【日本代表プレビュー】第2段階に突入する日本が“挑む”一戦
2016.03.24 12:00 Thu
▽日本代表は24日(木)、埼玉スタジアム2002でロシア・ワールドカップ(W杯)・アジア2次予選(兼AFCアジアカップUAE2019予選)のアフガニスタン代表戦に臨む。
▽予選6試合を終えてグループEの首位に立つ日本にとっては、ここまで2勝5敗で4位に位置するアフガニスタンにしっかりと勝利し、29日(火)に控える2次予選最終戦となるシリア代表戦に備えたいところだ。
◆勝利の先を見据えて
▽昨年9月に行われたアウェイ(中立地のイラン)でのアフガニスタン戦は6得点を奪い大勝。実力差がある相手との対戦に、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は「この2試合の目的は勝利すること」と明言。29日(火)に控えるシリア戦も含めて、アジア最終予選進出に向けて何よりも勝利を目指すと語った。
▽日本はここまでの予選6試合で失点をしておらず、「失点をしないこと。できるだけたくさん得点すること」と勝利以外の目的も口にした。一方で、アフガニスタン代表のペタル・セグルト監督は「1点入れたい」と語り、日本との実力差を認めながらも一矢報いることを目指すと意気込んでいた。
▽同じ埼玉スタジアム2002で行われた初戦のシンガポール代表戦では、相手GKの好セーブもありゴールレスドローに終わっていることを考えると、強く、高い意志を持って挑んでくる相手に苦しまされる可能性もないとは言えない。「熱意を持って戦わなければいけない」とハリルホジッチ監督が口にするように、まずは精神面で上回り、この先の戦いに繋がる試合を見せてもらいたい。
▽就任2年目を迎えるハリルホジッチ監督は、今回のメンバー発表時から“第2段階”という言葉を繰り返し使い、昨年とは異なる目的を持って日本代表を強化していく旨を明かしている。
▽今回招集した24名のメンバーは、海外組が13名、国内組が11名。海外組の中では、GK川島永嗣(ダンディー・ユナイテッド/スコットランド)、MF香川真司(ドルトムント/ドイツ)、FW本田圭佑(ミラン/イタリア)が試合2日前の22日(火)に帰国したこともあり、ハリルホジッチ監督は前日会見で「控えにしたいと考えている」と、香川と本田をベンチスタートにすることを明言。また、川島については「1試合目では23人の中に入るとは考えていない」と語り、メンバー外になることを明かした。
▽また、ハリルホジッチ監督は「違うことにトライしたい」とも語っており、システムやメンバー構成を変えることを示唆。「11人がどのような化学変化を起こすかは様子を見てほしい」とも口にしており、今までとは異なるメンバーがピッチに立つ可能性が高いと見られる。
◆ベースアップを目指して
▽メンバー構成としては、ベンチスタートが明言された香川が務めていたトップ下には、MF清武弘嗣(ハノーファー/ドイツ)が入ることが濃厚だ。クラブでも同じポジションを務めており、監督はケガの状態を気にしながらも期待感を含んだコメントを残している。同じくベンチスタートとなる本田の右ウイングにはFW小林悠(川崎フロンターレ)が入ることになるのではないか。3月上旬に行われた国内組トレーニングキャンプでも高く評価されており、出場となれば2014年10月にシンガポールで行われたブラジル代表戦以来となる。
▽ただし、「A代表は簡単に席を奪えるものではない」とハリルホジッチ監督は会見で口にしており、アルベルト・ザッケローニ監督の下、右サイドでプレーしていたFW岡崎慎司(レスター・シティ/イングランド)やトップ下でのプレーが見込まれるMF原口元気(ヘルタ・ベルリン/ドイツ)、原口がトップ下に入った際にはMF清武の起用も考えられる。
▽また、言及されていたシステム面も、ハリルホジッチ監督就任後に主流となっていた[4-2-3-1]から、アンカーを置く[4-3-3]または[4-4-2]を試す可能性がある。アジア最終予選への切符を勝ち取ることはもちろんだが、その先を見据えた準備段階に入った日本代表。約4カ月ぶりとなる試合、アフガニスタン代表戦は24日(水)の19時30分にキックオフを迎える。
