なかなか移籍先が決まらないポルトガル代表FW
クリスティアーノ・ロナウドだが、候補となっている
アトレティコ・マドリーからは歓迎されていないようだ。
今夏のマンチェスター・ユナイテッド最大の議題として持ち上がっているクリスティアーノ・ロナウドの去就問題。今月初旬からスタートしたプレシーズンは個人的な事情を理由に不参加を続けており、代理人のジョルジュ・メンデス氏は水面下で様々なクラブとの移籍交渉を行っている。
しかし、ここまで名前が挙がっているチェルシーやバイエルン、パリ・サンジェルマン、そして古巣のレアル・マドリーといったクラブからはことごとく拒否されている模様。アトレティコもエンリケ・セレソ会長が直々に同選手の獲得を否定。「不可能だ」とコメントし、憶測に蓋をした。
そんな中、27日に行われたヌマンシアとの親善試合でアトレティコのサポーターも一連の報道に反応。「我々はCR7を歓迎していない」という横断幕を作り、かつてライバルクラブに在籍したスターの加入を全面拒否する姿勢を示した。
また、ファンクラブ連合である『Union Internacional de Penas Atletico de Madrid』は声明を発表し、クラブの理念に基づく選手ではないと主張。こちらも全否定の姿勢を強調した。
「クリスティアーノ・ロナウド獲得が単なる噂以上のものである可能性を考慮し、我々は我々のクラブへ加入するというあらゆる仮説を全面的に否定する」
「前述の選手は、努力、寛大さ、シンプルさ、謙虚さといった、我々アトレティの特徴である価値観のアンチテーゼを象徴する選手である」
「クリスティアーノ・ロナウドのような急激に衰退したプレーヤーがタイトルを獲得できるという万が一の方法でも、我々は彼の署名を受け入れない」
「我々のアトレティコへの帰属意識は、不幸にも彼の手の届くところにはなく、我々の愛情や評価を得ることはできないだろう」
ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがユーロ2024敗退に沈黙を破った。
5日の準々決勝でフランス代表と対戦したポルトガル。延長戦も含めて0-0で動かず、ラウンド16のスロベニア代表戦に続くPK決着となるが、そこで力尽き、2016年大会以来の優勝ならず。
個人としても6度目の出場となる今回が「最後のユーロ」とし、並々ならぬ思いで挑んだはずの39歳FWも全5試合に先発しながら0ゴール。個人としても悔いを残しての終戦になってしまった。
その敗退から日が経ち、自身のSNSを通じて、大会中の自身や、盟友ペペとの2ショット、そしてサポーターの写真とともに、心境を発信した。
「僕らはもっとやりたかった。僕らにはもっと価値があったはず。僕らのために。一人ひとりのために。ポルトガルのために。みんなが与えてくれたもののすべて、そして僕らがこれまで成し遂げてきたことのすべてに感謝している。ピッチの内外で、このレガシーは尊重され、これからも築かれていくと確信している。ともに」
今回のユーロでゴールなしに終わった姿から、代表引退の可能性も取り沙汰されるC・ロナウド。2年後の北中米ワールドカップ(W杯)が次の大舞台になるが、代表でのキャリアやいかに。
2024.07.07 16:45 Sun
