途中投入チルウェル&ハヴァーツで逆転! VARにも救われたチェルシーがハマーズとの激闘制す《プレミアリーグ》
2022.09.04 01:18 Sun
プレミアリーグ第6節、チェルシーvsウェストハムが3日にスタンフォード・ブリッジで行われ、ホームのチェルシーが2-1で逆転勝利した。
トゥヘル監督は週明けにチャンピオンズリーグ(CL)初戦のディナモ・ザグレブ戦を控える中、今回のロンドン・ダービーで先発5人を変更。アスピリクエタに代わってフォファナがデビューを飾り、ジョルジーニョに代わってコバチッチ、前線ではマウントとハヴァーツに代わってギャラガー、プリシッチを起用。並びを[3-5-2]の形に変更した。
アウェイチームがチェルシーの並び、出方を窺う入りとなり、序盤はボールの主導権を握ったホームチームが押し込む形に。その中で高い位置を取るリース・ジェームズとククレジャの両ウイングバックが積極的に攻撃へ関与していく。
しかし、ウェストハムも押し込まれながらもボックス付近では集中した対応をみせ、スターリングやプリシッチに見せ場を作らせず。試合はホームチームのペースながらも徐々に膠着する。
一方、70%近いボール保持率を記録するチェルシーだが、中央を締められてなかなか前線の選手が良い形で攻撃を仕掛けられず。サイドからの再三のクロスも、小兵2トップと屈強な相手ディフェンスラインの勝負で分が悪い。
攻撃が手詰まりの中でセットプレーやボックス付近でこぼれ球を回収してのプリシッチ、コバチッチのミドルシュートなどでフィニッシュに繋げるも、枠内シュート0で前半を終えることになった。
ゴールレスで折り返した後半も試合展開に大きな変化はなし。ただ、前半はなかなか前向きな形で仕掛けるシーンが少なかったアントニオが序盤からパワフルな仕掛けで幾度か相手のボックス付近まで侵入する場面を作り出す。
前半以上にリズムを掴めないチェルシーは60分、ギャラガーとプリシッチを下げてマウント、ブロヤをピッチへ送り出す。しかし、この交代直後に望まない形で試合が動くことになった。
63分、ウェストハムは左CKの場面でボーウェンが左足で鋭く巻いたボールを入れると、ゴール前で混戦が生まれる。GKメンディがかき出したボールをゴール左ライン際でライスが折り返すと、ゴール前に飛び込んだアントニオがワンタッチで押し込んだ。
交代直後に先制を許す最悪な流れとなったチェルシーは、すぐさま反撃を開始。相手の屈強な守備者相手にも身体を張れるブロヤが徐々に起点を作って、攻撃に厚みを加えようと腐心する。
さらに、トゥヘル監督は72分にククレジャ、コバチッチを下げてチルウェル、ハヴァーツを同時投入すると、この一手が試合の流れを変えることに。
76分、ボックス左でチアゴ・シウバからの浮き球のパスを頭で何とかコントロールしてゴール方向に体勢を作ったチルウェルが間合いを詰めてきたGKファビアンスキの股間をピッチへ叩きつけるシュートで見事に抜いてゴールネットへ流し込んだ。
これで1-1の振り出しに戻った試合はダービーらしいオープンな展開に。87分にはベンラーマの左クロスをファーサイドのコルネがワンタッチで合わせるが、これは惜しくも右ポストを叩く。
すると、このピンチの直後の88分には左サイド深くへ抜け出したチルウェルからの正確なグラウンダークロスをゴール前に飛び込んだハヴァーツがワンタッチで合わせ、試合を引っくり返す逆転ゴールを奪った。
これでホームチームの勝利濃厚かに思われたが、その直後の90分には物議を醸す場面が訪れる。90分、ウェストハムの攻撃でゴール前に抜け出したボーウェンがGKメンディと交錯。ゴール前にこぼれたボールにいち早く反応したコルネが右足のシュートをゴールネットに突き刺し、ウェストハムが土壇場で追いつく。
しかし、このゴールに関してはオンフィールド・レビューの介入が入ると、ボーウェンのメンディとの接触がアフターチャージと判断され、ゴール取り消しという重大な判定が下った。
この判定に救われて何とかリードを保ったチェルシーは、残り時間を今度は冷静に凌ぎ切り、白熱のダービーを2-1で逆転勝利。苦しみながらも大きな勝ち点3を手にした。
