Jリーグ復帰も「正直、考えた」…香川真司がシント=トロイデン入団会見で決意語る! 代表返り咲きの想いも告白

2022.01.11 17:55 Tue
©STVV
シント=トロイデン入りの元日本代表MF香川真司(32)が11日のオンライン入団会見で決意を語った。

香川はセレッソ大阪でプロキャリアをスタートさせ、2010年夏のドルトムント移籍を機に欧州挑戦。ユルゲン・クロップ現リバプール監督の下でブンデスリーガ2連覇に貢献すると、2012年夏にサー・アレックス・ファーガソン元監督に才能を見込まれ、マンチェスター・ユナイテッド移籍を遂げた。
2014年夏からドルトムントに復帰後、ベシクタシュ(トルコ)、レアル・サラゴサ(スペイン)を渡り歩き、昨年1月からPAOKテッサロニキ(ギリシャ)に活躍の場を移したが、出場機会に恵まれず、昨年12月に契約を解消。日本復帰やアンタルヤスポル(トルコ)も噂されたが、ベルギー行きを決断した。

「ギリシャで契約が解除合意してから、(最高経営責任者の)立石(敬之)さんから話をいただいて、本当にすごく想いや情熱であったりを感じた。何よりも自分もそこでプレーしたいという気持ちになったので、『行きます』という話をさせていただいた」

そう移籍の経緯、そして決め手を明かした香川だが、FC東京の長友佑都やヴィッセル神戸のFW大迫勇也ら海外組にJリーグ復帰の流れが続くなかでの欧州残留に。香川にもその流れに続く選択肢もあったようだが、欧州残留の理由をこう説明をしている。
「Jリーグに復帰する選手が増えて盛り上がるなか、僕自身も正直、考えたが、やっぱりヨーロッパに残ってチャレンジしたいという気持ちの方がシンプルに上回った。そこで成長できることが自分にとって一番の要因となったので、この決断をした」

「何より自分自身のサッカー選手として、ただただ成長し続けたい。そういう感覚が常にあって、その自信もあるので、そこへの挑戦を選んだ。ただ、ピッチで証明しないといけないとも強く感じる。皆さんに言葉ではなく、ピッチの上で証明したい」

そんなシント=トロイデンは日本企業『DMM.com』が経営権を持つジュピラー・プロ・リーグのクラブで、選手にも6名の日本人が在籍中。その輪に加わる香川は経験値、実績の面でも群を抜く存在となるが、刺激し合いながらの共鳴に意欲を示した。

「僕も初めて同じチームで、ヨーロッパで日本人選手とプレーするので新鮮だし、ワクワクしている。彼らは若く、強い野心を持ってチャレンジしていると思う。僕もそうであったように、若い選手と切磋琢磨しながら、僕が教えるよりも得るものが多い気もする」

「もちろん、自分の経験から伝えられることはたくさんあると思っているので、みんなでシェアして、一体感を持ってチームが上に行くためにやっていきたい。そこはストロングポイントだとも感じているので、そういう日本人の若い選手と一緒になって戦いたい」

だが、香川自身はギリシャで思いようにいかない日々を過ごしての移籍。「去年プレーしていなかったので、単純にプレーがしたい。自分の力を改めて証明したいという気持ちが強いので、そのためにやらなければいけないことを徹底していきたい」とも話した。

そういう香川だが、今年はワールドカップ(W杯)イヤー。香川自身はここ数年にわたって代表から遠ざかる。だが、「この2年間、代表に絡めていないが、その思いは非常に強く感じていて、今年はW杯イヤーでもあるので、常々思っている」と代表への想いも口にした。

「さらに、この1年での成績、パフォーマンスは重要視されると思っているので、自分自身に期待しているし、そこに入ってもやっていけるというのを常にイメージしてトレーニングしている。そこは非常に目指している場所ではある」

