「チェルシーは来週も全力でくる」 アンチェロッティは先勝も気抜かず

2023.04.13 09:55 Thu
Getty Images
レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督が勝ち誇った。欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイト『UEFA.com』が報じている。
PR
12日のチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグでチェルシーをホームに迎え撃ったレアル・マドリーは21分にカリム・ベンゼマのゴールで先制。59分にベン・チルウェルの退場で数的優位に立つと、途中出場のマルコ・アセンシオが74分に追加点を奪い、2-0で先勝した。
来週に敵地で行われるリターンレグに向け、大きなアドバンテージを手にしたイタリア人指揮官も「完璧な試合をした。そして、準決勝に勝ち上がるためにロンドンで再びそうする必要がある」と満足感を示すとともに、次も同じ戦いがやれればと語った。

「2ndレグを優位な状況で迎えるのを目標にこの試合に入り、それを達成できた。チェルシーは優れたチームだし、苦しめられる場面もあったがね」

「11人対11人のときにボールを奪い返したり、プレスをかけたりするのに力を注いで、少しエネルギーを消耗してしまった。だが、パフォーマンスに関しては満足だ」
「スタンフォード・ブリッジでも同じような戦いがしたい」

また、フェデリコ・バルベルデダニエル・カルバハルに賛辞の言葉を送ると、2ndレグに改めて触れ、決意を新たにしている。

「結果やパフォーマンスに関しては満足だが、まだ終わってはいない。満足するのは今夜限りにして、スタンフォード・ブリッジでの90分でもファイトし、犠牲を払わないと。まだ終わったわけではない。チェルシーは来週も全力で挑んでくるはずだ」

PR
関連ニュース

レーティング:レアル・マドリー 2-1(AGG4-3) バイエルン【CL】

チャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグ、レアル・マドリーvsバイエルンが8日に行われ、2-1でマドリーが逆転勝利した。この結果、2戦合計スコア4-3でマドリーが決勝に進出している。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。 ※採点は10点満点。及第点は「5.5」、「0.5」刻みで評価。 ▽レアル・マドリー採点 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240508_4_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK 13 ルニン 6.0 クルトワ復帰も引き続きゴールマウスを任されしっかり仕事を果たした DF 2 カルバハル 6.0 出場停止明け。攻守にそつのない働き 22 リュディガー 6.0 失点場面以外では終始安定、逆転弾アシストで帳消し以上の働き 6 ナチョ 6.5 逆転弾に絡む。守備面ではリュディガーと共にケインの働きを最低限に抑える 23 F・メンディ 6.0 サネの突破を全く許さず MF 15 バルベルデ 6.0 スペースへのケア、ボールホルダーへの寄せと地味な部分もしっかりこなす (→ホセル 7.5) この大一番でこの大仕事。値千金の働き 18 チュアメニ 6.0 カウンターをケアするポジショニングに徹した (→カマヴィンガ 6.0) 攻守にしっかり働いた 8 クロース 6.0 ビルドアップで貢献。守備もさぼらず気を利かせた (→モドリッチ 6.0) ビハインド時、しっかり守備に戻ってピンチを救う場面あり 5 ベリンガム 6.0 好調時ほどではないものの、それでもボールに関わった際の存在感は流石 FW 11 ロドリゴ 6.0 ノイアーに止められたが、決定機によく顔を出した (→ブラヒム・ディアス -) 7 ヴィニシウス 7.5 キミッヒが対面でも何のその。突破し続け、逆転劇に貢献 監督 アンチェロッティ 6.5 ホセル投入が大当たり ▽バイエルン採点 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240508_4_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK 1 ノイアー 6.0 再三の好守も最後に落とし穴。痛恨ファンブルで逆転を許す形に DF 6 キミッヒ 5.0 対人に強い闘将がヴィニシウスに翻弄され続けた 4 デ・リフト 6.5 復帰戦で流石の対人能力を示す。キミッヒがやられたカバーをこなす 15 ダイアー 6.5 ポジショニングの良さでゴール前でのピンチを跳ね返した 40 マズラウィ 6.0 いつの間にか守備のスペシャリストに。左右のサイドで起用され期待に応えた MF 10 サネ 5.0 淡泊なプレーが多く、今日は気分が乗っていなかった様子 (→キム・ミンジェ -) 27 ライマー 6.0 いつも通り、球際で働いた 42 ムシアラ 6.0 流石のボールテクニックでアクセントを随所に付けた (→ミュラー -) 45 パブロビッチ 6.0 大舞台での先発抜擢も落ち着いたプレーぶりで試合をコントロール 7 ニャブリ 5.5 一つ好機があったが、クロスを合わせられず。負傷で前半半ばに交代 (→アルフォンソ・デイビス 7.0) ニャブリの居た左MFでそのままプレー。先制点の場面はまさかの右足で豪快シュートを叩き込んだ FW 9 ケイン 6.0 キープ良し、シュート良し、そしてアシストと自身ができる働きはこなした。しかし今季も無冠確定 (→チュポ=モティング -) 監督 トゥヘル 6.0 逃げ切りを図ったが、ベルナベウ劇場の前に散る。自身初の準決勝敗退 ★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ! ホセル(レアル・マドリー) 試合を通してはヴィニシウスが最もバイエルンを苦しめる存在となっていたが、決定的な仕事を果たしたホセルを選出。長らく不振に陥ったものの、カディス戦でのゴールで吹っ切れたようだ。 レアル・マドリー 2-1 バイエルン 【レアル・マドリー】 ホセル(後43) ホセル(後46) 【バイエルン】 アルフォンソ・デイビス(後23) 2024.05.09 06:06 Thu

