今季好調のマティプ、相棒のファン・ダイクを称賛「彼は完璧なセンターバック」

2021.10.11 16:03 Mon
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リバプールの元カメルーン代表DFジョエル・マティプが、チームメイトであるオランダ代表DFヴィルヒル・ファン・ダイクとU-21フランス代表DFイブラヒマ・コナテについて語った。クラブ公式サイトが伝えている。

昨シーズンは1月に負ったケガによりシーズン終了となったマティプだが、今シーズンはここまで公式戦8試合に出場。チームにはファン・ダイクやコナテのほか、イングランド代表DFジョー・ゴメス、イングランド人DFナサニエル・フィリップスらライバルがひしめく中で、ファン・ダイクと並び主軸の座を確保している。
公式マガジンのインタビューに応じたマティプは、昨シーズンの大ケガから復帰したファン・ダイクや新加入のコナテに言及。ファン・ダイクとプレーできる喜びを語りつつ、ここまで公式戦2試合の出場に留まるコナテについてはチームにフィットする時間が必要だと語った。

「ヴィルヒルと再び一緒にプレーできるのは、僕にとって素晴らしいことだ。彼がピッチに戻ってくるのを見るのは本当に嬉しいね。彼は完璧なセンターバックさ。ボールを持っているときは落ち着きがあり、ボールへのアプローチも素晴らしい。僕らのリーダーであり、彼の復帰はチームにとって良いことだ」

「イブ―(イブラヒマ・コナテ)は本当によく馴染んでいると思う。それでも、完全に馴染むには時間がかかるものであり、守備陣で良い関係を築くのにも時間はかかる。彼がどのような反応をするのか、そして彼は僕がどう反応するのか、知る時間が必要だ。僕たちは一緒に多くのトレーニングを積んでいるところであり、新しい選手には常に時間が必要になる」
また、マティプはチームで守備を担う4バックとアンカー、GKの6人はお互いの特徴を知ることが大切になるとコメント。選手が変われば、調整も必要になると語った。

「守備の仕方について同じアイデアを持っていても、誰もが少しずつ違う反応をするものであり、それに適応する必要がある。6人の選手全員が同じようにプレーしているわけではないから、常に少しずつ適応しないといけない」

「ただ、どのようにプレーするか、どのようにディフェンスするかなどの考え方は、常に同じだと思う。もちろん、小さな調整は必要になるけどね」

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リバプールが退団選手発表! チアゴ&マティプは退団、GKアドリアンには契約延長オファー

リバプールは5日、2023-24シーズン限りでの退団選手を発表した。 ユルゲン・クロップ監督がチームを去り、アルネ・スロット新監督が就任するリバプール。すでに元スペイン代表MFチアゴ・アルカンタラ(33)、元カメルーン代表DFジョエル・マティプ(32)が契約満了での退団が発表されていた。 チアゴは2020年にバイエルンから加入。公式戦98試合に出場し、FAカップとコミュニティ・シールドの優勝を経験。マティプは2016年夏にシャルケから加入し、公式戦201試合で11ゴールを記録。チャンピオンズリーグ(CL)やプレミアリーグの優勝を含む7つのタイトルを獲得していた。 また、契約満了で退団の可能性があったGKアドリアン(37)に関しては、新契約を結ぶオファーを出しているとのこと。ブラジル代表GKアリソン・ベッカー(31)、アイルランド代表GKクィービーン・ケレハー(25)らには退団の話もあるだけに、慎重になっているところだ。 その他、MFメルカム・フラウエンドルフ(20)、FWマテウシュ・ムシアロフスキ(20)、DFアダム・ルイス(24)も退団する。 アカデミーレベルでもDFネイサン・ギブリン(18)、DFフランシス・ギマ(17)、GKルーク・ヒューイットソン(19)、DFナイル・オズボーン(19)、MFコーディ・ペニントン(17)に関しても契約満了で退団となる。一方で、GKジェイコブ・ポイトレス(20)、GKリース・トゥルーマン(19)には契約延長を打診しているとのことだ。 2024.06.05 18:23 Wed

今夏注目銘柄のスポルティングDFイナシオ、マンチェスター・ユナイテッドとリバプールが獲得に動く?