▽予選6試合を終えてグループEの首位に立つ日本にとっては、ここまで2勝5敗で4位に位置するアフガニスタンにしっかりと勝利し、29日(火)に控える2次予選最終戦となるシリア代表戦に備えたいところだ。
▽昨年9月に行われたアウェイ(中立地のイラン)でのアフガニスタン戦は6得点を奪い大勝。実力差がある相手との対戦に、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は「この2試合の目的は勝利すること」と明言。29日(火)に控えるシリア戦も含めて、アジア最終予選進出に向けて何よりも勝利を目指すと語った。
▽日本はここまでの予選6試合で失点をしておらず、「失点をしないこと。できるだけたくさん得点すること」と勝利以外の目的も口にした。一方で、アフガニスタン代表のペタル・セグルト監督は「1点入れたい」と語り、日本との実力差を認めながらも一矢報いることを目指すと意気込んでいた。
▽同じ埼玉スタジアム2002で行われた初戦のシンガポール代表戦では、相手GKの好セーブもありゴールレスドローに終わっていることを考えると、強く、高い意志を持って挑んでくる相手に苦しまされる可能性もないとは言えない。「熱意を持って戦わなければいけない」とハリルホジッチ監督が口にするように、まずは精神面で上回り、この先の戦いに繋がる試合を見せてもらいたい。
◆ワンランクアップへ大幅な変化
▽就任2年目を迎えるハリルホジッチ監督は、今回のメンバー発表時から“第2段階”という言葉を繰り返し使い、昨年とは異なる目的を持って日本代表を強化していく旨を明かしている。
▽今回招集した24名のメンバーは、海外組が13名、国内組が11名。海外組の中では、GK川島永嗣(ダンディー・ユナイテッド/スコットランド)、MF香川真司(ドルトムント/ドイツ)、FW本田圭佑(ミラン/イタリア)が試合2日前の22日(火)に帰国したこともあり、ハリルホジッチ監督は前日会見で「控えにしたいと考えている」と、香川と本田をベンチスタートにすることを明言。また、川島については「1試合目では23人の中に入るとは考えていない」と語り、メンバー外になることを明かした。
▽また、ハリルホジッチ監督は「違うことにトライしたい」とも語っており、システムやメンバー構成を変えることを示唆。「11人がどのような化学変化を起こすかは様子を見てほしい」とも口にしており、今までとは異なるメンバーがピッチに立つ可能性が高いと見られる。
◆ベースアップを目指して
▽メンバー構成としては、ベンチスタートが明言された香川が務めていたトップ下には、MF清武弘嗣(ハノーファー/ドイツ)が入ることが濃厚だ。クラブでも同じポジションを務めており、監督はケガの状態を気にしながらも期待感を含んだコメントを残している。同じくベンチスタートとなる本田の右ウイングにはFW小林悠(川崎フロンターレ)が入ることになるのではないか。3月上旬に行われた国内組トレーニングキャンプでも高く評価されており、出場となれば2014年10月にシンガポールで行われたブラジル代表戦以来となる。
▽ただし、「A代表は簡単に席を奪えるものではない」とハリルホジッチ監督は会見で口にしており、アルベルト・ザッケローニ監督の下、右サイドでプレーしていたFW岡崎慎司(レスター・シティ/イングランド)やトップ下でのプレーが見込まれるMF原口元気(ヘルタ・ベルリン/ドイツ)、原口がトップ下に入った際にはMF清武の起用も考えられる。
▽また、言及されていたシステム面も、ハリルホジッチ監督就任後に主流となっていた[4-2-3-1]から、アンカーを置く[4-3-3]または[4-4-2]を試す可能性がある。アジア最終予選への切符を勝ち取ることはもちろんだが、その先を見据えた準備段階に入った日本代表。約4カ月ぶりとなる試合、アフガニスタン代表戦は24日(水)の19時30分にキックオフを迎える。
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