途中出場ホセルがドブレーテの大仕事、レアル・マドリーが終盤の劇的逆転劇でドルトムントの待つ決勝に進出【CL】

チャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグ、レアル・マドリーvsバイエルンが8日に行われ、2-1でマドリーが逆転勝利した。この結果、2戦合計スコア4-3でマドリーが決勝に進出している。 先週行われた1stレグではヴィニシウスの2ゴールでマドリーが2-2の引き分けに持ち込んでいた一戦。 2季ぶりの決勝進出を目指すマドリーは4日前のカディス戦で主力を温存した中、3季ぶりにラ・リーガ優勝を達成。そのマドリーは出場停止明けのカルバハルが先発に戻った中、ヴィニシウスとロドリゴの2トップとするフラットな[4-4-2]で臨んだ。 一方、優勝した2019-20シーズン以来4季ぶりの決勝進出を目指すバイエルンは、デ・リフトが復帰。さらにパブロビッチが先発に抜擢。ライマーとボランチでコンビを組んだ。 マドリーが押し込みをかける入りとなった中、13分に決定機。スローインのクイックリスタートの流れからボックス右のヴィニシウスのシュートがポストに直撃。さらにルーズボールに詰めたロドリゴのシュートはGKノイアーのファインセーブに阻止された。 その後もマドリーが押し込んでいた中、ニャブリが負傷交代を強いられたバイエルンは直後の28分にケインのボレーで牽制。 前半半ば以降も同様の構図で試合が推移した中、マドリーは40分にヴィニシウスのクロスが直接ゴールに向かったが、ここもGKノイアーの好守に阻まれ、ゴールレスでハーフタイムに入った。 迎えた後半、オープンな入りとなった中、バイエルンは53分にケインが枠内シュートを浴びせるもGKルニンのセーブに阻まれる。 対するマドリーは55分に決定機。再三左サイドを突破するヴィニシウスのクロスからロドリゴが合わせたが、シュートはわずかに枠の右に外れた。さらに59分、ロドリゴの直接FKが枠を捉えたが、GKノイアーの好守に阻止される。1分後にもヴィニシウスのカットインシュートが枠を捉えるも、ここもGKノイアーのファインセーブに止められた。 凌いだバイエルンは66分にムシアラがGK強襲のシュートを浴びせると2分後に先制点。ケインのフィードを受けたアルフォンソ・デイビスがボックス左からカットイン。右足で豪快なシュートを決めきった。 3分後、CKの流れで追いつきかけたマドリーだったが、VARが入ってナチョのファウルを取られノーゴールに。 逃げ切りを図るバイエルンはサネに代えてキム・ミンジェを左サイドバックに投入。マズラウィを右MFに回し、ヴィニシウス封じにかかった。 しかし88分、再三好守を見せてきた守護神ノイアーのミスでマドリーが追いつく。ヴィニシウスのカットインシュートは正面だったが、ノイアーがファンブル。ルーズボールに詰めた途中出場ホセルが押し込んだ。 さらに追加タイム1分、一気にマドリーが逆転する。CKの流れからナチョのパスをボックス左で受けたリュディガーのクロスをホセルが押し込んだ。 直後はオフサイド判定だったものの、VARが入ってリュディガーのポジションがオンサイドで逆転ゴールが認められた。 そして14分の追加タイムを凌いだマドリーが劇的逆転劇でドルトムントの待つ決勝に進出している。 2024.05.09 06:05 Thu

