金明輝 KIM Myung Hwi

ポジション 監督
国籍 日本
生年月日 1981年05月08日(42歳)
利き足
身長
体重
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まだJ1からの降格をしたことがないチームってどこまで粘ってきたの?!の巻/倉井史也のJリーグ

J1から降格したことのない3チームってどこ? 鹿島と横浜FMと……実は鳥栖。その鳥栖が最下位ですからね。嘆きのメール、たくさんいただいております。まぁそういう嘆き方って正しいんですけどね。サッカークラブが売ってるのは、夢じゃなくてストレスなんだから。 ともあれ、先週の札幌の回でも書いたんだけど、やっぱり1試合あたり2失点以上というのはかなりヤバいんですよ。でもね、鳥栖って落ちてないけどかなり危ないときが過去何度もあったんじゃないかと思うんです。クラブが危ないときも多かったけど、残留もヤバイって時が。 ということで、ここでは鳥栖が昇格した2012年以降、最低順位と最高順位をピックアップしてみました。 2012年:最低順位13位/最高順位 3位 2013年:最低順位15位/最高順位 5位 2014年:最低順位 9位/最高順位 1位 2015年:最低順位14位/最高順位 3位 2016年:最低順位17位/最高順位 2位 2017年:最低順位17位/最高順位 8位 2018年:最低順位17位/最高順位 6位 2019年:最低順位18位/最高順位14位 2020年:最低順位17位/最高順位11位 2021年:最低順位 7位/最高順位 2位 2022年:最低順位12位/最高順位 5位 2023年:最低順位18位/最高順位 8位 ちなみに最終順位は 2012年: 5位 2013年:12位 2014年: 5位 2015年:11位 2016年:11位 2017年: 8位 2018年:14位 2019年:15位 2020年:13位 2021年: 7位 2022年:11位 2023年:14位 おお、確かにサポーターが騒ぐ気持ちもよく分かる。 2023年に18位だったのは第1節のみ。2019年は第1節から第3節、第7節から第11節、第15節から第16節、第19節から第20節って12節も最下位だったけど、ルイス・カレーラス監督を第9節のあとに解任。そこまで1勝1分7敗だったチームを金明輝監督が10勝6分18敗までもちこんで最終節に残留を果たしたって年でした。 鳥栖って今年も波瀾万丈ありそうね。これまでの奇跡の力に期待ってとこでしょうか。 <div id="cws_ad"><hr>【倉井史也】</br>試合当日は、はやる気持ちを抑えられずスタジアムに受け付け開始と同時に駆けつけ、選手のバスが両方行ってしまうまで名残を惜しむ。自慢は対戦カードの因縁をよく覚えていること。特にサポーター寄りのネタが得意。パッと見は若いが実は年齢不詳のライター。</div> 2024.04.20 10:30 Sat

内田篤人氏、中村憲剛氏、大黒将志氏らS級コーチ講習会の参加者が決定

日本サッカー協会(JFA)は19日、2023年度のS級コーチ養成講習会の受講者20名を発表した。 S級コーチのライセンスを取得すると、日本国内のすべてのサッカーチームの指導が可能。Jリーグクラブや日本代表などを指揮する際に必要となる。 また、アジアサッカー連盟(AFC)では最上位ライセンスの「Diploma-Pro」相当となり、AFC管轄の国でプロサッカーチームを指導ができることに。また欧州サッカー連盟(UEFA)では、最上位ライセンスである「UEFA Pro」とは互換性がなく、別途ライセンスが必要となる。 今回のメンバーには、日本代表経験者も多く参加しており、内田篤人氏(34)や中村憲剛氏(42)ら最近まで現役選手としてプレーしていた指導者も含まれる。 また、大黒将志氏(42)や明神智和氏(44)など日本代表でも活躍した指導者や、サガン鳥栖時代に選手へのパワハラ問題でA級ジェネラルコーチングライセンスへの降級処分を受けていた金明輝氏(41)も再取得のために受講することとなる。 ◆2023年度S級コーチ養成講習会受講者 内田篤人(34)/U-19日本代表 ロールモデルコーチ 大黒将志(42)/ガンバ大阪ユース コーチ 大塚真司(47)/ヴァンフォーレ甲府 ヘッドコーチ 小野智吉(43)/横浜FCユース コーチ 北嶋秀朗(44)/クリアソン新宿 ヘッドコーチ 金明輝(41)/FC町田ゼルビア ヘッドコーチ 佐藤由起彦(46)/FC東京 コーチ 島田裕介(41)/大宮アルディージャU-15 コーチ 田中遼太郎(33)/アビスパ福岡 コーチ 中後雅喜(40)/東京ヴェルディジュニアユース コーチ 塚原真也(37)/FC大阪 強化ダイレクター 津田琢磨(42)/栃木シティフットボールクラブ ヘッドコーチ 仲野浩(43)/JFAコーチ(関東女子担当) 中村憲剛(42)/U-16日本代表 ロールモデルコーチ 埴田健(40)/品川カルチャークラブ ヘッドコーチ 平川忠亮(43)/浦和レッズユース コーチ 平塚次郎(43)/湘南ベルマーレU-18 監督 明神智和(44)/ガンバ大阪ユース コーチ 村上佑介(38)/V・ファーレン長崎 コーチ 本橋卓巳(40)/松本山雅FC U-18 監督 2023.01.19 22:50 Thu

黒田体制の町田、元鳥栖監督の金明輝氏をヘッドコーチに招へい

FC町田ゼルビアは14日、ヘッドコーチにサガン鳥栖の元監督である金明輝氏(41)の就任を発表した。 金明輝氏は、兵庫県伊丹市出身で、初芝橋本高校からジェフユナイテッド市原(現:ジェフユナイテッド千葉)に入団。ヴァンフォーレ甲府や韓国の城南一和(現:城南FC)、佐川急便大阪SC、バンディオンセ神戸(現:Cento Cuore HARIMA)、アローズ北陸(カターレ富山の前身)、カターレ富山、鳥栖でプレーした。 引退後、鳥栖の下部組織でコーチや監督を歴任。2018年10月にトップチームの監督に就任すると、2019年からはコーチに戻るも、2019年5月に再び監督となり、2021年12月まで指揮を執った。 しかし、鳥栖U-18の監督を務めていた2016年から2018年にかけて、U-18の選手やトップチームの選手、チームスタッフに対する暴力行為、暴言によるパワーハラスメントを行っていたとされ、2021年6月にはトレーニング中に選手を掴んで足払いをして倒すなどの問題行為も発覚。S級コーチングライセンスからA級ジェネラルコーチングライセンスへの降級処分を受けていた。 黒田剛監督を迎え、新たな体制で戦う町田。金明輝氏はクラブを通じてコメントしている。 「この度、ヘッドコーチとして加入する事になりました金明輝です。『サッカーどころ町田』に、まさに当てはまる最高のサポーター。そしてFC町田ゼルビアという素晴らしいクラブで、共にJ1昇格に向けて戦えることを心から嬉しく思います」 「チームが掲げるJ1昇格という目標を勝ち得るため監督・選手・スタッフと共に戦っていきます。FC町田ゼルビアに関わる全ての皆様、よろしくお願いいたします」 2022.11.14 10:23 Mon

