ユーロでベスト8、初のW杯出場を目指すアイスランド代表メンバーが発表!《ロシアW杯欧州予選》

2017.09.29 13:21 Fri
Getty Images
アイスランドサッカー協会(KSI)は28日、10月に行われるロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選に臨むアイスランド代表メンバー25名を発表した。

▽初出場となったユーロ2016でベスト8に進出する躍進を見せたアイスランドは、初のW杯出場を懸けて残り2戦に臨む。今回のメンバーには、エバートンのMFギルフィ・シグルドソンやアウグルブルクのFWアルフレッド・フィンボガソンらが招集されている。
▽アイスランドは、クロアチア、ウクライナ、トルコ、フィンランド、コソボと同じグループIに属し、8試合を終えて5勝1分け2敗の勝ち点16で2位に位置。10月6日にアウェイで3位のトルコ代表(勝ち点14)、同9日にホームで6位のコソボ代表(勝ち点1)と対戦する。今回発表されたアイスランド代表メンバー25名は以下のとおり。

◆アイスランド代表メンバー25名
GK
ハンネス・ソール・ハルドーソン(ランダース/デンマーク)
ルーナル・アレックス・ルーナルソン(ノアシェラン/デンマーク)
オグムンドゥル・クリスティンソン(エクセルシオール/オランダ)

DF
ヨーン・グズニ・フィオールソン(IFKノーショーピング/スウェーデン)
ビルキル・マール・サエバルソン(ハンマルビー/スウェーデン)
カリ・アルナソン(アバディーン/スコットランド)
ヒェルトゥル・ヘルマンソン(ブロンビー/デンマーク)
スベリル・インギ・インガソン(ロストフ/ロシア)
ラグナール・シグルドソン(ルビン・カザン/ロシア)
アリ・フレイル・スクラソン(ロケレン/ベルギー)
ハルダール・マグヌソン(ブリストル・シティ/イングランド)
MF
アルノール・スマラソン(ハンマルビー/スウェーデン)
アーノル・イングヴィ・トラウスタソン(AEKアテネ/ギリシャ)
ルナー・マー・シグルジョンソン(グラスホッパー/スイス)
オラフル・インギ・スクラソン(カルデミル・カラビュックシュポル/トルコ)
アーロン・グンナルション(カーディフ/ウェールズ)
ギルフィ・シグルドソン(エバートン/イングランド)
ヨウハン・グズムンドソン(バーンリー/イングランド)
ビルキル・ビャルナソン(アストン・ビラ/イングランド)
エミル・ハルフレドソン(ウディネーゼ/イタリア)
ルリク・ギスラソン(ニュルンベルク/ドイツ)

FW
ヨン・ダディ・ボドバルソン(レディング/イングランド)
アルフレッド・フィンボガソン(アウグスブルク/ドイツ)
ビョルン・シグルダルソン(モルデ/ノルウェー)
ビダル・オルン・キアルタンソン(マッカビ・テル・アビブ/イスラエル)

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スイス戦に臨むアイスランド代表メンバー発表!シグルドソンやビャルナソンを順当に選出《UEFAネーションズリーグ》