マドリー退団迫る34歳ナチョ…ユーロ2024でスペイン代表復帰も MLS移籍なら欧州でのラストダンスか

レアル・マドリー退団が濃厚なDFナチョ・フェルナンデス(34)。彼にはスペイン代表としての最後の大舞台が用意されているかもしれない。 誉れ高きエル・ブランコのキャプテン、34歳ナチョ。少年時代から白いシャツに袖を通す、正真正銘のワン・クラブ・マンだ。 積み上げたのは、通算358試合出場に、驚愕のチャンピオンズリーグ(CL)制覇5回を含む、数多のタイトル。個人レベルで真に序列が高かったことなど一度もないが、「困ったらナチョ」…与えられた役割は全てこなしてきた。 そんなバイプレーヤーも契約満了まで1カ月強…今季限りのマドリー退団およびメジャーリーグ・サッカー(MLS)行きを望んでおり、おそらく欧州でのクラブキャリアを終える。 その一方、スペイン『Relevo』によると、スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督が、今季も黙々と仕事をこなす職人肌のナチョを高く評価しているという。 ナチョはA代表通算24キャップ。2018年のロシアW杯・ポルトガル代表戦でブチ込んだ右足ミドルが記憶に新しいが、同年10月を最後に声がかからなくなり、22年カタールW杯にも出場せず。 デ・ラ・フエンテ体制発足の昨年3月に4年5カ月ぶりに復帰しユーロ2024予選1試合、6月のUEFAネーションズリーグ決勝戦1試合に出場も、再び声がかからなくなっている。 ただ、前述の通り、デ・ラ・フエンテ監督を筆頭とするスペイン代表コーチ陣は、ここ最近のナチョを高評価。今夏のユーロ2024で招集すべきかどうか検討段階に入っているようだ。 今夏MLS移籍なら、おそらくユーロ2024がスペイン代表として、また欧州でのラストダンスになるであろうナチョ。これまでユーロには出場経験がないが、果たして。 ちなみに、デ・ラ・フエンテ監督はマドリーでナチョ同様に職人気質のDFルーカス・バスケス(32)もチェック中。L・バスケスは18年ロシアW杯を最後に招集されておらず、ユーロ2024で復帰なら6年ぶり招集となる。 2024.05.08 20:25 Wed

