【J1ピックアッププレビュー】常勝軍団の鹿島が首位叩きか、攻守好調の名古屋が勢い継続か《鹿島vs名古屋》
2019.04.05 08:00 Fri
明治安田生命J1リーグ第6節が5日から6日にかけて行われる。5日の金曜の夜には、県立カシマサッカースタジアムで7位・鹿島アントラーズ(勝ち点8)と、首位・名古屋グランパス(勝ち点12)が激突する。
◆強力攻撃陣を抑えられるか~鹿島アントラーズ~
1敗1分けスタートから連勝を飾り、復調したかに思われた鹿島だが、前節のジュビロ磐田戦を1-1で引き分けた。主導権を握る中、一瞬のスキを突かれて失点。相手の倍以上のシュートを放つも決め手を欠き、終盤のMFレオ・シルバのゴールで辛うじて勝ち点1を持ち帰った。また、同試合ではDF内田篤人が負傷。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)を挟み、今節の首位・名古屋戦、次節の2位・FC東京戦と重要な試合が続くだけに、不安も漂う。
とはいえ、国内奪還に向けて、この連戦をどう乗り切るかが重要だ。その初戦である名古屋は攻守ともに好調をキープ。特に攻撃陣はここまでリーグ戦で5試合13得点と強力だが、いかに主導権を握った守備で抑えられるか。3日には非公開練習を敢行。内田の代役に加え、最終ラインに誰を並べるかという点においても指揮官の力量とチームの総力が試される一戦となる。首位を撃破し、波に乗れるか。
◆勢いは本物か~名古屋グランパス~
一方の名古屋は4勝1敗と好発進。第4節のFC東京との無敗対決では初黒星を喫したものの、前節の北海道コンサドーレ札幌戦では4-0と粉砕し、首位再浮上と最高のリスタートを切った。好調の要因はまず、1試合平均2得点以上を奪う攻撃陣。昨シーズンの得点王FWジョー(2得点)だけでなく、FW赤崎秀平(3得点)、FWガブリエル・シャビエル(2得点)ら複数選手が得点しており、どこからでも点が奪える状況だ。一方で昨シーズン、リーグ最多タイの失点数を喫した守備陣もここまでわずか3失点と安定。攻守両面で質が向上している。
そんな中で迎える常勝軍団・鹿島との一戦。チームが掲げるスタイルを見れば、ボールを保持する展開が予想される。カギは守備から試合のペースを引き寄せる相手に対し、いかに効果的な攻撃を繰り返すか。試合展開を無視した勝負強さを持つ相手だけに、一瞬の気の緩みが命取りだ。現在の勢いや好調さは本物か。百戦錬磨の相手から勝利し、自信と共に再び連勝街道に乗りたい。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆鹿島アントラーズ[4-4-2]
DF:平戸太貴、犬飼智也、町田浩樹、安西幸輝
MF:レアンドロ、永木亮太、レオ・シルバ、土居聖真
FW:セルジーニョ、伊藤翔
監督:大岩剛
前節からメンバーはほぼ変わらず。気になる内田の代役には、ここまでACLで右サイドバックで起用されてきたDF平戸太貴がJ1リーグ初先発か。前節、今シーズン初ゴールを記録したレオ・シルバは、MF永木亮太とダブルボランチ。ここまでリーグ戦4ゴールのFW伊藤翔が2トップの一角を務める。
◆名古屋グランパス[4-4-2]
DF:宮原和也、中谷進之介、丸山祐市、吉田豊
MF:ガブリエル・シャビエル、米本拓司、ジョアン・シミッチ、和泉竜司
FW:長谷川アーリアジャスール、ジョー
監督:風間八宏
名古屋は前節と同様の先発メンバーを予想。前節FWで今シーズン初先発を飾り、ゴールも決めた長谷川も2試合連続で先発か。大学時代の恩師の下で覚醒を予感させるFW赤崎秀平は古巣戦。プロキャリアをスタートさせた地で出場なるか。
【注目選手】
◆町田浩樹(鹿島アントラーズ)
◆ジョー(名古屋グランパス)
◆勢いは名古屋もアウェイでの通算成績は…
首位叩きを目指す鹿島と、連勝で勢いを持続したい名古屋の一戦。チームの勢いや状況を考えれば、名古屋に分があると思われる。しかし、名古屋にとって県立カシマサッカースタジアムは苦手とする地。同スタジアムでの通算成績は、21勝1分け6敗と鹿島が大きく上回っている。ホームに強い鹿島が首位チームを撃破し波に乗るか。それとも名古屋が勢いで上回るか。注目の一戦は、5日(金)の19時にキックオフを迎える。
◆強力攻撃陣を抑えられるか~鹿島アントラーズ~
1敗1分けスタートから連勝を飾り、復調したかに思われた鹿島だが、前節のジュビロ磐田戦を1-1で引き分けた。主導権を握る中、一瞬のスキを突かれて失点。相手の倍以上のシュートを放つも決め手を欠き、終盤のMFレオ・シルバのゴールで辛うじて勝ち点1を持ち帰った。また、同試合ではDF内田篤人が負傷。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)を挟み、今節の首位・名古屋戦、次節の2位・FC東京戦と重要な試合が続くだけに、不安も漂う。
