【J1チーム別総括】ネルシーニョイズムが浸透し攻守で成長を感じられたシーズン《ヴィッセル神戸》
2016.11.15 17:00 Tue
▽明治安田生命J1リーグの全日程が11月3日に終了した。2016シーズンのJ1を振り返り、超ワールドサッカー編集部が各チームを採点。シーズンを振り返るとともに、チーム内の最優秀選手賞、敢闘賞、ブレイクスルー賞を決定した。第12回目は、2ndステージで優勝争いを繰り広げ攻撃陣が躍動したヴィッセル神戸編をお届けする。
◆チーム採点
60点(100点満点)
◆チーム成績
◆シーズン総括
▽低調だった1stステージが嘘だったかのように2ndステージでは勝ち点を積み重ねていった。攻撃陣では得点王を獲得したFWレアンドロを中心に、FWペドロ・ジュニオール、FW渡邉千真らが、シーズンが進むにつれてコンスタントに結果を残した。一方の守備陣も、復帰したDF伊野波雅彦を軸として、負傷離脱がありながらもポジションを守ったDF岩波拓也、その岩波の不在を補ったDF北本久仁衛らが奮闘。攻守ともに1stステージを大きく上回る数字を残した。
▽2ndステージの好調ぶりは、年間順位で神戸よりも上位にいる相手との成績にも表れている。唯一、サンフレッチェ広島(0-2)に敗れたものの、浦和レッズ(2-1)、川崎フロンターレ(3-0)、鹿島アントラーズ(1-0)、ガンバ大阪(1-0)、大宮アルディージャ(1-0)に勝利するなど結果を残した。一方で、ベガルタ仙台(0-3)やアルビレックス新潟(0-1)など残留争いのチーム相手に勝ち点を取りこぼしたは今後の課題だ。それでも自信を手にしたシーズンになったと言えるだろう。
31試合出場(先発31試合)/19得点
▽MVPは文句なしのレアンドロ。最終節で広島のFWピーター・ウタカに並ばれるも、19ゴールを記録し得点王を獲得した。裏を突く動き出し、力強いドリブルなどスコアラーとして直線的にゴールに向かう場面が多く見られた。また2トップを形成したペドロ・ジュニオールとのコンビネーションも秀逸で、よりドリブルで勝負できるペドロ・ジュニオールが仕掛け、レアンドロがそのスペースを突く1つのパターンが確立されるなど攻撃のバリエーションが増えた。
◆敢闘賞
33試合出場(先発33試合)/12得点
▽全34試合中33試合2938分に出場するなど、キャプテンとしてチームをけん引した。シーズンスタートから左サイドハーフでプレーするなど、慣れないポジションながらも2トップのレアンドロ、ペドロ・ジュニオールと連動した攻撃を見せた。FC東京時代の2013年に記録した自己ベストの17ゴールには及ばなかったものの、これまでよりも下がったポジションでの12ゴールは自信につながるものとなったはずだ。
◆ブレイクスルー賞
12試合出場(先発3試合)/1得点
▽神戸U-18から今シーズン昇格を果たし飛躍のシーズンとなった。シーズン序盤こそ出場機会に恵まれなかったものの、1stステージ第12節の川崎F戦でプロデビュー。その後はナビスコカップ(現YBCルヴァンカップ)で5試合2ゴールと存在感を示し、2ndステージではより多くの出場機会を獲得した。第16節の名古屋グランパス戦ではJリーグ初ゴールをマークするなど、来シーズン以降の活躍に期待が懸かる。
◆チーム採点
60点(100点満点)
◆シーズン総括
▽低調だった1stステージが嘘だったかのように2ndステージでは勝ち点を積み重ねていった。攻撃陣では得点王を獲得したFWレアンドロを中心に、FWペドロ・ジュニオール、FW渡邉千真らが、シーズンが進むにつれてコンスタントに結果を残した。一方の守備陣も、復帰したDF伊野波雅彦を軸として、負傷離脱がありながらもポジションを守ったDF岩波拓也、その岩波の不在を補ったDF北本久仁衛らが奮闘。攻守ともに1stステージを大きく上回る数字を残した。
▽2ndステージの好調ぶりは、年間順位で神戸よりも上位にいる相手との成績にも表れている。唯一、サンフレッチェ広島(0-2)に敗れたものの、浦和レッズ(2-1)、川崎フロンターレ(3-0)、鹿島アントラーズ(1-0)、ガンバ大阪(1-0)、大宮アルディージャ(1-0)に勝利するなど結果を残した。一方で、ベガルタ仙台(0-3)やアルビレックス新潟(0-1)など残留争いのチーム相手に勝ち点を取りこぼしたは今後の課題だ。それでも自信を手にしたシーズンになったと言えるだろう。
◆最優秀選手賞
Getty Images
FWレアンドロ(31)31試合出場(先発31試合)/19得点
▽MVPは文句なしのレアンドロ。最終節で広島のFWピーター・ウタカに並ばれるも、19ゴールを記録し得点王を獲得した。裏を突く動き出し、力強いドリブルなどスコアラーとして直線的にゴールに向かう場面が多く見られた。また2トップを形成したペドロ・ジュニオールとのコンビネーションも秀逸で、よりドリブルで勝負できるペドロ・ジュニオールが仕掛け、レアンドロがそのスペースを突く1つのパターンが確立されるなど攻撃のバリエーションが増えた。
◆敢闘賞
Getty Images
FW渡邉千真(30)33試合出場(先発33試合)/12得点
▽全34試合中33試合2938分に出場するなど、キャプテンとしてチームをけん引した。シーズンスタートから左サイドハーフでプレーするなど、慣れないポジションながらも2トップのレアンドロ、ペドロ・ジュニオールと連動した攻撃を見せた。FC東京時代の2013年に記録した自己ベストの17ゴールには及ばなかったものの、これまでよりも下がったポジションでの12ゴールは自信につながるものとなったはずだ。
◆ブレイクスルー賞
(C)J.LEAGUE PHOTO
MF中坂勇哉(19)12試合出場(先発3試合)/1得点
▽神戸U-18から今シーズン昇格を果たし飛躍のシーズンとなった。シーズン序盤こそ出場機会に恵まれなかったものの、1stステージ第12節の川崎F戦でプロデビュー。その後はナビスコカップ(現YBCルヴァンカップ)で5試合2ゴールと存在感を示し、2ndステージではより多くの出場機会を獲得した。第16節の名古屋グランパス戦ではJリーグ初ゴールをマークするなど、来シーズン以降の活躍に期待が懸かる。
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