インテル指揮官インザーギ、リーグ連覇ならずも…「素晴らしいシーズン」

2022.05.23 11:54 Mon
Getty Images
インテルのシモーネ・インザーギ監督が今季のパフォーマンスに満足感を示した。クラブ公式サイトが伝えている。
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今季のセリエAでも昨季王者らしく、首位ミランとのスクデット争いを繰り広げるインテル。2ポイント差を覆しての逆転優勝を狙う最終節ではサンプドリアをホームに迎えた。
スクデット獲得のため、勝利が必須となる一戦は前半をゴールレスで終えるも、49分にMFイバン・ペリシッチが先制点を奪取。55分と57分にはFWホアキン・コレアが2ゴールを決める活躍を見せ、3-0で完勝した。

力の差を見せつけて、3ポイントを獲得したインテルだったが、他会場でミランがサッスオーロに勝利したため、逆転スクデットとはならず。2位でシーズンを終え、今季はスーペルコッパ・イタリアーナと、コッパ・イタリアの2つのタイトル獲得にとどまった。

S・インザーギ監督は試合後、自身の就任初年度となったシーズンをポジティブに振り返りつつ、スクデットを最後まで争ったライバルチームには賛辞を送った。
「今、一番感じている気持ちは、大きな誇りだ。今日は特別な日だった。スタジアムに到着した瞬間から、観客が我々に素晴らしい出迎えをしてくれた。このチームを祝福したい。素晴らしいシーズンとなったと思う。最後にスタジアムから送られた拍手は、本当に格別だった」

「84ポイントでのフィニッシュは、とても大きなことであり、チームを祝福したい。何試合かの敗戦があったが、振り返ってみると、リバプールに連敗した時期が、我々のシーズンに影響を及ぼしていたのだと思う」

「確かに、重要なトロフィーを獲得し、チャンピオンズリーグではラウンド16に進出するなど、素晴らしい成績を残すことができた。誰もが2位という順位を好まないが、昨年の7月には、こんなことは想像もできなかっただろう。リーグ戦の最後の10試合で9勝してシーズンを終えたから、口の中に苦いものはたしかにあるがね」

「ミランとはシーズン中に4回対戦し、カップ戦では勝っているのだから、良い勝負ができたと思う。彼らに敬意を表する」

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