【プレビュー】CL敗退からのバウンスバックか、トップ6キラーの本領発揮か《マンチェスター・シティvsリバプール》
2017.03.19 07:00 Sun
▽プレミアリーグ第29節、マンチェスター・シティvsリバプールの上位対決が日本時間3月19日25:30にエティハド・スタジアムでキックオフされる。3位のシティ(勝ち点56※1試合未消化)と、4位のリバプール(勝ち点55)によるトップ争いのライバル対決だ。
▽一方、2017年に入って好不調の波が大きく勢いに乗り切れないリバプールだが、前々節にアーセナル相手に重要な勝利を掴むと、直近のバーンリー戦では格下相手に大苦戦も、指揮官が「醜い勝利」と評した辛勝で勝ち点3を手にし、成長の跡を垣間見せた。そして、迎える今節は敵地での強豪シティ戦に挑む。
▽一見すると、リバプールにとって非常にタフなゲームが予想されるが、今季トップ6キラーと評されるリバプールは、ここまで行われたトップ6との9試合で5勝4分けの無敗を継続。ボールを持たされる格下との対戦で攻めあぐねる一方、ボールを保持する上位勢との対戦では持ち味のプレッシングゲームに持ち込めるため、明らかに選手たちの動きが生き生きとしている。今回の一戦ではコンディション面のアドバンテージを生かしてハイテンポな打ち合いに持ち込み、相手を息切れさせたいところだ。
▽マンチェスター・シティ予想スタメン
DF:サバレタ、ストーンズ、オタメンディ、クリシ
MF:フェルナンジーニョ
MF:スターリング、デ・ブライネ、シルバ、リロイ・ザネ
FW:アグエロ
負傷者:MFギュンドアン、FWガブリエウ・ジェズス
出場停止者:なし
▽リバプール予想スタメン
DF:クライン、マティプ、ロブレン、ミルナー
MF:ララナ、カン、ワイナルドゥム
FW:サディオ・マネ、フィルミノ、コウチーニョ
負傷者:MFヘンダーソン、エジャリア、グルイッチ、FWイングス、スタリッジ、オリジ、フィルミノ
出場停止者:なし
▽ヘンダーソンとスタリッジが引き続きケガの影響で起用できない。また、オリジが体調不良、そ径部に問題を抱えているフィルミノに欠場の可能性があるが、現状ではフィルミノが先発に復帰できる見込みだ。また、ヒザのケガで欠場が続いていたロブレンがU-23チームで実戦に復帰しており、コンディション次第ではDFクラバンに代わって、マティプの相棒を務めることになる。
★注目選手
◆マンチェスター・シティ:FWリロイ・ザネ
▽また、持ち味のドリブル突破だけでなく、シルバやデ・ブライネとの好連係からスペースに飛び出すプレーも新たなレパートリーに加えており、ペップの求めるサイドで質的優位を与える攻撃の切り札に進化しつつある。今回のリバプール戦では古巣対戦となる逆サイドのスターリングに注目が集まるが、抜け目ない動きでフィニッシュに絡むザネのプレーこそ、シティの攻撃にとって最も重要となるはずだ。
◆リバプール:MFジョルジニオ・ワイナルドゥム
▽175cmとサイズに恵まれておらず、同僚のサディオ・マネのように圧倒的な身体能力を持ち合わせているわけではない。だが、高水準のテクニックに加え、ここ最近は下半身の粘りやスタミナ面でも進化をみせている万能型MFは、時に勢いに任せての単調なプレーが続くリバプールにおいて、攻守のバランスを整えるバランサーとしてなくてはならない存在だ。今回のシティ戦ではララナやカンと共に、3トップをスイッチ役とするハイプレスへの参加に加え、リトリート時に相手のキーマンであるシルバやデ・ブライネの監視という重要な役割を担う。さらに、直近2試合で連続ゴール中の好調さを生かし、ゴールに絡むプレーも期待したいところだ。
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▽前節、ストーク・シティ相手に痛恨のゴールレスドローとなったシティは、その直後に行われたFAカップ準々決勝でミドルズブラに快勝し、流れを引き戻した。だが、今週ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦2ndレグでは、1stレグで得た2点のアドバンテージを生かし切れず、敵地で1-3の敗戦。この結果、アウェイゴール数に泣き無念のラウンド16敗退を強いられた。そして、心身共に疲労を抱えるシティは、敵地での前回対戦で敗れている難敵リバプールとのビッグマッチでCL敗退からのバウンスバックを目指す。▽一見すると、リバプールにとって非常にタフなゲームが予想されるが、今季トップ6キラーと評されるリバプールは、ここまで行われたトップ6との9試合で5勝4分けの無敗を継続。ボールを持たされる格下との対戦で攻めあぐねる一方、ボールを保持する上位勢との対戦では持ち味のプレッシングゲームに持ち込めるため、明らかに選手たちの動きが生き生きとしている。今回の一戦ではコンディション面のアドバンテージを生かしてハイテンポな打ち合いに持ち込み、相手を息切れさせたいところだ。