▽アイスランドサッカー協会(KSI)は5日、今月のUEFAネーションズリーグ2018-19、スイス代表との国際親善試合に向けた同国代表メンバー24名を発表した。 ▽UEFAネーションズリーグ(UNL)2018-19・リーグA・グループ2に属するアイスランドは先月8日に行われた初戦のスイス戦を0-6と大敗。さらに11日に行われたベルギー代表戦も0-3と敗戦し、連敗を喫していた。 ▽チームを率いるエリック・ハムレーン監督は、MFギルフィ・シグルドソン(エバートン)やMFビルキル・ビャルナソン(アストン・ビラ)、DFラグナル・シグルドソン(FCロストフ)といった主力を選出した。 ▽アイスランドは、11日にフランス代表とアウェイで国際親善試合を行い、15日にスイスとホームで対戦する。今回発表されたアイスランド代表メンバーは以下の通り。 <span style="font-weight:700;">◆アイスランド代表メンバー24名</span> <span style="font-weight:700;">GK</span> <span style="font-weight:700;">ハネス・ハルドルソン</span>(カラバフ/アゼルバイジャン) <span style="font-weight:700;">ルーナル・アレックス・ルーナルソン</span>(ディジョン/フランス) <span style="font-weight:700;">オグムンドゥル・クリスティンソン</span>(AEL/ギリシャ) <span style="font-weight:700;">DF</span> <span style="font-weight:700;">ビルキル・マール・サエバルソン</span>(ヴァルル) <span style="font-weight:700;">ホルマル・エイヨルフソン</span>(レフスキ・ソフィア/ブルガリア) <span style="font-weight:700;">ラグナル・シグルドソン</span>(FCロストフ/ロシア) <span style="font-weight:700;">スベリル・インギ・インガソン</span>(FCロストフ/ロシア) <span style="font-weight:700;">ハルダール・マグヌソン</span>(CSKAモスクワ/ロシア) <span style="font-weight:700;">ヨーン・グズニ・フィオールソン</span>(FCクラスノダール/ロシア) <span style="font-weight:700;">アリ・フレイル・スクラソン</span>(ロケレン/ベルギー) <span style="font-weight:700;">カリ・アルナソン</span>(ゲンチレルビルリイ/トルコ) <span style="font-weight:700;">MF</span> <span style="font-weight:700;">アーノル・イングヴィ・トラウスタソン</span>(マルメ/スウェーデン) <span style="font-weight:700;">ヴィクトル・パルション</span>(チューリッヒ/スイス) <span style="font-weight:700;">ルナー・マー・シグルヨンソン</span>(グラスホッパー/スイス) <span style="font-weight:700;">ギルフィ・シグルドソン</span>(エバートン/イングランド) <span style="font-weight:700;">ビルキル・ビャルナソン</span>(アストン・ビラ/イングランド) <span style="font-weight:700;">ヨアン・ベルグ・グズムンドソン</span>(バーンリー/イングランド) <span style="font-weight:700;">ルリク・ギスラソン</span>(サンドハウゼン/ドイツ) <span style="font-weight:700;">エミル・ハルフレドソン</span>(フロジノーネ/イタリア) <span style="font-weight:700;">FW</span> <span style="font-weight:700;">アルフレッド・フィンボガソン</span>(アウグスブルク/ドイツ) <span style="font-weight:700;">ビダル・オルン・キアルタンソン</span>(FCロストフ/ロシア) <span style="font-weight:700;">コルベイン・シグソールソン</span>(ナント/フランス) <span style="font-weight:700;">アルベルト・グズムンドソン</span>(AZ/オランダ) <span style="font-weight:700;">ヨン・ダディ・ボドバルソン</span>(ヴェンシュセル/デンマーク) 2018.10.06 01:25 Sat

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「また夢が叶った」戦禍のウクライナがユーロ出場を掴む! ジンチェンコが勝利を喜ぶ「今の美しい瞬間を楽しみたい」

ウクライナ代表のDFオレクサンドル・ジンチェンコ(アーセナル)が、ユーロ2024出場を喜んだ。 26日、ユーロ2024予選プレーオフ決勝が行われ、ウクライナ代表はアイスランド代表と対戦した。 試合は30分にアルベルト・グズムンドソンがネットを揺らしてアイスランドが先制。そのまま後半に入ると54分にビクトル・ツィガンコフのゴールで同点とする。その後はウクライナが攻めつつもゴールが生まれなかったが、84分にミハイロ・ムドリクが逆転ゴール。そのまま2-1で勝利し、ユーロ出場が決定した。 ロシアによる軍事侵攻が今なお続いているウクライナ。戦禍の母国に大きな勇気を与えるユーロ本大会進出となった中、『UEFA.com』でキャプテンのジンチェンコがコメント。ファンへの感謝を示し、この瞬間を味わいたいとした。 「素晴らしい気分だ。また夢が叶ったのでとても嬉しい。ファンのみんなに感謝したいと思う。この困難な時期でも驚くほど助けてくれた」 「また早い段階で失点してしまい、同点ゴールを目指して追いかけなければならなかったのは良くないことだけど、最終的にはゴールすることができた」 「確かにもっと注意を払い、失点を避けるために試合の初めからより大きな意欲を示さなければいけない。でも、僕はこのチームを誇りに思っている。僕たちにはとても優れた選手がおり、ユーロ2024でそれを見せる機会があるだろう」 「今日の時点ではまだ遠い位置にいるけど、僕の夢は決勝だということは今は言わないことにする。予選を戦った今の美しい瞬間を楽しみたい」 2024.03.27 09:58 Wed

