【2021-22セリエAベストイレブン】インテルから5選手、ミランから4選手を選出

2022.06.06 18:01 Mon
Getty Images
2021-22シーズンのセリエAが5月22日に終了しました。本稿では今季のセリエAベストイレブンを超ワールドサッカー編集部が独自に選定してみました。
PR
GKマイク・メニャン(26歳/ミラン)
Getty Images

出場試合数:32(先発回数:32)/失点数:21/出場時間:2880分
10月中旬から約1カ月戦列を離れる時期があったものの、ミランの新正GKとして見事なパフォーマンスを披露した。ドンナルンマの代役として加入し、プレッシャーのかかる状況だったが、見事にはねのけて見せた。身体能力の高さを生かしたゴールキーピングに加えて安定感もあり、ドンナルンマが移籍した穴を感じさせなかった。
DFデンゼル・ダンフリース(26歳/インテル)
Getty Images

出場試合数:33(先発回数:21)/得点数:5/出場時間:2025分
ハキミの代役として加入。正直、前任者の穴を埋めるのは厳しいと予想していたが、良い意味で裏切った。圧倒的なスプリント能力で上下動を繰り返し、多くの好機を生み出した。自身でゴールも奪うことも可能で5得点をマーク。ハキミと遜色ないレベルにあることを証明して見せた。

DFミラン・シュクリニアル(27歳/インテル)
Getty Images

出場試合数:35(先発回数:35)/得点数:3/出場時間:3150分
加入4季目の今季も3バックの右担当として安定感あるプレーを続けた。ソリッドな守備で自身のエリアを突破されることはほぼ皆無と、インテリスタとしては彼の存在があるだけで一安心だ。

DFフィカヨ・トモリ(24歳/ミラン)
Getty Images

出場試合数:31(先発回数:30)/得点数:0/出場時間:2791分
昨季チェルシーからレンタルで加入し、完全移籍に切り替わった今季、その期待通りの働きを見せた。相棒のDFケアーが負傷でほぼ不在だった中、トモリが新ディフェンスリーダーとして重要な働きを担った。身体能力の高さを生かした守備範囲の広さ、堅実なディフェンスと、GKメニャンと共にミランを後方から支えた。
DFテオ・エルナンデス(24歳/ミラン)
Getty Images

出場試合数:32(先発回数:30)/得点数:5/出場時間:2713分
今季も持ち前の攻撃力は健在だった。シーズン後半、攻撃陣に疲れが見えて不調だった中、彼の後方からのロングドリブルが大きなアクセントとなった。ミランを優勝に導き、世界屈指の左サイドバックに成長したことを証明した。

MFニコロ・バレッラ(25歳/インテル)
Getty Images

出場試合数:36(先発回数:36)/得点数:3/出場時間:2933分
ユーロでイタリア代表の優勝に貢献したバレッラ。年々飛躍を遂げているインサイドMFは、今季も攻守両面で奮闘した。ビッグマッチでも輝くことが多く、勝負強さを持ち合わせている印象。ブロゾビッチ、チャルハノールとのトライアングルはインテルのストロングポイントだ。

MFマルセロ・ブロゾビッチ(29歳/インテル)
Getty Images

出場試合数:35(先発回数:35)/得点数:2/出場時間:2949分
29歳と円熟のクロアチア代表MFがピッチ上のリーダーとして君臨した。的確なパスワークで味方を生かし、安定感あるゲーム運びの一助となった。逆に彼の不在時に如何ともし難かった点がブロゾビッチの存在の大きなを物語った。世界屈指のレジスタとして今後もインテルを牽引することだろう。

MFサンドロ・トナーリ(22歳/ミラン)
Getty Images

出場試合数:36(先発回数:31)/得点数:5/出場時間:2606分
ファビアン・ルイスと迷ったが、シーズンを追うごとに存在感を増していったトナーリを選出。シーズン前半は絶対的なレギュラーではなかったものの、後半はMFケシエと中盤を形成し、攻守に躍動した。トナーリの活躍なくしてミランの優勝はなかった。