とはいえ、国内奪還に向けて、この連戦をどう乗り切るかが重要だ。その初戦である名古屋は攻守ともに好調をキープ。特に攻撃陣はここまでリーグ戦で5試合13得点と強力だが、いかに主導権を握った守備で抑えられるか。3日には非公開練習を敢行。内田の代役に加え、最終ラインに誰を並べるかという点においても指揮官の力量とチームの総力が試される一戦となる。首位を撃破し、波に乗れるか。
◆勢いは本物か~名古屋グランパス~
一方の名古屋は4勝1敗と好発進。第4節のFC東京との無敗対決では初黒星を喫したものの、前節の北海道コンサドーレ札幌戦では4-0と粉砕し、首位再浮上と最高のリスタートを切った。好調の要因はまず、1試合平均2得点以上を奪う攻撃陣。昨シーズンの得点王FWジョー(2得点)だけでなく、FW赤崎秀平(3得点)、FWガブリエル・シャビエル(2得点)ら複数選手が得点しており、どこからでも点が奪える状況だ。一方で昨シーズン、リーグ最多タイの失点数を喫した守備陣もここまでわずか3失点と安定。攻守両面で質が向上している。
そんな中で迎える常勝軍団・鹿島との一戦。チームが掲げるスタイルを見れば、ボールを保持する展開が予想される。カギは守備から試合のペースを引き寄せる相手に対し、いかに効果的な攻撃を繰り返すか。試合展開を無視した勝負強さを持つ相手だけに、一瞬の気の緩みが命取りだ。現在の勢いや好調さは本物か。百戦錬磨の相手から勝利し、自信と共に再び連勝街道に乗りたい。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆鹿島アントラーズ[4-4-2]
(c) CWS Brains, LTD.
GK:クォン・スンテDF:平戸太貴、犬飼智也、町田浩樹、安西幸輝
MF:レアンドロ、永木亮太、レオ・シルバ、土居聖真
FW:セルジーニョ、伊藤翔
監督:大岩剛
前節からメンバーはほぼ変わらず。気になる内田の代役には、ここまでACLで右サイドバックで起用されてきたDF平戸太貴がJ1リーグ初先発か。前節、今シーズン初ゴールを記録したレオ・シルバは、MF永木亮太とダブルボランチ。ここまでリーグ戦4ゴールのFW伊藤翔が2トップの一角を務める。
◆名古屋グランパス[4-4-2]
(c) CWS Brains, LTD.
GK:ランゲラックDF:宮原和也、中谷進之介、丸山祐市、吉田豊
MF:ガブリエル・シャビエル、米本拓司、ジョアン・シミッチ、和泉竜司
FW:長谷川アーリアジャスール、ジョー
監督:風間八宏
名古屋は前節と同様の先発メンバーを予想。前節FWで今シーズン初先発を飾り、ゴールも決めた長谷川も2試合連続で先発か。大学時代の恩師の下で覚醒を予感させるFW赤崎秀平は古巣戦。プロキャリアをスタートさせた地で出場なるか。
【注目選手】
◆町田浩樹(鹿島アントラーズ)
(c)J.LEAGUE PHOTOS
首位撃破のカギを握るのは、プロ4年目のDF町田浩樹だ。190cmと恵まれた体格を持つ長身センターバックは、J1第2節の川崎フロンターレ戦から4試合連続フル出場とレギュラーの座に接近している。毎試合ずつ安定感も増している印象だ。今節の使命は、昨シーズンのJ1得点王で元セレソンのジョー封じ。守勢が予想される中、相手の攻撃を90分間、跳ね返し続けられるか。◆ジョー(名古屋グランパス)
(c)J.LEAGUE PHOTOS
一方、名古屋のキープレーヤーは町田とのマッチアップが予想されるジョーだ。昨シーズンに怪物ぶりを発揮し、24ゴールでJ1得点王に輝いた大型ストライカーだが、今シーズンは開幕戦のサガン鳥栖戦での2ゴール以降、不発に。攻撃の起点となり、周囲を生かすプレーで貢献しているが、決定機を決めきれない場面も散見。今節も相手から厳しくマークされるだろう。そんな中でもエースとしてゴールを決めることができるか。◆勢いは名古屋もアウェイでの通算成績は…
首位叩きを目指す鹿島と、連勝で勢いを持続したい名古屋の一戦。チームの勢いや状況を考えれば、名古屋に分があると思われる。しかし、名古屋にとって県立カシマサッカースタジアムは苦手とする地。同スタジアムでの通算成績は、21勝1分け6敗と鹿島が大きく上回っている。ホームに強い鹿島が首位チームを撃破し波に乗るか。それとも名古屋が勢いで上回るか。注目の一戦は、5日(金)の19時にキックオフを迎える。
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