パワハラで処罰された監督で思うこと/六川亨の日本サッカー見聞録

早いもので、東日本大震災から11年の歳月が過ぎた。当日は超ワールドサッカーの原稿を書き終え、Fリーグを取材に代々木体育館へ行こうと思っていたら、突然の大揺れに立っていられず、思わずベッドに腰掛けた。揺れはしばらく続き、気持ち悪くなったほどだった。 テレビをつけると、信じられない光景が次々と映し出された。仙台にはベガルタというJクラブがあり、日韓W杯の試合会場となった、ちょっと不便だけど立派なスタジアムもある。それだけにサッカー関係者にとっては思い入れのある都市の一つだろう。いまなお復興への歩みを重ねているだけに、微力ながら応援したいと思わずにいられない。 そしてJリーグである。7日には第50回となる新型コロナウイルス対策連絡会議が開催された。冒頭で司会を務めた村井満チェアマンは「2年にわたる会議は隔週で開催されました。今日は私にとって最後の会議」であることを表明。NPB(日本野球機構)の斉藤惇コミッショナーも「サッカーと野球が非常に仲良く1つの問題に取り組むことができた。村井チェアマンの個性でもある。サッカーと野球にこだわらず、お互いに気持ちをシェアし、専門家の先生も1回も休まず参加してくれた」と感謝の言葉を述べた。 村井チェアマンの功績に関しては、15日の退任後に多くのメディアが検証するだろう。自分自身もその一助となれるよう、現在は『まん延防止』のためストップしているが、密かに村井チェアマンと一緒に取材を進めている最中だ。早ければ今月末にも紹介できると思うので、その際は当コラムで紹介したいと思っている。 さて、鳥栖の金明輝前監督と東京Vの永井秀樹前監督への処分が昨日のJFA(日本サッカー協会)理事会で承認された。詳細は当サイトでも報じているので割愛するが、鳥栖の金前監督にはS級コーチングライセンスからA級ジェネラルコーチングライセンスへの降級処分、永井前監督には1年間のS級ライセンス停止処分が下された。 S級ライセンスからA級ジェネラルコーチングライセンスへの降級処分は今回が史上初のケースになり、かなり重い処分と言える。さらにJFAが指定する研修と社会奉仕活動への参加も課された。 処分そのものに異論はない。ただ、難しいのは、どこまでがパワハラなのかという認定度ではないだろうか。現京都の監督も湘南の監督時のパワハラで処分を受けた。しかし、曺貴裁監督の指導で成長できたという選手もいた。 選手も試合に出られてこそ価値があるわけで、年俸やボーナスに影響してくる。「使ってくれる監督」=「いい監督」というのは古今東西、変わらない。このため、どこまでがパワハラ(セクハラ)なのか、定義は難しいし(ケースバイケースのため)、個人情報の保護という側面もある。しかしながら、具体的な暴力行為やどんな暴言だったのかを開示してくれないと(例題でもいいので)、判断基準も不明確なため抑止力にならない気がしてしまうのだ。 9日には大岩剛監督が率いるU-21日本代表(候補)が、Jのチームと45分×2本の練習試合を実施した。その試合を取材していて、指導者らしき人物が選手に対し、「おい、お前~」という指示をだした。一緒に取材していた同業者と、「いまの発言はパワハラになるのかどうか」で話し合った。 もしかしたらユース年代の指導では当たり前のことかもしれないが、そうしたことも含めてJFAはガイドラインを示すべきではないだろうか。金氏も永井氏も、悪意があっての行動とは思えない。それは日本全国、どこの指導者、特に近年は学校の先生ではなくプロの指導者が増えている高校サッカーの現場では、今後は切実な問題になるような気がするからでもある。 明確な基準さえあれば、父兄はもちろん我々メディアもアドバイスできる可能性があるのではないだろうか。 <hr>【文・六川亨】<br/><div id="cws_ad">1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。日本サッカー暗黒の時代からJリーグ誕生、日本代表のW杯初出場などを見続けた</div> 2022.03.11 12:30 Fri

JFA、前鳥栖指揮官の金明輝氏にA級ジェネラル降級処分…東京V前指揮官の永井秀樹氏は1年間のS級ライセンス停止処分に

日本サッカー協会(JFA)は10日に理事会を行い、昨シーズンまでサガン鳥栖の監督を務めていた金明輝前監督に対して、S級コーチングライセンスからA級ジェネラルコーチングライセンスへの降級処分を下したことを報告した。 金明輝前監督は、鳥栖U-18の監督を務めていた2016年から2018年にかけて、U-18の選手やトップチームの選手、チームスタッフに対する暴力行為、暴言によるパワーハラスメントを行っていたとされていた。 昨年6月にはトレーニング中に選手を掴んで足払いをして倒すなどの問題行為も発覚。ベンチ入り停止処分などが下されていたが、その結果、多数のチーム関係者が深刻な精神的なダメージを受ける等の被害が複数生じていた。 これを受け、Jリーグは昨シーズン限りでの退任を発表した同監督に対して、昨年末に公式試合の8試合の資格停止処分、または8試合に相当する期間の経過として、2022年2月19日~3月26日は指揮を執ることができないことになる処分を決定。さらに、けん責の処分としていた。 なお、S級コーチングライセンスからA級ジェネラルコーチングライセンスへの降級処分は今回が史上初のケースとなる。 また、JFAは同日、昨シーズン途中まで東京ヴェルディを指揮していた永井秀樹前監督に対して、1年間のS級ライセンス停止処分を下したことを報告。 永井前監督は昨年夏ごろに一部メディアの報道によってパワーハラスメント疑惑が浮上。その後、クラブが設置したコンプライアンス委員会の調査によって、同監督が選手やスタッフ対して、「サッカーの指導に不必要に攻撃的な言葉や暴言」、「不適切な指導や不適切な取り扱い」、「人格等を否定する言葉や暴言」など、ハラスメントを行ったことが認定されていた。 この報告を受け、Jリーグはクラブ側の管理監督義務違反を認め、東京Vに「罰金100万円及びけん責」処分を科していた。 なお、両元監督に対しては、JFAが定める研修会や社会奉仕活動への参加が同時に義務付けられている。 2022.03.10 23:13 Thu