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チェルシーは前節、サウサンプトンに1-2の逆転負けを喫して今季2敗目。ここまで2勝1分け2敗と厳しい序盤戦を過ごす。その敗戦からのバウンスバックを図るホームゲームでは、難敵ウェストハムをホームで迎え撃った。アウェイチームがチェルシーの並び、出方を窺う入りとなり、序盤はボールの主導権を握ったホームチームが押し込む形に。その中で高い位置を取るリース・ジェームズとククレジャの両ウイングバックが積極的に攻撃へ関与していく。
しかし、ウェストハムも押し込まれながらもボックス付近では集中した対応をみせ、スターリングやプリシッチに見せ場を作らせず。試合はホームチームのペースながらも徐々に膠着する。
モイーズ体制での上位対決の常とう手段であるボールを持たせて自陣深くで撥ね返すという守備が機能するウェストハムだが、もうひとつの狙いであるロングカウンターは相手の能力が高い守備陣にうまく封じ込められる。それでも、ブレずに粘り強い守備を継続。
一方、70%近いボール保持率を記録するチェルシーだが、中央を締められてなかなか前線の選手が良い形で攻撃を仕掛けられず。サイドからの再三のクロスも、小兵2トップと屈強な相手ディフェンスラインの勝負で分が悪い。
攻撃が手詰まりの中でセットプレーやボックス付近でこぼれ球を回収してのプリシッチ、コバチッチのミドルシュートなどでフィニッシュに繋げるも、枠内シュート0で前半を終えることになった。
ゴールレスで折り返した後半も試合展開に大きな変化はなし。ただ、前半はなかなか前向きな形で仕掛けるシーンが少なかったアントニオが序盤からパワフルな仕掛けで幾度か相手のボックス付近まで侵入する場面を作り出す。
前半以上にリズムを掴めないチェルシーは60分、ギャラガーとプリシッチを下げてマウント、ブロヤをピッチへ送り出す。しかし、この交代直後に望まない形で試合が動くことになった。
63分、ウェストハムは左CKの場面でボーウェンが左足で鋭く巻いたボールを入れると、ゴール前で混戦が生まれる。GKメンディがかき出したボールをゴール左ライン際でライスが折り返すと、ゴール前に飛び込んだアントニオがワンタッチで押し込んだ。
交代直後に先制を許す最悪な流れとなったチェルシーは、すぐさま反撃を開始。相手の屈強な守備者相手にも身体を張れるブロヤが徐々に起点を作って、攻撃に厚みを加えようと腐心する。
さらに、トゥヘル監督は72分にククレジャ、コバチッチを下げてチルウェル、ハヴァーツを同時投入すると、この一手が試合の流れを変えることに。
76分、ボックス左でチアゴ・シウバからの浮き球のパスを頭で何とかコントロールしてゴール方向に体勢を作ったチルウェルが間合いを詰めてきたGKファビアンスキの股間をピッチへ叩きつけるシュートで見事に抜いてゴールネットへ流し込んだ。
これで1-1の振り出しに戻った試合はダービーらしいオープンな展開に。87分にはベンラーマの左クロスをファーサイドのコルネがワンタッチで合わせるが、これは惜しくも右ポストを叩く。
すると、このピンチの直後の88分には左サイド深くへ抜け出したチルウェルからの正確なグラウンダークロスをゴール前に飛び込んだハヴァーツがワンタッチで合わせ、試合を引っくり返す逆転ゴールを奪った。
これでホームチームの勝利濃厚かに思われたが、その直後の90分には物議を醸す場面が訪れる。90分、ウェストハムの攻撃でゴール前に抜け出したボーウェンがGKメンディと交錯。ゴール前にこぼれたボールにいち早く反応したコルネが右足のシュートをゴールネットに突き刺し、ウェストハムが土壇場で追いつく。
しかし、このゴールに関してはオンフィールド・レビューの介入が入ると、ボーウェンのメンディとの接触がアフターチャージと判断され、ゴール取り消しという重大な判定が下った。
この判定に救われて何とかリードを保ったチェルシーは、残り時間を今度は冷静に凌ぎ切り、白熱のダービーを2-1で逆転勝利。苦しみながらも大きな勝ち点3を手にした。
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