スポルティングCPのポルトガル代表DFゴンサロ・イナシオ(22)には、プレミアリーグから強い関心が示されているようだ。 イナシオは2020年10月にスポルティングの下部組織からファーストチームデビューを果たすと、以降はディフェンスラインの主力に定着。安定したパフォーマンスを継続して披露し、ポルトガル代表にも選出され続けている。 対人戦の強さとビルドアップ能力を兼ね備えたイナシオに対しては、ビッグクラブからの関心が集中。特にニューカッスルは積極的な動きを見せ、獲得に注力とも報じられていた。 そんな中で、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、現在イナシオにはマンチェスター・ユナイテッドとリバプールも接触している模様。イナシオには6000万ユーロ(約102億円)の契約解除金が設定されており、交渉の行方が注目される。 ユナイテッドは今シーズン、守備陣に負傷者が続出。さらに、フランス代表DFラファエル・ヴァランの退団が決定したこともあり、センターバックの補強は優先事項となっている。 リバプールも長くチームを支えてきた元カメルーン代表DFジョエル・マティプが退団。アルネ・スロット監督が新たに就任するクラブはセンターバック補強を模索と報じられており、イナシオ獲得に具体的な動きを見せる可能性がある。 2024.06.04 12:20 Tue

マティプが今季限りでリバプール退団…2016年加入で通算201試合出場、「8年間は素晴らしいものだった」

リバプールは17日、元カメルーン代表DFジョエル・マティプ(32)の退団を発表した。 シャルケ時代に内田篤人氏とも共闘したマティプは2016年夏にリバプール入りし、通算201試合に出場(11ゴール)。後に加入のヴィルヒル・ファン・ダイクが中心と化す最終ラインだが、ジョー・ゴメスやイブラヒマ・コナテとの争いになるなかで、2021-22シーズンはプレミアリーグ31試合でプレーするなど、シーズンでも43試合に出場した。 ユルゲン・クロップ監督からは195cmのサイズがありながら、ボールを持ち上がれるセンターバックとして長らく計算され、チャンピオンズリーグ(CL)やプレミアリーグをはじめ、7つのタイトルに貢献するが、今季が契約最終年。今季は昨年12月の前十字じん帯断裂により、14試合の出場にとどまるなか、契約満了に伴う退団が決まった。 ケガも多かったが、8シーズンにわたってリバプールに貢献したマティプは「ここリバプールでの8年間は素晴らしいものだった」と振り返り、感謝の言葉を述べた。 「素晴らしいクラブで、素晴らしい監督と素晴らしいチームとともに、エキサイティングな歴史の一部になれた。素晴らしいタイトルを獲得し、世界一のファンがいる」 「クラブを支える個性豊かな人々、そしてリバプールを愛するファンのみんなと素晴らしい時間を経験させてもらって感謝の気持ちでいっぱいだ」 「妻と僕は初日から歓迎され、サポートを感じたし、子供と一緒にここで想像しうる最高の時間を過ごした。僕らはそれを特別な思い出としてずっと大切にしていく」 また、同じく退任するクロップ監督は「フットボールに携わるなかで、彼ほど愛される選手はあまりいない。悪くも言えるかもわからない。素晴らしいプロフェッショナルで、フットボーラーとしても素晴らしい。そして人としてもだ。これほど長く彼とともにできて幸せだった。今、できるのは彼が新たな方向に向かうのを祈ることだけだ」と話した。 2024.05.17 17:25 Fri