ここ数年、フェードアウトする代表への返り咲きにも力を込めた香川。それを成就させるためにも、ここシーズンにわたる停滞感を新天地ベルギーで払しょくしたい香川は13日に渡欧して、翌日のメディカルチェックを経て、正式契約を結ぶ予定だ。
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border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/p/C6n6fqjsWBJ/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; 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「スーパーミドル」「マジでミドルうまい」伊藤涼太郎がミドルで今季7点目! さらにアシストを記録しチームはドロー

シント=トロイデンの日本代表MF伊藤涼太郎が結果を残した。 3日、ジュピラー・プロ・リーグのプレーオフ2第7節でシント=トロイデンはアウェイでウェステルローと対戦した。 試合には伊藤の他に、GK鈴木彩艶が先発出場。DF小川諒也はベンチスタートとなり、59分から途中出場した。 シーズン残り4試合となったシント=トロイデン。すると8分に伊藤がゴールを奪う。 バイテルエリアで横パスを受けた伊東はボールを保持しながらコースを見つけて右足一閃。強烈なミドルシュートがGKの手を弾いてゴール左に突き刺さり、シント=トロイデンが先制する。なお、レギュラーシーズンと合わせて、伊藤は7ゴール目となった。 ファンは「スーパーミドルだな」、「シュートがうまい」、「マジでミドルうまい」、「表情が変わってきてる」とコメントが寄せられた。 攻撃の組み立てに参加する伊藤だったが、チームは豪快なミドルシュートで前半のうちに同点とされると、後半立ち上がり早々に逆転を許す苦しい展開となる。 それでも積極的なプレーを伊藤は見せていくと、69分には見事な縦パスを入れてアドリアーノ・ベルタッチーニが同点ゴールを決める。 伊藤の1ゴール1アシストの活躍があった中、後半アディショナルタイムにはアクシデントが。空中戦で競り合った小川が相手に乗り上げて落下。その際に右腕を骨折した疑いがありそのままピッチを後に。2-2のドローに終わった。 伊藤は試合後、「先制点は良い形で取れてよかったですし、前半の入りは良かったですけど、もっとチャンスがあったので、もっと得点は取れた試合でした」とコメント。押し込んでいる時間帯にゴールが欲しかったとした。 <span class="paragraph-title">【動画】伊藤涼太郎の圧巻ミドルが炸裂!今季7点目</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="YKSIDOl8q08";var video_start = 40;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.05.04 12:55 Sat

「自信を持ってパリに」日本を牽引した藤田譲瑠チマが“メダル”を目標に、大会MVPを受賞も「チームとして成し遂げたもの」と語る

大会MVPを受賞したU-23日本代表のMF藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)が、AFC U23アジアカップ決勝を振り返った。 3日、AFC U23アジアカップ決勝が行われ、U-23日本代表はU-23ウズベキスタン代表が行われた。 2016年以来2度目の優勝を目指す日本と、2018年以来2度目の優勝を目指すウズベキスタン。2年前の前回大会は準決勝で対戦し、ウズベキスタンが2-0で勝利していた。 アジア王者を懸けた戦い。今大会無失点のウズベキスタンを相手に日本は前半はシュート1本という苦しい展開に。後半立ち上がりに攻め込むも、その後は押し込まれていくこととなった。 ゴールレスで90分が終了。長いアディショナルタイムに入った中で、日本は相手陣内でのボール奪取から最後は山田楓喜が左足ミドルを決めて先制。このまま勝利かと思われたがその後にウズベキスタンにPKを与えるも、GK小久保玲央ブライアンがビッグセーブ。1-0で日本が勝利し、見事に優勝を掴んだ。 試合後、フラッシュインタビューに応じた藤田。決勝を振り返り「本当にきつい試合でしたけど、勝つことが重要だったので、目標を達成できて良かったです」とコメント。優勝を果たせたことを喜んだ。 キャプテンとしてチームを牽引した藤田。準決勝では出色の出来を見せるなど高いパフォーマンスを見せ、大会MVPを受賞した。 「MVPに関しては僕だけのものではないので、チームとして成し遂げたものだと思います」と謙遜した藤田。「チームとしても優勝できたことが第一で、自信を持ってパリに行けると思います」とコメント。今大会の成果を胸に、世界の舞台でも戦いたいとした。 アジア王者として臨むパリ・オリンピック。「パリはアジアチャンピオンとして挑戦できるので、結果にこだわって、成し遂げたことないメダルや優勝を目指してやりたいです」とコメント。U-23世代の大会になってから縁がないメダルを掴みたいとした。 改めて大会を通して現地や日本から応援してくれたファン・サポーターへメッセージを送った。 「みなさんのおかげで優勝することができました。本当にありがとうございます」 <span class="paragraph-title">【動画】後半AT、山田楓喜が日本を優勝へ導く左足ミドルを決める!!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="QYyvg_78ZLE";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <span class="paragraph-title">【動画】絶体絶命のPKのピンチを小久保玲央ブライアンが完璧セーブ!!</span> <span data-other-div="movie2"></span> <script>var video_id ="tBhQOgt4Ukk";var video_start = 409;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.05.04 11:10 Sat

