川辺駿が古巣・広島に復帰か? 給与未払いなど財政問題抱えるスタンダール・リエージュに退団を要請…移籍金は5億円か

2024.07.29 18:07 Mon
川辺駿はベルギー1年目で7ゴール9アシストの活躍
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川辺駿はベルギー1年目で7ゴール9アシストの活躍
クラブとの給与問題が発生している日本代表MF川辺駿(28)だが、クラブに対して移籍許可を要請したという。

2023年7月にウォルばーハンプトンから完全移籍で加入した川辺。2023-24シーズンはジュピラー・プロ・リーグでプレーオフを含め36試合に出場し7ゴール9アシストを記録。チームの中心選手として活躍した。
しかし、スタンダール・リエージュは大きな債務問題を抱えている状況に。経営権を持つアメリカの投資会社『777パートナーズ』が7億ユーロ(約1165億円)の債務を抱えているとのこと。複数の訴訟問題が発生しており、保有するクラブの売却に動いているとされていた。

さらに、選手たちへの給料の未払いも発覚。その問題は一向に解決される気配がないという。

ベルギー『Voetbal Belgie』によれば、川辺は残り3年の契約がありながらも、クラブへ移籍要望を提出。少しでもコストをカットしたいクラブは当然その要求を許可したという。
川辺に対しては、古巣でもあるサンフレッチェ広島が獲得に動いており、移籍金300万ユーロ(約5億円)を提示する見込みだとされている。スタンダール・リエージュは借金を返すために資金が欲しいため、移籍の交渉がどうなるのか。ただ、ウォルバーハンプトンからは150万ユーロ(約2億5000万円)で加入しており、利益は出るものと見られている。

川辺は広島の下部組織育ちで、ジュビロ磐田への期限付き移籍を経て、2021年7月に海外挑戦。スイスのグラスホッパーへ加入すると、2022年1月には同グループのウォルバーハンプトンへ完全移籍。ただ、ウォルバーハンプトンでプレーすることはなく、グラスホッパーへレンタルで出され、昨夏スタンダール・リエージュに加入していた。

広島は、今夏日本代表MF川村拓夢がレッドブル・ザルツブルクへ、MF野津田岳人がタイのBGパトゥム・ユナイテッドへと完全移籍しており、ボランチを務める選手の補強が必要な状況だった。

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日本人対決を制したシント=トロイデンが開幕白星発進!伊藤、山本、川辺がベルギー公式戦デビューを飾る【ジュピラー・プロ・リーグ】

ジュピラー・プロ・リーグ開幕節のシント=トロイデンvsスタンダール・リエージュが30日に行われ、1-0でシント=トロイデンが勝利した。 今夏、アルビレックス新潟からMF伊藤涼太郎、FC東京からDF小川諒也、ガンバ大阪からMF山本理仁、横浜F・マリノスからMF藤田譲瑠チマを獲得したシント=トロイデンは、GKシュミット・ダニエルと伊藤をスタメンで起用。残留したFW岡崎慎司、DF橋岡大樹、山本がベンチスタート。小川と藤田はベンチ外となった。 一方、今夏にウォルバーハンプトンからスタンダール・リエージュに加入したMF川辺駿は[4-2-3-1]のダブルボランチの一角でスタメン出場している。 試合は一進一退展開が続く中、シント=トロイデンは13分にチャンス。敵陣でのボール奪取からショートカウンターを狙ったアブバカリ・コイタが倒されると、こぼれ球をペナルティアーク手前の伊藤が右足で狙ったが、シュートはわずかにゴール左に外れた。 膠着状態が続く中、シント=トロイデンは42分に自陣でボールをロストするとノア・オハイオにボックス手前からシュートを許したが、これはGKシュミット・ダニエルが難なくキャッチした。 迎えた後半もゴールレスの時間が続くと、スタンダール・リエージュは62分に川辺らを下げてロメイン・マンドルらを投入。一方、シント=トロイデンも65分に伊藤を下げてオリヴィエ・デュモンをピッチに送り出した。 すると、先に決定機を創出したのはシント=トロイデン。78分、右CKをファーサイドでこぼれ球に反応したブルーノ・ゴドーのクロスをマッテ・スメットが頭で合わせたが、シュートはゴールカバーに入ったDFのブロックに阻まれた。 ゴールレスのまま終盤に差し掛かり、シント=トロイデンは85分、ファティ・カヤとマティアス・ドローゲ=クニーペルフを下げて岡崎、山本を投入。すると直後の86分、右サイドでスローインを受けたコイタがバイタルエリア中央右まで切り込み左足一閃。ややアウト回転のかかったシュートはGKから逃げるようにしてネットを揺らした。 結局、これが決勝点となり、フィンク体制初陣を勝利で飾ったシント=トロイデンが開幕戦白星スタートを切った。 シント=トロイデン 1-0 スタンダール・リエージュ 【シント=トロイデン】 コイタ(後41) 2023.07.31 04:20 Mon
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川辺駿所属のスタンダール・リエージュが監督解任! 1カ月以上勝利なしの成績不振で

スタンダール・リエージュは12月31日、カール・フーフケンス監督(45)の解任を発表した。 ジュピラー・プロ・リーグ10度の優勝を誇るベルギーの名門、スタンダール・リエージュ。今季からは川辺駿が所属している。 だが、その今季はベルギー代表選手だったフーフケンス新監督のもと、ここまで5勝8分け7敗の9位。11月下旬から未勝利だった。 このウィンターブレイク中に「不本意な成績を受けて」動いたクラブは「ここ数カ月におけるカールの献身に感謝したい」と謝意を伝えた。 なお、後任については「これからトップチームの新しい監督を探し始める」という。 2024.01.01 10:00 Mon

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