◆マンチェスター・シティ◆
【4-1-4-1】
【4-1-4-1】
▽マンチェスター・シティ予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:カバジェロDF:サバレタ、ストーンズ、オタメンディ、クリシ
MF:フェルナンジーニョ
MF:スターリング、デ・ブライネ、シルバ、リロイ・ザネ
FW:アグエロ
負傷者:MFギュンドアン、FWガブリエウ・ジェズス
出場停止者:なし
▽長期離脱中のギュンドアン、ガブリエウ・ジェズス以外に負傷者はいない。ハイインテンシティの戦いが予想されるため、モナコ戦から中3日の過密日程を考慮し、サイドバックとセンターバックのポジションでターンオーバーを行う可能性が高い。そのため、サバレタとオタメンディの先発復帰と予想した。
◆リバプール◆
【4-3-3】
【4-3-3】
▽リバプール予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:ミニョレDF:クライン、マティプ、ロブレン、ミルナー
MF:ララナ、カン、ワイナルドゥム
FW:サディオ・マネ、フィルミノ、コウチーニョ
負傷者:MFヘンダーソン、エジャリア、グルイッチ、FWイングス、スタリッジ、オリジ、フィルミノ
出場停止者:なし
▽ヘンダーソンとスタリッジが引き続きケガの影響で起用できない。また、オリジが体調不良、そ径部に問題を抱えているフィルミノに欠場の可能性があるが、現状ではフィルミノが先発に復帰できる見込みだ。また、ヒザのケガで欠場が続いていたロブレンがU-23チームで実戦に復帰しており、コンディション次第ではDFクラバンに代わって、マティプの相棒を務めることになる。
★注目選手
◆マンチェスター・シティ:FWリロイ・ザネ
Getty Images
▽マンチェスター・シティの注目プレーヤーは、2017年に入ってからようやく本領を発揮し始めたザネだ。昨夏にドイツ人史上最高額の5000万ユーロ(約60億円)でシティに加入したザネだったが、シーズン序盤に負傷した影響もあり、前半戦は思うようなプレーを披露できず。だが、プレミアへの適応、複雑なペップ戦術への理解度が高まった2017年からは、トッテナム戦でのゴールに始まり、ここまで公式戦5ゴールを記録している。▽また、持ち味のドリブル突破だけでなく、シルバやデ・ブライネとの好連係からスペースに飛び出すプレーも新たなレパートリーに加えており、ペップの求めるサイドで質的優位を与える攻撃の切り札に進化しつつある。今回のリバプール戦では古巣対戦となる逆サイドのスターリングに注目が集まるが、抜け目ない動きでフィニッシュに絡むザネのプレーこそ、シティの攻撃にとって最も重要となるはずだ。
◆リバプール:MFジョルジニオ・ワイナルドゥム
Getty Images
▽一方、リバプールの注目プレーヤーは前回対戦で決勝点を記録したワイナルドゥムだ。今季加入したリバプールでは、前所属のニューカッスル時代とは異なり、攻撃面で主役を担う場面は限られている。だが、クロップ監督の薫陶を受けたオランダ代表MFは、より攻守に戦えるプレーヤーに成長している。▽175cmとサイズに恵まれておらず、同僚のサディオ・マネのように圧倒的な身体能力を持ち合わせているわけではない。だが、高水準のテクニックに加え、ここ最近は下半身の粘りやスタミナ面でも進化をみせている万能型MFは、時に勢いに任せての単調なプレーが続くリバプールにおいて、攻守のバランスを整えるバランサーとしてなくてはならない存在だ。今回のシティ戦ではララナやカンと共に、3トップをスイッチ役とするハイプレスへの参加に加え、リトリート時に相手のキーマンであるシルバやデ・ブライネの監視という重要な役割を担う。さらに、直近2試合で連続ゴール中の好調さを生かし、ゴールに絡むプレーも期待したいところだ。
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