FWチーロ・インモービレ(32歳/ラツィオ)
Getty Images

出場試合数:31(先発回数:31)/得点数:27/出場時間:2716分
イタリア代表では厳しいバッシングを浴びたものの、ラツィオでは本来のパフォーマンスを披露。コンスタントにゴールを挙げ、27ゴールをマークして自身4度目の得点王に輝いた。サッリ監督の攻撃スタイルにフィットしているようだ。

FWドゥシャン・ヴラホビッチ(22歳/フィオレンティーナ/ユベントス)
Getty Images

出場試合数:36(先発回数:33)/得点数:24/出場時間:2940分
FWムバッペやFWハーランドらと共に次世代のサッカー界を牽引するストライカーの一人に踊り出た。昨季21ゴールを挙げてブレイクしたセルビア代表FWは、試合毎に粗さが削り落とされ、洗練された点取り屋へと変貌。ユベントスに移籍した後半戦もゴールを積み上げ、ビッグクラブでも物怖じしないことを示した。ディバラが旅立ち、新エースとなる来季は更なる飛躍が期待される。

MFイバン・ペリシッチ(33歳/インテル)
Getty Images

出場試合数: 35(先発回数:35)/得点数:8/出場時間:2839分
33歳とベテランの域に達しているペリシッチだが、動きを見れば衰えを一切感じないどころか成長している感さえあった。両足を使えるため、サイドからの仕掛けはわかっていても止められないレベル。クロス精度、シュート精度ともに申し分なく、ダンフリースと共にインテルのサイド攻撃を活性化させた。

PR
関連ニュース

シュチェスニーの後継者探すユベントス、イタリア代表入りも見えるモンツァGK獲得へ

ユベントスがモンツァのイタリア人GKミケーレ・ディ・グレゴリオ(26)の獲得に迫っている。イタリア『トゥット・スポルト』が報じた。 長らく正守護神を務めるポーランド代表GKヴォイチェフ・シュチェスニーとの契約が2025年6月までとなっているユベントス。昨年9月あたりから契約延長交渉へ動いていると報じられた一方、イタリア代表入りが囁かれるディ・グレゴリオや、アタランタのイタリア代表GKマルコ・カルネセッキ(23)が後継者候補に浮上している。 シュチェスニーの年俸を650万ユーロ(約10億9000万円)+ボーナスから引き下げたいユベントスは、現在も契約更新に至っておらず。また、控えの元イタリア代表GKマッティア・ペリン(31)も先発を望んで移籍の可能性があるという。 チャンピオンズリーグ(CL)復帰が濃厚なユベントスは、シュチェスニーとディ・グレゴリオの2人体制で来シーズンに臨み、2025年夏のシュチェスニー退団にも備えるプランを立てている模様。24日にはユベントスのスポーツ・ディレクター(SD)を務めるクリスティアーノ・ジュントリ氏とモンツァの最高経営責任者(CEO)を務めるアドリアーノ・ガッリアーニ氏がミラノで会談し、インテルやミランも注目する守護神の移籍に向け、交渉を行ったようだ。 ディ・グレゴリオに対しては、1月の移籍市場でニューカッスルが2000万ユーロ(約33億6000万円)を用意したものの、選手本人が移籍を拒否。モンツァはユベントスに同額の2000万ユーロを求めているようで、1500万ユーロ(約25億2000万円)+ボーナスなどの形もありえるという。 また、ユベントスはイタリア代表MFアンドレア・コルパーニ(24)にも好感。対するモンツァはU-21イタリア代表MFファビオ・ミレッティ(20)がかねてからお気に入りで、レンタルを望む可能性があり、両クラブの話し合いは今後も続きそうだ。 2024.04.26 17:25 Fri