リバプールがグエイ獲得レースに参戦へ

リバプールが、クリスタル・パレスのイングランド代表DFマーク・グエイ(23)の争奪戦に参戦する構えだ。イギリス『テレグラフ』が報じている。 ユルゲン・クロップ監督の今シーズン限りでの退任によって今夏の大幅なスカッド刷新も見込まれるリバプール。センターバックに関しては近年負傷が目立つベテランDFジョエル・マティプの退団が濃厚で、少なくとも1人か2人は新戦力を獲得する可能性が高い。 そういったなか、以前から獲得候補の一人として名前が挙がるグエイ獲得に動く構えだ。 チェルシーのアカデミー出身で2021年のパレス加入以降は高い身体能力と安定した技術を武器に、国内屈指の若手センターバックの評価を確立。イングランド代表でも徐々にプレー機会を増やしている。 その逸材はイーグルスと2026年まで契約を残しているものの、新たな契約を結ぶ意思はなく、クラブは今夏のタイミングでの売却を考慮している模様だ。 ただ、同選手に対してはブラジル代表DFチアゴ・シウバの後釜を探す古巣チェルシーに加え、マンチェスター・ユナイテッドが獲得に興味を示している。 とりわけ、ユナイテッドの新スポーツディレクターに就任することが確実なダン・アシュワース氏は、ニューカッスルでも同選手の獲得に動くなどその才能を高く評価しており、リバプールにとっては強力な対抗馬となりそうだ。 2024.02.21 23:01 Wed

好調リバプールに新たに3人の負傷者…ブレントフォード戦前半にジョタらが負傷

好調を維持するリバプールに新たな負傷者が出てしまった。イギリス『リバプール・エコー』が伝えている。 リバプールは17日、敵地で行われたプレミアリーグ第25節でブレントフォードと対戦し、4-1の快勝を収めた。 途中出場で戦列復帰を果たしたFWモハメド・サラーの1ゴール1アシストの活躍などによってリーグ連勝を飾ったチームは首位キープに成功したが、同試合では新たに3人の負傷者が出てしまった。 ブレントフォード戦の前半には相手選手との接触で足首を痛めたMFカーティス・ジョーンズ、接触プレーの際に左ヒザに乗られる形となったFWジオゴ・ジョタがいずれも負傷交代。さらに、先制点を挙げながらもハーフタイムで交代となったFWダルウィン・ヌニェスも負傷交代だったことが明らかになった。 同試合後、公式会見に出席したユルゲン・クルップ監督は3選手の状態について説明。「どれだけのコストがかかるか見極める必要があるが、それはまだ分からない」と明言を避けながらも、担架でピッチを後にしたジョタ、松葉杖を使用してスタジアムを去ったカーティス・ジョーンズの状態を危惧している。 「プレーヤーを失い複雑な感情だが、それがどれだけ深刻なのか分からない。彼らにとってはあまり良くないようだ」 「カーティスは脛の下部、つまり足首の上を打撲した。それが何を意味するかはこれから分かるだろう。それは彼が感じたことだが、100%確信があったわけではない。カーティスがプレーできないということは、それが間違いないことを物語っている。彼はどんな犠牲を払ってでもプレーし続けたかったからだ」 「ジオゴはおそらく最悪の状態だろう。私は戻って見なかったが、写真の見た目も良くなかったと聞いており、それを確認する必要がある」 一方、ヌニェスに関しては負傷箇所について詳しく言及しなかったものの、予防的な意味合いでの交代だったとあくまで軽微な問題であることを強調している。 「ダルウィンはちょっと問題があると訴えていて、それで我々は彼を下げた。だが、すぐにブレーキをかけるには十分だったし、それが我々のやり方だった。結果的に彼を下げてコディ(・ガクポ)を投入したが、それが非常にうまくいった」 なお、リバプールではジョエル・マティプ、ステファン・バイチェティッチといった長期離脱組に加え、ここ最近ではトレント・アレクサンダー=アーノルド、アリソン・ベッカー、チアゴ・アルカンタラ、ドミニク・ソボスライが離脱している。 2024.02.18 07:30 Sun

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パケタ売却による資金調達計画が頓挫、ウェストハムがクドゥスを1年で売却も?

