「『FIFA』をちょっとやっているような感じ」起用に応え2G1Aのネルソンが自身のゴールを振り返る「ただひたすら前進してチームを助け」

2022.10.31 22:02 Mon
Getty Images
アーセナルの元U-21イングランド代表FWリース・ネルソンが、自身のゴールと勝利を喜んだ。クラブ公式サイトが伝えた。
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昨シーズンはフェイエノールトにレンタル移籍していたネルソン。公式戦32試合で4ゴール7アシストを記録。ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)の決勝に進んだチームで、高いパフォーマンスを見せていた。
今シーズンはアーセナルに復帰。ヨーロッパリーグ(EL)ではこれまで3試合に出場。しかし、プレミアリーグでは出番がない状況だった。

このところベンチ入りしていたネルソンは、イングランド代表FWブカヨ・サカの負傷交代で27分と早い時間ピッチに立つ。普段なら起用されないところをミケル・アルテタ監督が大胆采配。すると前半はなかなかパフォーマンスが出せずにいた。

しかし、後半に入り動きが改善。1-0で迎えた49分に追加点となるシーズン初ゴールを決めると、その3分後にはガブリエウ・ジェズスのクロスにヘディングで合わせて2点目。さらに5分後には、右サイドを仕掛けてボックス内に侵入するとマイナスのパス。これをガーナ代表MFトーマス・パルティが豪快にミドルシュートを叩き込み、アシストも記録。2ゴール1アシストの活躍でチームの大勝に貢献していた。
試合後、ネルソンはインタビューに応じ、勝利とゴールをまずは喜んだ。

「素晴らしい試合だった。もちろん、ゴールを決められて嬉しいよ。でも最も重要なのは、3つのゴールを奪えたことと、見せたパフォーマンスだ」

「ウォーミングアップに行った時、『ウォーミングアップしてまた戻るだろう』と思っていたんだ。それを繰り返していたんだけど、『リース、いくぞ』と言われて『うわー』と思ったんだ」

「でも、僕にとっては大事な瞬間で、そのチャンスを掴む必要があったんだ。だから、チームに加わり、チームを助けることができて、ただ幸せで嬉しいよ」

突然訪れた出番。本人としても驚きだったようだが、ゴールを振り返ると冗談混じりに喜びを露わにした。

「凄かったね。まるで『FIFA』をちょっとやっているような感じだったよ。最初のゴールは、ガビ(ガブリエウ・ジェズス)がボックス内にいる僕を見て、あそこに行けると思った。だから行くしかなかったんだ」

「1回目で蹴ろうと思ったけど、なんとなく左に転がして打ったら、GKがセーブしていたんだ。そして僕はがっかりしたけど、シュートが跳ね返ってきて、目が輝いたね。そのまま打ったら…ゴールの上隅にバーンって決まったんだ。本当に嬉しかった」

「2点目は、ボックスに入るために必死になって動いていたらそこに辿り着いたんだ。でも、本当に嬉しいし、こんな機会には圧倒されているんだ」

レンタル先で活躍し、復帰してやっと結果を残せたネルソン。この先も成長していくために努力すると語った。

「世界中の全ての人に自信を与えることができると思う。さっきも言ったように、僕は毎日トレーニングをハードに続けていくつもりだ」

「もしまた機会があれば、できる限りハードに、ただひたすら前進し、チームを助け、そしてまた前進していくのみだよ」



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