【J1開幕直前ガイド|FC東京】カップタイトルを手に、積み上げて狙うは初のリーグタイトル!
2021.02.24 21:58 Wed
2021シーズンの明治安田生命J1リーグは2月26日に開幕。昨シーズンは降格がなくなったため、今シーズンは史上初となる20チームでのJ1リーグとなる。
昨シーズンに引き続きコロナ禍でのリーグ戦開催となる中、各クラブが積極的な補強や、チームの改革を行っている。
そこで、開幕を前に超ワールドサッカー編集部が、チームのノルマや補強達成度、イチオシ新戦力、そしてJリーグの開幕キャチコピーとして発表された「#2021のヒーローになれ」にあやかり、今シーズンのヒーローになるべき選手をピックアップした。
第15弾は、昨シーズンの明治安田J1で6位のFC東京を紹介する。
◆補強動向《B》※最低E~最高S
【IN】
GK阿部伸行(36)←AC長野パルセイロ/完全移籍
DFブルーノ・ウヴィニ(29)←アル・イテハド(サウジアラビア)/完全移籍
DF大森理生(18)←FC東京ユース/昇格
DF蓮川壮大(22)←明治大学/新加入
MF青木拓矢(31)←浦和レッズ/完全移籍
MF渡邊凌磨(24)←モンテディオ山形/完全移籍
MFレアンドロ(27)←鹿島アントラーズ/期限付き移籍→完全移籍
GK志村滉(24)→ジュビロ磐田/期限付き移籍終了
GK廣末陸(22)→ラインメール青森/完全移籍
DF丹羽大輝(35)→未定
DF木村誠二(19)→京都サンガF.C./期限付き移籍
DF柳貴博(23)→北海道コンサドーレ札幌/完全移籍
DF山田将之(26)→大宮アルディージャ/期限付き移籍延長
MF平川怜(20)→松本山雅FC/期限付き移籍
MF宮崎幾笑(23)→ファジアーノ岡山/期限付き移籍
MFナ・サンホ(24)→FCソウル(観光)/完全移籍
MF鈴木喜丈(22)→水戸ホーリーホック/期限付き移籍延長
FW矢島輝一(25)→大宮アルディージャ/完全移籍
FW原大智(21)→NKイストラ(クロアチア)/完全移籍
FWジャエル(32)→セアラー(ブラジル)
人数としてはそれほど多くの補強をしなかったものの、チームとして層が薄い部分を埋めに行った形となった。
浦和レッズでボランチとして主軸を務めていたMF青木拓矢の補強は非常に大きく、チームとしては昨シーズンMF髙萩洋次郎とMF安部柊斗がメインに。シーズン途中からはMFアルトゥール・シルバも務めていた。
[4-3-3]中で、ダブルボランチやアンカーとどちらも試したが、アンカーとしての適任者が見つかったとはいえず。そういった点で、浦和時代にもアンカーを務めていた青木の獲得は非常に大きなプラス材料となるだろう。
また、アタッカーとしての活躍が認められ自身初のJ1挑戦となるMF渡邊凌磨(←モンテディオ山形)も貴重な存在だ。FWレアンドロが完全移籍となったために、ブラジル人トリオは健在だが、攻撃面で違うアクセントを与えてくれる渡邊の加入もプラスとなる。
一方で退団した選手は出場機会が限られていた選手がほとんど。昨シーズンの戦力になっていたのはFW原大智(→NKイストラ)ぐらいで、海外挑戦となれば勝手が変わってくる。
チームとしては、昨シーズンからのさらなる積み上げが期待されるところ。国内大会に照準を当てられるだけに、しっかりと新戦力をフィットさせ、チーム力を上げていきたい。
◆目標:優勝争い
昨シーズンはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の影響もあり、超過密日程を戦わなくてはいけなかったFC東京。さらに、シーズン途中にはMF橋本拳人、DF室屋成と主力が一気に2人も抜けたことで、バランスは崩れてしまった。
加えて、シーズン途中にケガ人が相次ぎ、フルスカッドが組めたことはほとんどない状態。一方で、若手の台頭も目立ち、降格がないシーズンを生かして、しっかりとチームの底上げを図れたことは大きなプラスだったといって良いだろう。
