「とても困難な日々だった」誘拐から12日で解放されたルイス・ディアスの父が語る日々…犯人4名は逮捕、犯罪組織も解体へ

2023.11.12 22:55 Sun
【動画】無事に誘拐犯から解放されたルイス・ディアスの父親

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10人ウルブスに勝利のリバプール、クロップのラストマッチを白星で飾る【プレミアリーグ】

リバプールは19日、プレミアリーグ最終節でウォルバーハンプトンをホームに迎え、2-0で勝利した。リバプールのMF遠藤航はフル出場している。 前節アストン・ビラに引き分け、最終節を前に優勝の可能性が潰えた3位のリバプール(勝ち点79)は、クロップ監督のラストマッチとなる中、遠藤が引き続き[4-3-3]の中盤アンカーで先発となった。 13位のウルブス(勝ち点46)に対し、ガクポ、サラー、ルイス・ディアスの3トップで臨んだリバプールが立ち上がりから押し込むと、13分にファン・ダイクのミドルでGKを強襲。 その後、17分にファン・ヒチャンに際どいシュートを打たれたものの、27分に数的優位となる。N・セメドがマク・アリスターの足にスパイクを入れると、VARの末に一発退場となった。 10人となったウルブスに対し、リバプールは34分に先制する。右サイドからのエリオットの左足クロスをマク・アリスターがヘッドで流し込んだ。 さらに40分、CKの流れからサラーのシュートをゴール前に詰めたクアンサーが押し込んで2-0とし前半を終えた。 迎えた後半開始5分、バックパスをガクポがカットした流れからルイス・ディアスがバー直撃のシュートを浴びせたリバプールが引き続き攻勢をかけていく。 69分にはサラーが3点目に迫った中、マク・アリスター、ルイス・ディアス、アーノルドをお役御免としていく。 終盤の86分にはドハーティにネットを揺らされたもののオフサイドで助かったリバプールは2-0でシャットアウト勝利。クロップ監督のラストマッチを勝利で飾っている。 2024.05.20 02:24 Mon

「私が想像できる最大の名誉」クロップ監督ラストマッチを前にアンフィールドで特別セレモニー…スタンドに集まったスタッフとトロフィーと記念写真

リバプールとの別れが近づいているユルゲン・クロップ監督。リバプーるは指揮官への感謝と愛情を示し、監督も応えた。 リバプールの指揮を執り始めて9シーズン。プレミアリーグ初優勝やチャンピオンズリーグ(CL)優勝など、7つのタイトルを獲得。リバプールを常勝軍団の1つに押し上げていた。 今シーズンもEFLカップ(カラバオカップ)を制していた中、プレミアリーグも優勝争いをしていたが、終盤に失速することとなった。 クロップ監督にとっては、19日に行われる最終節のウォルバーハンプトン戦がリバプールのラストマッチに。その前に、本拠地アンフィールドではクラブから素晴らしいセレモニーが行われた。 リバプールはその様子をSNSにアップ。カジュアルな服装でアンフィールドのトンネルを駆け出たクロップ監督。すると、メインスタンドには大勢の人々が整列して座っている。 階段には赤い絨毯が敷かれ、クロップ監督が手にした7つのトロフィーが並べられることに。スタンドに座っていたのは、リバプールで共に仕事をしてきたスタッフたち。拍手でクロップ監督を出迎えた。 驚きの表情も見せるクロップ監督。スタッフたちとの印象的な集合写真は、クラブからの感謝の気持ちを愛情が感じられるものに。そして、クロップ監督は、スタッフやファンなどサポートしてくれた人々へのメッセージも残している。 「絶対に誰も忘れることのないようなフットボールの物語を生み出すことはできますか?」 「契約にサインする前からクラブを愛していることは分かっていた。それは私が想像できる最大の名誉です」 「ここはケニー(・ダルグリッシュ)のクラブ、スティーブン・ジェラード、ビル・シャンクリーのクラブだ。スカウザーズはとてもオープンでとても温かい」 「私が今の仕事ができているのは、人々がとても情熱を持っているからだ。あらゆる人々の関わりが素晴らしく、スタジアムで生み出せる感情は、この街にいる人間だけが持つ感情だ」 「これらは我々が決して忘れることのない瞬間であり、これらの瞬間をできるだけ多く集めることが人生というものだ。それはあなたのためであり、あなたのためにそれを行うことは光栄だ。なんてクラブなんだ。そしてあなたたちがこのクラブを作ったのだ」 栄光の9年間を終えるクロップ監督。ホームで迎えるラストマッチ後には、大きな拍手で送り出されることになるだろう。 <span class="paragraph-title">【動画】クロップ監督への愛情! 獲得したトロフィーとクラブスタッフとスタンドで集合写真!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/reel/C7EzRS1tyv1/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/reel/C7EzRS1tyv1/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; 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ケガに泣かされリバプール退団のチアゴ…欧州でのキャリア継続を希望か