「伝統を重んじながら新しいものを」7年ぶり帰還の藤田直之、生まれ変わった鳥栖を見せる「気持ちのこもったサッカーを」

18日に2022シーズンの開幕を迎える明治安田生命J1リーグ。開幕を前に、JリーグはJ1全18クラブの代表選手による「2022明治安田生命J1リーグ開幕対戦カードオンライン記者会見」を実施した。 昨年に続き、例年であれば、選手や監督が一堂に会して開幕前に「Jリーグキックオフカンファレンス」が行われる中、コロナ禍を受けて今年もオンラインでの取材対応となった。 開幕戦で激突するサンフレッチェ広島vsサガン鳥栖からは塩谷司と藤田直之が会見に参加。共に新体制で臨むシーズンとなっている。 藤田はここまでの手応えについて「監督が代わり、選手も多く入れ替わった中で、新しい戦術、新しいメンバーで取り組んでいます」とコメント。「1カ月ちょっとの間で充実したキャンプも過ごせました。良い仕上がりができていると思います」とある程度手応えがあるようだ。 その鳥栖は、金明輝監督が退任し、川井健太監督が就任。かつて愛媛FCで指揮した川井監督の下、大幅なチームの変化があった。 キャンプでの取り組みについては「チームを立ち上げて攻撃のところの共有する部分だったり、そこから守備の共有する部分と段階を踏んでここまで作り上げて来たので、選手たちにもわかりやすくフィードバックしてもらっていました」とコメント。「スタッフと選手のコミュニケーションも多く取れていて、選手同士のコミュニケーションも取れているので、共通理解、課題もありますけど、しっかり仕上がっているので、試合をやりながらより詰めていければと思います」と、大きく変化したチームでも完成度は高まりつつあるようだ。 鳥栖といえば、走力で負けず、金明輝監督はボールを握っていく戦い方を見せていた。ハードワークも伝統となっている鳥栖だが、今シーズンのストロングポイントについては「鳥栖が昔から大事にしている戦う姿勢だったり、走り切ることだったり、伝統的なところはこれからも鳥栖の強みであると思います」とそこに変化はないとのこと。「19人新加入の選手がいて大きく変わりましたが、新しい選手が新しい色を出していければ、伝統を重んじながら新しいものがプラスされることにより、新たな力が発揮できると思います。そういうところを大事にしていければと思います」と、伝統的な部分を重んじながらも、新たな要素をチームに加えていきたいとした。 その藤田はヴィッセル神戸、セレッソ大阪と渡り歩き、7年ぶりに鳥栖へと復帰した。外に出て感じたものを古巣にどう還元するかについては「僕は以前在籍していた時にまだ若手の方で、多くの先輩方の練習に対する姿勢だったりをみて学ばせてもらったので、今こうして鳥栖に帰ってきて、フィールドプレーヤーでは最年長になります。経験を言葉で伝えることも大事だと思いますけど、若い時に見て来た先輩方の姿勢、そういうところをピッチ内外でしっかりと後輩たちに見せれたらと思います」と、言葉で伝えながらも、自身の態度や取り組む姿勢で感じ取ってもらいたいと語った。 開幕戦の相手の広島も新体制で臨むシーズン。負けたなくないところについては「僕たちも新しいことに取り組んでいて、開幕戦の難しさもあると思います。開幕戦で結果を出せるかどうか、チームがスタートダッシュを切れるかどうかでも大事です」とコメント。「開幕戦アウェイで難しい試合になりますが、自分たちが1カ月やって来たことをピッチでしっかり表現して、勝ち切れるようにしたいと思います」と、新たなことに取り組む者同士、負けたくないとした。 チームとして見せたいポイントについては、「昨年の主力選手が多く抜けて、キャンプ中も選手が抜けたりと、少なからずサポーターの方は不安に思っている方がいると思います」とし、「逆に新しくなったことに期待を抱いているサポーターもいると思うので、開幕戦を見て、サポーターの方を安心させたいと思いますし、期待してくれているサポーターをより増やすというか、開幕戦を見て今シーズンのサガン鳥栖を好きになってより応援したいと思ってもらえるような気持ちのこもったサッカーを展開できればと思います」と、不安を払拭し期待に応える試合をしっかりと見せたいとした。 2022.02.15 20:50 Tue