ウェストハムがガーナ代表MFモハメド・クドゥス(23)を1年で売却か。イギリス『フットボール・インサイダー』が伝える。 22年カタールW杯で一躍脚光を浴び、今季開幕後にアヤックスからウェストハム入りしたクドゥス。プレミアリーグ1年目は33試合8得点6アシスト、公式戦全体で45試合14得点6アシストという数字を残している。 まごうことなきウェストハムの中心選手だが、今夏ブラジル代表MFルーカス・パケタで移籍金を稼ごうとしていたクラブは、同選手の違法賭博疑いでこれが事実上頓挫。フレン・ロペテギ新監督の求める新戦力を確保すべく、資金調達へクドゥスを売る可能性があるという。 元々パケタ売却で見込んでいたのは8500万ポンド(約169億円)前後。クドゥスの評価額は不明瞭だが、プレミア1年目で印象的な活躍を披露していただけに、リバプールらトップクラブからの大きな関心が伝えられる。 2024.06.07 12:40 Fri

マディソン&ジョーンズがイングランド代表キャンプから離脱…ユーロ2024出場がなくなる

ユーロ2024の開幕が迫る中、各国代表は調整中。登録メンバー26名の締め切りは7日に設定されている。 イングランド代表は8日にメンバーを発表する予定だったが、候補メンバーを含めて33名を招集。7名がチームから外れることになる。 そんな中、締め切りを前にメンバー外になる選手が発表。イングランドサッカー協会(FA)は、トッテナムのMFジェームズ・マディソン、初招集を受けたリバプールのMFカーティス・ジョーンズはメンバー外になることを発表した。 マディソンは3日に行われたボスニア・ヘルツェゴビナ代表との親善試合に出場。後半途中からピッチに立っていた。また、ジョーンズはベンチ入りにも出番がなかった。 その他、初招集となったリバプールのDFジャレル・クアンサーも外れる候補の1人だという。 マディソンとジョーンズは、7日に行われるアイスランド代表との親善試合を前に、イングランド代表のキャンプを離れたとされている。 なお、負傷した状態で招集を受けているDFルーク・ショー(マンチェスター・ユナイテッド)は5日にトレーニングに合流。状態を見た上で判断されることになりそうだ。DFハリー・マグワイア(マンチェスター・ユナイテッド)、DFルイス・ダンク(ブライトン&ホーヴ・アルビオン)は別メニューで調整している。 マディソンはレスター・シティから今季トッテナムに加入。ケガにも悩まされた中、プレミアリーグで28試合に出場し4ゴール9アシストを記録していた。 2024.06.06 19:40 Thu

