旗手怜央の獲得にポステコグルー監督「たくさんの名前が出てくる」、ピンポイント補強を示唆も「多くの選手に声をかける」

2021.11.10 22:45 Wed
©超ワールドサッカー
セルティックのアンジェ・ポステコグルー監督が、1月の移籍とキャンプについて言及した。イギリス『Glasgow Times』が伝えた。
PR
今夏、セルティックの指揮官に就任したポステコグルー監督。しかし、就任からシーズン開幕までの時間がほとんどなく、チーム作りに時間を割くことができなかった。
それでも、日本代表FW古橋亨梧や元イングランド代表GKジョー・ハート、U-21ポルトガル代表MFジョタらを駆け込みで獲得すると、補強した選手たちがことごとく結果を残している。

守護神として君臨するハートはもちろんのこと、初の海外移籍となった古橋もここまで公式戦18試合で13ゴールを決める活躍。ジョタも古橋との連係が高まり、ゴールとアシストでチームを牽引している。

そのセルティックだが、古橋の獲得成功を受けて、ポステコグルー監督のツテを使った日本人選手を1月に獲得するという噂が大きな話題となっている。
1人は夏まで指揮を執っていた横浜F・マリノスの日本代表FW前田大然だ。教え子でもある前田は、現在明治安田生命J1リーグで得点ランキングトップ。古橋同様に、ポジショニングの良さとスピード、飛び出しのうまさを武器としてゴールを量産。2年4カ月ぶりに日本代表にも招集された。

また、ここにきて急浮上しているのが川崎フロンターレの日本代表MF旗手怜央だ。11月のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選に初招集された旗手。従来は中盤や前線でプレーしていた旗手だが、チーム事情もあり左サイドバックに境地を見出しレギュラーに定着。東京オリンピックでも1試合でサイドバック、ウイング、インサイドハーフをこなすなど、高いユーティリティ性を備え、豊富な運動量も魅力だ。

前田の獲得について質問された際には上手くはぐらかしたポステコグルー監督。旗手の獲得についても同じように質問されたが「1月までにはたくさんの名前が出てくるだろう。我々はそれに向けて取り組んでおり、何が必要なのかをわかっている」とコメント。選手の獲得は示唆しているものの、誰かの名前を挙げるつもりはないようだ。

一方で、選手を獲得するにしてもチームの土台をしっかりと作っておきたいというポステコグルー監督。足りない部分、改善したい部分を見つけ、的確な補強をするという点でもベースを作りたいとコメントし、多くの名前が浮上してくるだろうと予測した。

「我々はしっかりとした組織づくりをしておきたい。そのためにも、ターゲットを特定し、多くの選手に声をかけていくつもりだ」

「しかし、現時点では、誰かと交渉したり、サインに近づいているということはない」

「多くの名前が上がってくるだろう。なぜなら、この国は、今や魅力的な目的地だからだ」

「我々は、1月はとにかく整理整頓に焦点を当てていくことになる」

また、夏にはしっかり行えなかったトレーニングキャンプも考えているとのこと。チームを作り上げて、そこに足りない選手を加えるためにも重要だとした。

「我々はその計画を立てている。何らかのキャンプを行うことは間違いない。選手たちにも少しの休暇を与えたい」

「我々はこのグループを集めただけで、彼らを落ち着かせることも、我々がやりたいサッカーをするための文化や環境を整えることもできなかった」

「1週間のトレーニングは我々にとっては黄金のようなもので、必ずその時間を作るつもりだ。それまでにやるべきサッカーがたくさんある」

PR
関連ニュース

セルティックが今冬レンタル加入の23歳イダーを買い取りへ 1試合平均1.25得点のストライカー

セルティックがアイルランド代表FWアダム・イダー(23)の完全移籍移行を決めたようだ。 イダーは今年1月よりノリッジ・シティからセルティックへレンタル移籍中のストライカー。加入後のリーグ戦レギュラーシーズン10試合(途中出場6試合)で7ゴールをマークした。 イギリス『フットボール・インサイダー』によると、セルティックは公式戦15試合出場、90分間あたり平均1.25ゴールのイダーを買い取る方針で一致したという。 イダーは保有元であるチャンピオンシップ(イングランド2部)のノリッジと昨年長期契約を結んだばかりだが、ノリッジは下部組織時代から育てたイダーを500万ユーロ(約8億3000万円)でセルティックへ譲渡するものとみられている。 2024.05.08 16:00 Wed

古橋の2発などでハーツとの上位対決を制したセルティックが次節オールドファームへ弾み!【スコティッシュ・プレミアシップ】

セルティックは4日、スコティッシュ・プレミアシップ第35節でハーツと対戦し3-0で勝利した。 リーグ戦5戦負けなしの首位セルティック(勝ち点81)が、3位ハーツ(勝ち点63)をホームに迎えた一戦。 セルティックはこの試合、FW古橋亨梧とMF旗手怜央スタメン入り、ケガ明けのFW前田大然とDF岩田智輝はベンチスタートとなり、DF小林友希はベンチ外となった。一方、ハーツのFW田川亨介とFW小田裕太郎はベンチスタートとなっている。 日本人所属クラブ同士の上位対決は、開始早々の4分にセルティックが先制する。右CKのこぼれ球をボックス手前で拾った旗手が胸トラップから左足でゴール前へボールを送ると、ゴール前の古橋がヘディングでゴール左に押し込んだ。 先制したセルティックだが、11分にピンチを迎える。左サイドを抜け出したグラントの折り返しをからボックス内に走り込んだデブリンがダイレクトシュートを放ったが、これはGKハートが左手一本で弾き出した。 その後は一進一退の展開が続く中、再びスコアを動かしたのはセルティック。21分、オライリーのロングパスからボックス中央に抜け出した古橋が右足ボレーでゴールネットを揺らした。 ハーフタイムにかけて押し込む状況を続けるセルティックは45分、ボックス内でこぼれ球を拾った古橋にチャンスが訪れたが、シュートはGKクラークのセーブに阻まれ、前半は2-0で終了した。 後半も立ち上がりから攻勢を続けるセルティックは57分、ボックス内でオライリーのパスを受けた旗手がシュート。相手GKが弾いたボールを拾ったオライリーがゴールを狙ったが、これもGKクラークの好セーブに防がれた。 膠着状態が続く中、セルティックは71分に旗手、古橋、キューンを下げて岩田、前田、イダーを投入。対する、ハーツはキングスレイを下げて小田をピッチに送り出した。 すると87分、セルティックは左クロスの流れからシャンクランドのハンドを誘発しPKを獲得。このPKをオライリーがゴール右に決め、試合を決定づける3点目を奪取。 結局、試合はそのまま3-0でタイムアップ。古橋の2ゴールなどで完勝のセルティックが次節の大一番へ大きな弾みを付けた。 セルティック 3-0 ハーツ 【セルティック】 古橋亨梧(前4) 古橋亨梧(前21) オライリー(後87[PK]) 2024.05.05 00:57 Sun

フォレストの2発で連勝のセルティックが首位を堅守!古橋は先制点を演出【スコティッシュ・プレミアシップ】

セルティックは28日、スコティッシュ・プレミアシップ第34節でダンディーFCと対戦し2-1で勝利した。 先週行われたスコティッシュカップ準決勝のアバディーン戦をPK戦の末に制し、2年連続の決勝進出を決めたセルティック。4戦ぶりの白星を目指した6位チーム相手のホームゲームではFW古橋亨梧、MF旗手怜央がスタメン入り、MF岩田智輝はベンチスタートとなり、負傷のFW前田大然はDF小林友希と共にベンチ外となった。 試合は地力に勝るセルティックが主導権を握ると24分、フォレストの左クロスをキューンが左足で合わせると、相手DFのブロックしたこぼれ球を走り込んだ旗手が詰めたがが、シュートはゴール左に外れた。 さらに攻勢を続けるセルティックは30分、旗手のパスをペナルティアーク内で受けた古橋がトラップで浮かせると、このボールに反応したフォレストが右足ボレーシュートをゴール右に突き刺した。 1点リードで後半を迎えたセルティックは、積極的な入りを見せるホームチームの後手に回ると62分に古橋とC・マクレガーを下げて岩田とイダーを投入。 すると67分、敵陣での果敢なハイプレスでフォレストがパスを引っ掛けると、こぼれ球を拾った旗手がラストパス。このパスでボックス内に侵入したフォレストが相手DF2人の間を強引に突破し、シュートをゴールに流し込んだ。 さらに73には、ボックス中央右から侵入した旗手がコントロールショットでゴールに迫ったが、これが左ポストを直撃した。 その後、セルティックは75分にポータレスのゴールで1点を返されたが、そのまま2-1でタイムアップ。フォレストの2ゴールで逃げ切ったセルティックがリーグ戦連勝で首位をキープしている。 2024.04.29 01:05 Mon

シーズン絶望予想の前田大然がトレーニング復帰、ロジャーズ監督もタイトル争いに期待「素晴らしいニュース」

負傷離脱しているセルティックの日本代表FW前田大然がトレーニングに復帰。シーズン中にプレーする可能性が出てきた。イギリス『デイリー・レコード』が伝えた。 今シーズンはスコティッシュ・プレミアシップで25試合に出場し5ゴール2アシストを記録するなど、公式戦32試合で9ゴール3アシストの前田。しかし、7日に行われたレンジャーズとの“オールドファーム"で負傷していた。 ハムストリングを傷めた前田に関して、ブレンダン・ロジャーズ監督は離脱を認め、数週間はいないとしていた。 今シーズン中の復帰は絶望とも見られていた前田だが、驚異の回復を見せているという。 ロジャーズ監督は28日のダンディー戦に向けた記者会見で前田について言及。トレーニングに復帰したことを認めた。 「我々に与えられた情報は、彼はおそらくシーズン残りは欠場するだろうというものだった」 「しかし、彼はとても良く反応しており、スキャンとウルトラスキャンを受けた後、ピッチに戻ってきた」 「今朝、我々のメディカルチームの責任者であるティム(・ウィリアムソン)と話していたが、彼(前田)はここにいる間、回復と全体的な身体能力の点で常に驚かされ続けていると言っていた」 「(レンジャーズ戦の)試合後に彼が感じた腱の損傷は何もないというのは素晴らしいニュースだが、まだいくつかのステップを踏む必要がある」 前田は、ダンディー戦はさすがに起用できないものの、次節のハート・オブ・ミドロシアン(ハーツ)戦では起用可能になる見込み。熾烈なリーグ優勝争いに向けて、大きな戦力となることは間違いない。 また、5月11日にはスコティッシュカップ決勝が控えており、レンジャーズとのタイトルマッチでも大きな役割を果たすことになると期待されている。 2024.04.27 23:15 Sat

PK戦までもつれた激闘を制したセルティックが2年連続の決勝進出!【スコティッシュカップ】

セルティックは20日、スコティッシュカップ準決勝でアバディーンと対戦し2-2で120分が終了。その後、PK戦を6-5で制したセルティックが決勝進出を決めた。 準々決勝でリヴィングストンを前田大然のハットトリックなどで下した前回王者のセルティックが、2年連続の決勝進出を懸けてアバディーンのホームに乗り込んだ一戦。 セルティックはこの試合、FW古橋享梧とMF旗手怜央がスタメン入り、MF岩田智輝はベンチスタートとなり、負傷中のFW前田大然はDF小林友希と共にベンチ外となった。 セルティックは開始早々の2分に失点を許す。クラークソンのスルーパスでDFの裏に抜け出したミオフスキがそのままボックス内まで侵入。飛び出したGKとの一対一を制し、ゴールネットを揺らした。 先制を許したセルティックだったが、21分に古橋のハイプレスから同点弾が生まれる。最終ラインでバックパスを受けたマクドナルドに素早くプレスをかけた古橋がボールを奪うと、そのままドリブルでカウンター。ボックス内から放ったシュートはガーテンマンのブロックに阻まれたが、こぼれ球をキューンがゴールに流し込んだ。 同点で迎えた後半、立ち上がりからボールを保持するものの、なかなか攻め切れない状況が続くセルティックは、62分にヤン・ヒョンジュンとC・マクレガーを下げてフォレストと岩田を投入。すると直後の63分、バイタルエリア左でボールを受けたフォレストがカットインから右足を振り抜くと、狙いすましたシュートがゴール右隅に吸い込まれた。 70分に古橋を下げたセルティックは、80分にロングボールでDFの裏に抜け出したミオフスキのラストパスからホイレットに決定機を許したが、シュートはゴール左に外れて難を逃れた。 その後、セルティックは86分に旗手とキューンを下げてベルナルドとパルマを投入。このまま逃げ切るかと思われたが、90分にボックス左から侵入したホイレットのクロスをソクラーにヘディングで叩き込まれ、土壇場で試合を振り出しに戻された。 2-2のまま突入した延長戦もセルティックがポゼッションでアバディーンを圧倒する。すると延長前半追加タイム1分、味方のスルーパスでボックス右深くに抜け出したアリスター・ジョンストンの折り返しをオライリーがワントラップから左足でゴール右を射貫いた。 このまま試合終了かと思われたが、セルティックは試合終了間際の119分にホイレットの左クロスからマクドナルドにヘディングシュートを流し込まれ、再び試合を振り出しに戻された。 延長戦でも決着が付かずに迎えたPK戦では、5人目のハート以外の7人が成功したセルティックに対し、アバディーンは4人目のダンカンと7人目のフィリップスが失敗。この結果、連覇を狙うセルティックが2年連続の決勝へ駒を進めた。 2024.04.21 01:10 Sun
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly