「すべての大会で勝つために戦う」、UEFAスーパーカップで今季スタートのアンチェロッティは6冠達成に意欲

2022.08.10 14:40 Wed
Getty Images
レアル・マドリーを率いるカルロ・アンチェロッティ監督が、UEFAスーパーカップに向けた意気込みを語った。
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昨シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)を制したマドリーは10日、フィンランドのヘルシンキ・オリンピックスタジアムでヨーロッパリーグ(EL)王者のフランクフルトと対戦する。
アメリカでのバルセロナ、クラブ・アメリカ、ユベントスとのプレシーズンマッチ3試合を、1勝1分け1敗の戦績で終えたチームは、今週末にアルメリアとのラ・リーガ開幕戦を控える中、今シーズン初の公式戦での初タイトル獲得を目指す。

この一戦に向けた公式会見に出席したイタリア人指揮官は、先週末のブンデスリーガ開幕戦で自身の古巣バイエルンに1-6の大敗を喫した相手に対しても、「あの結果に騙されることはない」と警戒感を口にしている。クラブ公式サイトが会見コメントを伝えている。

「アイントラハトのバイエルン戦は見たが、あの結果に騙されることはないだろう。彼らはヨーロッパリーグで優勝するに値するチームだ。彼らは活気があり、強度の高いフットボールをするチームだ」
「我々は彼らのことをよく知っているつもりだ。彼らを打ち負かすには戦い、バトルし、そしてうまくプレーしなければならない。しっかりとトレーニングを積んで自信をつけているからこそ、それができる状態にある。チャンピオンズリーグ優勝は本当に興奮をもたらしたが、それは我々とサポーターにとって今も変わらない。この勢いを維持したい」

また、今夏にDFアントニオ・リュディガー、MFオーレリアン・チュアメニの2選手を補強したものの、今シーズンも継続路線を歩むマドリー。

アンチェロッティ監督は明日の試合の選手起用について、リバプールとの昨季CL決勝と全く同じメンバーを起用するかとの問いに対しては、会見に同席したFWカリム・ベンゼマ、MFルカ・モドリッチに対するジョークを交えながらも、概ね同じメンバーの起用を示唆している。

「チャンピオンズリーグで優勝したプレーヤーたちがやってくれた仕事のおかげで、我々はこの場にいる。ただ11人のプレーヤーで勝ち取ったわけではない。多くのプレーヤーはプレーするに値するが、私はチャンピオンズリーグ決勝で優勝した面々を出すつもりだ。その内の2、3人については、昔から疑問符がつくがね。(苦笑) 私の隣に座っている2人(モドリッチとベンゼマ)は、彼らが望むのであれば、プレーすると思うよ」

最後に、今シーズンのマドリーは今大会を皮切りに、ラ・リーガ、CL、コパ・デル・レイ、スーペル・コパ・デ・エスパーニャ、FIFAクラブ・ワールドカップと6つのコンペティションに出場する。

アンチェロッティ監督は昨シーズンのラ・リーガ、CL、スーペル・コパの3冠以上の結果を目指している。

「我々はすべての大会で勝つために戦うつもりだ。それについて疑いの余地がない。6つの大会で優勝するのは少し難しいことだが、そのために戦い、トライすることは可能であり、それが我々がやっていることだ。チームには大きな自信があり、昨シーズンよりも強いと思う。我々は競争し、懸命に戦うつもりだ」

「勝利は常に特別なものだ。勝てば嬉しいし、負ければ悲しい。私にとってデータは重要ではなく、大切なのはプレーヤーと一緒にいることを楽しむことだ」

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