「目の前に集中して優勝するだけ」日本を支える主将・藤田譲瑠チマ、無失点ウズベキスタンを警戒も「トロフィーを勝ち取りたい」

U-23日本代表のキャプテンを務めるMF藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)が、U-23ウズベキスタン代表戦に向けて意気込みを語った。 パリ・オリンピック出場を目指していたU-23日本代表。AFC U23アジアカップでは厳しい戦いが予想された中で順調に勝ち上がると、準決勝ではU-23イラク代表と対戦。2-0で勝利を収め、8大会連続12度目のオリンピック出場権を獲得した。 最低限の目標を達成した日本。次なる目標はアジア王者。決勝では、U-23ウズベキスタン代表との対戦を控えている。 試合を前に記者会見に出席した藤田は、改めて良い戦いをしたいと意気込みを語った。 「ラスト1試合なので、自分たちは良い準備をして、優勝するために頑張れればと思います」 この戦いの結果はパリ・オリンピックのグループ分けにも影響。勝って優勝すればグループDに入り、パラグアイ、マリ、イスラエルと同居。負けて2位になるとスペイン、エジプト、ドミニカと同じグループCに入ることとなる。 藤田は「そんなに意識していなく、この大会にしか集中していなかったので、そもそもそういうシステムがあること自体を初めて知りました」と、全く意識がなかったとし、「自分たちにできることは目の前に集中して優勝するだけなので、そこは揺るぎなく頑張りたいと思います」と、どうであれ優勝を目指すことには変わりないとした。 その日本は2年前の同大会で準々決勝でウズベキスタンと対戦し、2-0で完敗、力の差を見せつけられていた。 藤田は「彼らは良いフィジカル、良いテクニックを持っていて、2年前はあまり良いプレーができず、タフな試合だったことを覚えています」と当時を回想。「今大会は彼らは調子が良く、ゴールを与えていません。明日はタフなゲームになると思いますし、チャンスを作ってゴールを決めることも簡単ではありません。ただ、ベストを尽くして、タイトルとトロフィーを勝ち取りたいです」と、ウズベキスタンのパフォーマンスを警戒しながらも、優勝したいと意気込んだ。 その藤田はキャプテンとして大会に臨み、初戦のU-23中国代表戦、そして準決勝のU-23イラク代表戦ではコイントスでエンドを変えていた。 その点について問われた藤田は、「1戦目は(小久保玲央)ブライアンが太陽が眩しい可能性があると言っていたから変えました」と理由を明かしたが、イラク戦は意外な事実が。「前回はこのままのピッチでと伝えたつもりだったんですが、審判が勝手に陣地を変えて自分もびっくりしました」と、藤田自身も驚いたという珍エピソードを明かした。 勝てば2度目のアジア王者。日本vsウズベキスタンは3日の24時30分キックオフ。NHKとDAZNで生中継される。 2024.05.02 23:50 Thu
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