川崎Fが王者の底力を見せ3戦連続逆転勝ち!神戸は武藤の2戦連続弾も実らず足踏み【明治安田J1第28節】
2021.09.29 21:09 Wed
明治安田生命J1リーグ第28節、川崎フロンターレvsヴィッセル神戸が29日に等々力陸上競技場で行われ、3-1でホームの川崎Fが勝利を収めた。
連戦が続く川崎Fは、苦しんだ26日の湘南ベルマーレ戦からスタメンを6人変更。レアンドロ・ダミアンや家長らが先発に戻り、橘田をアンカーに置いた[4-3-3]でスタートした。一方の神戸はフライデーナイトの清水エスパルス戦からセルジ・サンペールから櫻井への変更のみ。19歳の櫻井はJ1初先発を飾り、[4-2-3-1]のダブルボランチの一角を務めた。
まずは旗手のフィニッシュで川崎Fがゴールに迫ったが、先に試合を動かしたのは神戸だった。13分、ハーフウェーライン後方からイニエスタが浮き球のパスを送ると、背後を取った大迫がボックス左へ侵入。タメを作りつつ、キックフェイントも交えて中へ折り返すと、ワンテンポ遅らせて入ってきた武藤が左足で合わせてゴール。清水戦に続き”Jリーグ復帰組”のコンビで先手を取った。
3試合連続で先制された川崎Fは直後にボックス左手前でFKを得る。脇坂のキックは壁に当たり、こぼれ球を拾った旗手のミドルはGK飯倉がセーブ。25分には中央でボールを受けた脇坂が左へ流れながら相手を一枚剥がし、ボックス左手前から左足で狙うも、フィニッシュを枠の右へ外してしまう。
ボールを保持し、深い位置まで運びながらもシュートまで持ち込めない川崎Fとは対照的に、神戸はこぼれ球を拾った櫻井がミドルを放つ。39分には谷口の処理ミスを拾った大迫が左足で狙い、2分後にはイニエスタが大迫とのワンツーから右足のシュート。川崎Fは44分にレアンドロ・ダミアンがボックス手前から強引に狙ったが、大きく枠を外れた。
54分にはマルシーニョの突破が菊地のファウルを誘ってPKを獲得するも、家長のキックは左のポストに嫌われた。それでも果敢に攻め続ける川崎Fはその2分後、山根のクロスが大崎のハンドを誘発し、再びPKのチャンスを得る。今度はレアンドロ・ダミアンがキッカーを務めると、ゆったりとした助走から真正面に蹴り込み、試合を振り出しに戻した。
68分には裏を取ったマルシーニョがボックス内でフェルマーレンとのマッチアップ。切り返しを駆使して仕掛けるが、ここはベルギー代表DFに軍配が上がった。
だが、72分にはそのフェルマーレンに痛恨のミス。山根がインターセプトから家長とのパス交換を経て前線まで持ち上がると、ボックス右からライナー性の速いクロスを入れる。これをフェルマーレンがクリアし切れず、オウンゴールを献上してしまう。
逆転を許した神戸は77分、左に流れた大迫のクロスにイニエスタが右足ボレーで合わせる。谷口に当たってコースが変わるが、これをGKチョン・ソンリョンが残した足で防ぎ切ると、85分には川崎Fに追加点が生まれる。中央でキープした宮城が斜めのパスを入れ、ボックス右で受けた旗手がヒールで戻す。家長が左足で対角に流し込み、PKの借りを返した。
リードを広げた川崎Fはやや後ろに重たくなったか、直後にはボージャンにフィニッシュを許すが、ここもGKチョン・ソンリョンがストップ。さらに、セットプレーからフェルマーレンがヘディングを放つも、枠をそれて事なきを得る。
川崎Fは選手交代も駆使してアディショナルタイム6分をしのぎ切り、リーグ戦5連勝で2位横浜F・マリノスとの差を広げた。一方の神戸は3位浮上のチャンスを逃してしまった。
川崎フロンターレ 3-1 ヴィッセル神戸
