ユベントスでの17年間のキャリアに終止符を打つブッフォンが会見で胸中や将来を語る

2018.05.17 19:35 Thu
Getty Images
▽ユベントスのイタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォン(40)が17日に会見を実施。今シーズン限りでのユベントス退団を明らかにした。

▽ブッフォンは、パルマのユースで育ち、1995年にトップチームに昇格。1998-99シーズンにはコッパ・イタリア、UEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)のタイトルを獲得。正守護神として活躍を続けた。2001年、当時のGK最高額の移籍金でユベントスへと移籍。守護神としていきなりスクデットを獲得すると、翌年には連覇を達成した。
▽チームが八百長行為による処分で2006年にセリエBに降格したものの、ブッフォンは残留。その後も正守護神として活躍したが、今シーズン限りで契約が満了。そのまま退団となることが決定した。

▽ユベントスでは、ここまで公式戦通算655試合に出場。セリエAで9回、コッパ・イタリアで4回優勝をしている。ブッフォンは、自身のこれまでのユベントスでのキャリアを振り返りコメント。感謝の気持ちを述べている。

「僕は会長の言葉に感謝します。多くのものを受け取りました。僕のポリシーは、常に誠実であり、忠誠であり、偽善との戦いだった」
「とても興奮しているけど、幸せと充実感を持ってここまでやってきた。この感情は、特別で美しい度にでる子どもたちのようなものだ。僕を愛してくれた人々とシェアしたい。その理由は、僕が常にベストを尽くしてきたからだ」

「土曜日(19日)の試合は、僕にとってのユベントスでの最後の試合となる。そして、2つのタイトルとアンドレア会長、そして全てのビアンコ・ネーリの人々との僕の冒険を終わらせるには最善の方法だと思う」

「僕は、僕の名前とユベントスでのパフォーマンス、最後までベストを尽くせることを誇りに思う。僕は穏やかで幸せな挨拶にたどり着きたい。そして、スポーツマンとして疑う余地のないことだ」

「2001年、ユベントスは驚異的な才能を獲得した。しかし、この才能がチャンピオンに変わったのなら、それはユベントスが起こしたことだった」

「僕が40歳でこのような状態なのは、ユベントス、そのメンタリティ、アプローチのお陰だ。僕は、この哲学によって、自身を作り上げた。そして、サッカーをやめた後、将来僕のものになるだろう。結果を得るために、僕が知っている唯一の方法だ」

「僕はいつだって、ユベントスに感謝し続けるだろう」

▽また、週末のセリエA最終節のヴェローナ戦でプレーすることを明かし、チーム側からは色々な提案を受けていることも発表。オファーも届いている中、自身の去就については来週決めると語った。

「今のところ、僕は土曜日のゲームに出ることだけを知っている。アンドレア・アニェッリは、僕の周りで起こり得る全てのことを知っており、カウンセラーだ。数日前まで、僕はプレーしないことが確実だった。今は、刺激的な提案があるよ」

「ピッチでの最も刺激的な提案は、会長からもらったものだ。来週、2〜3日の間に、僕は意思決定をする。僕は、自分の性格に従うよ」

「僕は将来の決定でも、自分の平穏を変えるつもりはない。今、元プレーヤーであることを今は受け入れた。たとえ何が起きても、最終的には幸せになっているよ」

「いくつかの非常に興味深いオファーを受けている。しかし、来週を待ちたいと思う。もし、僕が続けるならば、大きな目標に達するという野心があるということだ」
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