「信じることが大事」CL決勝進出を賭けたマドリーとの大一番、守護神ノイアーは「敵地でもチャンスはある」

バイエルンのドイツ代表GKマヌエル・ノイアーが、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝への意気込みを述べた。『UEFA.com』が伝えている。 先週ホームで行われたCL準決勝1stレグで、レアル・マドリーと対戦したバイエルン。前半に失点を許しながらも試合をコントロールし、後半にはレロイ・サネ、ハリー・ケインのゴールで逆転に成功したが、終盤にPKから痛恨の失点を喫して2-2のドローに終わった。 この結果、バイエルンが2019-20シーズン以来となる決勝進出を果たすためには、8日に敵地で予定されるCL準決勝2ndレグで勝利が必要に。それでも、試合前日記者会見に出席したノイアーは強豪同士のビッグマッチに自信を示しており、決勝進出を実現させたいと意気込んでいる。 「両チームとも当日の調子次第だと思う。先制点がどちらに生まれるかがすべてになるはずだ。マドリーのようなチームとの対戦では、いつも小さなことが重要になる。ピッチ全体の集中力は非常に高まるだろうね。そして両チームとも、攻撃力が高い」 「このスタジアム(サンティアゴ・ベルナベウ)は特別であり、歴史的なものを持っている。ヨーロッパでこれほど素晴らしいスタジアムは他になく、誰もが興奮しているよ」 「とはいえ、こうしたスタジアムで、こうしたチームと対戦するときは、感情的になっても冷静さを保つ必要がある。自分たちを信じることが大事だ。僕たちは恐怖を抱くため、ここに来たわけではない」 「自信はあるし、先週どんな試合ができたかもわかっているよ。それは相手もわかっているはずだ。ホームで彼らに勝つチャンスがあったのなら、ここでだってチャンスはあるだろう」 「このような試合を夢見ていたんだ。チャンピオンズリーグはクラブにおけるフットボール界最大のタイトルだ。そして、僕たちにはその大会で決勝に進むチャンスがある」 2024.05.08 18:20 Wed