ローマが後半ラストプレー弾で異例の“20分ゲーム”制す! ウディネーゼはカンナバーロ初陣で厳しい敗戦に【セリエA】

セリエA第32節延期分、ウディネーゼvsローマが25日にスタディオ・フリウリで行われ、アウェイのローマが1-2で逆転勝利した。 当初、今回の一戦は今月14日に開催。23分にロベルト・ペレイラのゴールでウディネーゼが先制も、64分にルカクのゴールでローマが追いつき1-1のイーブンに。 だが、70分過ぎにローマのエンディカが胸の痛みを訴えてピッチに座り込み、応急処置を受けた後に緊急搬送。生命に関わる事象ということもあり、試合続行が困難とのローマ側の訴えが認められて試合途中での中止が決定。 幸いエンディカは大事に至らず、25日に1-1のスコアを引き継ぐ形で72分の時点から再開となった。 ホームのウディネーゼではこの間にチオフィ前監督が解任され、ファビオ・カンナバーロ新監督を招へい。このイレギュラーな一戦が新天地での初陣に。 対するローマは直近のボローニャ戦に1-3で敗れ、チャンピオンズリーグ出場権争いでより厳しい立場に。ヨーロッパリーグのレバークーゼン戦を含め、ナポリ、ユベントス、アタランタと痺れる上位対決を控える中、“20分ゲーム”での勝ち点3を狙った。なお、中断前の時点から6選手を入れ替えて臨んだ。 72分からの再開で勝ち点3を目指して20分間に全力を注ぐという、非常に難しいシチュエーションで迎えた試合。 より勝ち点3がほしいローマが押し込む形でスタートしたが、81分にはウディネーゼがセットプレー流れからボックス左に抜け出したルッカが左足の際どいシュートを放つが、これはGKスヴィラールの好守に遭う。 一方、ローマは直後の85分に決定機。アズムンがDFペレスに圧力をかけてボックス付近でボールを奪い切ってそのまま右足シュートを放つが、これはGKオコイェに阻まれた。 その後、4分が加えられた後半アディショナルタイムにローマが決死の猛攻を仕掛けると、後半ラストプレーで劇的なゴールが生まれる。 95分、連続で得た左CKの場面でキッカーのディバラが正確な左足アウトスウィングのクロスを入れると、ニアにタイミング良く走り込んだクリスタンテがゴール右隅にヘディングシュートを流し込んだ。 そして、試合はこのままタイムアップを迎え、ウディネーゼとの再開“20分ゲーム”を劇的に制したローマが、フリウリから勝ち点3を持ち帰ることに成功した。一方、カンナバーロ新体制のウディネーゼは厳しい黒星発進となった。 2024.04.26 03:39 Fri

オシムヘン退団濃厚のナポリ、後釜にはラ・リーガ得点王を補強か?

ストライカーを探しているナポリは、ラ・リーガの得点王を獲得する可能性があるようだ。イタリア『TuttoMercatoWeb』が伝えた。 今シーズンのナポリはリーグ戦で苦戦。スクデット獲得の翌シーズンでありながら、チームは混迷を極めている。 エースであるナイジェリア代表FWビクター・オシムヘンには、常に移籍の噂が付き纏い、今夏には遂に退団する可能性が高いと見られている。 そのエースの後釜としてナポリが検討しているのがジローナのウクライナ代表FWアルテム・ドフビク(26)。今シーズンからジローナに加入すると、リーグ戦30試合で18ゴールを記録し、現段階で得点ランキングトップ。来シーズンのヨーロッパのカップ戦出場が確定したチームを支えている。 ジローナは800万ユーロ(約13億3500万円)でドフビクをドニプロから獲得したが、現在の評価額は3000万ユーロ(約50億円)程度とのこと。価格は上昇しているが、オシムヘンの後任としてクラブは検討しているとのことだ。 ナポリはオシムヘンに加えて、FWジョバンニ・シメオネ、FWジャコモ・ラスパドーリも退団する可能性があり、前線の3名がチームを離れることも考えられるという。 今シーズンは途中で監督交代もあり、スロバキア代表も指揮するフランチェスコ・カルツォーナ監督はシーズン終了で退任することを表明。そのため、後任監督が誰になるかによっても、補強が変わってくる可能性があるという。 2024.04.25 16:40 Thu