【2023-24 プレミアリーグベストイレブン】2季連続2位のアーセナルから最多5選手を選出

2023-24シーズンのプレミアリーグが終了しました。そこで本稿では今シーズンのベストイレブンを超ワールドサッカー編集部が独自に選定してみました。 ◆プレミアリーグベストイレブン GK:ピックフォード DF:サリバ、ファン・ダイク、ガブリエウ MF:ウーデゴール、ロドリ、パーマー、ライス FW:サカ、ワトキンス、フォーデン GK ジョーダン・ピックフォード(30歳/エバートン) 出場試合数:38(先発:38)/失点数:51 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 残留の立役者に。最多クリーンシートのラヤやヴィカーリオ、マルティネスの活躍も光ったが、リーグ2位の13試合でクリーンシートを達成したトフィーズの守護神を選出。財務違反による勝ち点8剥奪で残留争いを強いられたチームはリーグワースト2位の深刻な得点力不足に喘いだが、タルコウスキ率いるディフェンスラインと共に再三の好守で失点を防いだイングランド代表GKの活躍によって残留を勝ち取った。 DF ウィリアム・サリバ(23歳/アーセナル) 出場試合数:38(先発:38)/得点数:2 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今季のベストDF。実質プレミアリーグ2年目でその才能を完全に開花させた。若さを全く感じさせない余裕を持った守備対応で各クラブの一線級のアタッカーを封殺。また、痺れるビッグマッチにおいては傑出した集中力をみせ、攻守に研ぎ澄まされたプレーを披露。完全にワールドクラスの域に到達した。 DF ヴィルヒル・ファン・ダイク(32歳/リバプール) 出場試合数:36(先発:36)/得点数:2 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 完全復活。過密日程を強いられた後半戦にややパフォーマンスを落としたが、全盛期に近いコンディションを取り戻した結果、再び世界最高峰のセンターバックに返り咲く。圧倒的なフィジカルとプレーリードによってピンチの芽を積み続け、新キャプテンとしてのリーダーシップや持ち味であるビルドアップ、セットプレー時のターゲット役としての存在感も抜群だった。 DF ガブリエウ・マガリャンイス(26歳/アーセナル) 出場試合数:36(先発:34)/得点数:4 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> リーグ最少失点に貢献。判断、安定感の部分で昨季以上の進化を見せてサリバと共に鉄壁のセンターバックコンビを形勢。地対空の圧倒的な対人戦の強さで相手のエースを封じ込め、ビルドアップの部分でも大幅にミスが減った。攻撃時のセットプレーでは常に相手の脅威に。 MF マルティン・ウーデゴール(25歳/アーセナル) 出場試合数:35(先発:35)/得点数:8 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ガナーズ牽引のスキッパー。指揮官アルテタからピッチ上の指揮官として全幅の信頼を受け、ハイインテンシティとハイクオリティを両立させたパフォーマンスで攻守に安定をもたらした。8ゴール10アシストの数字に加え、キーパスや崩しの起点の仕事、プレッシングのスイッチ役と目に見えない貢献度が非常に高かった。 MF ロドリ(27歳/マンチェスター・シティ) 出場試合数:34(先発:34)/得点数:8 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 4連覇王者の心臓。シーズンMVPはフォーデンに譲る形となったが、その活躍と遜色ない圧巻のパフォーマンスでシティ優勝に大きく貢献。現時点で世界最高のホールディングMFという評価を確立しており、攻守両面での安定感は異次元のレベル。加えて、セットプレーやミドルシュートを武器に8ゴールを挙げる得点力、勝負強さは驚異的だ。 MF コール・パーマー(22歳/チェルシー) 出場試合数:33(先発:29)/得点数:22 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 新天地で大爆発。期待の若手との評価にとどまったマンチェスター・シティを離れて加入したチェルシーでリーグ屈指のアタッカーに急成長。シーズン序盤は高精度の左足にPKの巧さにスポットライトが当たっていたが、中盤戦以降は試合ごとに進化を示し、組み立ての能力、局面打開力、アタッキングサードでの圧倒的なクオリティを示し、いずれもリーグトップクラスの22ゴール11アシストを記録。不調のブルーズを6位まで押し上げた原動力に。 MF デクラン・ライス(25歳/アーセナル) 出場試合数:38(先発:37)/得点数:7 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> MVP級の輝き。最終結果によってMVPには選出しなかったが、パフォーマンスとチームへの影響力という部分ではフォーデン、ロドリと同等の評価だ。守備では傑出したデュエルの強さにカバーリング能力、攻撃では質の高い繋ぎに推進力で起点役を担い、後半戦はプレースキッカーとしても能力の高さを示した。さらに、7ゴールを挙げるという文句なしの活躍ぶりだった。 FW ブカヨ・サカ(22歳/アーセナル) 出場試合数:35(先発:35)/得点数:16 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 安定感抜群のガナーズのエース。幾つかのビッグマッチで消えた試合もあったが、35試合ほぼフル稼働で常に攻撃の起点を担ってきたタフさと安定感は素晴らしかった。16ゴール9アシストというスコアポイントに加え、時にダブルチームで対応される中でも右サイドで質的優位を生み出し続け、周囲の味方に自由を与えるエースとしての仕事も光った。 FW オリー・ワトキンス(28歳/アストン・ビラ) 出場試合数:37(先発:37)/得点数:19 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今季のベストストライカー。リーグ4位タイの19ゴールにリーグ最多の13アシストと32ゴールに関与する驚異的なスタッツを記録。シーズンを通して多くの選手と前線でコンビを組みながら、チャンスメーカー、フィニッシャーとしてハイレベルのプレーを披露。得意のオフ・ザ・ボールの動き出しとシュート精度を武器に、例年通りにゴールを量産しつつ、磨きをかける個人での局面打開やラストパス、クロスで味方のゴールをお膳立てし、より万能型のプレースタイルに進化を遂げる1年となった。 FW フィル・フォーデン(24歳/マンチェスター・シティ) 出場試合数:35(先発:33)/得点数:19 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今季のMVP。キャリアハイの19ゴールに加え、8アシストを記録。左右のウイングにトップ下を主戦場にゲームメーカー、チャンスメーカー、フィニッシャーとマルチタスクをハイレベルでこなし、前人未踏の4連覇の立役者に。 2024.06.06 19:05 Thu

