神戸に先制許すも終盤の石原弾で追いついた仙台が東日本大震災から7年目を前に開幕無敗を継続《J1》
2018.03.10 16:01 Sat
▽明治安田生命J1リーグ第3節のベガルタ仙台vsヴィッセル神戸が10日にユアテックスタジアム仙台で行われ、1-1のドローに終わった。
▽試合翌日の3月11日に東日本大震災から7年目を迎える仙台が、阪神・淡路大震災を経験した神戸をホームに迎えたユアスタでのエモーショナルな一戦。開幕2連勝の仙台はミッドウィークに行われたルヴァンカップでアルビレックス新潟と1-1のドローに終わるも、好調を継続。前節のFC東京戦と同じスタメンで3連勝を目指した。
▽一方、1敗1分けと開幕から未勝利が続く神戸はルヴァンカップでもV・ファーレン長崎相手に2-2のドローと公式戦初勝利ならず。開幕4戦目にして初勝利を目指す今節は2-4で敗れた前節清水エスパルスから3人を変更。小川と橋本の両サイドバックを三原、ティーラトンに変更し、松下に代わって増山を起用した。
▽試合前に東日本大震災で亡くなられた方々への黙とうが捧げられた一戦。試合は立ち上がりから拮抗した展開が続く。この試合、チョン・ウヨンをセンターバック、古巣対戦の三田をボランチに配置転換した神戸はトップ下と中盤の底を行き来するフリーマンのルーカス・ポドルスキを起点に攻撃を展開する。
▽対する仙台は最終ラインでの数的優位を生かしたビルドアップで中盤、前線とボールを運んでいき、永戸や古林のサイドからのクロスに3トップが飛び込む形で幾つか際どいチャンスを創出。26分には石原がミドルレンジのシュートを狙うが、これはGKキム・スンギュに難なくキャッチされた。
▽その後、前半のうちに追いつきたい仙台が攻勢を強めていき、永戸のクロスや奥埜の仕掛けで局面の打開を図ったものの、なかなかフィニッシュまで持ち込めないまま前半を1点ビハインドで終えることになった。
▽互いに選手交代なしで迎えた後半は立ち上がりから神戸がペースを握る。要所でカウンターを仕掛けては51分にポドルスキのミドルシュート、62分には田中のシュートで相手ゴールを脅かす。
▽後半もアタッキングサードまでボールを運ぶものの良い形でフィニッシュまで持ち込めない仙台は64分、富田を下げてアタッカーの西村。さらに73分には存在感を欠いた阿部、古林に代えてジャーメイン良、菅井を同時投入する。対する神戸は増山、ハーフナー・マイクに代えて小川、渡邉と前線の選手を入れ替えた。
▽こう着状態が続く中、78分には神戸に追加点のチャンス。左サイド深くで小川が折り返したクロスのこぼれ球をボックス中央の田中が左足のダイレクトボレーで合わすが、これはわずかに枠の右へ外れた。
▽すると、後半終盤にかけてリスクを冒して波状攻撃を仕掛ける仙台が土壇場で追いつく。86分、右サイドからのクロスをボックス内のジャーメイン良がボレーシュート。これが相手DFにディフレクトしてゴール前にこぼれると、すかさず反応した石原が流し込みにいったボールがGKの手を弾いてゴールネットに吸い込まれた。
▽その後、勢いづいて逆転を狙う仙台とポドルスキを下げてウェリントンを投入した神戸が最後まで白熱の攻防を見せるも、試合は1-1のままタイムアップ。開幕3連勝を逃すもクラブにとって重要な一日を前に意地のドローに持ち込んだ仙台が開幕無敗を継続。一方、逃げ切り失敗の神戸はまたしても今季公式戦初勝利がお預けとなった。
▽試合翌日の3月11日に東日本大震災から7年目を迎える仙台が、阪神・淡路大震災を経験した神戸をホームに迎えたユアスタでのエモーショナルな一戦。開幕2連勝の仙台はミッドウィークに行われたルヴァンカップでアルビレックス新潟と1-1のドローに終わるも、好調を継続。前節のFC東京戦と同じスタメンで3連勝を目指した。
▽試合前に東日本大震災で亡くなられた方々への黙とうが捧げられた一戦。試合は立ち上がりから拮抗した展開が続く。この試合、チョン・ウヨンをセンターバック、古巣対戦の三田をボランチに配置転換した神戸はトップ下と中盤の底を行き来するフリーマンのルーカス・ポドルスキを起点に攻撃を展開する。
▽対する仙台は最終ラインでの数的優位を生かしたビルドアップで中盤、前線とボールを運んでいき、永戸や古林のサイドからのクロスに3トップが飛び込む形で幾つか際どいチャンスを創出。26分には石原がミドルレンジのシュートを狙うが、これはGKキム・スンギュに難なくキャッチされた。
▽粘り強い守備で失点を許さない神戸は27分、最初の決定機をゴールに結びつける。ボックス左でパスを受けたポドルスキがグラウンダーで折り返す。これは相手にクリアされるもボックス手前左でこぼれ球を拾った三原が右足を振り抜く。すると、絶妙なコントロールシュートがゴール右上隅を射抜きアウェイチームに今季初の先制点が生まれた。
▽その後、前半のうちに追いつきたい仙台が攻勢を強めていき、永戸のクロスや奥埜の仕掛けで局面の打開を図ったものの、なかなかフィニッシュまで持ち込めないまま前半を1点ビハインドで終えることになった。
▽互いに選手交代なしで迎えた後半は立ち上がりから神戸がペースを握る。要所でカウンターを仕掛けては51分にポドルスキのミドルシュート、62分には田中のシュートで相手ゴールを脅かす。
▽後半もアタッキングサードまでボールを運ぶものの良い形でフィニッシュまで持ち込めない仙台は64分、富田を下げてアタッカーの西村。さらに73分には存在感を欠いた阿部、古林に代えてジャーメイン良、菅井を同時投入する。対する神戸は増山、ハーフナー・マイクに代えて小川、渡邉と前線の選手を入れ替えた。
▽こう着状態が続く中、78分には神戸に追加点のチャンス。左サイド深くで小川が折り返したクロスのこぼれ球をボックス中央の田中が左足のダイレクトボレーで合わすが、これはわずかに枠の右へ外れた。
▽すると、後半終盤にかけてリスクを冒して波状攻撃を仕掛ける仙台が土壇場で追いつく。86分、右サイドからのクロスをボックス内のジャーメイン良がボレーシュート。これが相手DFにディフレクトしてゴール前にこぼれると、すかさず反応した石原が流し込みにいったボールがGKの手を弾いてゴールネットに吸い込まれた。
▽その後、勢いづいて逆転を狙う仙台とポドルスキを下げてウェリントンを投入した神戸が最後まで白熱の攻防を見せるも、試合は1-1のままタイムアップ。開幕3連勝を逃すもクラブにとって重要な一日を前に意地のドローに持ち込んだ仙台が開幕無敗を継続。一方、逃げ切り失敗の神戸はまたしても今季公式戦初勝利がお預けとなった。
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