C・ロナウド2発でマドリーが逆転勝利! PK失敗に退場響いたバイエルンはCLホーム無敗が「16」でストップ…《CL》
2017.04.13 05:57 Thu
▽チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグ、バイエルンvsレアル・マドリーが12日にアリアンツ・アレーナで行われ、アウェイのマドリーが2-1で先勝した。
▽近年、お馴染みとなったアーセナルとのラウンド16を2戦合計10-2の圧倒的な内容で制し、順当にベスト8進出を果たしたバイエルンは、今月4日に行われたホッフェンハイム戦で公式戦21試合ぶりの敗戦を喫したものの、直近に行われたドルトムントとの“デア・クラシカー”を4-1の圧勝で飾り、きっちりバウンスバックに成功。だが、今回の一戦に向けてはいずれも負傷のフンメルス、レヴァンドフスキが欠場となり、ジェローム・ボアテングと負傷明けのミュラーが代役を担った。
▽一方、内容面では拮抗も2戦合計6-2でナポリに地力の差を見せつけたマドリーは、順当にベスト8進出を決めた。国内リーグでは、直近のアトレティコ・マドリーとのダービーをドローで終え、連勝が「5」でストップしたものの、好調を継続。今回の一戦に向けては、アトレティコ戦で負傷したペペの代役にナチョを起用した以外、アトレティコ戦と同じメンバーを起用した。
▽アンチェロッティ監督とジダン監督による注目の師弟対決。試合はビッグマッチ特有の張り詰めた空気の中でスタートし、序盤は共にリスク回避の慎重なプレーが続く。その後、時間の経過と共にホームのバイエルンが主導権を掴むが、最初の決定機はアウェイチームに訪れる。18分、右サイドからクロースがファーサイドへクロスを送ると、これをベンゼマが頭で合わせる。ピッチに叩きつけた強烈なシュートが枠の左上隅を捉えるが、GKノイアーがわずかに触れたボールはクロスバーを叩いた。
▽幸先良く先制に成功したバイエルンは、ラームとロッベンの右サイドを起点に良い形の攻めを続ける。40分には個人技でボックス内に進入したロッベンがゴールライン際で折り返したボールを、再びビダルが頭で合わすが、ここは枠に飛ばすことができない。すると、直後の42分にはボックス手前でセルヒオ・ラモスからパスを受けたクリスティアーノ・ロナウドが右足の強烈なミドルシュート。これが枠の左を捉えるが、GKノイアーに阻まれる。
▽その後、前半終了間際にはバイエルンに絶好の追加点のチャンスが訪れる。前半アディショナルタイム、ボックス手前でリベリが放ったシュートがボックス内のDFカルバハルの肩付近に当たる。主審と副審はこのブロックをハンドと判断し、バイエルンにPKが与えられる。しかし、ここはキッカーのビダルが大きくふかしてしまい、絶好機を逸した。
▽1点ビハインドも相手のPK失敗によって良い形で後半に入ったマドリーは、開始早々に頼れるエースが魅せる。47分、右サイド深くでカゼミロからパスを受けたカルバハルが低い弾道のストレートボールで中央へ折り返すと、抜群のタイミングでゴール前に走り込んだC・ロナウドが難度が高い右足のダイレクトボレーをゴール左に流し込み、同点に追いつくと共に貴重なアウェイゴールを奪った。
▽PK失敗の悪い流れを引きずり、後半早々に追いつかれたバイエルンだが、失点直後にロッベンとリベリのコンビでチャンスを演出するなど、すぐさま気持ちを立て直す。56分にはボックス右でモドリッチが折り返したボールを、ゴール前のベイルに頭で合わせられるが、ここはGKノイアーが圧巻の反応で弾き出した。
▽後半立ち上がりを経てマドリーが、59分に動きの重いベイルを下げてアセンシオを投入すると、この直後に試合が動く。61分、マドリーのカウンターの場面でC・ロナウドをファウルで止めたハビ・マルティネスが、58分に続きわずか3分間で2枚目のカードをもらい、退場処分となった。
▽この退場を受けて、アンチェロッティ監督は古巣対戦のシャビ・アロンソ、疲れの見えたリベリを下げて、ベルナト、ドグラス・コスタを続けて投入。この交代でベルナトが左サイドバック、アラバがセンターバックに入る[4-4-1]の布陣に変更した。
▽一方、数的優位を手にして2つ目のアウェイゴールを狙うマドリーは、73分にベンゼマ、75分にC・ロナウドがボックス内で決定的なシュートを放つが、世界最高のGKノイアーが立ちはだかる。それでも、攻勢を続けるマドリーは78分、ボックス手前右角でアセンシオが入れた鋭いクロスをファーサイドでDFベルナトの前に飛び出したC・ロナウドが右足で押し込み、敵地で逆転に成功した。なお、ポルトガル代表FWはこのゴールで欧州カップ戦通算100ゴールの偉業を達成した。
▽ホームで追いつきたいものの、失点も避けたいバイエルンは、81分にミュラーを下げて最後の交代カードとしてコマンを投入。前線にスピードのあるプレーヤーを並べ、カウンターから一発を目指す。対してマドリーは、ベンゼマ、モドリッチに代えてハメス・ロドリゲス、コバチッチを投入し、攻勢を強める。
▽試合終了間際には相手陣内右サイドで得たFKの場面でクロースとセルヒオ・ラモスのホットライン開通でマドリーに3点目が入ったかに思われたが、ここは戻りオフサイドの判定でゴールは認められず。それでも、敵地で鮮やかな逆転勝利を飾ったマドリーが敵地で先勝した。一方、PK失敗に退場が響きCLでのホーム無敗記録が「16」でストップしたバイエルンだが、試合を壊さなかったことで、レヴァンドフスキの復帰が見込まれる18日の2ndレグでの逆転突破に望みを繋いだ。