パワハラ問題の鳥栖・金明輝前監督は8試合の資格停止、6月の足払い以外にも多数の事案と隠蔽行為も発覚

Jリーグは30日、サガン鳥栖と金明輝前監督に対する懲罰を発表した。 金明輝監督は、鳥栖U-18の監督を務めていた2016年から2018年にかけて、U-18の選手やトップチームの選手、チームスタッフに対する暴力行為、暴言によるパワーハラスメントを行っているとされていた。 今年6月にはトレーニング中に選手を掴んで足払いをして倒すなどの問題行為も発覚。ベンチ入り停止処分などが下されていたが、その結果、多数のチーム関係者が深刻な精神的なダメージを受ける等の被害が複数生じていた。 今回の行為については、選手のプレー環境やスタッフの就業環境に直結するクラブ内部の問題であるとともに、クラブの信頼・信用に関わる問題であり、リーグではなく、クラブ自身で必要な調査を実施して事実を把握し、その原因究明、再発防止、適切な処分を行うことで、クラブの自浄能力を示すべきであったが、クラブは、同監督による選手への足払い行為以外にも、暴力行為を含む悪質なパワーハラスメントに関する訴えや報道があることを知りながら、それに正面から向き合うことなく、必要十分な調査を行うこともしなかった。 また、その結果、多くのチーム関係者が精神的な打撃を受ける等の被害が生じるとともに、一部報道により社会的非難を受け得る状況を招いていた。 Jリーグの村井満チェアマンは、これらの件に対して裁定委員会に諮問し、金明輝前監督に公式試合の8試合の資格停止処分、または8試合に相当する期間の経過として、2022年2月19日~3月26日は指揮を執ることができないことになる処分を決定。さらに、けん責の処分とした。 また、鳥栖に対しては罰金300万円とけん責の処分を下している。 懲罰内容の理由として、金明輝前監督については「ハラスメント行為を行わないという規則の違反」、そして足払い行動が広く報道されたことによる「Jリーグの信用が大きく毀損されたこと」によるという。 また、鳥栖については「管理監督上の過失」、「管理監督義務の欠如」が指摘されている。 なお、高校生相手の暴力行為ということが大きく「高校生に対する暴力であり、教育的見地からも強い非難に値する」という点。さらに、「クラブ主導で設置された第三者委員会による調査に際して、チーム関係者に対して自らに不利な供述をしないよう働きかけるなど、自らの問題行為が発覚することを妨げ、本件行為の是正を妨げた」という問題点も発覚していた。 今シーズンに関しては、東京ヴェルディの永井秀樹前監督に対してもパワハラ問題が浮上しており、東京Vに対しては罰金100万円とけん責の処分が下されていた。 2021.12.30 18:01 Thu

鳥栖、昨年まで愛媛を指揮した川井健太氏の監督就任を発表「クラブの価値を上げたい」

サガン鳥栖は24日、新監督に川井健太氏(40)が就任することを発表した。 川井氏は愛媛県出身で、2004年から2006年まで愛媛FCでプレー。引退後は、環太平洋短期大学部サッカー部の監督や愛媛FCレディースのヘッドコーチ、日本サッカー協会ナショナルトレセンコーチを歴任した。 その後、愛媛FCレディースで監督に就任すると、愛媛のU-18でも監督を務め、2018年5月から2020年まではトップチームで監督を務めた。 J2では通算112試合を指揮し30勝24分け58敗。愛媛では、1年目が18位、2年目が19位、3年目が21位となっていた。 今シーズンはモンテディオ山形でトップチームのコーチを務めていた。 川井新監督はクラブを通じてコメントしている。 「2022シーズン監督を務めさせていただきます、川井健太です。サガン鳥栖に関わるスポンサー、行政、ファン・サポーターの皆様と共にクラブの価値を上げたいと思います」 「我々はボールを使い、フットボールによって皆様を笑顔にし、熱狂を届けることが使命です。その為に選手・スタッフ・クラブスタッフで強く手を取り合い、団結し、我々が正解と思う道を進みたいと思います」 「サガン鳥栖に関わる皆様、我々が進む道を信じ、共に歩んでください。皆様にお会いできることを心より楽しみにしております」 鳥栖は、今シーズンの明治安田生命J1リーグで7位に終わるも、金明輝監督が今シーズン限りで退任していた。 2021.12.24 20:25 Fri