【川崎F】
レアンドロ・ダミアン(後11)
OG(後27)
家長昭博(後40)
【神戸】
武藤嘉紀(前13)
連戦が続く川崎Fは、苦しんだ26日の湘南ベルマーレ戦からスタメンを6人変更。レアンドロ・ダミアンや家長らが先発に戻り、橘田をアンカーに置いた[4-3-3]でスタートした。一方の神戸はフライデーナイトの清水エスパルス戦からセルジ・サンペールから櫻井への変更のみ。19歳の櫻井はJ1初先発を飾り、[4-2-3-1]のダブルボランチの一角を務めた。
3試合連続で先制された川崎Fは直後にボックス左手前でFKを得る。脇坂のキックは壁に当たり、こぼれ球を拾った旗手のミドルはGK飯倉がセーブ。25分には中央でボールを受けた脇坂が左へ流れながら相手を一枚剥がし、ボックス左手前から左足で狙うも、フィニッシュを枠の右へ外してしまう。
ボールを保持し、深い位置まで運びながらもシュートまで持ち込めない川崎Fとは対照的に、神戸はこぼれ球を拾った櫻井がミドルを放つ。39分には谷口の処理ミスを拾った大迫が左足で狙い、2分後にはイニエスタが大迫とのワンツーから右足のシュート。川崎Fは44分にレアンドロ・ダミアンがボックス手前から強引に狙ったが、大きく枠を外れた。
ビハインドで折り返した川崎Fだが、後半開始直後から畳みかける。左のハイサイドを取ったマルシーニョから中央のレアンドロ・ダミアンへ渡り、最後は脇坂が右足で狙う。さらに、脇坂のスルーパスから家長がトーマス・フェルマーレンのスライディングをかわしてボックス右から利き足で狙うが、これはGK飯倉に阻まれる。
54分にはマルシーニョの突破が菊地のファウルを誘ってPKを獲得するも、家長のキックは左のポストに嫌われた。それでも果敢に攻め続ける川崎Fはその2分後、山根のクロスが大崎のハンドを誘発し、再びPKのチャンスを得る。今度はレアンドロ・ダミアンがキッカーを務めると、ゆったりとした助走から真正面に蹴り込み、試合を振り出しに戻した。
68分には裏を取ったマルシーニョがボックス内でフェルマーレンとのマッチアップ。切り返しを駆使して仕掛けるが、ここはベルギー代表DFに軍配が上がった。
だが、72分にはそのフェルマーレンに痛恨のミス。山根がインターセプトから家長とのパス交換を経て前線まで持ち上がると、ボックス右からライナー性の速いクロスを入れる。これをフェルマーレンがクリアし切れず、オウンゴールを献上してしまう。
逆転を許した神戸は77分、左に流れた大迫のクロスにイニエスタが右足ボレーで合わせる。谷口に当たってコースが変わるが、これをGKチョン・ソンリョンが残した足で防ぎ切ると、85分には川崎Fに追加点が生まれる。中央でキープした宮城が斜めのパスを入れ、ボックス右で受けた旗手がヒールで戻す。家長が左足で対角に流し込み、PKの借りを返した。
リードを広げた川崎Fはやや後ろに重たくなったか、直後にはボージャンにフィニッシュを許すが、ここもGKチョン・ソンリョンがストップ。さらに、セットプレーからフェルマーレンがヘディングを放つも、枠をそれて事なきを得る。
川崎Fは選手交代も駆使してアディショナルタイム6分をしのぎ切り、リーグ戦5連勝で2位横浜F・マリノスとの差を広げた。一方の神戸は3位浮上のチャンスを逃してしまった。
川崎フロンターレ 3-1 ヴィッセル神戸
【川崎F】
レアンドロ・ダミアン(後11)
OG(後27)
家長昭博(後40)
【神戸】
武藤嘉紀(前13)
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