ボローニャとの交渉が難航中の冨安健洋、ここに来てトッテナム移籍が消滅の可能性も浮上

2021.08.22 16:45 Sun
Getty Images
日本代表DF冨安健洋(22)の去就に関して、様々な情報が浮上。移籍交渉が困難を極めているようだ。
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シント=トロイデンで評価を上げた冨安は、2019年夏にボローニャへと移籍。セリエAに挑戦すると、ボローニャではセンターバックのみならず、右サイドバック、そして左サイドバックでもプレー。チームの守備の要としてプレーした。
2シーズンを主力としてプレーし、高い評価を得ている冨安には予てからミランが興味を示していた中、今夏はアタランタも参戦。しかし、現在ではプレミアリーグのトッテナムへの移籍が迫っている状況だ。

トッテナムは今夏ディフェンスラインの補強に動いており、すでにアタランタのアルゼンチン代表DFクリスティアン・ロメロ(23)を獲得している。

そのロメロ獲得でも交渉がかなり難航していたが、冨安の獲得に向けてもボローニャとの交渉がなかなか進んでいない。
トッテナムはボローニャと2000万ユーロ(約26億円)の移籍金で合意に達しているとも報道されていたが、ボローニャ側は2300万ユーロ(約29億5500万円)を求めている状況とのこと。移籍金で折り合いがつかない状態が続いている。

一方、イギリス『エクスプレス』では、ガラタサライへのレンタル移籍が浮上していたU-21イングランド代表DFジャフェット・タンガンガ(22)に関しては、プレミアリーグ開幕戦のマンチェスター・シティ戦でヌーノ・エスピリト・サント監督が先発に抜擢。すると、右サイドバックとしてシティの攻撃を封じ、評価を高めたという。

思わぬ副産物を得たトッテナム。タンガンガはサイドバックやセンターバックでプレーが可能。ベルギー代表DFトビー・アルデルヴァイレルトがチームをさったことで、トッテナムは守備陣の補強に動いていた中、補強ポイントを切り替える可能性が浮上している。

しかし、イギリス『スカイ・スポーツ』のジャーナリストであるマイケル・ブリッジ氏はトッテナムは冨安への興味を失ってはいないと主張。センターバックとサイドバックでプレーできる点に興味を持っている一方で、交渉が長引きすぎていることは懸念材料だともしている。

残り10日を切った今夏の移籍市場。ボローニャも冨安が抜けるとなれば補強が必要であり、ベルギーのオーステンデに所属する U-21ベルギー代表DFアルトゥール・テアテ(21)の獲得に動くという話もあるが、果たしてどうなるのだろうか。



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