分な調査を行うこともしなかった。
また、その結果、多くのチーム関係者が精神的な打撃を受ける等の被害が生じるとともに、一部報道により社会的非難を受け得る状況を招いていた。
Jリーグの村井満チェアマンは、これらの件に対して裁定委員会に諮問し、金明輝前監督に公式試合の8試合の資格停止処分、または8試合に相当する期間の経過として、2022年2月19日~3月26日は指揮を執ることができないことになる処分を決定。さらに、けん責の処分とした。
また、鳥栖に対しては罰金300万円とけん責の処分を下している。
懲罰内容の理由として、金明輝前監督については「ハラスメント行為を行わないという規則の違反」、そして足払い行動が広く報道されたことによる「Jリーグの信用が大きく毀損されたこと」によるという。
また、鳥栖については「管理監督上の過失」、「管理監督義務の欠如」が指摘されている。
なお、高校生相手の暴力行為ということが大きく「高校生に対する暴力であり、教育的見地からも強い非難に値する」という点。さらに、「クラブ主導で設置された第三者委員会による調査に際して、チーム関係者に対して自らに不利な供述をしないよう働きかけるなど、自らの問題行為が発覚することを妨げ、本件行為の是正を妨げた」という問題点も発覚していた。
今シーズンに関しては、東京ヴェルディの永井秀樹前監督に対してもパワハラ問題が浮上しており、東京Vに対しては罰金100万円とけん責の処分が下されていた。
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