鳥栖、金明輝監督が退任 「サガン鳥栖無くして今の私はありません」

サガン鳥栖は20日、金明輝監督(40)の退任を発表した。 金明輝監督は2012年に鳥栖のスクールコーチとして指導者キャリアをスタートさせ、各世代の指揮官も歴任。2018年10月からマッシモ・フィッカデンティ元監督の後任としてトップチームを率い、2019年からルイス・カレーラス元監督の下でコーチを務めた。 だが、同年5月から再び指揮官に。今季は明治安田生命J1リーグで7位フィニッシュに導いたが、その裏で選手へのパワーハラスメント行為でJリーグの調査を受けており、結果待ちという状況だった。退任決定を受け、クラブを通じて別れの挨拶をしている。 「私、金明輝は、今シーズンをもってサガン鳥栖を離れる決断をいたしました。まずは改めて11年間、サガン鳥栖という素晴らしいクラブで働けたことに感謝します」 「たくさんの思い出がありすぎて何から伝えていいのかわかりません。 私の指導者人生はサガン鳥栖に育てられ、サガン鳥栖に全てを捧げてきました。選手として何も残せなかった私をアカデミースタッフとして招き入れて頂き、アカデミースタッフと共に強いサガン鳥栖ユースの基盤作りに貢献できたこと、トップチームで活躍する選手をJ1のピッチに数多く送り出せたことを嬉しく、そして誇らしく思います」 「それもひとえに、関わってくれたスクール生、アカデミーの選手たち、それぞれの保護者の皆様のおかげです。未熟だった私に全力でついて来てくれ、暖かく見守って頂き本当にありがとうございました。トップチームの監督になった2018年10月から今までたくさんの選手、スタッフ、サガン・ドリームスのスタッフ、そして日本一のファン・サポーターに支えられ、戦ってこれました。凄まじい残留争いをした時、試合当日を迎えるのが怖かったことを今も鮮明に覚えています」 「また、コロナ禍における無観客での試合を経験し、ファン・サポーターの大切さを改めて痛感しました。今シーズンはチームワーク、一体感をベースに選手、スタッフ、サポーターが一岩となり、最高のゲームを幾度も披露し、たくさんの勝利をあげることができました。最高の選手、スタッフ、サガン・ドリームスのスタッフ、ファン・サポーターと共に戦えたことを嬉しく思うと同時に誇らしく思います。サガン鳥栖無くして今の私はありません」 「そして今シーズン、私の指導者としての未熟さゆえに、たくさんの方にご迷惑、ご心配をおかけしたことをこの場をお借りしてお詫び申し上げます。またいつか成長した姿をお見せできる日がくることを楽しみにしております。今後のサガン鳥栖の繁栄を心より願っております。11年間本当にありがとうございました。最後にどんな時も僕を支え、辛い時も共に乗り越えてくれた家族、両親に改めて感謝したいと思います」 なお、金明輝監督の退任を受けて、代表取締役の福岡淳二郎氏もコメント。進退については本人からの申し出もあり、双方で協議の結果、退任という結論に至ったという。 2021.12.20 13:40 Mon

鳥栖が金明輝監督に関するJリーグからの調査通告書を受領「誠意をもって対応」

サガン鳥栖は30日、金明輝監督のパワーハラスメント問題について報告した。 クラブによると、Jリーグから金明輝監督の言動に関する調査について調査通告書を受取ったとのことだ。 Jリーグは、28日に行われた第9回理事会後のメディアブリーフィングにて、鳥栖のパワハラ問題について言及。外部の弁護士に調査を委託し、Jリーグが介入して調査を進めると明かしていた。 今回、その調査通告書を受け取った鳥栖は声明を発表。「弊クラブとしましては、ファン・サポーター、スポンサー、関係者の皆様へ大変ご心配をおかけいたしますが、誠意をもって対応して参ります」とし、調査協力していくとした。 2021.09.30 21:38 Thu
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