【CL準決勝プレビュー】イーブンで臨む運命の第2戦! ドルトムント待つウェンブリーへの切符手にするのは…

チャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグ、レアル・マドリーvsバイエルンが、日本時間8日28:00にサンティアゴ・ベルナベウでキックオフされる。前日にドルトムントのファイナル進出が決定した中、ウェンブリーへの最後の切符を懸けた運命の第2戦だ。 先週にフースバル・アレーナ・ミュンヘンで行われた1stレグは2-2のドロー決着。戦前の予想とは異なり、バイエルンが圧倒する入りを見せたが、クロースとヴィニシウスによる至高のコンビプレーによってアウェイのマドリーが24分に先制点を奪取。だが、後半に入って選手交代、布陣変更で流れを変えたホームチームが53分にサネ、57分にケインのPKによるゴールで逆転。以降もトゥヘルのチームが冷静にゲームをコントロールしたが、83分にヴィニシウスが決めたPKによるゴールでマドリーが追いついた。 「最高の形は見られなかった」とアンチェロッティ監督が試合後に認めたように難しいパフォーマンスとなった敵地での初戦を最低限のイーブンで終えたマドリー。だが、先週末のカディス戦ではナチョを除く先発10人を入れ替えた中、ブラヒム・ディアスとホセルに途中出場ベリンガムのゴールによって3-0の快勝。さらに、2位バルセロナの敗戦を受け、4試合を残して2シーズンぶり36度目のラ・リーガ優勝が決定した。 恒例シベーレス広場での優勝セレモニーを延期し、今回の大一番に全力を注ぐエル・ブランコは、リーグ優勝にCLファイナル進出という花を添えて、マドリディスタと歓喜を分かち合えるか。 一方、バイエルンは下馬評を覆す良い内容のパフォーマンスを見せたものの、試合後にドイツ人指揮官が悔やんだ韓国代表DFの守備対応や3点目を決め切れなかった決定力の問題でホームでの先勝を逃した。ブンデスリーガでは6選手を入れ替えて臨んだシュツットガルトとの上位対決で1-3の敗戦。加えて、ラファエル・ゲレイロとダイアーの負傷交代と敵地での大一番に弾みを付けることができなかった。 ただ、データ的な部分では前述のドルトムントの決勝進出、ファイナルの会場がウェンブリー・スタジアムという部分で、デア・クラシカーを制して5度目の優勝を果たした2012-13シーズンと重なる部分があり、その縁起の良いデータをポジティブに捉えて難所ベルナベウ攻略といきたいところだ。 ◆レアル・マドリー◆ 【4-2-3-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240507_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ルニン DF:カルバハル、チュアメニ、リュディガー、メンディ MF:カマヴィンガ、クロース MF:バルベルデ、ベリンガム、ロドリゴ FW:ヴィニシウス 負傷者:DFアラバ 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しては引き続きアラバのみが不在となる。 前回対戦からは先発2人の変更を予想。ルーカス・バスケスに代わってサスペンション明けのカルバハル、ナチョに代わってカマヴィンガを起用し、チュアメニがリュディガーの相棒を務めることになりそうだ。 ◆バイエルン◆ 【4-2-3-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240507_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ノイアー DF:キミッヒ、デ・リフト、ダイアー、マズラウィ MF:ライマー、ゴレツカ MF:サネ、ムシアラ、ニャブリ FW:ケイン 負傷者:DFブイ、ブナ・サール、ラファエル・ゲレイロ、FWコマン 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しては前回対戦から新たにラファエル・ゲレイロが不在となる。 スタメンは前回対戦から2名の変更を予想。指揮官からパフォーマンスに苦言を呈されたキム・ミンジェに代わって負傷明けのデ・リフトが復帰し、ミュラーに代わってニャブリの起用と読む。 ★注目選手 ◆レアル・マドリー:MFジュード・ベリンガム <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240507_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 古巣とのファイナルに到達できるか。ドルトムントの決勝進出に、誰よりもモチベーションを高めている20歳の若武者がエル・ブランコの注目選手だ。勤続疲労や対戦相手の分析によって後半戦は失速傾向のベリンガムは、前回対戦でも思うような活躍を見せられず。 ただ、同試合に関しては体調不良によるコンディションの問題があったことをイタリア人指揮官が認めていた。その証拠に途中出場した直近のカディス戦では見事なボール奪取からショートカウンターの起点となった流れでゴールを記録。今回の大一番へしっかりとパフォーマンスを上げてきている。 ドルトムント時代を含めバイエルン戦では通算4アシストを記録も、前回対戦含め公式戦9試合未勝利(2分け7敗)と一度も勝利がない苦手とする相手だが、今回の試合では初ゴールと共に初勝利を挙げたい。ライマー、ゴレツカのタフな中盤に加え、ダイアーとデ・リフトのセンターバックコンビとの激しいマッチアップが想定される中、攻守両面でチームに優位性をもたらす働きを期待したい。 ◆バイエルン:FWハリー・ケイン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240507_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> “無冠の帝王”脱却へベルナベウ攻略を期す。これまでプレミアリーグ3度の得点王、2018年ロシアW杯で得点王とトッテナム、イングランド代表で多くの個人タイトルに輝きながらも、一度もチームタイトルを獲得できず。“無冠の帝王”との不名誉な称号を冠する世界屈指のストライカーは、そのタイトルを渇望して常勝バイエルンに加入。しかし、チームはDFLスーパーカップ、DFBポカールで敗退すると、11連覇中だったブンデスリーガでもレバークーゼンに初優勝を許し、国内で無冠が確定した。 個人としては公式戦44試合44ゴール11アシストと圧倒的な数字を残していることを考えれば、勝てない星の下に生まれたとしか形容しがたい状況だ。それでも、イーブンの状況で臨む今回の一戦、決勝の相手が相性の良いドルトムントであることを鑑みれば、ビッグイヤー獲得のチャンスは十分に残されている。 今回の一戦ではリュディガーやチュアメニ、好調のGKルニンら相手守備陣を相手にチャンスメーク、フィニッシャーの双方で輝きを放ち、チームをファイナル進出に導くエースの仕事を見せたい。 2024.05.08 18:00 Wed
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly