チェルシー売却で去就はどうなる? トゥヘル監督が「問題は何もない」と自身の去就に言及「クラブの全てが大好き」

2022.03.04 21:55 Fri
Getty Images
チェルシーのトーマス・トゥヘル監督が、クラブ売却による自身の去就について言及した。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。
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チェルシーは、2003年にクラブを買収したロマン・アブラモビッチ氏がオーナーとなり、チームは潤沢な資金を利用してビッグクラブの仲間入り。代表クラスの選手を集め、ネームバリューの選手を揃えるだけでなく、しっかりとタイトルを獲得。ジョゼ・モウリーニョ監督の下での成功を収めるなど、ここまで19個の主要タイトルを獲得してきた。
しかし、2月24日にスタートしたロシアによるウクライナへの軍事侵攻により、攻撃を決断したウラジーミル・プーチン大統領と仲の良いアブラモビッチ氏にも様々な目が向けられ、資産を凍結される可能性が浮上した。

そんななか、アブラモビッチ氏はクラブの売却を2日に表明。すでにスイスのビリオネアであるハンスユルグ・ヴィース氏らに打診をしているようだ。

トゥヘル監督は、フランク・ランパード監督(現エバートン監督)の後任として2021年1月にチェルシーの監督に就任。そのシーズンはチャンピオンズリーグ(CL)で優勝するなどタイトルを獲得。しかし、1年後にまさかの事態が起きてしまったのだ。
クラブの売却によって自身の立場も危うくなる可能性があるトゥヘル監督だが、自身の中ではチームに残ることを強調。チェルシーへの愛があるとした。

「問題は何もない。プレミアリーグで仕事をすることが大好きだと何度も言ってきた。イギリスにいることが大好きで、スポーツ全般、特にサッカーへの伝統と愛情を感じている。素晴らしいことだ」

「チェルシーは私にとって完璧にフィットしている。ここにいることが大好きだ。クラブの全てが大好きで、それが続くことを願っている」

「不確実性はあるが、フットボールの監督はいつまでもそこにいるわけではない。私は様々なレベルでそのことに慣れている。これは正直なところかなりのレベルだが、ポジティブに考えて、良い結果になることを望んでいる」

また、オーナーが代われば移籍市場での動きにも変化が生まれる可能性がある。しかし、トゥヘル監督はディレクターのマリナ・グラノフスカイア氏やテクニカルアドバイザーのペトル・チェフ氏とはまだ話し合っていないとした。

「正直なところ、夏に関する話はしていない。マリナやペトルとは話し合っていない。単純に少し早すぎる」

「このテーマについては常にアイデアと反省があるが、主な焦点は全てのノイズがなくても、様々なコンペティションに参加し、できる限りの成功を収めることだ」

「我々は常に改善するためにやるべきことが、まだ幾つかあるが、現時点では良いところにいる。チームは成長し、良くなっていると感じている」

「したがって、この特定のケースでは夏まで心配する必要はない。まだ長い道のりがある」

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