セカンドキャリアに向け準備着々 ジョタ、マティプ、アドリアンがUEFAのBライセンスを取得

プロサッカー選手協会(PFA)は5日、リバプールのポルトガル代表FWジオゴ・ジョタ、元カメルーン代表DFジョエル・マティプ、スペイン人GKアドリアンがUEFA B ライセンスを取得したと発表した。 UEFAの発行するBライセンスは、UEFA Aライセンスの下位に位置。ライセンス保有者は、アマチュアクラブ、16歳までのユースチームのヘッドコーチ、プロクラブのアシスタントコーチに就任することが可能だ。 今回、将来的なコーチ業を志す3名の選手をサポートしていたPFAは、公式X(旧ツイッター)にてライセンス取得を発表。選手の笑顔の写真を投稿しつつ、コーチ業への第一歩を称えている。 ジョタは2020年夏にリバプールへ加入すると、前線ならどこでもプレー可能なユーティリティ性の高さと、ここぞの場面で得点を決める勝負強さで主力に定着。今シーズンは度重なるケガに見舞われたが、それでも公式戦32試合15ゴール4アシストの成績を残した。 マティプは2016年夏にフリーでリバプールに加入すると、センターバックの主力として多くのタイトル獲得に貢献。時折見られるひょうきんな一面もファンから愛されていたが、契約最終年となる今シーズンは昨年12月の前十字じん帯断裂によって14試合の出場にとどまり、退団が決定した。 アドリアンは2019年夏にリバプールへフリーで加入。第3GKという立場ながらチームのまとめ役を請け負うなどベテランらしい立ち回りでチームに貢献しており、リバプールとの契約は今季で満了となるも現在は新契約をオファーされている。 いずれの選手もまだキャリア継続の意向ではあるが、このまま順調にライセンスを取得していけば将来的にトップチームを指揮する姿が見られるかもしれない。 <span class="paragraph-title">【画像】UEFA B ライセンス取得を喜ぶジョタたち</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">The PFA have been supporting three <a href="https://twitter.com/LFC?ref_src=twsrc%5Etfw">@LFC</a> players on their coaching journey, recently completing the <a href="https://twitter.com/UEFA?ref_src=twsrc%5Etfw">@UEFA</a> B Licence.<br><br>Congratulations <a href="https://twitter.com/AdriSanMiguel?ref_src=twsrc%5Etfw">@AdriSanMiguel</a>, Joel Matip and <a href="https://twitter.com/DiogoJota18?ref_src=twsrc%5Etfw">@DiogoJota18</a><a href="https://t.co/YGwAmUycTR">pic.twitter.com/YGwAmUycTR</a></p>&mdash; Professional Footballers’ Association (@PFA) <a href="https://twitter.com/PFA/status/1798316250516652290?ref_src=twsrc%5Etfw">June 5, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.06.06 16:30 Thu