ウェールズやポーランド、ウクライナなど強豪国が順当にPO決勝へ!【ユーロ2024予選】

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ユーロ2024のプレーオフ組み合わせ決定! 残り3カ国を12カ国が3つのトーナメントで争う【ユーロ2024】

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ブルーノ・フェルナンデス&オルタ弾でアイスランドを下したポルトガルが全勝で予選突破【ユーロ2024予選】

ポルトガル代表は19日、ユーロ2024予選最終節でアイスランド代表と対戦し2-0で勝利した。 ユーロ予選9連勝中の首位ポルトガル(勝ち点24)は、3日前に行われたリヒテンシュタイン代表戦からスタメンを6人変更。ゴンサロ・ラモスやジョタ、ネヴェス、GKジョゼ・サらに代えてパリーニャやオタビオ、ルベン・ディアス、GKジオゴ・コスタらをスタメンで起用した。 他グループの結果次第でプレーオフへの望みを残しているアイスランドに対し、立ち上がりから攻勢を続けるポルトガルは7分にブルーノ・フェルナンデスのパスでボックス左まで侵入したオタビオのクロスが直接ゴール方向へ飛び、クロスバー直撃。 格下相手にホームで圧倒するポルトガルは37分、ボックス右から侵入したベルナルド・シウバのヒールパスを受けたブルーノ・フェルナンデスがペナルティライン付近から鋭いシュートをゴール左隅に突き刺した。 迎えた後半も主導権を握るポルトガルは、62分にベルナルド・シウバとジョアン・マリオを下げてリカルド・オルタとラファエル・ゲレイロを投入。すると66分、フェリックスがボックス左からシュートを放つと、相手GKがファンブルしたボールをC・ロナウドが詰める。このシュートもGKヴァルディマルソンのブロックに阻まれたが、こぼれ球に素早く反応したオルタが無人のゴールにシュートを流し込んだ。 追加点を奪ったポルトガルは、試合終了間際にトラウスタソンに決定機を許したが、ゴール前のパリーニャに当たったボールはクロスバー直撃。結局、試合はそのまま2-0でポルトガルが勝利。ユーロ予選を全勝で突破した。 ◆グループJ 結果 ポルトガル 2-0 アイスランド リヒテンシュタイン 0-1 ルクセンブルク ボスニア・ヘルツェゴヴィナ 1-2 スロバキア ◆グループJ 順位表 勝ち点(勝ち/引き分け/負け)得失点 1.ポルトガル 30(10/0/0)+34 2.スロバキア 22(7/1/2)+9 ―――ユーロ本大会出場――― 3.ルクセンブルク 17(5/2/3)-6 4.アイスランド 10(3/1/6)1 5.ボスニア・H 9(3/0/7)-11 6.リヒテンシュタイン 0(0/0/10)-27 2023.11.20 06:47 Mon

雪国の過酷な環境で育ったグズムンドソン、セリエAで注目度高まるエレガント・ドリブルの原点を明かす「雪だらけでも道端でも…」

ジェノアのアイスランド代表MFアルベルト・グズムンドソン(26)がスペインメディアのインタビューに応じた。 ジェノアのグズムンドソン。この名前にピンとくる人はあまりいないだろう。AZ時代は日本代表DF菅原由勢とチームメイトだったが、2021-22シーズン途中にジェノアへ移籍し、昨季はセリエBでプレー。今季からセリエAに戻ってきた。 ただ、今季の活躍はにわかに注目を集めており、ここまでセリエA全9試合出場で3ゴール。アルベルト・ジラルディーノ監督率いるチームで2トップの一角を担い、自由なボールの受け方やエレガントなドリブル、切れ味鋭いシュートなどなど、対戦相手を悩ます非常に怖い存在となっている。 この活躍はイタリアを超えてスペインまで届いているようで、スペイン『Relevo』がグズムンドソンへのインタビューを実施。アイスランド産のドリブラーは、自身のプレースタイルは少年時代に磨かれたものと明かしている。 「欧州全体がどうとかは言えないけど、子どもたちが路上でサッカーをしている姿を最近ほとんど見かけないんだ。僕はアイスランドしか知らないけど、近年はアイスランドでも学校や街中に人工芝のピッチがたくさん作られ始めた。そもそも雪国ゆえにストリートサッカーが難しいっていうのはあるけどね」 「ストリート、人工芝、天然芝…どんな環境でサッカーをしたって成長につながることは間違いない。僕は子どものころに道端でボールを蹴ってたし、学校へ行けばコンクリートの上でサッカーをした。雪だらけでボールがどこへ飛ぶか予測できないピッチでも1人で練習した。雪が積もり過ぎれば今度は屋内でフットサルさ」 雪国アイスランドの出身でありながら、南米の選手かと思わせるような回答をしたグズムンドソン。やはり、好きな選手も南米出身のドリブラーが多い。 「リオネル・メッシはどの瞬間も異次元のレベル。ネイマールもね。そう、僕はネイマールを心から愛してるんだ。子どもたちは皆ネイマールのような選手が好きだろ? 今なら…そうだな、レアル・マドリーのヴィニシウス・ジュニオールだね。彼のドリブルはとっても上手で、観るのが楽しい」 生粋のドリブラー・グズムンドソン。26歳と決して若手ではないが、現在の活躍が続けば、来年の今頃はビッグクラブにいるかもしれない。 2023.10.24 18:40 Tue