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▽通算優勝回数5回のドイツの盟主と、歴代最多11回の優勝を誇る前大会王者が、UEFA主催大会で最多となる23度目の戦いに臨んだ一戦。▽一方、内容面では拮抗も2戦合計6-2でナポリに地力の差を見せつけたマドリーは、順当にベスト8進出を決めた。国内リーグでは、直近のアトレティコ・マドリーとのダービーをドローで終え、連勝が「5」でストップしたものの、好調を継続。今回の一戦に向けては、アトレティコ戦で負傷したペペの代役にナチョを起用した以外、アトレティコ戦と同じメンバーを起用した。
▽アンチェロッティ監督とジダン監督による注目の師弟対決。試合はビッグマッチ特有の張り詰めた空気の中でスタートし、序盤は共にリスク回避の慎重なプレーが続く。その後、時間の経過と共にホームのバイエルンが主導権を掴むが、最初の決定機はアウェイチームに訪れる。18分、右サイドからクロースがファーサイドへクロスを送ると、これをベンゼマが頭で合わせる。ピッチに叩きつけた強烈なシュートが枠の左上隅を捉えるが、GKノイアーがわずかに触れたボールはクロスバーを叩いた。
▽負傷明けの守護神のビッグセーブでピンチを凌いだバイエルンは、25分にセットプレーから先制点を奪う。右CKの場面でチアゴがアウトスウィングのボールを入れると、大外からDFナチョを振り切ってゴール前に走り込んだビダルの強烈なヘディングシュートがゴール中央に突き刺さった。
▽幸先良く先制に成功したバイエルンは、ラームとロッベンの右サイドを起点に良い形の攻めを続ける。40分には個人技でボックス内に進入したロッベンがゴールライン際で折り返したボールを、再びビダルが頭で合わすが、ここは枠に飛ばすことができない。すると、直後の42分にはボックス手前でセルヒオ・ラモスからパスを受けたクリスティアーノ・ロナウドが右足の強烈なミドルシュート。これが枠の左を捉えるが、GKノイアーに阻まれる。
▽その後、前半終了間際にはバイエルンに絶好の追加点のチャンスが訪れる。前半アディショナルタイム、ボックス手前でリベリが放ったシュートがボックス内のDFカルバハルの肩付近に当たる。主審と副審はこのブロックをハンドと判断し、バイエルンにPKが与えられる。しかし、ここはキッカーのビダルが大きくふかしてしまい、絶好機を逸した。
▽1点ビハインドも相手のPK失敗によって良い形で後半に入ったマドリーは、開始早々に頼れるエースが魅せる。47分、右サイド深くでカゼミロからパスを受けたカルバハルが低い弾道のストレートボールで中央へ折り返すと、抜群のタイミングでゴール前に走り込んだC・ロナウドが難度が高い右足のダイレクトボレーをゴール左に流し込み、同点に追いつくと共に貴重なアウェイゴールを奪った。
▽PK失敗の悪い流れを引きずり、後半早々に追いつかれたバイエルンだが、失点直後にロッベンとリベリのコンビでチャンスを演出するなど、すぐさま気持ちを立て直す。56分にはボックス右でモドリッチが折り返したボールを、ゴール前のベイルに頭で合わせられるが、ここはGKノイアーが圧巻の反応で弾き出した。
▽後半立ち上がりを経てマドリーが、59分に動きの重いベイルを下げてアセンシオを投入すると、この直後に試合が動く。61分、マドリーのカウンターの場面でC・ロナウドをファウルで止めたハビ・マルティネスが、58分に続きわずか3分間で2枚目のカードをもらい、退場処分となった。
▽この退場を受けて、アンチェロッティ監督は古巣対戦のシャビ・アロンソ、疲れの見えたリベリを下げて、ベルナト、ドグラス・コスタを続けて投入。この交代でベルナトが左サイドバック、アラバがセンターバックに入る[4-4-1]の布陣に変更した。
▽一方、数的優位を手にして2つ目のアウェイゴールを狙うマドリーは、73分にベンゼマ、75分にC・ロナウドがボックス内で決定的なシュートを放つが、世界最高のGKノイアーが立ちはだかる。それでも、攻勢を続けるマドリーは78分、ボックス手前右角でアセンシオが入れた鋭いクロスをファーサイドでDFベルナトの前に飛び出したC・ロナウドが右足で押し込み、敵地で逆転に成功した。なお、ポルトガル代表FWはこのゴールで欧州カップ戦通算100ゴールの偉業を達成した。
▽ホームで追いつきたいものの、失点も避けたいバイエルンは、81分にミュラーを下げて最後の交代カードとしてコマンを投入。前線にスピードのあるプレーヤーを並べ、カウンターから一発を目指す。対してマドリーは、ベンゼマ、モドリッチに代えてハメス・ロドリゲス、コバチッチを投入し、攻勢を強める。
▽試合終了間際には相手陣内右サイドで得たFKの場面でクロースとセルヒオ・ラモスのホットライン開通でマドリーに3点目が入ったかに思われたが、ここは戻りオフサイドの判定でゴールは認められず。それでも、敵地で鮮やかな逆転勝利を飾ったマドリーが敵地で先勝した。一方、PK失敗に退場が響きCLでのホーム無敗記録が「16」でストップしたバイエルンだが、試合を壊さなかったことで、レヴァンドフスキの復帰が見込まれる18日の2ndレグでの逆転突破に望みを繋いだ。
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