長谷川健太監督としては就任4年目。2019シーズンは優勝に手が届きそうなところで惜しくもタイトルを逃したが、2020シーズンはYBCルヴァンカップを獲得。もちろん狙うのは、リーグタイトルだろう。
チームとしてのベースが既にできあがっているだけに、今シーズンやるべきはどこまで精度を上げ、ブラッシュアップできるか。長谷川監督としてもスタイルを継続する中で、チームとしてのポテンシャルを最大限まで引き上げたい。
◆超WS編集部イチオシ新戦力
MF青木拓矢(31)
編集部がイチオシしたい新戦力は、浦和レッズから加入したMF青木拓矢だ。
ボランチのポジションでは、プロ入りした大宮アルディージャ、そして浦和とどちらのチームでもレギュラーとしてプレー。チームの屋台骨になってきた存在だ。
特にポジショニングの能力に長け、危機察知能力も高く、守備面で貢献が期待されるところ。一方で、非凡なパスセンスや試合を読む力も持っており、攻撃面でもチームの力になれる存在だ。
青木は「バランスを取ってというのが第一で、他に付加価値として縦パスやロングフィードというのができると思います」と自身のストロングポイントを語っていた。
中盤でボールを刈り取る守備力に加え、フィジカルに優れ、スピードもある前線を生かすパスも期待できる青木の存在には注目だ。
◆2021年期待のヒーロー
MF安部柊斗(23)
今シーズン期待するヒーローは、2年目を迎えるMF安部柊斗だ。
昨シーズンはルーキーイヤーながら明治安田J1で27試合に出場し2得点を記録。長谷川監督が求める[4-3-3]のシステムにうまくフィットしていた。
シーズン途中には[4-2-3-1]のボランチにも入り、チームを支えた安部。豊富な運動量で中盤のどこにでも顔を出すところに加え、タイトなマーク、激しいプレスとショートカウンターの起点にもなれる存在だ。
上背はないが、デュエルできる部分もチームとしては助かる存在であり、中盤に厚みをもたらすことができる存在とも言える。
青木が加入し、渡邊も入ったことで、ポジション争いには変化が出てくるシーズンとなる。しかし、FC東京のサッカーを体現するには欠かせない存在。2年目のジンクスを感じさせない働きが安部には求められることになる。
昨シーズンに引き続きコロナ禍でのリーグ戦開催となる中、各クラブが積極的な補強や、チームの改革を行っている。
第15弾は、昨シーズンの明治安田J1で6位のFC東京を紹介する。
◆基本布陣(予想)[4-3-3]
©CWSBrains,LTD.
◆補強動向《B》※最低E~最高S
【IN】
GK阿部伸行(36)←AC長野パルセイロ/完全移籍
DFブルーノ・ウヴィニ(29)←アル・イテハド(サウジアラビア)/完全移籍
DF大森理生(18)←FC東京ユース/昇格
DF蓮川壮大(22)←明治大学/新加入
MF青木拓矢(31)←浦和レッズ/完全移籍
MF渡邊凌磨(24)←モンテディオ山形/完全移籍
MFレアンドロ(27)←鹿島アントラーズ/期限付き移籍→完全移籍
【OUT】
GK志村滉(24)→ジュビロ磐田/期限付き移籍終了
GK廣末陸(22)→ラインメール青森/完全移籍
DF丹羽大輝(35)→未定
DF木村誠二(19)→京都サンガF.C./期限付き移籍
DF柳貴博(23)→北海道コンサドーレ札幌/完全移籍
DF山田将之(26)→大宮アルディージャ/期限付き移籍延長
MF平川怜(20)→松本山雅FC/期限付き移籍
MF宮崎幾笑(23)→ファジアーノ岡山/期限付き移籍
MFナ・サンホ(24)→FCソウル(観光)/完全移籍
MF鈴木喜丈(22)→水戸ホーリーホック/期限付き移籍延長
FW矢島輝一(25)→大宮アルディージャ/完全移籍
FW原大智(21)→NKイストラ(クロアチア)/完全移籍
FWジャエル(32)→セアラー(ブラジル)
人数としてはそれほど多くの補強をしなかったものの、チームとして層が薄い部分を埋めに行った形となった。
浦和レッズでボランチとして主軸を務めていたMF青木拓矢の補強は非常に大きく、チームとしては昨シーズンMF髙萩洋次郎とMF安部柊斗がメインに。シーズン途中からはMFアルトゥール・シルバも務めていた。
[4-3-3]中で、ダブルボランチやアンカーとどちらも試したが、アンカーとしての適任者が見つかったとはいえず。そういった点で、浦和時代にもアンカーを務めていた青木の獲得は非常に大きなプラス材料となるだろう。
また、アタッカーとしての活躍が認められ自身初のJ1挑戦となるMF渡邊凌磨(←モンテディオ山形)も貴重な存在だ。FWレアンドロが完全移籍となったために、ブラジル人トリオは健在だが、攻撃面で違うアクセントを与えてくれる渡邊の加入もプラスとなる。
一方で退団した選手は出場機会が限られていた選手がほとんど。昨シーズンの戦力になっていたのはFW原大智(→NKイストラ)ぐらいで、海外挑戦となれば勝手が変わってくる。
チームとしては、昨シーズンからのさらなる積み上げが期待されるところ。国内大会に照準を当てられるだけに、しっかりと新戦力をフィットさせ、チーム力を上げていきたい。
◆目標:優勝争い
Getty Images
昨シーズンはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の影響もあり、超過密日程を戦わなくてはいけなかったFC東京。さらに、シーズン途中にはMF橋本拳人、DF室屋成と主力が一気に2人も抜けたことで、バランスは崩れてしまった。
加えて、シーズン途中にケガ人が相次ぎ、フルスカッドが組めたことはほとんどない状態。一方で、若手の台頭も目立ち、降格がないシーズンを生かして、しっかりとチームの底上げを図れたことは大きなプラスだったといって良いだろう。
長谷川健太監督としては就任4年目。2019シーズンは優勝に手が届きそうなところで惜しくもタイトルを逃したが、2020シーズンはYBCルヴァンカップを獲得。もちろん狙うのは、リーグタイトルだろう。
チームとしてのベースが既にできあがっているだけに、今シーズンやるべきはどこまで精度を上げ、ブラッシュアップできるか。長谷川監督としてもスタイルを継続する中で、チームとしてのポテンシャルを最大限まで引き上げたい。
◆超WS編集部イチオシ新戦力
MF青木拓矢(31)
編集部がイチオシしたい新戦力は、浦和レッズから加入したMF青木拓矢だ。
ボランチのポジションでは、プロ入りした大宮アルディージャ、そして浦和とどちらのチームでもレギュラーとしてプレー。チームの屋台骨になってきた存在だ。
特にポジショニングの能力に長け、危機察知能力も高く、守備面で貢献が期待されるところ。一方で、非凡なパスセンスや試合を読む力も持っており、攻撃面でもチームの力になれる存在だ。
青木は「バランスを取ってというのが第一で、他に付加価値として縦パスやロングフィードというのができると思います」と自身のストロングポイントを語っていた。
中盤でボールを刈り取る守備力に加え、フィジカルに優れ、スピードもある前線を生かすパスも期待できる青木の存在には注目だ。
◆2021年期待のヒーロー
MF安部柊斗(23)
今シーズン期待するヒーローは、2年目を迎えるMF安部柊斗だ。
昨シーズンはルーキーイヤーながら明治安田J1で27試合に出場し2得点を記録。長谷川監督が求める[4-3-3]のシステムにうまくフィットしていた。
シーズン途中には[4-2-3-1]のボランチにも入り、チームを支えた安部。豊富な運動量で中盤のどこにでも顔を出すところに加え、タイトなマーク、激しいプレスとショートカウンターの起点にもなれる存在だ。
上背はないが、デュエルできる部分もチームとしては助かる存在であり、中盤に厚みをもたらすことができる存在とも言える。
青木が加入し、渡邊も入ったことで、ポジション争いには変化が出てくるシーズンとなる。しかし、FC東京のサッカーを体現するには欠かせない存在。2年目のジンクスを感じさせない働きが安部には求められることになる。
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