【G大阪】攻撃陣増強で狙うは「新スタジアム稼働元年のJリーグ制覇」《J1チーム診断》
2016.02.26 19:40 Fri
▽3冠王者(J1、天皇杯、ナビスコカップ)として迎えた昨シーズンは、全コンペティションで優勝争いを演じて強者ぶりを見せたが、J最多の60試合を戦う過密日程の影響もあり、宇佐美貢史ら攻撃陣を中心に、徐々に勢いが失速。最終的に手にしたのはFUJI XEROX SUPER CUP 2015と、天皇杯の2つのタイトル獲得にとどまった。オフにアデミウソン、藤本淳吾といった即戦力を引き入れた今シーズンは、新スタジアム使用“元年”。陣容のみならず、チームを取り巻く環境も一新されただけに、昨シーズン以上のタイトル獲得を狙う。
◆2016シーズンのIN&OUT
【IN】
DF野田裕喜←大津高
DF初瀬亮←G大阪ユース
MF堂安律←G大阪ユース
MF市丸瑞希←G大阪ユース
MF小椋祥平←山形※復帰
MF小川直毅←藤枝※復帰
MF岡崎建哉←愛媛※復帰
MFアデミウソン←サンパウロFC(ブラジル)※期限付き移籍
MF藤本淳吾←横浜FM
FW高木彰人←G大阪ユース
FW一美和成←大津高
FW呉屋大翔←関西学院大
【OUT】
DF内田裕斗→徳島
MF明神智和→名古屋
FW赤嶺真吾→岡山※期限付き移籍
FWリンス→未定
▽今オフの最大の目標は、過密日程を戦い抜けるだけの戦力拡充。前述のとおり、MFアデミウソンとMF藤本淳吾の即戦力を加えた攻撃陣の顔ぶれは、J屈指の豪華さを誇る。ただ、際立った補強がなかった守備陣はDF岩下敬輔ら主力数名が負傷の影響で出遅れているだけに、やや気がかりなところ。一方で、今オフは若手の獲得にも尽力し、MF堂安律ら4選手のユース組を昇格させたほか、大津高校からFW一美和成とDF野田裕喜の2選手を引き入れるなど、将来への投資にも力を注いだ。
◆期待の新戦力
1994年1月9日(22歳)
2015シーズン(J1):33試合8得点
▽今シーズンの課題の1つは、宇佐美、パトリックの2大エースによる攻撃依存の緩和。そこで注目したいのがアデミウソンだ。アデミウソンはドリブル、パス、シュート、どれをとっても一級品のスキルを持ち合わせるゲームメーカー。既存戦力を見ても、これまでにないタイプの選手であり、長谷川健太監督から寄せられる期待値も高い。
◆予想フォーメーション[4-2-3-1]
DF:オ・ジェソク、丹羽大輝、岩下敬輔、藤春廣輝
MF:遠藤保仁、今野泰幸
MF:阿部浩之、アデミウソン、宇佐美貴史
FW:パトリック
▽布陣は、昨年に引き続き[4-2-3-1]が採用される見込み。主力の顔ぶれも大きな変更はないが、2列目はMFアデミウソン、MF藤本の加入でレギュラー争いに熾烈さが増しており、J屈指の攻撃陣を誇る。また、ボランチは引き続きMF遠藤保仁とMF今野泰幸の2選手が不動。ただ、センターバック陣に負傷者が相次いでいることを考えると、今野が代役として最終ラインに入り、成長著しいMF井手口陽介がボランチの一角でプレーする機会も増えるだろう。
▽注目ポイントは、アデミウソンと藤本の新加入組が、いかにしてFW宇佐美貴史やFWパトリックといった既存の攻撃陣と融合できるか。新加入の両選手はともにチーム内にないタイプのゲームメーカー。従来の攻撃は、個人技に優れる宇佐美、フィジカルで勝るパトリックの出来にかかっており、“ハマらなければ"チームとして機能不全に陥ることもしばしば。アデミウソンと藤本が攻撃陣を繋ぐリンクマンとして機能することで、チームの攻撃に厚みとバリエーションをもたらしてくれるだろう。
◆2016シーズンのIN&OUT
【IN】
DF野田裕喜←大津高
DF初瀬亮←G大阪ユース
MF堂安律←G大阪ユース
MF市丸瑞希←G大阪ユース
MF小椋祥平←山形※復帰
MF小川直毅←藤枝※復帰
MF岡崎建哉←愛媛※復帰
MFアデミウソン←サンパウロFC(ブラジル)※期限付き移籍
MF藤本淳吾←横浜FM
FW高木彰人←G大阪ユース
FW一美和成←大津高
FW呉屋大翔←関西学院大
【OUT】
DF内田裕斗→徳島
MF明神智和→名古屋
FW赤嶺真吾→岡山※期限付き移籍
FWリンス→未定
▽今オフの最大の目標は、過密日程を戦い抜けるだけの戦力拡充。前述のとおり、MFアデミウソンとMF藤本淳吾の即戦力を加えた攻撃陣の顔ぶれは、J屈指の豪華さを誇る。ただ、際立った補強がなかった守備陣はDF岩下敬輔ら主力数名が負傷の影響で出遅れているだけに、やや気がかりなところ。一方で、今オフは若手の獲得にも尽力し、MF堂安律ら4選手のユース組を昇格させたほか、大津高校からFW一美和成とDF野田裕喜の2選手を引き入れるなど、将来への投資にも力を注いだ。
(C)J.LEAGUE PHOTOS
MFアデミウソン(ブラジル)1994年1月9日(22歳)
2015シーズン(J1):33試合8得点
▽今シーズンの課題の1つは、宇佐美、パトリックの2大エースによる攻撃依存の緩和。そこで注目したいのがアデミウソンだ。アデミウソンはドリブル、パス、シュート、どれをとっても一級品のスキルを持ち合わせるゲームメーカー。既存戦力を見ても、これまでにないタイプの選手であり、長谷川健太監督から寄せられる期待値も高い。
◆予想フォーメーション[4-2-3-1]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:東口順昭DF:オ・ジェソク、丹羽大輝、岩下敬輔、藤春廣輝
MF:遠藤保仁、今野泰幸
MF:阿部浩之、アデミウソン、宇佐美貴史
FW:パトリック
▽布陣は、昨年に引き続き[4-2-3-1]が採用される見込み。主力の顔ぶれも大きな変更はないが、2列目はMFアデミウソン、MF藤本の加入でレギュラー争いに熾烈さが増しており、J屈指の攻撃陣を誇る。また、ボランチは引き続きMF遠藤保仁とMF今野泰幸の2選手が不動。ただ、センターバック陣に負傷者が相次いでいることを考えると、今野が代役として最終ラインに入り、成長著しいMF井手口陽介がボランチの一角でプレーする機会も増えるだろう。
◆2016シーズンの注目ポイント
▽注目ポイントは、アデミウソンと藤本の新加入組が、いかにしてFW宇佐美貴史やFWパトリックといった既存の攻撃陣と融合できるか。新加入の両選手はともにチーム内にないタイプのゲームメーカー。従来の攻撃は、個人技に優れる宇佐美、フィジカルで勝るパトリックの出来にかかっており、“ハマらなければ"チームとして機能不全に陥ることもしばしば。アデミウソンと藤本が攻撃陣を繋ぐリンクマンとして機能することで、チームの攻撃に厚みとバリエーションをもたらしてくれるだろう。
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