リバプール退団が決まった元スペイン代表MFチアゴ・アルカンタラ(33)だが、今後のキャリアについて方針をすでに決めているようだ。 チアゴは2020年9月に、バイエルンからリバプールへ加入。試合に出場すれば卓越したボールコントロールと圧巻のパスでファンを沸かせたが、度重なる負傷に苦しめられたこともあり、シーズンを通じてパフォーマンスを披露することは叶わなかった。 今シーズンも負傷続きの1年を送っており、ここまでわずか1試合、5分間の出場のみ。リバプールとの契約は今季限りとなっていたが、契約延長に向けた交渉が開かれることはなく、17日に退団が発表された。 すでに33歳となり、今後のキャリアが注目されるチアゴ。そんな中、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、本人は引き続き欧州でのキャリア継続を望んでいるようだ。 すでにリバプールのトレーニングに復帰しているチアゴに対しては、欧州の複数クラブからアプローチがある模様。欧州外からのオファーも存在するようだが、本人の希望もあり来シーズンも欧州でのプレーが見られる可能性は高いだろう。 2024.05.19 18:10 Sun

「さよならを言う時が来た」リバプール退任のクロップ監督、ラストマッチを前にファンへ別れのレター「永遠に心に残る思い出を作った」

リバプールのユルゲン・クロップ監督が、ファンに向けて感謝と別れを告げた。 クロップ監督は今年1月、9シーズンにわたって率いてきたリバプールを今季限りで退任すると発表。これまでチャンピオンズリーグ(CL)やプレミアリーグ、クラブ・ワールドカップ(CWC)など数多くのタイトルを獲得してきた名将のリバプールでの旅は、19日に行われるプレミアリーグ最終節のウォルバーハンプトン戦で終えることになる。 リバプールを長く続いた低迷から救い出した手腕はもちろん、そのカリスマ性や人柄で多くのファンを魅了してきたクロップ監督。残念ながらシーズン終盤の失速でプレミアリーグのタイトル争いからは脱落し、すでにリーグ3位が確定しているものの、最終節のアンフィールドでは別れを惜しむファンからの大声援が起こるのは間違いない。 そんな中、クロップ監督は地元紙であるイギリス『リバプール・エコー』で、リバプールの人々に向けたレターを公開。街への愛情とファンへの感謝を、あふれる想いと共に綴っている。 「エコーの読者の皆さん。リバプールに来るまで、私は新聞社に手紙を書いたことはなかった。それが今、私はリバプール・エコー紙に向けて2通目となる手紙を書いている。いくつかのことを、読者のあなたに伝えたいからね」 「(手紙を書いた理由の)一つ目は、私がもう『そういう年』になったのだということ。2つ目は、この街で大きな役割を果たしている新聞だということ。3つ目は、この新聞が私にとって、この街に住むできるだけ多くの人たちと話すための素晴らしい手段だということだ」 「とはいえ、最も大きな理由は、私がさよならを言う時が来たということだ。これについてはもはやニュースにならないと承知している。ただそれでも、みんなに伝えることが重要だった」 「私にとって、リバプールは両手を広げてくれる街だ。どこの出身であろうと気にせず、息子のように迎えてくれる場所。そして、私にそんな素晴らしい特権を許してくれたことについては、これほど誇らしい出来事はない」 「こんなにも歓迎してくれた街に対しては、きちんとした別れの機会が与えられるべきだと思う。今すぐにでも話したいことは山ほどあり、語りたい特別な瞬間もたくさんある。ピッチの内外で、我々は永遠に心に残る思い出を作ったのだ」 「だが、この街とその素晴らしい人々を思うとき、私が心に刻む最大の教訓は、スカウサー(リバプールの人々)の辞書に『諦める』という文字は絶対に載っていないということだ」 「この街の出身者は戦う準備ができているだけでなく、実際に戦いたいと思っている可能性が高い。それだけでなく、どんな状況でも団結して立ち向かう姿は、たとえ不利な状況でも勝利は可能だと理解しているんだ。私はそんな彼らが、言葉では言い表せないくらい好きだよ」 「だからこそ、私にとって最も誇らしい瞬間のひとつは、リバプールで自由を与えられたことだ。街の指導者たちは、黒い森からやってきた私にまるで仲間であるかのように話しかけてくれ、その栄誉を授けてくれた。これは私の人生における最大の特権の一つだ」 「成功の瞬間を人々と分かち合うことは、どのクラブにいても特別だ。だが、リバプールはそれをまったく新しいレベルに引き上げてくれたよ。2022年に起こった大きな失望(CL決勝での敗北)の翌日がそうであり、さらに特別なものになった」 「そして、私はここがフットボールの街であることも大好きさ。リバプールのどこに行っても、誰と話しても、人々はフットボールの話をしたがる。ただのおしゃべりではない。一言一言に、情熱とフットボールへの愛がこもっているんだ」 「もちろん、私はレッドサイド(リバプール)の人間で、これからもそうであり続けるだろう。だが、ブルーサイド(エバートン)にも同じことが言えると私は経験から知っている。マージー川の近くに住んでいれば、人々にこうした影響を与えるのは明らかだ」 「明日は、私がリバプールの監督を務める最後の機会だ。再びサポーターに誇れるような試合をしたいと思うが、一緒に過ごした時間を思い出す機会でもあるだろうね」 「私にとってこれらの思い出はすべて、ここで過ごした時間に対する愛、感謝と共にやってくるだろう。リバプールは我々が住み、働いた街であると同時に、恋に落ちた場所でもある。多くの恩があるんだ」 「今の私に残されているのは、みんなの未来に幸多かれと祈ることだけだ。リバプールはそれに値する。あなた方はそれに値するのだ。ありがとう。すべてに感謝している。ありがとう」 2024.05.19 15:10 Sun

【プレミアリーグ最終節プレビュー】シティの前人未踏4連覇か、アーセナルの20季ぶり歓喜か…運命の最終戦

先週末に行われた第37節では三つ巴のタイトルレースからリバプールが脱落。優勝チームはマンチェスター・シティ、アーセナルの2強に絞られた中、ミッドウィークに開催された第34節延期分のトッテナム戦を制したシティが首位に浮上し、運命の今季最終節を迎えることになった。 最終節を前にした両者の戦績は首位のマンチェスター・シティが勝ち点88、得失点差が「+60」、総得点が93点。2位のアーセナルが勝ち点86、得失点差が「+61」、総得点が89点となっている。 そして、優勝条件はシティがアーセナルと同条件以上の結果、アーセナルは勝利且つ、シティが引き分け以下に終わることが必須だ。 対戦相手の結果に関係なく勝利で前人未踏のプレミア4連覇を決められるシティは、本拠地エティハド・スタジアムで9位のウェストハムを迎え撃つ。対戦相手はモイーズ体制ラストマッチではあるものの、9位が確定しており、リーグ戦での対戦成績も16戦無敗(13勝3分け)と圧倒的。さらに、エティハドでは7連勝中と地力に加え、データ面を鑑みれば勝ち点3を取りこぼす可能性は非常に低い。 トッテナム戦で負傷した守護神エデルソンが眼窩底骨折で不在となるが、そのスパーズ戦で2-0の勝利の立役者となった控えGKオルテガの存在は心強い。2シーズン連続得点王確実のFWハーランドも状態を上げており、ホームでの偉業達成に死角はない。 一方、同じロンドン勢のハマーズのアシストに期待しつつ、逆転での悲願達成を狙うアーセナルは、PSR違反による勝ち点8減点という思い枷を撥ね返して残留を確定させた15位のエバートンとエミレーツ・スタジアムで対戦する。 前節、マンチェスター・ユナイテッドを1-0で下して5連勝と安定感際立つアルテタのチームだが、対戦相手も直近4勝1分けで且つ4試合でクリーンシートを記録する侮れない相手だ。また、直近は2連勝中も過去10試合の戦績は4勝5敗1分けと負け越しており、圧倒的に分がいいホームゲームとは言えどもタフな戦いを強いられるはずだ。逆転優勝に向けて勝利が絶対条件となる中、同時刻開催のシティに圧力をかけるためには開始早々の先制点を含め前半からのゴールラッシュを狙っていきたい。 前節と第34節延期分の結果、4位確定アストン・ビラのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得が決定。また、残り1つの降格枠も17位のノッティンガム・フォレスト(勝ち点29)との得失点差12という圧倒的な差によって、18位のルートン・タウン(勝ち点26)の事実上の降格が確定。これにより、優勝争いを除く最終節の注目はヨーロッパリーグ(EL)、カンファレンスリーグ(ECL)の出場権争いに向けられる。 ミッドウィーク開催の延期分でシティに0-2の敗戦を喫し、逆転でのトップ4の可能性が潰えた5位のトッテナム(勝ち点63)は、勝ち点3差且つ得失点差で上回る6位チェルシー(勝ち点60)の思わぬ追走を受けており、最下位のシェフィールド・ユナイテッドとのアウェイゲームでは引き分け以上の結果を残し、自力でのEL出場権確保を狙う。 