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6月6日のアウェー・ミャンマー戦と11日の広島でのシリア戦に臨む日本代表26人が昨日24日に発表された。すでに2次予選は突破が決まっているため、国内組を中心にチームを作るプランもあったかもしれないが、森保一監督は海外組も含めてほぼベストメンバーを招集した。何事にも万全を期す、森保監督らしい人選と言える。 GKの前川黛也、大迫敬介、谷晃生の3人は順当なところ。3人とも今シーズンのJ1リーグで実力を証明している。鈴木彩艶と小久保怜央ブライアンはしばらく五輪に専念という事情もある。これまでの出場数では大迫がリードしているが、前川と谷には高いレベルでのポジション争いを期待したい。 DF陣については、パリ五輪のOA枠候補として名前のあがっている板倉滉と町田浩樹、谷口彰悟だが、「現段階で森保監督にOA枠について伝える状況ではない。できればU-23の話は(メンバー発表の)30日にまた発表させていただきます」と山本昌邦NTDは話すにとどめた。 長友佑都に関しては、3月の北朝鮮戦に続いての招集だが、その理由は当時と変わらないだろう。森保監督は「まずはプレーヤーとして選んだ」と言うものの、彼のファイティングスピリットとムードメーカーとしての精神的支柱を期待しての招集だろう。 逆に右SBの主力選手と思われていた毎熊晟矢がメンバー外になった。その理由を森保監督は「コンディションを見ながら決めさせていただいている。代表は約束された絶対な場所ではない」と明かした。1月のアジアカップで精彩を欠いた菅原由勢の奮起を期待する部分もあるのではないだろうか。 攻撃陣では北朝鮮戦で復帰し決勝ゴールを決めた田中碧に続き、ラツィオで復活した鎌田大地の復帰も明るい材料と言える。3月に続いての代表となる小川航基も楽しみな存在だ。上田綺世とのポジション争いに期待したい。 一方で残念なのは、まだ負傷が癒えていない三笘薫と、スピードスター伊東純也の招集が見送られたことだ。負傷の三笘は仕方ないとして、伊東に関しても「結論から言うと3月と状況が変わらないし、彼のために招集しませんでした。彼がスタッド・ランスでプレーしているところは日頃から確認していて、確実に戦力になるのは評価している。ただ3月と同じで、代表として来る場合、彼にプレッシャーがかかることが起こりえる」と、サッカー以外で注目を集めてしまうことを懸念しての招集断念であると話した。 彼ら2人の代わりと期待されているのが相馬勇紀であり前田大然、中村敬斗だろうが、まだ絶対的な存在にはなれていない。ここらあたりが森保ジャパンの悩ましいところであり、アジアカップでベスト8止まりに終わった一因ではないだろうか。 最後に久保建英と鈴木唯人に関しては「長い時間をかけてU-23(パリ五輪)の招集をクラブとやりとりしてきました。その中で鈴木と久保はFIFAルールで招集できない。クラブができない」(山本NTD)ということから、招集に強制力のあるA代表の活動に専念するようになった。 リーグ戦とカップ戦に加え、久保はCLも戦っただけに、オフをしっかり取って休養することも必要だろう。6月の2試合は、いわば消化試合のようなもの。くれぐれもケガには細心の注意を払ってもらいたい。 <hr>【文・六川亨】<br/><div id="cws_ad">1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。日本サッカー暗黒の時代からJリーグ誕生、日本代表のW杯初出場などを見続けた</div> 2024.05.25 18:00 Sat

