アザール躍動のベルギーが伏兵ハンガリーに大勝! ウェールズの待つ8強進出!《ユーロ2016》
2016.06.27 06:06 Mon
▽ユーロ2016ラウンド16のハンガリー代表vsベルギー代表が26日にスタッド・ムニシパルで行われ、ベルギー代表が4-0で勝利した。
▽古豪復活を目指すハンガリーは、44年ぶりの出場となったユーロの舞台で予想外の快進撃をみせ、ポルトガル代表、オーストリア代表を抑えてグループF首位通過。決勝トーナメントでは、優勝候補ベルギーを相手にジャイアントキリングを目指した。グループ最終節のポルトガル戦からのメンバー変更は2点。温存されていたカダールとアダム・ナギが復帰した。その一方で先発に入っていたクラインハイスラーが、ウォームアップ中に負傷してピンテールがスクランブル起用された。
▽一方のベルギーは、初戦でイタリア代表に敗れたものの、アイルランド代表、スウェーデン代表相手に連勝を飾ってグループE2位通過を決めた。伏兵ハンガリーとの対戦となったこの試合に向けては、スウェーデン代表戦から先発1人を変更。カラスコに代わってメルテンスが今大会初先発を飾った。
▽立ち上がりから球際でぶつかり合うアグレッシブな展開となるが、地力に勝るベルギーが素早い守備から攻撃への切り替えを軸に、ハンガリーを押し込んでいく。すると、10分に先制点が生まれる。相手陣内中央左寄りの位置で得たFKの場面でデ・ブライネが浮き球のクロスを入れると、揃わなかったラインの裏に抜け出したアルデルヴァイレルトが強烈なヘディングシュートを突き刺した。
▽早い時間帯の失点でバタ付くハンガリーに対して、狙い所を定めた連動した守備で高い位置でのボールロストを誘うベルギーは、相手の守備陣形が整う前に縦に速い仕掛けで攻め切る形を続けていく。14分と24分にはいずれも裏に抜け出したデ・ブライネと、メルテンスに決定機もいずれも決め切れない。
▽一方、完全に主導権を掴んだベルギーは積極的に追加点を狙っていくが、カウンターチャンスで課題の連係ミスが多く、なかなか決め切れない。36分にはボックス手前の好位置で得たFKの場面でデ・ブライネが決定的なシュートを放つが、GKキラーイのワンハンドセーブに遭い、ボールがクロスバーを叩く。さらに42分にはアザールの絶妙なラストパスを受けたメルテンスがボックス右で一対一を迎えるが、やや力んだシュートは40歳のベテランGKのビッグセーブに阻まれた。
▽迎えた後半、ビハインドを追うハンガリーは精彩を欠いた司令塔ゲラを諦めてエレクをハーフタイム明けに投入。だが、後半も立ち上がりから押し込まれる展開を強いられる。開始直後にはボックス左のアザールにニア天井を狙った強烈なシュートを許すが、ここはGKキラーイの好守で凌いだ。このピンチを凌いだハンガリーは、54分にジュジャークの左クロスからサライが際どいヘディングシュートを放つなど、徐々に押し返し始めた。
▽後半に入ってもアザールの個人技を軸に再三の決定機を作るものの、相変わらずフィニッシュの質を欠くベルギーは、前半から行ったり来たりのサッカーをしていたことで徐々に運動量が落ち始める。この機を突いてハンガリーがピンテール、ユハスのシュートでゴールに迫るが、GKクルトワの牙城をあと一歩のところで破れない。
▽何とか2点目を奪って試合を決めたいベルギーは、76分にロメル・ルカクを下げて今大会初出場のバチュアイを投入すると、この交代が2点目をもたらす。78分、右CKの二次攻撃からアザールが一人スルーパスでボックス左に抜け出して絶妙な折り返しを入れると、これをゴール前でドフリーのバチュアイがワンタッチで押し込む。さらに直後の79分にはロングカウンターからカラスコ、デ・ブライネと繋ぎ、最後はボックス内に持ち込んだアザールが圧巻のフィニッシュでゴール右隅に流し込んだ。
▽躍動するアザールの活躍で一気にリードを3点に広げたベルギーは、終盤のハンガリーの猛攻をGKクルトワの好守で凌ぐと、後半アディショナルタイムに再びカウンターからカラスコが止めの4点目を奪取し、伏兵ハンガリーに4-0の完勝。見事にベスト8進出を決めたベルギーは、来月1日に行われる準々決勝で、予選でも戦ったウェールズ代表と対戦することになった。