MFサールのゼロトップ、DFファン・デ・フェンの左サイドバック起用など変化を加えた中、王者相手に善戦した一方、ポステコグルー監督は宿敵アーセナルの優勝を回避するためシティの勝利を望む姿勢を見せた一部クラブスタッフやファンの態度に激高。近年タイトルから大きく遠ざかるクラブ内外の振る舞いに憤りを示し、改めて大きな改革の必要性を説いた。その反省を踏まえて臨む最終節では格下相手にしっかりと勝ち切り、紆余曲折のシーズンを最後は白星で締めくくりたい。 一方、シーズン序盤、中盤戦の混迷を脱して最終盤の4連勝でEL出場権獲得に迫るチェルシー。EL出場権確保にはトッテナムの取りこぼしか、FAカップでのシティの優勝と他力本願の形とはなるが、敗れると7位のニューカッスル(勝ち点57)に抜かれて欧州出場権を逃す可能性もあるだけに、11位のボーンマス相手の今季ホーム最終戦をしっかりとモノにしたい。インテンシティの高い難敵チェリーズ相手に絶好調のMFパーマー、FWジャクソンらを中心にしっかりとチャンスで決め切りたい。 ホーム最終戦となった前節のニューカッスル戦で意地の勝利を収めた8位のマンチェスター・ユナイテッド(勝ち点57)だが、得失点差の悪さによって逆転での欧州出場権獲得は非常に困難な状況だ。そのため、10位のブライトンとのアウェイゲームでしっかりと結果を残しつつ、来週末に控えるFAカップ決勝のマンチェスター・ダービーに備えたい。決勝でのスタメン入りに向けてDFマルティネスら負傷上がりの選手にプレータイムを与える可能性もありそうだ。 前節のアストン・ビラ戦のドローによってわずかに残された逆転優勝の可能性が潰えた3位のリバプールは、13位のウォルバーハンプトン相手にアンフィールドでクロップ体制ラストゲームを戦う。この一戦に先駆けてはMFチアゴ、DFマティプの退団も発表され、よりエモーショナルな形での今季最終戦となる。ドイツ人指揮官への感謝、ひとつの時代の終焉を迎える一戦ではホームチーム全員が笑顔と涙で終われるような試合を期待したいところだ。 その他では1シーズンでの降格が決定的なDF橋岡大樹を擁するルートンやバーンリーには1年での1部復帰に繋がる戦いを期待しつつ、今季最終盤の戦いを盛り上げたクリスタル・パレスと、4位大躍進のアストン・ビラの実力者対決にも注目だ。 ◆プレミアリーグ最終節 ▽5/19(日) 《24:00》 アーセナル vs エバートン ブレントフォード vs ニューカッスル ブライトン vs マンチェスター・ユナイテッド バーンリー vs ノッティンガム・フォレスト チェルシー vs ボーンマス クリスタル・パレス vs アストン・ビラ リバプール vs ウォルバーハンプトン ルートン・タウン vs フルアム マンチェスター・シティ vs ウェストハム シェフィールド・ユナイテッド vs トッテナム 2024.05.19 12:00 Sun