エンディカが練習復帰! 来月2日レバークーゼンでの出場目指す

ローマのコートジボワール代表DFエヴァン・エンディカは、レバークーゼン戦での戦列復帰を目指すことになるようだ。 エンディカは、14日に行われたセリエA第32節のウディネーゼ戦に先発出場。しかし、72分に胸の痛みを訴えて突如倒れ込み試合は中断。担架で運び出され、試合は中止となった。 しかし、精密検査の結果、心臓の問題などは確認されず。外傷性の肺気胸と診断された。 以降、数々の有酸素運動やテストにポジティブな反応を示したことで、メディカルスタッフはトレーニングへの復帰を許可。同選手は今週に入ってトレーニングへの復帰を果たした。 そして、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、エンディカは今週末に行われるセリエA第34節のナポリ戦で招集メンバーに復帰する見込みだという。 しかし、ダニエレ・デ・ロッシ監督は、5月2日に行われるレバークーゼンとのヨーロッパリーグ準決勝1stレグでの先発起用を計画しているとのことだ。 2024.04.25 12:00 Thu

10人のフィオレンティーナにホームで快勝のアタランタが3年ぶりの決勝へ駒を進める!【コッパ・イタリア】

コッパ・イタリア準決勝2ndレグのアタランタvsフィオレンティーナが24日に行われ、4-1でアタランタが勝利。この結果、2戦合計スコア4-2でアタランタが決勝進出を決めた。 逆転突破へ2点差以上の勝利が必要なアタランタが、1stレグで先勝したフィオレンティーナをホームに迎えた2ndレグ。 試合は立ち上がりの8分、中盤でのボール奪取からカウンターを仕掛けると、スカマッカのパスはマンドラゴラにディフレクトしてコースが変わるも、これを拾ったコープマイネルスがそのままボックス内まで切り込み、ゴール左隅にシュートを流し込んだ。 幸先良く先制したアタランタは、13分にもデ・ケテラエルの横パスをボックス手前で受けたスカマッカが豪快なミドルシュートでゴールネットを揺らしたが、VARの末にルーズボールの奪い合い場面でコープマイネルスのファウルを取られ、ゴールは取り消された。 その後は一進一退の展開が続く中、アタランタは24分に再びチャンス。左サイドを持ち上がったデ・ケテラエルの折り返しをボックス中央で受けたコープマイネルスが反転から右足を振り抜いたが、このシュートはGKテラッチアーノのセーブに防がれた。 前半半ば以降は一進一退の展開の展開が続いたが、互いに決定機を作るには至らず、前半は1-0で終了した。 迎えた後半、アタランタは早い時間に数的優位を得る。53分にドリブルで持ち上がったデ・ケテラエルのスルーパスからDFの裏に抜け出そうとしたスカマッカがペナルティアーク内でミレンコビッチに倒されると、主審は迷わずレッドカードを提示した。 10人となったフィオレンティーナは、55分にベロッティを下げてクアルタ、60分にベルトランを下げてダンカンを投入。すると68分、バイタルエリア左で獲得したFKからビラーギのクロスをクアルタがダイビングヘッドで流し込み、フィオレンティーナが勝ち越しに成功する。 その後は数的優位のアタランタが攻勢を続けると、75分に再び試合を振り出しに戻す。ルッジェーリの左クロスをボックス内のデ・ケテラエルが頭で落とすと、ワンバウンドしたボールをスカマッカがジャンピングボレーでゴール右隅に突き刺した。 2戦合計スコアをタイに戻したアタランタは、試合終了間際にチャンス。95分、相手セットプレーのクリアボールからロングカウンターを仕掛けると、ドリブルで持ち上がったスカマッカのラストパスからボックス内に侵入したルックマンがゴールネットを揺らすと、直後はオフサイドと判定されるもVARの末にゴールが認められた。 勝ち越しに成功したアタランタは、98分にもマリオ・パシャリッチがゴールネットを揺らし、勝負あり。10人のフィオレンティーナに快勝し逆転突破を決めたアタランタが、ユベントスの待つ決勝へ駒を進めた。 2024.04.25 06:30 Thu
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly