ナポリがファビアン・ルイス&ザルツブルクDF獲得に迫る 会長が主力2選手の退団の可能性についても言及

2018.06.16 17:35 Sat
Getty Images
ナポリが2人の若手逸材の獲得に近づいているようだ。同クラブのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長がイタリア『Corriere dello Sport』で語った。

▽新シーズンからカルロ・アンチェロッティ監督が指揮を執るナポリでは、バンディエラであるスロバキア代表MFマレク・ハムシク(30)とイタリア代表MFジョルジーニョ(26)の2選手の今夏退団が濃厚に。とりわけ、ジョルジーニョのマンチェスター・シティへの移籍が迫っている。
▽この状況を受けて、クラブはベティスで今季ブレイクを果たしたスペイン人MFファビアン・ルイス(22)と、RBザルツブルクでプレーするオーストリア代表DFシュテファン・ライナー(25)の獲得に迫っているようだ。

▽デ・ラウレンティス会長は2選手の獲得が近づいていることを認めている。

「我々はファビアン・ルイスに関してすべての詳細が詰め終わるのを待っているだけだ。また、ミラノでライナーと会ったことを否定するつもりはない。現時点で話し合いの最中だ」
▽なお、ファビアン・ルイスはアトレティコ・マドリーMFサウール・ニゲスを彷彿とさせる189cmの大型レフティ。今季はリーグ戦34試合に出場し3ゴールを記録。優れたパスセンスと球際の強さ、運動量を武器とするインテリオールだ。ナポリはジョルジーニョの後釜として同選手の契約解除金を支払う構えだ。

▽一方、日本代表MF南野拓実の同僚であるライナーは今季の公式戦55試合に出場し2ゴール11アシストを記録。本職はサイドバックながらも右サイドの全ポジション、セントラルMFでも起用可能なクレバーな選手。とりわけ、右足のキック精度には定評がある。移籍金に関してはザルツブルク側が1000万ユーロ(約12億8000万円)を要求している模様だ。

▽また、デ・ラウレンティス会長は中盤の主力2選手の去就や今夏の補強プランに関しても言及している。

「我々には2人のゴールキーパーと守れるサイドバックが必要だ。さらにジョルジーニョとマレク・ハムシクが退団すると、我々は2人の新たなミッドフィルダーも必要になる」

「ハムシクに関しては先日に代理人を伴って私の自宅でディナーを共にし、その場で彼らは中国のクラブとコンタクトを取っていることを伝えてきた。ただ、以降いかなるオファーも受けていない」

「ジョルジーニョに関してはマンチェスター・シティの首脳陣と話し合いを行った。我々は合意に達する必要があるが、交渉は一歩ずつ進んでいる。まもなく合意に達すると言って問題はないだろう」
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