リバプールの若手SBラムゼイがウィガンにシーズンローン

リバプールは5日、スコットランド代表DFカルヴァン・ラムゼイ(20)がウィガンにレンタル移籍することを発表した。レンタル期間は2024-25シーズンの1シーズンとなる。 ラムゼイは2022年夏にスコットランドのアバディーンからリバプールへ加入。しかし、プレシーズンから背中の問題によって欠場が続くと、2023年2月には左ヒザの負傷で手術を受けて長期離脱に。結局、プレミアリーグでの出場はなく、チャンピオンズリーグ(CL)とEFLカップ(カラバオカップ)1試合ずつの出場のみで加入1年目を終えた。 迎えた今シーズンは復活を期し、プレストンへレンタル移籍。しかし、またしてもヒザを負傷して長期離脱に陥ると、復帰後もポジションを確保できずチャンピオンシップ(イングランド2部)で2試合の出場にとどまっていた。これを受け、シーズン後半はボルトン・ワンダラーズにレンタル先を変更していた。 なお、ラムゼイが新シーズンにプレーするウィガンは、今シーズンのフットボールリーグ1(イングランド3部)を中位の12位で終えていた。 2024.06.06 08:15 Thu

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ロイ・キーンに頭突きした男が有罪判決…アーセナルvsユナイテッド戦後にスタジアムで襲撃

現役時代はマンチェスター・ユナイテッドやアイルランド代表で活躍し、現在は解説者を務めるロイ・キーン氏に対し、頭突きを行った男が有罪判決を受けた。イギリス『BBC』が伝えた。 事件が起きたのは2023年9月。アーセナルvsユナイテッドの試合会場で起こった。 イギリス『スカイ・スポーツ』で解説を務めていた、キーン氏と、同じく解説を務めたマンチェスター・シティなどでプレーしたマイカー・リチャーズ氏はが一般人と口論に。その際に男性がキーン氏に頭突きしたとされ、警察が捜査を行っていた。 暴行した男は土木技師のスコット・ロー氏(43)。「不当かつ無分別な暴力行為」の罪で有罪判決が下され、3年間のサッカー禁止命令とともに、80時間のボランティア活動が命じられた。また、訴訟費用650ポンド、被害者負担金114ポンドの合計764ポンド()の支払いも命じられたという。 試合の解説を終え、フルタイムの分析をするために移動してたキーン氏を襲ったロー氏。座席が『スカイ・スポーツ』の解説席の下にあり、試合中からキーン氏とジョークのやりとりがあったという。 その後、試合ではVARの判定を巡り騒ぎになると、2人のやりとりがヒートアップしたとのこと。ロー氏は悪態をついていた中で、キーン氏に「私の顔を見て言え」と言われ、試合後に頭突きしたという。 ただ、この主張は事件の翌日に警察での取り調べでの供述とは「劇的に変化」していたとのこと。「私は眠れなかった。メディアによって有罪とされた」と主張していたそうだが、検察は「この不当かつ無分別な暴力行為は全く受け入れられない」と主張し、有罪となったという。 なお、ロー氏は今回の判決に対し、控訴する予定だという。 2024.06.07 14:10 Fri

1年前に断ったサウジ行き…ルカクが疑念払拭で移籍も? 「考えるよりもレベルが高い」

チェルシーで去就注目のベルギー代表FWロメル・ルカク(31)はサウジアラビア行きも選択肢となるのだろうか。 ここ2シーズンにわたり、インテル、ローマといずれもローン移籍のルカク。今季も最終的に公式戦21ゴールを積み上げたストライカーだが、チェルシーでは依然として戦力に計算されず、来季も他で出番を求めるのが確実視される。 ローマのほか、アントニオ・コンテ新監督が率いるナポリや、ミランも関心を寄せるが、この夏のチェルシーは完全売却のみを視野に入れ、イタリアのクラブが交渉の席についても資金力的に一筋縄ではいかないものとみられる。 そのなかで、新天地選びでサウジアラビアも1つに。ルカクは昨夏、チェルシーが受けたアル・ヒラルからのオファーを拒んだが、サウジアラビア行きの見方が変わったようだ。ベルギー『HLN』で語った。 「サウジアラビアは僕を止められない。(サウジのフットボールレベルは)上がる一方だ。多くの人が考えるよりもはるかにレベルが高い」 「多くの選手がどんどんとあの場所でプレーするだろう。それと、あの場所のファンがフットボールをどのように体験しているかもある」 「インフラはまだ改善すべきだけど、ヨーロッパの主要クラブは『サウジアラビアがくる』と知っている。ボクシングや、ゴルフ、F1ではもうそれが目にできる」 2024.06.07 13:50 Fri

ロ・チェルソがエメリ監督と再々タッグも? 来季CLのビラが関心

アルゼンチン代表MFジオバニ・ロ・チェルソ(28)に恩師と再会を果たす可能性があるようだ。イギリス『デイリー・メール』が報じた。 2019年夏にトッテナム入りのロ・チェルソ。2022年1月から1年半にわたってビジャレアルにローン移籍した後、今季からトッテナムに戻り、公式戦24試合で2得点2アシストの数字を残した。 ただ、アンジェ・ポステコグルー新監督のもとでレギュラーの座を確約される存在となれたわけではなく、22試合出場のプレミアリーグでは4回の先発のみ。契約も次シーズンが最終年となる。 連覇がかかるコパ・アメリカ2024の最終メンバー入りとともに、去就も注目となるなか、今夏にいくつかのクラブから関心が示されており、チャンピオンズリーグ(CL)出場のアストン・ビラもその1つという。 ビラを率いるウナイ・エメリ監督はロ・チェルソにとってパリ・サンジェルマン(PSG)、そしてビジャレアル時代の恩師。ビジャレアル時代は公式戦33試合で起用され、信頼も厚かった。 他方では古巣のレアル・ベティスからも興味があるが、呼び戻す余裕があるか疑問符が付くというロ・チェルソ。ビラ行きなら、エメリ監督と3度目のタッグだが、果たして。 2024.06.07 12:50 Fri

パケタ売却による資金調達計画が頓挫、ウェストハムがクドゥスを1年で売却も?

ウェストハムがガーナ代表MFモハメド・クドゥス(23)を1年で売却か。イギリス『フットボール・インサイダー』が伝える。 22年カタールW杯で一躍脚光を浴び、今季開幕後にアヤックスからウェストハム入りしたクドゥス。プレミアリーグ1年目は33試合8得点6アシスト、公式戦全体で45試合14得点6アシストという数字を残している。 まごうことなきウェストハムの中心選手だが、今夏ブラジル代表MFルーカス・パケタで移籍金を稼ごうとしていたクラブは、同選手の違法賭博疑いでこれが事実上頓挫。フレン・ロペテギ新監督の求める新戦力を確保すべく、資金調達へクドゥスを売る可能性があるという。 元々パケタ売却で見込んでいたのは8500万ポンド(約169億円)前後。クドゥスの評価額は不明瞭だが、プレミア1年目で印象的な活躍を披露していただけに、リバプールらトップクラブからの大きな関心が伝えられる。 2024.06.07 12:40 Fri

デ・ゼルビ監督退任のブライトン、ポッター元監督と復帰巡って協議

日本代表MF三笘薫も所属するブライトン&ホーヴ・アルビオンが次期監督を巡り、元指揮官のグレアム・ポッター氏(49)と復帰の協議をしているようだ。 ブライトンでの手腕が買われ、2022年9月にチェルシー行きを決断したが、成績不振により、1年もたずして職を失ったポッター氏。以降はフリーの状況が続く。 一方のブライトンはロベルト・デ・ゼルビ監督が今季限りで退任。イプスウィッチ・タウンのキーラン・マッケンナ監督を1stターゲットに定めるといわれる。 ただ、マッケンナ監督はイプスウィッチとの契約更新を選び、来季も残留。イギリス『ガーディアン』いわく、ブライトンはここでポッター氏にシフトしたという。 そんなブライトンだが、ポッター氏との話を急いでまとめるつもりはなく、スティーブ・クーパー氏ら他の候補にも目をやり、時間をかけて決めるそうだ。 チェルシー移籍後に「楽な生活がしたければ、ブライトンで働き続けた方が簡単だった」と発言し、それが一部のブライトンファンから怒りを買ったともされるポッター氏。エリク・テン・ハグ監督が解任となれば、マンチェスター・ユナイテッド行きも取り沙汰されるが、いかに。 2024.06.07 11:50 Fri
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