オーストラリア代表が6月のW杯予選で若手をテスト? 主将は招集外濃厚、バイエルン移籍の18歳を初招集か

オーストラリア代表は、6月に開催される2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア二次予選のラスト2試合で若手をテストか。 豪代表は日本代表と同じく、W杯アジア二次予選の突破が決定済み。現在I組首位で2位パレスチナ代表とは勝ち点「5」差…そのパレスチナおよびバングラデシュ代表と対戦する6月で勝ち点1でも積めば、ほぼ確実に首位突破だ。 そんなこんなで新戦力、また若手をテストする余地がある模様。豪『news.com.au』によると、キャプテンで正守護神のGKマシュー・ライアン(32)は6月招集外になる見込みという。 また、オランダ1部・エールディビジのAZで日本代表DF菅原由勢とチームメイトのライアンは、6月末の契約満了に伴う退団が濃厚。豪代表としては、不動の正GKに6月を新天地探しに専念してもらう意向だ。 これに伴い、6月6日のバングラデシュ戦、11日のパレスチナ戦は、アジア杯後にプレミアリーグのアストン・ビラへ移籍した通算2キャップのGKジョー・ガウチ(23)がゴールマウスを守ることになるとみられている。 なお、豪代表のグラハム・アーノルド監督は、U-23豪代表がパリ五輪行きを逃したことを恩恵として捉え、この世代の選手に初めて声をかける可能性も。 今夏バイエルンへ移籍するアデレード・ユナイテッドのFWネストリ・イランクンダ(18)を、ドイツ渡航前にA代表デビューさせることを検討し、ラージリストに含めているとのことだ。 アーノルド監督は、25日に行われるAリーグ・メン(豪1部)のオールスターゲームを視察したうえで、6月の最終メンバー23人を選定する。 2024.05.23 17:20 Thu

韓国代表が元神戸FWキム・ドフン氏を暫定監督に任命…蔚山でACL制覇などの実績、6月の2試合を担当

大韓サッカー協会(KFA)は20日、指揮官不在の韓国代表に関して、キム・ドフン氏(53)暫定的に指揮を執ることを発表した。 韓国代表は、アジアカップ終了後にユルゲン・クリンスマン監督を解任。その後新監督探しの時間がなく、U-23韓国代表を指揮するファン・ソンホン監督が暫定指揮。3月の北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選を戦っていた。 その後、6月の北中米W杯アジア2次予選に向けて監督探しを再会。しかし、候補として名前が浮上していたジェシー・マーシュ氏はカナダ代表監督に就任するなど、後任が見つからない状況だった。 キム・ドフン氏は、現役時代は韓国代表のストライカーとしても活躍。“コリアン・ボンバー(爆撃機)”の愛称で親しまれ、全北現代ダイノス(現:全北現代モータース)、城南一和(現:城南FC)でプレー。また、1998年から1999年にはヴィッセル神戸dメオプレーし、2シーズンで58試合27ゴールと得点を量産した。 引退後は指導者となり、2015年に仁川ユナイテッドで初となる監督に就任。2017年からは蔚山現代FC(現:蔚山HD FC)で指揮を執り、コロナ禍の2020年のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を制して退任。2021年からはシンガポールのライオン・シティ・セーラーズで監督を務めていたが、2022年7月に相手コーチと取っ組み合いの喧嘩をし、頭突きなどの暴力行為で解任されていた。 KFAは監督の選任は続いているものの、6月のW杯予選に間に合わない可能性を考慮し、暫定的にキム・ドフン氏が指揮を執ると発表した。 「代表チーム監督選定のための交渉が継続されており、6月のAマッチ前まで監督選任が終わらない可能性がある。この場合を備え、今日(20日)午前、国家代表電力強化委員を開き、この問題を議論し、その結果、6月の2試合を引き受ける臨時監督でキム・ドフン監督を選任することにした」 また、キム・ドフン氏については「キム・ドフン監督は指導者として多様なキャリアを築きながら能力と成果を見せた」と評価。「シンガポールリーグでチームを優勝に導くなど、現地環境をよく知っている点も背景として作用した」と、これまでの指導実績をもとに選んだとした。 2024.05.20 18:20 Mon

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