ライプツィヒがポルトを下しCL初勝利! ベシクタシュはモナコに競り勝ち開幕3連勝《CL》

2017.10.18 06:17 Wed
Getty Images
▽チャンピオンズリーグ(CL)・グループG第3節の2試合が17日に行われた。ライプツィヒvsポルトは、3-2でホームのライプツィヒが勝利した。
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▽CL初参加でここまで1分け1敗と、未だに初勝利がお預けとなっているライプツィヒは、3日前に行われたドルトムント戦からスタメンを3名変更。ベルナルド、イルザンカー、Y・ポウルセンに代えて、オルバン、クロステルマン、フォルスベリを起用した。
▽対するポルトは、CL第2節で2003-04決勝の再現カードとなったモナコ戦を3-0で制し、1勝1敗。連勝を目指すチームはその試合からスタメンを2名変更し、カシージャス、リカルド・ペレイラに代えて、ジョゼ・サ、ラユンを起用しこの一戦に臨んだ。

▽試合は序盤からライプツィヒがボールを支配しつつ進行。優勢を保つと、8分に先制点が生まれた。セットプレーの流れからボックス手前中央のブルマが低い弾道のミドルシュートを放つと、GKジョゼ・サがボールを取りこぼす。これに詰めていたオルバンが、ゴールに押し込んだ。

▽続く13分には、オギュスタンが個人技からチャンスを作り出す。左サイド深い位置でDF2人と対峙すると、虚を突いたルーレットで間を抜いていく。ボックス内左で完全にフリーとなると、右足で巻くようにしてファーにシュート。しかし、これはGKジョゼ・サに阻まれた。
▽押し込まれる展開が続くと、ポルトが同点弾を奪取する。敵陣右サイドからロングボールが放り込まれると、ボックス内で頭での競り合いが続き、ボールはアブバカルの下に。これを左足ボレーで合わせ、ネットを揺らした。

▽それでもライプツィヒは、失点の影響を感じさせず攻勢を保つ。すると38分に勝ち越し弾を奪い切る。サビツァーからのスルーパスを受けたフォルスベリが、ボックス内中央に抜け出し、一対一を冷静に沈めた。さらに41分にも、相手DFのトラップミスを拾ったオギュスタンが、チームの3点目を決めてポルトを引き離す。

▽3分間で一挙2失点を喫したポルトだったが、44分に右CKを獲得。これをニアのH・エレーラが頭でフリックし、マルカノが押し込んだ。直後に前半が終了し、1点差で試合を折り返すことに。

▽後半もライプツィヒのペースで試合が進行。62分には、敵陣中央付近で収めたN・ケイタがスルーパスを供給。ボックス内に抜け出したブルマは、GKジョゼ・サの股を抜くシュートを放つ。しかし、ボールがゴールラインを割る直前、懸命にスライディングしたDFマルカノがかき出し、事なきを得た。

▽結局、試合はスコアが動かないまま終了。この結果、ポルトは連勝ならず。対するライプツィヒは、念願のCL初勝利をホームで飾ることとなった。

▽また、同時刻開催となったモナコvsベシクタシュでは、1-2でアウェイのベシクタシュが勝利した。

▽前節のポルト戦で3-0の完敗を喫したモナコは、13日に行われたリーグ・アン第9節のリヨン戦でターンオーバーを採用し、2-3で敗北。立て直しを図りたいこの試合では、リーグ戦で休養させていたシディベ、ファビーニョ、ティーレマンス、ファルカオなどを先発で送り出し、ベストメンバーで連勝中のベシクタシュに挑むこととなった。

▽序盤はベシクタシュが攻勢をかける展開となったものの、モナコは簡単にフィニッシュまでいかせない。耐える時間にしのぎ続けると、18分にボックス手前右の好位置からFKを獲得。キッカーのレマルが左足から鋭いシュートを放ったが、反応したGKファブリシオが片手で弾き、先制点とはならなかった。

▽徐々にチャンスが訪れ始めると、30分にモナコのエースが仕事を果たす。カウンターの場面でボールを持ったケイタが、ボックス左にスルーパスを供給。これを受けたファルカオが対面のDFペペをかわし、ゴール右隅に流し込んだ。

▽攻勢を保ちながらもカウンターに沈んだベシクタシュだったが、直後に試合をイーブンに戻す。右サイドを侵攻したクアレスマが、精度の高いクロスを供給。ボックス内で待ち構えていたトスンが高い打点のヘッドで合わせ、ネットを揺らした。

▽同点のまま後半を迎えると、55分にベシクタシュが逆転弾を奪い切った。敵陣中央付近からアルスランが強烈なミドルシュートを放つと、これが右ポストを直撃。左サイドまで跳ね返ったボールをバベルが拾い、ボックス内中央フリーのトスンに折り返す。トスンが冷静に蹴り込み、自身のこの試合2点目とした。

▽その後、モナコは反撃に出たもののいずれも実らず。結局、試合はこのまま終了。この結果、モナコはホームで手痛い連敗を喫することに。対するベシクタシュは、逆転勝利で開幕から3連勝を飾った。

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