▽古豪復活を目指すハンガリーは、44年ぶりの出場となったユーロの舞台で予想外の快進撃をみせ、ポルトガル代表、オーストリア代表を抑えてグループF首位通過。決勝トーナメントでは、優勝候補ベルギーを相手にジャイアントキリングを目指した。グループ最終節のポルトガル戦からのメンバー変更は2点。温存されていたカダールとアダム・ナギが復帰した。その一方で先発に入っていたクラインハイスラーが、ウォームアップ中に負傷してピンテールがスクランブル起用された。
▽立ち上がりから球際でぶつかり合うアグレッシブな展開となるが、地力に勝るベルギーが素早い守備から攻撃への切り替えを軸に、ハンガリーを押し込んでいく。すると、10分に先制点が生まれる。相手陣内中央左寄りの位置で得たFKの場面でデ・ブライネが浮き球のクロスを入れると、揃わなかったラインの裏に抜け出したアルデルヴァイレルトが強烈なヘディングシュートを突き刺した。
▽早い時間帯の失点でバタ付くハンガリーに対して、狙い所を定めた連動した守備で高い位置でのボールロストを誘うベルギーは、相手の守備陣形が整う前に縦に速い仕掛けで攻め切る形を続けていく。14分と24分にはいずれも裏に抜け出したデ・ブライネと、メルテンスに決定機もいずれも決め切れない。
▽前からボールを奪いたい前線の選手とカウンターを恐れて引いてしまうハンガリーは、中盤が間延びするうえ、攻撃のスタート位置が低く厚みのある仕掛けを見せられない。それでも、23分に中央突破したジュジャークがチームに勇気を与える惜しいシュートを放つと、前半終盤にかけてもロブレンチチュとジュジャークの両ウイングが強烈なシュートで相手ゴールを脅かす。
▽一方、完全に主導権を掴んだベルギーは積極的に追加点を狙っていくが、カウンターチャンスで課題の連係ミスが多く、なかなか決め切れない。36分にはボックス手前の好位置で得たFKの場面でデ・ブライネが決定的なシュートを放つが、GKキラーイのワンハンドセーブに遭い、ボールがクロスバーを叩く。さらに42分にはアザールの絶妙なラストパスを受けたメルテンスがボックス右で一対一を迎えるが、やや力んだシュートは40歳のベテランGKのビッグセーブに阻まれた。
▽迎えた後半、ビハインドを追うハンガリーは精彩を欠いた司令塔ゲラを諦めてエレクをハーフタイム明けに投入。だが、後半も立ち上がりから押し込まれる展開を強いられる。開始直後にはボックス左のアザールにニア天井を狙った強烈なシュートを許すが、ここはGKキラーイの好守で凌いだ。このピンチを凌いだハンガリーは、54分にジュジャークの左クロスからサライが際どいヘディングシュートを放つなど、徐々に押し返し始めた。
▽後半に入ってもアザールの個人技を軸に再三の決定機を作るものの、相変わらずフィニッシュの質を欠くベルギーは、前半から行ったり来たりのサッカーをしていたことで徐々に運動量が落ち始める。この機を突いてハンガリーがピンテール、ユハスのシュートでゴールに迫るが、GKクルトワの牙城をあと一歩のところで破れない。
▽何とか2点目を奪って試合を決めたいベルギーは、76分にロメル・ルカクを下げて今大会初出場のバチュアイを投入すると、この交代が2点目をもたらす。78分、右CKの二次攻撃からアザールが一人スルーパスでボックス左に抜け出して絶妙な折り返しを入れると、これをゴール前でドフリーのバチュアイがワンタッチで押し込む。さらに直後の79分にはロングカウンターからカラスコ、デ・ブライネと繋ぎ、最後はボックス内に持ち込んだアザールが圧巻のフィニッシュでゴール右隅に流し込んだ。
▽躍動するアザールの活躍で一気にリードを3点に広げたベルギーは、終盤のハンガリーの猛攻をGKクルトワの好守で凌ぐと、後半アディショナルタイムに再びカウンターからカラスコが止めの4点目を奪取し、伏兵ハンガリーに4-0の完勝。見事にベスト8進出を決めたベルギーは、来月1日に行われる準々決勝で、予選でも戦ったウェールズ代表と対戦することになった。
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